子どもの「いたずら」は脳が発達しているサイン! 成長を止めずに見守るコツとは
と意識してみましょう。いたずらの中にも学びがあることを心にとめ、この子はこのいたずらを通して何を学んでいるのだろうと観察してみるのもいいかもしれません。
「汚れる」問題には、準備やタイミングで対策を
水たまりにどうしても足を踏み入れたい、泥んこや水があれば必ず手を伸ばしていたずらするというお子さんには、着替えの準備をもって出かけるようにしましょう。お出かけ前にいたずらを始めようとしていたら、「早く用事を済ませるから、帰りにしない?」と提案して、服が汚れたらすぐに着替えられるタイミングを選ぶのもいいですね。リアクションは最小限に
大人がいたずらに反応して怒鳴ったり驚いたりするリアクションをとると、子どもの脳はそれを新しい刺激として受け止め、快楽物質のドーパミンがどっと分泌されます。ドーパミンは「分泌前にした行動に過剰に注意を向ける」作用をもつため、子どもはリアクションを引き出す前の行動(いたずら)を繰り返してしまうのだそう。子どものいたずらには、最小限のリアクションで対応しましょう。また、大人のイライラをコントロールして見守るべき「いたずら」と、厳しく叱って止めさせなければならない「いたずら」があります。
周りの人に迷惑をかけること、自分や相手の体に危険が及ぶことに対しては、何をするとどうなるかを具体的に伝えて、短くビシッと叱ることが大切です。それでも、1回で理解して止めるのは難しいかもしれません。「あと数回は言わなければ」と初めから思っておくと、気持ちに余裕ができますよ。
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大人がどんな対策をとろうと、この年頃の子どもはいたずらを止めることは難しいもの。むしろ、お子さんがいたずらを通して、たくさんの「面白い!」「これって何だろう?」を経験することが、その先の知性や心の安定につながると思って、成長を楽しみにしてみてはいかがでしょう。(参考)
いこーよ|「いたずら」は、子どもの成長を促すって本当?
PRESIDENT Online|なぜ子供は叱れば叱るほど”悪さ”をするか
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