園生活を楽しく! ママと先生をつなぐ“連絡帳”の書き方のポイント3つ
こんにちは。子育て支援を専門にしている臨床心理士の今井千鶴子です。
多くの園では、園と家庭をつなぐコミュニケーション手段のひとつとして、“連絡帳”を活用していると思います。
ただ、「連絡帳はあるものの、何を書いたらいいのかわからない」というママからの相談を受けることがあります。
そこで今回は、連絡帳を書くうえでの3つのポイントについてご紹介します。
●(1)気がかりなことを伝える
「気になることがあるけど、園には伝えずにいる」「言いたいけど、言えない……」。
そんなモヤモヤを抱えているママの声を耳にすることがあります。
その背景には、「こんなことを言ったらどう思われるだろう」「モンスターペアレンツだと思われるのではないか」など、園の先生からの評価 を過度に気にされているママさんもいます。
でも私は、「お子さんのことで気になることがあるのなら、先生にお伝えした方がいい」と思っています。
その理由は、先生がお子さんのことを大切に考えているなら、伝えることで状況は改善する と思っているからです。
また、“親がどう思われるか”よりも、“子どもが楽しく園で過ごせること”を第一に考えることが大切だと思うからです。
気になることをそのままにしていたら、改善されないままの状況が続く可能性の方が高いのではないでしょうか。
個人差はありますが、多くのお子さんはまだまだ自分の気持ちを上手に表現することができません。場合によっては、問題を問題だと捉えていないこともあります。
そのため、ママが周囲に遠慮せず、親の目線から見た気がかりなこと を先生にお伝えすることも大切だと思っています。
ただ、ここで注意したいのは、お互い(ママと先生)がお子さんの健やかな成長を願う存在であることを忘れずにお伝えすることです。
お子さんのことを第一に考え、“どうしたらお子さんが楽しい園生活を送れるか”といった視点から対話を重ねていくことが大切だと感じます。
文章だとうまく伝える自信がない方は、対面での話し合いを希望している旨を連絡帳に書いてみてもいいと思います。
●(2)家庭でのお子さんの様子を伝える
書く内容について園から特に制限がない場合には、お子さんの家庭での様子をお伝えするのもおすすめです。たとえば、お子さんが家庭で夢中になっている遊びや、お子さんの得意な遊びを時折伝えてみましょう。