園生活を楽しく! ママと先生をつなぐ“連絡帳”の書き方のポイント3つ
そうすることで、園でその活動をした際に先生に注目してもらえる(褒められる)可能性が高まります。先生から褒められることによって、お子さんの自信はぐんぐん育っていく と思います。
また、心理学の分野では『ピグマリオン効果』 とよばれる現象があります。
ローゼンタールとジェイコブソンの研究では、特に小学校の低学年において、教師が伸びると期待していた児童はそうでない児童に比べて、学年末の知能テストの成績がより高くなったことが報告されています。
つまり、子どもにとって先生から期待されることはとても大切なことだと言えます。
連絡帳を通じて、ママから見たお子さんのチャームポイントを伝えてみてはいかがでしょうか。
あるいは、園と家庭との様子に“ギャップ”があるときも先生に伝えてみましょう。
たとえば、家ではよく話すのに、園ではあまり話さないお子さんもいます。
そのような場合は、連絡帳に「今日は園で○○を作ったと家でうれしそうに話していました」などと先生にお伝えすることで、先生がお子さんと話すきっかけ にもなります。
その結果、園でもお子さんが伸び伸びとありのままの姿で過ごせるようになるかもしれません。
●(3)お子さんのサインを見つけたら伝える
ママだからこそ気づく、お子さんの心や体の変化 はありませんか?
「今日はなんだか元気がないな」。もしそんなサインを見つけたら、連絡帳で先生にお伝えしておくと安心だと思います。
また、園ごとに必ず記載しなければならない項目(体温・食事内容・睡眠など)があると思いますので、その部分は忘れずに記入しましょう。
----------
いかがでしたか。今回は、ママが連絡帳を書くうえでのポイントについてご紹介しました。
連絡帳が、ママとお子さんにたくさんの幸せを運んでくれることを願っています!
【参考文献】
・『やさしい教育心理学』鎌原雅彦・竹綱誠一郎(著)
●ライター/今井千鶴子(臨床心理士)
●モデル/前田彩(桃花ちゃん)