短所を長所に? 子育てのイライラを軽減する“リフレーミング”の方法
こんにちは、保育士でライターのyossyです。
子育て中は、「どうしてウチの子はこうなんだろう」「なんで皆ができることができないの?」といった具合に、イライラしてしまうこともあるのではないでしょうか。筆者自身、2人の子育てをするなかで、思い当たるシーンが数多くあります。
イライラしてしまうと、子どもの精神衛生上もよくありませんが、親自身も自己嫌悪に陥ってしまいますよね。
でも、“リフレーミング”をすることで、お互いに楽になるかもしれません。今回は、リフレーミングについてご紹介します。
●リフレーミングとは、“枠組みそのものを変えてみる”こと
リフレーミング(Reframing)というのは、何かの物事・出来事について、元々もっていた枠組みを外して、違う枠組みから捉えてみることを言いますが、これは子育てにも応用することができます。
一旦、固定概念をとっぱらって、違う角度から子どもの言動 を見てみてはいかがでしょうか。
例えば、
・わがまま→マイペース
・おしゃべり→元気がある、頭の回転が速い
・おとなしい→慎重、マイペース
といった具合に、発想を変えてみるのです。
●具体例にあてはめて考えよう
上記の例はわかりやすいものですが、現実的にはもっと複雑ですよね。
例えば、
・忘れ物が多い、宿題をしない→怠けている
・あいさつをしない→礼儀がなっていない
といった例は、よく親が怒ってしまうシーンなのではないでしょうか。
そんなときは、以下のように考えてみてはいかがでしょう。
●忘れ物が多い
忘れ物があると本人も困りますし、「そのままでいい」というわけではありません。でも、必要以上に叱らないようにするために、以下のように考えてみてはいかがでしょう。
【良い経験ができる】
忘れ物をしたという経験をすることで、「困った」「恥ずかしい」と感じたり、借りるために誰かにお願いをしたり、先生に報告したり、何か別のもので代用したり……といった経験をすることになるでしょう。
経験値が上がった 、とも考えられます。
そういったことは、集団生活の中でしか経験できませんから、「早くから経験できてよかった」と思うようにしてはいかがでしょうか。【おおらか、マイペースな性格】
忘れ物をする原因にもよりますが、何か別のことに集中できている、神経質になりすぎていない、ということもあるでしょう。