子育て情報『十五夜だけじゃない!日本独自の十三夜とは?』

十五夜だけじゃない!日本独自の十三夜とは?

十三夜は、十五夜に次いで美しい月とされているので、これも日本人が編み出した秋の夜長を楽しむ方法と考えるとなんだか穏やかな気持ちになりますね。十三夜のお供え物は、十五夜とは異なります。

十五夜から約1カ月後の十三夜の頃には、栗や豆類が収穫の時を迎えることから、栗や豆をお供えします。このことから十三夜は別名『栗名月』や『豆名月』と呼ばれます。

●秋の夜長を自分なりのやり方で楽しめる

お子さんと一緒に月を楽しむなら、十五夜でも十三夜でもいいですね。

ただ、おすすめはやはり十三夜です。なぜなら十三夜の方が時期が遅いため暗くなるのが早いことから、比較的早い時間でも美しい月を見ることが出来るからです。

これなら小さいお子さまがいるご家庭でも、お子さまの寝る時間を気にすることなく日本古来の風習を体験させてあげられますよね。


枝豆や栗をお子さまと一緒にゆでて、ちょっとつまみながら楽しく月を眺めるのもいい経験になります。もちろん十五夜に一緒にお団子を作って、十三夜っていうのもあるよ、と水を向けてあげるのもいいと思います。

ただ、二つともお供え物から作るのは、忙しいママには難しいかもしれません。そんな時は、買ってきたものでも全然かまいません。
大切なのは、その時家にいる家族全員が同じ月を見て会話することです。

十五夜と十三夜のどちらかしか楽しまないことを、『片見月』『片月見』と言ったりしますが、これは遊郭の営業トークが発祥なので、気にする必要はないでしょう。
お供え物だって、作れたら作ったらいいし、買ってもいいのです。

買うのも間に合わなければ、お子さんに絵を書いてもらうのもいいですよ。

それぞれのご家庭なりのやり方で、十三夜をはじめとする秋の名月を楽しみましょう。

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古来からの風習というのはなんだか敷居が高く感じてしまうことがありますね。

実際、準備が大変なものもたくさんあります。そんな中でも十三夜は、小さいお子さんをお持ちのご家庭でも気軽に楽しめる風習のひとつです。

ぜひ、2017年の十三夜を枝豆や栗を片手に持ってお子さんと一緒に楽しんでください。毎年の習慣にしておくと、そのうちお子さんも準備を手伝ってくれるようになりますし、会話のきっかけにもなりますよ。

【参考リンク】
・十三夜(年中行事・節句)~日本の行事・暦
http://koyomigyouji.com/nenchugyouji-13.htm
・All About『十五夜、十三夜、十日夜の3月見とは?』
https://allabout.co.jp/gm/gc/220623/
・もう一つの名月・九月十三夜の月(No.0711)

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