【ママからのご相談】
30歳主婦です。4歳になる男の子がひとりいます。知人に外人のママさんがいます。
その方に、「日本人はほんとにスキンシップしないね。子どもはハグしてあげなきゃ、気持ちが伝わらないよ」と言われました。
私は息子をハグしたことはありませんし、今、急にできるものではありません。
確かにうちの子は、ほかの子と距離を縮めることが苦手なような気がします。
もっとスキンシップが必要なのでしょうか?
●A. 日本人に習慣化していないハグ。
すぐには抵抗がある!?
ご相談ありがとうございます。ライターの渦マキです。
外国の方は、テレビでも実生活でもよくハグしている姿がみられます。
子どもに接するとき、「おやすみ」などのあいさつもハグやキスをしますよね。
彼らはそれが習慣になっているので、抵抗などはまったくありません。
私たち日本人のほとんどはハグなどはしませんよね。
今まで一度もハグされたことがない子どもが、突然抱きしめられたら……どうでしょう!?
おそらく驚いて身を硬くしてしまうのではないでしょうか。
筆者もハグはしたことがありませんから、「ハグが子どもにとってもいい」とネットや本で見かけても、自分自身が実践する勇気が出ませんでした。
その練習として、段階を踏んでスキンシップに慣れていくという手があります。
他者にも共感したり、注意を向けさせる手だてとして発達障害の子どもたちにおすすめされている方法に“ふれあい遊び” があります。
遊びで楽しさを共有することで、親子のふれあいを深めて良い関係を築くきっかけになるといわれています。
この方法を活用して抵抗があったハグに持ち込む手だてにしてみましょう。
●ハグの前段階として“ふれあい遊び”を実践してみよう
子どもをスキンシップに慣れさせるために、また親が照れないで実践できるように“ふれあうこと”を日常に取り入れてみましょう。
・親子で手をつないで布団にダイブ(布団を積み上げておき、「いち、にの、さん」で手をつないでダイビング )
・ギッタン、バッコン(子どもと向かい合い足を合わせてゆっくり起こしたり倒したりします)
・くすぐり遊び(一緒にお風呂に入って、「おへそはどこかな?」とくすぐったりします)
・抱っこしてさかさま遊び(子どもの腰に腕を回して、「いち、にの、さん」で逆さまにします。