褒めるだけじゃダメ! 子どもを勇気づける“声がけ”のポイント3つ
【ママからのご相談】
幼稚園に通う女の子のママです。ついつい子どもを叱ったり口をだしすぎてしまい、自己嫌悪になってしまいます。
叱るのではなく褒めるのがいいとも聞きましたが、褒めすぎるのもよくないとも聞き混乱しています。
子どもへの声がけのポイントはありますか?
●A. ありのままを認め、勇気づけの声がけをしていきましょう!
ご相談ありがとうございます。遊びと学びの専門家大根はじめです。
子どもへの声がけ難しいですよね。
子どもに自信をあたえる勇気づけのポイントを、志道不二子著『ココロを磨く子育てポイント16』からご紹介します。
●子どもを勇気づける声がけのポイント3つ
●(1)失敗しても大丈夫、行動の過程やできなかったときも認めること
私も、ワークショップを通じて800人近くの子どもと接してきています。
子どもの傾向として非常に失敗をいやがる傾向があるのを肌で感じています。
失敗するのをいやがるあまりにプラスになる経験やチャレンジにもおよび腰になりがち です。
失敗も将来的に目標に向かって粘り強く頑張る忍耐力を身につけるための大事な経験です。
過程を重視し、「一生懸命取り組んだね、すごいよ」、失敗しても、「残念だったね、でも次があるよ。応援するよ!」と認め子どもの挑戦を認めてあげましょう。
●(2)ありのままを認め、条件づけをしないこと
しらずしらず親である私たちの理想形を押し付けてしまうことや、条件をつけてしまう ことはありませんか?
私もついつい、「もうおねえちゃんなんだから……」と言ってしまい、子どもから泣きながら抗議をうけたことがあります。
親が思っているよりも子どもは敏感に反応することもあるのですね。
「女の子なんだから」あるいは、「男の子なんだから」などとい言わずそのままのお子さんの姿を認めてあげましょう。
また、「歯を磨かないと、虫歯になるよ!」とおどすようにいうよりも、「歯を磨くと、ピカピカになって気持ちがいいよ」と無条件の提案をすることで子どものやる気を育てていきましょう 。
●(3)同じ目線で伝え、次へのやる気を育てること
私たち大人でも、上から目線の物言いはどんなに正しくてもカチンときて素直に聞き入れがたいこともありますね。子どもに対しても上から目線ではなく同じ目線で話すよう心がけましょう。
過剰に褒める必要はありません、率直に感謝と共感の気持ちを伝えていきましょう。