うっかり発言で深刻化!? 妻が「うつ病の夫」と上手に接するコツ3つ
【女性からのご相談】
実は、主人がうつ病になってしまいました。「優しい主人がうつ病になるなんて……」と驚いています。
そこで相談なのですが、夫とどのように接すればいいのかわかりません。教えてください。
●A. うつ病だということを意識せず、うつ病前と同じように接してください。
こんにちは。メンタルフリーライターの木田あゆみです。
ご主人様がうつ病とのこと、相当心配されていることと思います。
以下では、うつ病のご主人様にどのように接すればいいのか、詳しく解説していきますね。
●うつ病の夫と接するコツ3つ
(1)うつ病で悩んでいるご主人様に、何気ない世間話をしてあげる
(2)食事と休息はいつも以上に気を付けてあげてください
(3)「頑張って」「調子はどう?」といった言葉は避けてあげてください
大体この3点に注意すれば大丈夫です。これは多くの精神科医も同じ認識のようです。
とにかく、今まで以上に優しく、焦らずに接してあげることが大事です。
うつ病になる方全般に言えることなのですが、うつ病の人は基本真面目な人が多いです 。
「頑張って」「調子はどう?」という言葉は本人の真面目な性格を過度に刺激し、「早くうつ病を治さないと」と心を焦らせてしまい、逆に症状が悪化することがほとんどです。
●「そのままのあなたでいいのよ」といったニュアンスで接することがうつ病克服への道
とにかく、うつ病になるとやる気がなくなったり、普段できていたことができなくなってしまいます。
早く治したいのは本人が一番わかっていますので、ご主人様を支える奥様としては、ご主人様のその気持ちを尊重しつつ、焦らせないように接するようにしましょう。
うつ病の人は一にも二にも、休養が大切です 。
ご主人様が何も余計なことを考えず、ゆっくり休養できる環境を作るよう、食事や会話で支えてあげることがポイントです。
うつ病は一生治らない人もいれば、早い段階で寛解する人もいます。
ご主人様がどちらになるかはそれを支える家族次第ですので、長い目でご主人様に接してあげてくださいね。
●ライター/木田あゆみ(メンタルフリーライター)