停電しやすくなる!? ママが乱立する「電力会社」を選ぶポイント
こんにちは。在宅ワーカーの川中利恵です。
2016年4月1日より、電力の小売り全面自由化が実施されましたね。2月ごろから順次申し込みが始まっているようで、Web上でも電力会社比較サイトがいくつかあるようです。
平成28年3月25日現在、家庭向け法人向けを合わせた登録小売電気事業者は、東京電力など一般電気事業者を含めるとなんと276社。
これまでお住まいの地域では固定されていた家庭用で利用できる電力会社が大幅に増加し、新たな選択肢として名乗りを上げています。
地域によって選択できる会社の数は異なりますが、これまで選択肢がなかったのに、一気にこんなに増えてしまうと、さすがに迷ってしまいますよね。
そこで今回は、電力会社選択のポイントをまとめてみました。
●「電線やメーターは有料」「電力会社を変えたら停電」はウソ!
まず、注意してもらいたいのは、電話勧誘 や訪問販売 です。
今はWebを検索すれば詳細な情報がたくさん提供されているので、ご自身でしっかり調べてから電力会社を決めたほうがいいと思います。
契約の切り替えはいつでもできるものです。また、契約した電力会社が倒産したとしても電気は止まらないし、停電にもならないので安心してください。
契約を急がなくても電気は止まりませんから、じっくり選択しましょう。
悪質な業者の場合、電線やメーターを有料で設置する必要があると言ってくることがあるようです。しかし、電力会社をどの業者に替えたとしても、メーターや電線を有料で設置する必要は一切ありません 。
メーターは順次スマートメーターと呼ばれる新たなメーターに切り替えられます。
各家に訪問して人力で行っている検針から自動検針へ切り替えるものですから、原則無料設置です。
また、電線はこれまで使用しているものをそのまま使います。
そのため、新たに電線を購入する必要もありませんし、万が一契約した電力会社の発電量が下がってしまったとしても、ほかの電力会社から電気が送られる仕組みが出来上がっています。
「電力会社を変えたら停電しやすくなるということはない」 ので、このようなことを言い出す業者との契約はやめましょう。消費者庁も平成28年3月に警告を出しています。万が一契約してしまったとしても、契約8日以内であればクーリング・オフできますので、急いで対応しましょう。
契約トラブルが起きた場合は、速やかに消費者ホットライン188に連絡してみてくださいね。