親も再確認! 子どもに身につけさせたい「テーブルマナー」の基本
●お箸を正しく持つポイントは“箸の長さ”“持つ位置”“箸先を合わせる”
その人に合うお箸とは、親指と人差し指を直角に開いたときの指先の長さの1.5倍の長さのものと言われ、持つ位置は真ん中よりも少し上。
お箸は間違った持ち方をしていると箸先を合わせることができず、小さなものをつまんだり、料理を一口大に切ったりすることができません。
正しくお箸を持てば箸先がピッタリと合う ので、尾頭付きの焼き魚だってラクラクきれいに食べることができます。
子どもに正しい箸の持ち方を教えると、大概最初は食べにくそうにしたり、難しくて諦めてしまったりするものですが、叱らず毎日根気強く声を掛けて慣れさせてあげましょう。
●気付いたら声かけを。子どもがお箸でやってしまいがちなこと
・渡し箸:食事の途中で食器に箸を渡して置くことは「もう結構です」の意味。食事の途中で箸を置くときは、箸置きの上に元のとおりに置きます。
・たたき箸:子どもがお箸で食器を叩いていたら、たいていの大人は注意するはずですが、箸先を揃えようとして食器や食卓に先端を打ち付けることも同じく“たたき箸”となりマナー違反です。
・刺し箸:お箸に慣れていない子がやってしまいがちなのが、食べ物をお箸で刺す“刺し箸”。滑りやすい食べ物はお箸で小さく切ってから、しっかりはさんで食べるように教えましょう。
・握り箸(持ち箸):お箸を握ったまま器を持つこと。お箸を持った手で器を持つと、親指と人差し指の2本で持ち上げることになり不安定でしっかり持てません。器を持つときはお箸を置くようにしましょう。
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いかがでしたか?
“カフェめし”や“ワンプレート”などのトレンドが一般家庭にも浸透しつつある昨今だからこそ、基本的な和食メニュー、一汁三菜の献立もより一層大切にしていきたいものです。
その中で、食べ物を大事にする心、人に迷惑をかけない気持ちを親子でともに育んでいけたらいいですよね。
【参考文献】
・『テーブルマナーの絵本』高野紀子・著
●ライター/NANARUKA(フリーライター)