実体験に学ぶ! 子どもの「ベランダ転落事故」を防ぐコツ
こんにちは。NANARUKAです。
新緑の季節を迎え、自然を楽しむナチュラル志向のライフスタイルやグリーンを取り入れたインテリアを特集する雑誌が増えています。
ベランダ菜園やガーデニングが若者の趣味として定着しつつあることもあり、若年層、ファミリー層の“ボタニスト”たちが増加しています。
一方で、マンションのベランダから子どもが転落する事故が頻発しているというニュースを先日耳にしました。
このふたつの事象を安易に結びつけることは避けたいのですが、小さなお子さんと一緒にベランダライフ、ガーデニングを楽しんでいるご家庭では、今一度、安全性についても考えるきっかけになれば良いと思い、このコラムを執筆することにしました。
●危ないのはエアコンの室外機だけじゃない! 植物の飾り棚も要注意
子どものベランダからの転落事故の原因としてすぐに思い浮かぶのが“エアコンの室外機”ではないでしょうか。
しかし、近年はそれだけではないようです。
子どもは思いがけない行動に出るもの。
大人にそのつもりがなくとも、子どものやること、考えることは時に大人の想像を絶するもの だと肝に銘じておくのがいいでしょう。
『使っていない植木鉢を運んできて逆さまにして踏み台にし、柵の向こうを覗こうとしていた』(2歳男の子のママ)
『植木を飾っていた3段の棚を階段のようにして登ろうとしていた。植木は丁寧に床に下ろされていた』(3歳女の子のママ)
『壁側なら大丈夫だろうと思い室内寄りにグリーンをディスプレイしていましたが、そのディスプレイ用の木箱を外側に移動させて登ろうとしていた。つい最近まで気に掛ける様子もなかったのに、力がついたこともあってか植物と一緒に軽々と持ち上げていて本当に驚きました』(2歳男の子のママ)
など、ガーデニングを楽しんでいたママさんがヒヤッとさせられるシーンも多発しているようです。
●子どもが自由に出入りできるなら監視は徹底的に!
最近では、ベランダをリビングやダイニングの延長とする捉え方も増え、テーブルやチェアを置いて家族の行き来を自由にしたり、子どもの遊び場や庭代わりとして活用するご家庭も多いようです。
ステキな活用方法だと思いますが、子どもをベランダで遊ばせる際は大人の監視は必須 。子どもは外の空気に触れた開放感も手伝って、死角にいる場合や目を離した隙にも、あれやこれやと行動しています。