子育て情報『おでかけも油断できない? 子どもを守る「春の紫外線対策」のポイント』

2016年5月2日 21:00

おでかけも油断できない? 子どもを守る「春の紫外線対策」のポイント

●日常生活での紫外線ばく露

前出の『紫外線環境保健マニュアル』によれば、私たちが日常生活で浴びる紫外線の特徴は3つあるそうです。

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(1)南に行く(緯度が低くなる)ほど強い。
(2)1年のうちでは春から初秋にかけて強い(4~9月に1年間のおよそ70~80%)。
(3)1日のうちでは正午をはさむ数時間が強い(夏の午前10時~午後2時に1日のおよそ60%、冬の同じ時間帯では1日の照射量の70~75%を占めます)

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このことを知っていると、季節や時間帯を選んで戸外活動を行うことができます。そうすれば、紫外線のばく露を大幅に少なくすることができるのです。

ママはお子さんとの外出には、紫外線の少ない時間帯を選んで。日陰は日なたの50%の紫外線量 であるということも大切なポイントです。

めいっぱい遊んだら、なるべく木陰や建物の影を見つけて休憩すると良いでしょう。


●日焼け止めクリームを上手に使う

紫外線の浴びすぎを防ぐために、大人も子どもも日焼け止めクリームを上手に使うことをおすすめします。

そのとき、気をつけて選んでほしいのは、肌の弱いお子さん用には紫外線防止剤の種類をよく見る ということです。

日焼け止めにはクリームタイプやスプレータイプなどいろいろなタイプが市販されていますが、いずれのものにも紫外線防止剤が配合されています。

紫外線防止剤には大きく分けて2種類あり、

(1)紫外線散乱剤(無機系素材)……肌に塗ると、多少白くなるがアレルギーを起こすことがあまりない
(2)紫外線吸収剤(有機系素材)……肌に塗ったとき、白くならないがまれにアレルギー反応を起こす人もいる

肌の敏感な人向けのものや子ども用に売られているものは、この(1)のみが配合されているものが多いと思いますが、成分表示はしっかりチェックしてあげるといいと思います。

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いかがでしたか?

これからますます暖かく、気持ちの良い日が増えると思います。紫外線を気にするあまり、外出がおっくうになってしまうのはもったいない!
ママもお子さんも紫外線とは上手にお付き合いしていきたいものですね。このコラムが参考になれば幸いです。

【参考リンク】
・紫外線環境保健マニュアル2015 2015年3月改訂版 | 環境省(PDF)(https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full.pdf)

●ライター/あしださき(元モデル)

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