子育て情報『言えば言うほど逆効果!? 子どもをダメにする「NGワード」3パターン』

2016年5月15日 19:00

言えば言うほど逆効果!? 子どもをダメにする「NGワード」3パターン

言えば言うほど逆効果!? 子どもをダメにする「NGワード」3パターン

こんにちは。ライターのNANARUKAです。

この春に進級進学を迎えたお子さんをお持ちのママさん、親として、ひとまわり成長した子の姿を期待するがために、ついつい繰り返してしまう言葉が実は逆効果になってしまうことをご存じですか?

そんなNGワードの問題点と、見守る“ゆとり”が子のためになることを、心理学者であり思考パズル本『頭の体操』シリーズの著者で知られる多湖輝さんの『「早く早く!」が子どもをダメにする』を参考に解説します。

●(1)「早くしなさい」、一日に何度口にしていますか?

「早く起きなさい」「早く食べなさい」「早く宿題をすませなさい」「早く寝なさい」……。

もしお母さん自身が毎日「早くご飯作って」「早く洗い物終わらせて」「早く洗濯物畳んで」などと言われ続けたら、「あぁ!もうやめて! 」となりませんか?それは子どもも同じ。

自分が理想とする状態まで一刻も早く到達させたいがために、子どもに自分のストレスをぶつけるのはやめましょう。

急かせば急かすほど子どもは自分のペースを見失い、早く終わらせることだけを求めて過程もいいかげんになってしまいます。

なぜ早く終わらせなければならないのか、早く終わればどんなメリットがあるのかを子どもが自分で気づけるように、“促す”感覚で様子を見ながら要所要所で声をかけてみましょう。


【こんな言葉で!】
「これが終わったら○○をしようか 」
「早く終われば○○をする時間ができるね 」

●(2)「さっさと終わらせて」と言って安心したいのはお母さんのほう?

「さっさ」とは、「動作の素早いさま。迷ったりためらったりせず、手際よく物事を行うさま」。

何事もそんなに完璧にするなんてこと、大人だって難しいと思います。ひとつのことが終わったらひと息つく間は必要ですし、追い立てられると判断力も失ってしまいます。それに、子どもが身につけるべきものは、言われなくとも自分で考えて行動できる力。

学校から帰って来るなり、「さっさと宿題やりなさい」「さっさと明日の準備を済ませなさい」「部屋もさっさと片付けなさい」と矢継ぎ早にせき立てるのはお母さんが早く安心したいだけで子どもには逆効果。言われたことだけを急いで終わらせようとする、ただの言いなり を育てているにすぎません。ある程度は子どものペースに合わせ、子どもが自分で気持ちを切り替えるのを待つ姿勢も必要です。

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