全身トラブルだらけ!? 女性が気をつけるべき「血行障害」の症状と改善法
むくみや肌荒れ、冷え性など女性の敵と言えるこれらの症状。原因として、血液の流れが滞っていたり、血管が硬くなったりしていることが考えられます。
全身に張り巡らされている血管に異常があれば、健康面に悪影響が生じることは容易に想像できるはず。
医療技術が発達したとはいえ、自分の体を守るのは日々の健康的な生活 にほかなりません。
見た目の美しさにも影響を与える血行障害について、症状や改善法を紹介します。
●血行障害とは
血行不良と呼ばれることもある血行障害は、文字通り血行に障害が生じていることをいいます。
本来血管は柔軟性があり、スムーズに血液を循環させる働きをもっていますが、食生活やストレス、喫煙などによって徐々にダメージを受け、血行に不具合が生じてしまう のです。
肩こりや頭痛など慢性的な症状も、この血行障害が原因となっていることがあります。
●血行障害による症状
血管は全身に張り巡らされているため、症状は全身に現れます。
血行が滞ると体内にある老廃物の代謝が低下し、肌トラブルに悩まされることになります。
高血圧や糖尿病などの現代病と言われるものも血行障害が原因であることが多く、特に女性は冷え性がひどくなり、腰を冷やすことで婦人科系の病気 にかかりやすくなってしまいます。
また、血行障害を原因として脳の血管がつまり、脳梗塞が発生することで認知症を引き起こすこともあります。
●血行障害の改善法
●(1)バランスのとれた食事
脂っこいものや甘いものばかり食べていると、血液がドロドロとした状態になり血流を滞らせてしまいます。
サラサラとした質の良い血液を維持するためにもバランスのとれた食事は必要不可欠。
特にビタミンC、ビタミンE は血管の機能や血行促進に効果を発揮します。
●(2)禁煙
喫煙は血管を収縮させるうえに血液の粘度を高める などの影響があり、血行障害の大きな原因のひとつです。
喫煙期間が長くなれば長くなるほど、血管が受けたダメージは回復しにくくなると言われています。
●(3)体を温める
体が冷えると血管が収縮し、血流が悪くなります。血流が悪くなるとさらに体が冷えるという悪循環を引き起こしてしまいます。女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、適度に運動して筋力アップ を目指しましょう。
このほか、お風呂をシャワーで済ませるのではなく、湯船にしっかりとつかることで体を芯から温めることができます。