ずさんな管理が浮き彫り! 子どもがスマホを持つリスクと親の役割
こんにちは、ライターの渦マキです。
子どものスマホについては、ご家庭で子どもを含めてよく相談しながら“与える、与えない”を決めていく……。そういったお話はよく耳にしますね。
ただ、「スマホでイジメが増えているから」とか、 「スマホをいじっていて勉強がおろそかになるから」と子どもに説明しても、本当に納得するでしょうか?
大人がそのような紋切り型の説明を話して聞かせても、子どもは納得できないのが実情でしょう。
●スマホを買い与えなくても手に入れるリスク
筆者の子どもは、今中学生です。部活動をしているので、試合の応援などで父兄が集まるときスマホについてお互い確認し合うような形で話題に上るときがあります。
誓いをたてるといえば大げさですが、「スマホは高校まで持たせない」と4、5人の父兄たちと確認し合っていました。
話を聞いてみると、スマホを買い与えている家庭とそうでない家庭とでは半々ぐらい です。
少し前に部活動でママ友(Aくんママ)と話していたとき、心配そうにこんなことを話す親御さんがいらっしゃいました。
「うちの子がどうやらスマホか何か持ってるらしいの……。LINEにうちの電話番号が友だち追加された」と言うのです。
そのご家庭では、スマホは高校に入るまで買わないことに決めています。「Aくんに聞いてみるべきでは?」とアドバイスしました。
数日後その子のお母さんから連絡が入り、「同じクラスのBくんから借りた」と言っているそうで、Aくんが持っているのはスマホではなくインターネットや無料通話アプリが利用できる音楽プレーヤーだったそうです。
Aくんのお母さんは、「何か問題を起こしてからでは遅いから、早く返しなさい!」と注意したそうです。
それから数日後また連絡が入り、「Bくんの家から電話があった。
ショッピングサイトから勝手に買い物をされた 」という内容だったそうです。
まだBくんに音楽プレーヤーを返却していなかった、親として取り上げてでも先方に返しに行くべきだった、とショックを受けた様子でした。
買い物をしたサイトのパスワードなどは、以前Bくんが見ている前でログインしたことがあるそうで、パスワードを知っていたとのことです。
子どもを伴ってBくん宅にお詫びに行ったそうですが、Bくんの家庭ではスマートフォンと音楽プレーヤー両方を買い与えていたようです。
家庭でスマホなどを買い与えなくても、こういった方法で手に入れることができる実例をお話ししました。