つけないわけじゃナイ!? 誤解されやすい「おむつなし育児」の真実4つ
こんにちは、保育士でライターのyossyです。
「おむつなし育児」 という言葉を聞いたことがあるでしょうか。自然派の育児を好む人は知っているかもしれません。
でも、「おむつなし」という言葉から連想して、「全くおむつを使わない育児なのかな?」と誤解している人もいるようです。
ここでは、おむつなし育児に関して誤解しやすい部分を、Q&A形式で解説していきましょう。
●(1)ずっとおむつをしない育児なの?
実際には、おむつを使っている人が多いようです。
おむつなし育児は、「おむつをしない育児」ではなく、『なるべくおむつの外(オマルやトイレ等)でオシッコ/ウンチをさせる育児』(おむつなし育児研究所による定義)です。
おむつなし育児の目的は、赤ちゃんが本来持っている自然な排泄欲を満たしてあげること 。
保護者が、赤ちゃんが「排泄しそう」というタイミングを察知して、おむつを外して排泄してもらいます。
これにより、
・赤ちゃんとコミュニケーションがとりやすくなる
・赤ちゃんの排泄欲が満たされてご機嫌になりやすい
・排泄量が増えたり、おむつかぶれが改善されたりすることもある
・紙おむつのゴミや布おむつの洗濯が減ってエコ
といったメリットがあると言われています。
●(2)ホーローおまるを用意しなきゃダメ?
おむつなし育児を実践している人のあいだで、ホーロー製のおまるが人気のようです。そのため、「ホーローおまるを購入しなければいけないのでは」と思っている人もいるかもしれません。
確かに、ホーローおまるは見た目もおしゃれで、汚れも落ちやすいというメリットがあります。
でも、重要なのは「おむつ以外の場所で排泄する」 ということ。続けられるわからないうちは何も用意しなくてもOKです。
おまる以外にも、トイレや風呂場、使わなくなった適当な容器などで排泄するという方法もあります。
●(3)トイレトレーニングにつながる?
「おむつなし育児=トイレトレーニング」と思っている人もいますが、おむつなし育児の目的は、あくまで排泄欲を満たしてあげること。「おむつを早くはずすこと」ではありません。
でも、おむつなし育児をすることで、
・親が赤ちゃんの「排泄したい」というサインを読み取れるようになる
・赤ちゃんがおむつ以外の場所に排泄する気持ちよさを覚える
といった効果が期待できます。