そろそろトイレトレーニングをしたいと思ったママ必見。いつから始めればよいのか、グッズは何がいいのか、おすすめおまるや、絵本、ぴったりな時期などお伝えします。 (1/8)
おむつ交換の日々と不安なスタート小学校の特別支援学級に通うハジュは、現在4年生になり、中学年となりました。入学したばかりの頃、私は毎日、給食の後と帰りの会の前にせっせとハジュのおむつ交換のために学校へ通い、最後は一緒に下校するという日々を送っていました。特別支援学級に通っていたものの、まるで赤ちゃんのような姿に、あの頃は「この先どうなるのか……」という不安が頭をぐるぐる回っていました。Upload By スパ山お兄ちゃんになった⁉ハジュの成長ハジュには当時、大好きなお人形があって、いつも一緒に登校して肌身離さず持ち歩いていました。ですが、3年生になったある日突然「ハジュは3年生のお兄ちゃんなので」と言ってお人形をベッドに寝かせて登校したのです!家に戻ると、「ただいま!」とお人形をぎゅっと抱っこしている姿は変わりませんが、あんなに離れたくなかったお人形という安心できる存在を、少しずつ手放していく姿に驚きと成長を感じました。同じ頃、長く続けてきたトイレトレーニングも、ついに卒業を迎えることができました。トイレトレーニングは2歳から始めていたものの、なかなか進まず。ハジュにとっておむつもまた、安心できる存在だったのだと思います。入学後も焦らず少しずつ進めてきました。最初は新しい環境に慣れることを優先して、焦らず自然なペースで「行けたらラッキー♪」くらいの気持ちで取り組みました。休み時間や給食前などタイミングを見計らい、トイレに行けたら盛大に褒め、行けなかったり、失敗しても気にしない!と、とにかくポジティブ作戦で練習していました。そして「自分でズボンをはいてみる」など、小さな目標を立てることで達成感を積み重ね、ハジュの自信を少しずつ育てていきました。それでも心が何度も折れそうになりましたが、とにかくあきらめずに、同じ事を数年積み重ねた結果、ハジュは自分の力で卒業にたどり着きました。自信を持って一歩を踏み出した姿に、成長を感じてとても感慨深かったです。Upload By スパ山「動きたい」気持ちと向き合うそれから、ハジュには「じっとしているのが難しい」という特性があります。動きたい衝動を抑えられないのです。入学当初は授業中でもふらっと立ち上がってしまうことが多く、床に寝そべったり、日によっては教室を飛び出してしまうこともありました。そこで、先生と相談し、リトミックや「だるまさんがころんだ」のような体を使って集中力を高める活動を取り入れたり、座学の前に身体を動かす時間をつくってメリハリをつける工夫をしていただきました。さらに、授業中は「プリントができたら」「〇分経ったら」といった目安で短い休憩を挟み、教室後ろのパーテーションで囲まれたカームダウンスペースでリラックスできる時間を設けていただきました。こうして少しずつ「座る」ことに慣れていく工夫をしていき、最初はほんの数分だった授業中の着席も、年を追うごとに増え、今では45分の授業をほとんど座って受けられるようになったのです。もちろん、すべてが順調に進んだわけではなく、「どうしてこの子はじっとできないのだろう」「もしかして周りと同じようにできないのでは……」と感じて悩んだ時期もあります。それでも、ちょっとした進歩があれば「やったね!すごい!」と一緒に喜び、失敗した時にはその理由を一緒に考えました。そんな日々を過ごしているうちに、ハジュが自分なりに少しずつ自信をつけていく姿を見て私もとても励まされてきました。Upload By スパ山周りの大人たちに感謝ハジュがここまで成長できたのは、学校の先生や周りの大人たちのあたたかいサポートがあったからこそです。私一人ではどうしようもないことも多く、入学当初から彼の特性を理解して何かと気にかけていただき、根気強く見守ってくださったおかげで、ハジュにとっての安心材料になったと思いますし、自分のペースで成長することができたのだと思います。幼稚園の先生をはじめ、主治医の先生、学校の先生、そして家族……多くの方がハジュを支えてくれています。親の私でさえ心折れそうになることもあるのに、初めて関わるハジュに対しても、一つひとつのささいな困りごとに丁寧に寄り添い、あきらめずに向き合ってくれました。例えば、主治医は投薬治療を提案してくれて、細かく様子を見ながら薬の調整を続けてくれました。幼稚園では、ハジュの特性に配慮し、イベントや制作活動への参加方法を何度も話し合い工夫してくれました。祖父母も、どんな小さなことでも喜んで褒め、ハジュの成長を一緒に喜んでくれています。いつも「この子にできることは何か?してあげられることは何か?」という姿勢で接してくれる方々のおかげで、ハジュへの理解が広がり、私自身も心が折れずに頑張る力をもらっています。このあたたかい支援の輪が、ハジュの成長の原動力になっていると感じています。Upload By スパ山これからも成長を楽しみにもちろん、まだまだ課題はありますし、これからも周りに頼ることも多いですが、親ばか心全開で「次はどんな新しい一面を見せてくれるのかな?」とワクワクしています(笑)。この先も、ハジュが自分らしく成長し、楽しい学校生活を送れることを願いながら、温かく見守っていきたいと思います。支えてくださる周りの方々に感謝しつつ、これからもハジュの成長を楽しみにしています。執筆/スパ山(監修:藤井先生より)スパ山さんが、ハジュさんに寄り添いながら、さまざまな人と連携されて、ハジュさんの成長があるのだなと思いました。お子さんを見守る時に、親御さん一人では心が折れそうになることがあるかもしれません。学校や園の先生、祖父母などのご家族、療育先のスタッフの方々など、周囲に相談するのはとても大切ですね。スパ山さんの周囲への感謝の気持ちが伝わる素敵なコラムを、ありがとうございます。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年11月26日数カ月前から、トイレトレーニングをスタートさせた、わが家の末っ子(次男)。「3人目なんだし、トイレトレーニングも慣れたものでしょ?」「3人目だから、オムツ取れるの早いよね」なんて声をかけられることがあるのですが…。トイレトレーニングは、親のスキルが上がればうまくなるものではありません。ここで、わが家の子どもたちのトイレトレーニングの経歴を紹介します。■3人の子どもたちのトイトレ経歴まず、わが家の長女。第一子ということもあって、親の私がやる気満々でトイレトレーニングを始めました。2歳後半から始めたのですが、「おしっこでる~」(事前報告)もなければ、「おしっこでた~」(事後報告)もなし。育児経験者から聞いた、わざとパンツを濡らさせてみる、パンツをはかせず過ごさせてみる、ご褒美シールといろんな方法を試しましたが、どれもまったくうまくいかず、撃沈。悪戦苦闘し、ストレスもたまり、イライラするトイレトレーニングを1年半以上続けました。最後は、ダメ元で試したトイレに絵を描いて貼る方法が長女にハマり、4歳でオムツが取れました。次に長男。長男は通っていた保育園の方針で、2歳でトイレトレーニングがスタート。長女の時の経験があった私は、「2歳から始めたって、どうせ取れるのは1年以上先だよ」と思っていたので、家ではあまり真剣に取り組まなかったのですが…。長男は失敗がほとんどなく、2歳10カ月ぐらいで、あっさりオムツが終わりました。長期戦を予想していた私たち夫婦は、あまりにすんなりオムツが取れたので、驚きました。そして、3歳になった次男。トイレトレーニングが本格的に始まったのは3カ月ほど前。長男の時、スムーズに進んだ経験があったので、男の子は早いのかと思いきや…。次男の場合、保育園ではずっとパンツでも失敗0。それならばと、家でもパンツにしてみたところ…。■家でもパンツにしてみた結果声をかければ、濡らさずに済みますが、私がうっかり声をかけ忘れると、漏らしてしまいます。少しでもトイレトレーニングを進めるため、こまめに声をかけるのですが…。拒否。長女の経験から、ご褒美シールや絵本も試しましたが、次男はその時、喜ぶだけでトイレにいく気持ちが前向きになることはなく、変化なしです。3人のトイレトレーニングを経験して思うのは…。それぞれ個性があるので、トイレトレーニングは同じようにはいかない!オムツが取れるタイミングは、親の努力でどうにかなるものではなく、本人次第!ということです。次男のトイレトレーニングの状況に対して、「まだオムツなんだ!」なんて言う人もいますが、「いつかはとれる」そう思っています。
2024年11月07日ある生理中の出来事です。私が生理用品を替えるためにトイレに行ったあと、息子がトイレに入りました。すると、「ママ、大変!」と慌てた様子で息子がトイレから出てきて……!? 生理中、ナプキンを替えるためにトイレに行ったときことです。下着を下ろした際に手が滑って持っていたナプキンを床に落としてしまいました。ちょっと便器から離れたところだったため、中腰で拾い、そのままナプキンを交換。トイレを出ました。 その後、息子がトイレに入ったのですが、すぐに「ママ! 大変! 床に血が落ちてる! 僕、ケガしてないのに!」と慌てて出てきました。驚いて急いでトイレに向かうと、トイレの壁際の床に2、3滴の血痕が……。 どうやら私が中腰で床に落ちたナプキンを拾った際、下着を下ろしていたので、経血が床に垂れてしまったようでした。そのことにまったく気付かずトイレから出てしまい、次に入った息子を驚かせてしまうこととなったのです。 このとき、息子にはなんて説明していいのかわからず、ひとまず「ケガはしていないなら大丈夫! 誰かの鼻血かもしれないね! ママがお掃除しとくね!」と言って済ませました。 その後、床を掃除しながら、トイレから出るときには汚れていないか確認すべきだなと反省。また、息子が驚かないよう、もう少し大きくなったら生理についてちゃんと伝えたい、とも思った経験でした。 著者/かな作画/ちゃこ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年06月24日イヤイヤ期真っ最中の娘を育てながら、正社員として働くりささんは、現在第2子を妊娠中。平日は働きながらワンオペ育児でヘトヘト……。そして、妊娠4カ月を迎え会社の上司に報告をしたところ、参加していたプロジェクトのメンバーからも外されてしまいました。さらに休日は義実家で家事を押し付けられ、まったく休む暇がありませんでした。自由気ままに過ごす夫が羨やましく思えて、つい夫に「入れ替わりたい」と非現実的なことを言った、その瞬間。なんと本当に入れ替わってしまい、夫はりささんとして過ごすことに。夫は覚悟を決めたものの、ひどいつわりに耐えながらの家事や育児は想像以上に大変。同僚には「自我が芽生えた証拠」だと言われたイヤイヤ期も、いい解決方法が見つからずに頭を抱える日々で……。娘がなかなか着替えてくれないことに困り果てていた夫ですが、とある法則に気付きます。娘はお気に入りの光るパジャマのときに、着替えを嫌がっていたのです。 ただのイヤイヤ期ではなく、ちゃんと娘なりに理由があってお着替えを拒否していたことがわかり、夫はお手上げ状態から抜け出せました。しかし、またすぐに新たなピンチが……!失言しちゃった? いつものように娘と買い物に出掛けていた夫は、見知らぬ女性から声をかけられます。それはりささんのママ友で、他のママ友の家へ行くお誘いの返事がなくて心配していた、と言われました。 あまり気が進まなかった夫ですが、ここはりささんのために集まりに参加することに。うまく会話に参加しながら、入れ替わっていることがバレないように過ごしていた夫。しかし、娘のトイレトレーニングの状況を聞かれ、答えるしかない状況に……。 「いつかオムツは外さないといけないよな……。トイレに連れて行けば勝手にできるようになるかと思ってたけど……。」と、自分の考えを話していると、その場が静まり返ってしまいました。もしかして失言してしまった!? と、夫は焦り……。 ママ友会はほとんどの場合が夫のいないところで開催されているので、その内容や様子を知らないのも当然です。なんとかうまく乗り切れそうでしたが、未経験のトイレトレーニングについて聞かれてしまったのは、運がわるかったですね……。とはいえ、ママ友との会話の中で貴重な情報も混じっているのはたしか。このママ友会で、夫がより育児や家事のことを知っていけたらいいですよね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター しろいぬしろ 著者:原作者 中澤夕美恵
2024年05月01日3歳の息子と公園にお出かけしたとき、息子と遊んでいた小学生のひとりが「トイレ」と言い出します。公園内にトイレはなく、自宅のトイレを貸してあげたのですが、その後まさかの展開に……。 こんなことってある!?団地住まいの3歳の息子と私は、敷地内の公園によく遊びにいきます。あるとき、息子と一緒に遊んでいた小学1年生くらいの男の子がもじもじし始め、「トイレに行きたい……」とひと言。公園内にトイレはないため、自宅のトイレを貸してあげることにしました。最後に「ありがとうございました」とお礼が言えるいい子だったのですが、その日以降、その子は私と息子が公園にいない日でも「トイレを貸してほしい」と何度もわが家を訪ねてくるように。漏れそうで困っているという様子でもありません。トイレを一度貸したことをきっかけに、わが家のトイレが「気軽に行ける公衆トイレ」だと思われているのでは!? と思った私は、「漏れそうで急いでいるとき以外は、自分の家のトイレを使ってね」とやんわり注意しました。 その後、その子がトイレを貸してほしいと言うことはなくなりました。困っているときはトイレを貸してあげたいですが、「漏れそうなときだけ」などのルール作りは必要だと感じた出来事です。 作画/Pappayappa著者:桂ゆかり
2024年04月30日娘とショッピングモールへ行ったときのこと。急に「ズボンが変」だと言い始めました。何かなと思って見てみたら……、大変なことになっていました。 娘が履いていたズボンを見ると…3歳になる娘とショッピングモールへ行き、レストランに入ったときのこと。突然、「ママ、ズボンが何か変?おかしい!」と言ってきました。 見てみると、ズボンがびちょびちょ。「えっ!どうして!?」とびっくりしながらお店を出て、急いで近くの子ども服売り場で新しいズボンを購入。着替えさせることに……。 このとき娘はトイレトレーニング中で、おむつとトレーニングパンツを併用していました。着替えのときに確認すると、間違えて吸水力のないトレーニングパンツを履かせていたことに気づき……。そのせいでズボンまで漏れてしまったようです。 これ以降、トイレトレーニング中にお出かけする際は、何を履いているかをチェックするようにしました。そして、近所であっても子どもの着替え一式を持ち歩くようにしています。 ◇ ◇ ◇ トイレトレーニング中はいろんなハプニングが起こりますよね。荷物にはなりますが、子どもの着替えは持っていると安心。遊んで汚れたり、急に吐き戻すことがあったりするので、いざというときのために常備しておきたいですね。 イラスト/てる子著者:みお
2024年04月26日パパのことを“トト”、ママのことを“カカ”と呼ぶ長男・フジくん(キーくん)と、次男・タカくんのパパであるキトさん。子育ては何年経っても初めての連続! 2人育児に奮闘し、時に戸惑いながらも、ツマ(ママ)と一緒に親バカ炸裂な毎日を送っています。3歳になった長男のフジくんは成長目覚ましく、ついにアレを卒業する日がやってきました。3歳を迎え、すっかりお兄さん気分のフジくん。 いかにも誇らしそうに、とある宣言をしますが……? 今、なんて…? 「オムツいらない」——。 キリッとした表情で宣言するフジくんを応援したい気持ちと、お漏らしの惨劇を危惧する気持ちと、キトさんの心は複雑です。 それでも息子の頑張りを応援すると、フジくんはパパの期待に応えるように、オムツ卒業に成功したのでした。 見事にオムツ卒業を果たしたフジくんに拍手! そして、フジくんのことを応援したパパにも拍手を送りたくなりますよね。 ちなみにベビーカレンダー編集部のアンケート調査では、オムツ卒業に向けたトイレトレーニングを始めたきっかけとして最も多かったのが、「適当な年齢・月齢になったと思ったから」という結果に。次いで多かった回答は「暖かい季節になったから」です。 その理由は暖かい時期なら、おねしょをしても寝具やパジャマが乾きやすいから。もちろん、あまり焦らず、お子さんの成長具合を見ながらですが、トイレトレーニングの開始を考えている人は参考にしてみてくださいね! 著者:マンガ家・イラストレーター キト
2024年03月25日1歳からトイトレ開始Upload By ネコ山息子がトイトレ(トイレトレーニング)を始めたのは1歳頃でした。なぜなら、私自身がオムツが取れたのは、1歳過ぎだったと母から聞いていたので、「息子もできるだろう」と思ったからでした。息子の1歳の誕生日過ぎにおまるを購入、これからオムツではなくここで(おまるで)おしっこしようね!とおまるを渡してみました。すると息子はおまるを分解してしまいました……。「使い方が分からないのかな?」と思い、私が座って見本を見せましたが、息子はおまるの構造に興味津々。おまるに座る様子が見られなかったので、私は1歳でのトイトレを早々にあきらめました。2歳半の夏が来た。しかし、尿意を感じない息子時はすぎ、息子が2歳半の夏が来ました。いよいよ幼稚園入園を意識してトイトレに本腰を入れなければいけない、私は自分を奮い立たせました。「いきなりおまるを使うのは難しいのかな」と考え、息子に布でできたトレーニングパンツをはかせてみることに。何度かトレーニングパンツに漏らすことで尿意や漏らしたときの気持ち悪さを感じてもらうことが狙いだったのですが……。初め息子はおしっこが床に流れ落ちたことに驚いていた様子でしたが、次第になんとも思わなくなり、ついにはおしっこの水溜りで遊んでしまうように。尿意も感じていないようで、食事中でも気づいたら出てしまう有様。Upload By ネコ山「息子にはトレーニングパンツはまだ早かったのかな」と思い、濡れた感じが分かりやすいトイトレ用のオムツを着用し「出た」ことを教えてくれるようになるまで待つことにしました。しかし……。3歳、トイトレ絶望!しかも、幼稚園はオムツで登園できないと知りトイトレ用のオムツを着用して1ヶ月が経っても、息子は出たことを教えてくれる様子はなく、それどころかオシッコとうんちでタプタプになっても、気にも留めない様子でした。排泄予告も事後報告もできず、オムツが汚れても気にならない、もちろん便座やおまるに座っても出せたことはない……「トイトレ無理じゃない?」と私は絶望しました。「幼稚園はオムツで登園してもいいんだろうか?」気になった私は春から入園予定の幼稚園に問い合わせてみました。すると「失敗は大歓迎なので、布パンツで来てください。トイレトレーニングはできる限り終わらせておいてください」とのことで、ある程度トイレで排泄できるようにしておかなくてはいけないことが分かりました。入園まであと3ヶ月……私は心を鬼にすることを決意しました。尿意は分かるようになったものの、頑なにオムツでしかしない息子この頃息子は少し成長したのか、なんとなく尿意が分かるようになって来ていました。しかし、おまるやトイレで排泄することに不安があるようで、オムツ以外で出すことを頑なに拒みました。そんな息子の姿に私も根負けしてしまい、結局オムツを履かせてしまうことに。息子の気持ちになってみると「ずっとオムツで排泄して不自由なかったのに、おまるやトイレでするメリットないよな……」と、私はふと気がつきました。そこで、おまるやトイレで出すメリットを感じるように、仕方なくご褒美で釣ることに。トイレかおまるでオシッコができたら好きな車のおもちゃを買うことを、息子に提案しました。車が大好きな息子は、好きな車種の車のおもちゃを買ってもらえるならと、不安もありながらも割とあっさりおまるに座り、初めてオムツ以外にオシッコを出すことができました。入園2ヶ月前の出来事です。それ以降ほぼオムツを卒業し布パンツで過ごせるようになりました。そして尿意すら分からなかった息子が「オシッコでそう!」と教えてくれるように。新たな問題勃発!おまるでしかしなくなり……。ついに、トイトレ成功Upload By ネコ山しかし新たな問題が……。息子はおまるでしか排泄せず、トイレの便器を使うことを頑なに拒みました。「トイレでしたらかっこいいよ!」と声掛けしてみましたが、かっこいいとかに興味がない息子にその言葉は響かず、座ることすらしてくれません。入園まであと20日となり、ご褒美シールやトイレの仕掛け絵本を使ってみましたが、全く効果なし。もともと癇癪やこだわりが強い息子に一度定着したことを覆すことは至難の技でした。入園まであと5日、私はかなり焦っていました。「おまるがあるからおまるを使いたがるんだ……!」私はおまるに逆恨みし、おまるを撤去することに。オシッコがしたい息子がおまるがないことに気づき、私におまるはどこにあるのかと聞いてきました。私は「どこに行ったのかなー?」と、とぼけ「仕方ないからトイレでしてみる?」と誘うとやはりトイレでの排泄を拒否。しかしオシッコがしたいし漏らすのは嫌と思ったのか、息子は自分から「トイレ、座る」と言い便器に座りました。しかしいつもと違う状態での排泄は簡単にはいかず、便器に座っても出ません。息子は慣れないトイレでの不安と闘うように何度か座って降りてを繰り返し、やっとのことでオシッコを出すことができました。Upload By ネコ山3歳3ヶ月、幼稚園入園5日前の出来事でした。息子のトイレ成功を家族全員で喜び、ご褒美に特別に大きめのおもちゃを買ってあげ、息子の頑張りを褒めました。その後息子はおまるを1度も使うことなく、トイレでオシッコをするようになりました。(ちなみにこの時うんちはオムツでしかできず、トイレでうんちができるようになるのは年中になってからでした)。執筆/ネコ山(監修:新美先生より)トイレトレーニングが入園5日前にトイレ成功したエピソードを聞かせて下さりありがとうございます。劇的な展開にハラハラしました。さてさて、トイレトレーニングの時期や手順は個人差が非常に大きくて、どんなに頑張っても入園までに間に合うとは限りません。トイレトレーニングを始める準備段階として、膀胱にある程度尿が貯められるようになり、まとめて排泄できるようになっている、尿意を感じられる、ある程度コミュニケーションが取れ、まねをする、ほめられるとうれしいと思えるなどが育ちつつある時点で始めるとスムーズに行きやすいです。ASD(自閉スペクトラム症)などの発達の偏りがあるお子さんの中には、排泄の生理機能の発達がゆっくりだったり、尿意・便意などの内部感覚が鈍かったり、まねをする、コミュニケーションをとるなどのコミュニケーション・社会性の発達がゆっくりだったりする子も少なくないので、トイレトレーニングはややゆっくり進む子が多いかもしれません。またトイレを怖がったり、こだわり行動につながることも多いです。ネコ山さんも書かれていたような、排便はオムツを履いてするというのも、よく見られるこだわりですね。ネコ山さんに聞かせていただいたエピソードからは、息子さんが尿意を感じられるようになった時点で、本人にトイレで排泄するメリットがあるようにごほうびを設定してモチベーションを高めるのはポイントだったと思いました。ネコ山さんも息子さんもよく頑張りましたね。お疲れ様でした。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年03月18日私はひとり暮らしのころから、トイレには小さめのサニタリーボックスを置いていました。使用済みのナプキンはそんなに多くは入りませんがこまめに掃除もできていて、トイレがスッキリするため問題なく使っていたのです。しかし、結婚後、子どもが生まれてから、夫に恥ずかしいところを見られてしまい……。 見た目重視で選んだサニタリーボックス私は結婚する前から、トイレに置くサニタリーボックスは小さめの物を使っていました。色は壁紙と同じ物を選び、存在感を出さないように隅のほうに置くことで、見た目もスッキリ。 狭いトイレが少しでも広く見えるように、見た目重視で選んでいました。ただ、中に入る使用済みナプキンの数は昼用で5、6個程度。夜用を入れるとすぐにいっぱいになるので、生理中はこまめに中の袋を取り替える必要がありました。 子どもが生まれて…結婚を機に引っ越してからも、私は問題なくこの小さなサニタリーボックスを使っていました。その後子どもが生まれ、1年ほどたったころ生理が再開。 このとき私は、子育てで余裕がない中の生理は、とても大変なんだということを実感しました。というのも、毎日が子ども中心の生活で、自分のことは後回し。生理痛がひどくても、夫がいない間は子どものお世話を休むことはできません。 トイレもゆっくり行けないことが多く、サニタリーボックスの袋を取り替えることも後回しになっていきました。 トイレへ行った夫に…ある日、仕事から帰ってきた夫がトイレへ行ったあと、神妙な面持ちで「あのさ……」 と気まずそうに話し始めました。私が「え、何かあった?」 と聞くと、「トイレのあれ、なんか、あふれてたよ」 と気まずそうに言う夫。 トイレの水が詰まったのかと焦りましたが、トイレへ行ってみてびっくり。閉めたはずのサニタリーボックスのフタが開いていて、ナプキンがあふれ出ていたのです。 私は、その日のトイレ中、子どもに何度も呼ばれたりぐずられたりで、サニタリーボックスの袋を取り替えるタイミングがなかったことを思い出しました。ナプキンがぎゅうぎゅうに詰め込まれたサニタリーボックス入れは、どうやら限界を超えていたよう。 私はあわててナプキンを片付け、袋を取り替えました。 家族とはいえ、夫に使用済みのナプキンがあふれているのを見られたことはとても恥ずかしかったです。その後私は、大きめでフタもカチッとしっかりしまるタイプの汚物入れに買い換えました。袋を取り替える回数も減り、とても快適です。 著者/斉藤ひかり作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年01月19日580個以上の工夫をまとめた専門家監修「親子のヒント」お子さんの成長に伴いぶつかる、さまざまな壁。「一体どうすれば伝わるの?」「何度やっても上手くいかないときは、どうすればいいの?」「他にもっと良い教え方はないの?」お子さんへの関わり方に悩んでしまうことがありますよね。「親子のヒント」では、そんな困りごとに対応した子育ての工夫や教え方の工夫をご紹介しています。今回は着替え、トイレ、食事、お風呂など生活の基本的な動作「身辺自立」についての困りごとへのヒントをまとめました。トイレトレーニングに偏食、食べ過ぎてしまう……。そんなときどうする?トイレトレーニングは、いつから、どのように進めるとよいのでしょうか。そもそもトイレという場所を嫌がってしまったときの対応もご紹介しています。そもそも、なぜ偏食や食べ物の好き嫌いがあるのでしょうか。その背景を見つけて工夫をしてみましょう。家ではトイレに行けるのに、外のトイレが苦手ということはありませんか?お子さんの不安を解消しながら、ステップを踏んで取り組んでみましょう。買っておいた食材やお菓子。「だめだよ」と言っていても勝手にお子さんが食べてしまう……なんてことありますよね。そんなときはどうすればいいでしょうか?食べてくれるのはうれしいことですが、満腹感がないのではないかと心配になるほどいつも食べ過ぎてしまうと心配ですよね。そんなときは、絵カードを使用してみましょう。すべての親子のヒントが読み放題!発達ナビ無料会員登録がまだの方は今すぐ登録を!その他のサービスも発達ナビでは「親子のヒント」をはじめ、共感できたりお役立ちするコラムを毎日配信中です。無料会員にご登録いただければコラム読み放題のほか、ブログ機能のあるダイアリーや、会員同士が交流できるQ&Aやコミュニティなども使えます。・発達の凸凹にも対応した、 教え方の工夫が分かる!未就学の身辺自立から、中高生の自立に向けたスキルまで580個以上の工夫 を用意しています。・全ての工夫は 指導経験の豊富な、発達の専門家が監修 !現場で用いられる考え方や視点をもとに家庭でできる工夫をご紹介!「鏡文字になってしまう」「発音が不明瞭」「一方的に話してしまう」など、具体的な困りごとに応じた工夫をご紹介しているので、どの年齢のお子さんにも参考にしていただけます。1つの困りごとに対し3つの工夫をご紹介しているので、お子さんに合った工夫のヒントになります。専門家からの実践時のアドバイスもご用意。お子さんに合わせて工夫をアレンジするときに必要な視点を、分かりやすく解説しています。ぜひご活用ください!発達が気になるお子さまが利用できる、全国の施設情報が検索できるコーナーです。お住まいの地域にある発達支援施設などを探すことができます。発達が気になるお子さんの保護者さま向けサービス『発達ナビPLUS』では、オンラインで医師・心理士など発達支援にかかわるさまざまな専門家と繋がり、個別相談やライブ配信、動画、教材などを通して、子育てをサポートします。LITALICOジュニアは、発達が気になる0~18歳のお子さま一人ひとりに最適な学び方と環境を提供し、それぞれに応じた指導を行う教室です。お子さまの未来の可能性を拡げられるようにサポートします。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年12月20日子どもの便秘(便秘症)とは?症状のチェックポイント、なりやすい年齢はある?便秘とは、便が長い時間出ないか、出にくいことを言います。便秘のために、治療が必要な状態を「便秘症」と言い、便秘症が1~2ヶ月以上続いた場合を「慢性便秘症」と言います。どのような症状で、どのくらい便が出ないと「便秘」なのでしょうか。・週に3回より少なかったり、5日以上出ない日が続く・毎日出ていても、出す時に痛がって泣いたり、肛門が切れて血が出る・小さいコロコロの便や、軟らかい便が少しずつ、1日に何回も出る上記のような症状や状態が見られる場合、便秘と考えられます。子どもの便秘症状が気になりだした時期について、全国の1~3歳の子どもを持つ保護者1500名に対して行った調査によると、0歳が5割と一番多く、1歳、2歳、3歳と続いています。実際に便秘になりやすい時期は、・乳児期:母乳からミルクに移行したとき・6ヶ月頃~1歳頃:離乳食開始時期・2歳頃~:トイレトレーニングの時期・3歳頃~:就園・就学のタイミングと言われています。参考:日本小児栄養消化器肝臓学会|小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン[2013]参考:特定非営利活動法人 日本トイレ研究所|「全国の1~3歳の子どもを持つ母親(20~59歳)1500名に調査」 母子の排便実態に関する実態調査結果便秘の原因は?放っておくとどうなる?排便機能は誕生時に完成しているものではなく、成長するにつれて発達していくものです。便秘症になると日常生活のQOLに支障をきたすこともあり、放置すると徐々に悪化する可能性もある疾患です。適切な治療をすれば排便コントロールがしやすくなります。子どもの便秘の95%は「食事の問題」と「行動面の問題」で起こる機能性便秘であると言われています。「食事の問題」としては、水分の摂取不足や繊維質の少ない食事を摂る傾向にあることが挙げられます。「行動面の問題」としては、ストレスやトイレトレーニングへの抵抗などが挙げられます。遊びを中断したくない、以前の排便で痛い思いをしたから出したくないなど、便意を催しているのに排便しないこともあります。自然な便意に従って排便しないと、やがて直腸に便が貯留した状態に慣れてしまい、便意を感じづらくなります。すると、ますます便が溜まって硬くなっていくため、始めは軽かった便秘が悪化する、という悪循環も起こりかねません。また、まれに他の疾患や薬などによって便秘が起こる場合もありますが、腹痛や嘔吐などの便秘以外に目立つ症状が出るため、排便回数が減少する前に保護者が子どもを受診させているのが一般的です。参考:小児の便秘 - 23. 小児の健康上の問題 - MSDマニュアル家庭版便秘症を放置し、だんだん悪くなっていくと排便機能が育たず、大人になっても改善しない場合もあります。さらに悪化してしまうと、肛門疾患や結腸癌などのリスクが増加するケースもあります。早期診断と積極的治療が重要です。参考:「排便と健康」(順天堂医事雑誌)子どもの便秘のお悩みQ&A「薬を飲んでくれない」「促しても排便につながらない」など、子どもの便秘は保護者の悩みの種でもあります。ここでは、小児科医の室伏佑香先生がQ&A方式で分かりやすく「子どもの便秘のお悩み」に答えてくださいました。(質問)便秘の薬を飲みたがらないので、ジュースで飲ませてもいいですか?虫歯が心配です。(回答)虫歯、気になりますよね。夜寝る前やお昼寝前に歯磨きをしっかりすること、ジュースを飲んだ後に少量の水を飲む、またはうがいして流すことで、虫歯についてはリスクを減らすことができます。便秘を治すには処方された薬をしっかり飲むことが大切です。薬は便を軟らかく保つものや、腸の動きを活発にするものがありますが、便が詰まってから飲むよりも、溜まらないように毎日飲むほうが効果的です。ただし、水以外の飲み物との飲み合わせに気をつける必要のある薬もあるので、かかりつけ医に相談してください。Upload By 発達障害のキホン(質問)トイレを怖がって入れずウンチができません。トイレトレーニングもうまくいかず、便秘気味になってしまっています。(回答)無理強いは禁物です。便秘症発症のピークは 2~4歳のトイレトレーニングの時期とされます。排便時の痛みや、不適切なトイレトレーニングなどによる不快な排泄を繰り返すことで、意識的にあるいは無意識的に排便を避けるようになる可能性があります。トイレでできないお子さんは、はじめは着衣のまま便座やオマルに座らせてもかまいません。排便しなくても5~10分座っていることができたら褒めてあげたり、ご褒美をあげましょう。Upload By 発達障害のキホン(質問)現在6歳(年長)の娘がいます。未就園児の頃から3年ほど便秘の治療をしています。治療はいつまで続くのでしょうか?いつ治るのでしょうか?(回答)適切に治療を行えば、数日~2ヶ月で「週に3回以上快適に便が出る」状態になることが多いです。その状態を続けていると1~2年の間に便秘症が治ることも少なくありません。大人になるまで治療を続ける必要がある場合もありますが、生活や食事に気をつけたり、正しく薬を飲んでいれば、日常生活を問題なく過ごせます。治療を継続していても便の回数が週に2回以下だったり、出すときに痛みや出血があったりするようなら、薬の量が足りない可能性があります。軟らかすぎる便が続く時は量が多いかもしれません。そのような場合でも、自分の判断で量を調節せず、排便日誌をつけて、医師に相談してください。Upload By 発達障害のキホン家庭でできる便秘解消法や薬での治療はどんなものがあるの?便秘解消のために、家庭でできる対策は以下のようなものが挙げられます。・睡眠早寝早起きをし、規則正しい生活を送ることが大切です。・食事バランスのとれた食事を3食きちんと摂り、決められたおやつの時間以外には間食を避ける、こまめに水分を摂る、「野菜、海藻、 果物、芋類、豆類」など食物繊維を多く含む食材を取り入れる、などが大切です。・運動身体を動かすことで、腸の運動が活発になり、便通をよくすると言われています。・決まった時間にトイレに行くただし、無理強いや長い時間かけることは避けます。便が出たら大いに褒めてあげましょう。便意を感じたら、トイレに行くことも大切です。なお、赤ちゃんの場合、哺乳不足(水分不足)の場合もあるので、体重を測るなどで確認してみましょう。綿棒での肛門刺激や薄めた果汁を飲ませるなども、便秘改善の助けになります。生活習慣や食事で便秘の症状がなくならない場合には、内服薬を使用することもあります。かかりつけ医の指示に従い、用法用量を守ってしっかり飲ませることが大切です。子どもの便秘によく使われる薬(かっこ内は製品名)として、下記のものが挙げられます。・浸透圧性下剤【糖類】・マルトース(マルツエキス)・ラクツロース(モニラックなど)【塩類】・酸化マグネシウム(カマ、カマグ、マグミットなど)・水酸化マグネシウム(ミルマグ)・刺激性下剤・ピコスルファートナトリウム(ラキソベロン)・センノシド(プルセニドなど)・坐薬・ビサコジル(テレミンソフト)・炭酸水素ナトリウム+無水リン酸二水素ナトリウム(新レシカルボン)内服薬以外には浣腸を行うこともあります。すぐに効果が得られるという利点がありますが、硬い便を排泄する際に肛門が切れて痛みを伴うこともあります。週に3回以上、苦しくなく、痛くなく排便できることが治療の目標とされています。お子さんによっては、治療後2~3日に1回の排便で良好な排便習慣と判断することもあります。参考:日本小児栄養消化器肝臓学会|小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン[2013]参考:小児の便秘 - 23. 小児の健康上の問題 - MSDマニュアル家庭版まとめ便秘は子どもに起きる疾患として頻度の高いものですが、「たかが便秘」と甘く見て放置してしまうと、悪化する可能性があります。「ウンチが出ない」「出すたびに痛い」状態が続くとそれがストレスになったり、園や学校生活にも支障をきたすことになりかねません。診断・治療を早くスタートすれば、のちの経過も良くなります。深刻になりすぎたり、心配しすぎる必要はありませんが、できるだけ早めにかかりつけ医に相談しましょう。
2023年11月24日私の住む地域では入園前におむつがはずれていなければならない園が多いことを知りました。息子は1歳半のころからトイレトレーニングを始めていましたが、3歳前になってもまったくおむつがはずれる気配がありません。そこで強制的なおむつはずしに出ましたが、なかなかうまくいかない日々。ある日、私の怒りは爆発してしまいました。しかし、うまくいかないのには理由があることを知って、怒ったことを後悔しています……。夏に家の中でおむつを強制的にはずした1歳半のころからトイレトレーニングをしていましたが、3歳前になってもおむつがとれる様子のなかった息子。ネットの体験談や友人から、「夏は室内で何もつけないでいるといい。部屋の中でおもらしはしてしまうけれど、子ども自身それが嫌で1カ月でおむつはずれができるようになる」というアドバイスがあり、3歳前の夏ごろそれを決行しました。 おむつもズボンもはかないことに対してはなんの抵抗も見せず、むしろ快適そうに過ごしていた息子でしたが、アドバイスとは裏腹に、2週間経っても3週間経っても自らトイレに行くことが成功することはなく、リビングでお漏らしをしてしまうという日々が続きました。 日中はおむつからおむつパッドに変更家でのおもらしがまったくなくならないまま2カ月が過ぎたころ、少し肌寒くなってきました。そこで、何もはかないトレーニングは諦めて、おむつからおむつパッドに切り替えました。おむつパッドはおむつと違って、1回おしっこやうんちをしただけで子どもが不快感を覚えると友人から聞いたからです。 トイレに行くことを促されると、タイミングが合えばトイレでおしっこやうんちをすることができるようにはなってはいましたが、自分ではタイミングが掴めていなかった息子。おむつパッドからおしっこが染み出すことが多々ありました。そうこうしているうちに、気づけばおむつはずれに1年以上かかっていました。私はストレスが溜まっていき、息子の失敗を責める回数も増えていきました。 ショッピングモールのトイレで怒りが爆発ある日ショッピングモール内で、おむつパッドからおしっこが染み出していることがわかり、急いでトイレへ駆け込みました。1年以上のおむつはずれの失敗の日々にストレスが頂点に達していた私は、「なんでできないの! なんでわからないの!」と息子を責め立ててしまいました。 涙目で私の顔を見ながら、小さな声で「ごめんなさい……、ごめんなさい……」と謝り続ける息子。その言葉で私は、なんでこんなに小さな子どもを責めているんだろうとハッとしました。そして同時に息子の心を深く傷つけてしまったと後悔しました。 理由があったことを知って……幼稚園選びが始まったころ、ある幼稚園説明会で「おむつははずれていたほうが良いと思う親御さんが多いと思いますが、焦らないでください。このころはまだ膀胱が未発達な場合があって、本人ではどうしてもコントロールがきかないこともあるんですよ」ということを教えてもらいました。 息子は体も標準より小さかったのでこの説明はとても腑に落ちました。そして私は説明会後からは精神的にラクになってお漏らしをしても責めることはまったくなくなりました。お漏らしをしても怒られないことで息子もリラックスした様子になり、それから3カ月後のある日、突然トイレへ完璧に行けるようになったのです。 息子の発達を見定めることなく、おむつはずしのトレーニングを1年以上強制したことは、親のエゴだったと反省しています。子育て中うまくいっていないときに、自分だけでなんとかしようと頑なになることは良くないことなのだと気づいた出来事。おむつが完全にはずれてから3年経っても、思い出しては「ごめんね」と私は息子に思うのでした。 著者:大井絵衣/女性・主婦。5歳男児の母。「楽しく子育てがしたい!」がモットー。台所育児を実践中で、息子が1歳のころから毎日夕飯を一緒に作るのが日課。自身の育児経験を中心に、子育て関連の記事を多く執筆中。 ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年11月08日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは! PUKUTY(プクティ)です!間もなく次男は3歳…長男の時もこの時期に苦労していたのがトイトレ! そんな次男の現在のトイトレ進行状況は…■トイトレ長男の時に非常に苦労したトイトレ…トイレに座らせてもなかなか出来ず、おまるを使ってみたり、トイレが出来た時はシールを貼れるなどのご褒美制にしたりと色々苦労しました。しかし次男に関してはまず長男がトイレに行くのをいつも見ていたため、興味があり、2歳になるころにはトイレに座りたいと言い出し、出ないもののトイレに座る機会は多かったです。■初めての成功そんなことを繰り返していくうちにとうとうトイレで初めておしっこをすることが出来ました!一度出ると毎日1回か2回かトイレでおしっこ出来る用になり、そのうちにはうんちまで出来るように!■保育園のありがたささらには長男と決定的に違うところは、保育園でもトイトレしてもらっているところ!なんと次男は保育園では毎回トイレでおしっこすることが出来ているらしく、一番にオムツが取れると思うとまで言って頂きました! そんな長男の影響や保育園のお陰でなかなかスムーズに進んでいる次男のトイトレ。この調子で早めにオムツ卒業できるよう頑張りたいと思います!!
2023年10月22日長女は2歳ですんなりトイレトレーニングが完了しました。そのため4歳になっても、トイレの心配ごとはありませんでした。ところが、引っ越しを機にまさかのトイレ嫌いになってしまったのです。そんな娘を再び、ひとりでトイレへ行けるようになった方法とは……? 「今まで大丈夫だったのに?」急にトイレが苦手になったワケ……1歳半からトイレトレーニングを始めた長女は、2歳ごろにはすんなり完了しました。しかし、4歳のときに引っ越しをすると、ひとりでトイレに行くのを嫌がるようになったのです。これまで住んでいた築浅マンションのトイレと比べ、築15年の新居のトイレはたしかに暗い印象。当時2歳の長男と生後3カ月の次女のお世話しながら、毎回長女のトイレに付き添う日々。下の子のお世話で手いっぱいだっただめ、次第に長女に対して「自分で行って!」と強く言ってしまうように……。それでも怖さが勝る長女は、私の代わりに2歳の弟にトイレへついてきてもらうこともありました。 そんな状況が2カ月ほど続いたある日、どうしたら娘がひとりでトイレへ行けるようになるのか考えてみることに。「そうだ! トイレをお気に入りの空間に変えれば、行ってくれるかも!」と思いついた私は、お絵かきブームの娘に「描いた絵をトイレに飾ってみたら?」と提案。娘は、「そうする!」と目を輝かせると、すぐに絵を完成させ、うれしそうにトイレの壁に貼り付けるのでした。 30分後、「絵を飾ったんだった~!」と飛び跳ねながらトイレに向かう娘の様子に、安堵する私。あんなに行き渋っていたトイレはもう、娘のお気に入りの場所です。少し視点を変えて、子どものワクワクに気づけたら、怒る必要も無理をする必要もなく、あっさり解決するのだと感じた出来事でした。 著者:佐々木りか/女性・主婦。暇さえあれば歌って踊る5歳の女の子と、少しやんちゃな3歳の男の子、ひとり歩きデビューをした1歳の女の子とわいわい暮らす3児のママ。妊娠や育児に関する体験談を執筆中。作画:Pappayappa ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2023年10月01日食べこぼし用ロングお食事エプロン「オールカバーエプロン」の製造・販売を行うSAMOE(所在地:大阪府東大阪市、代表:左官 萌美)は、吸水パッドとズボンが一体化した、特許申請中の新しく画期的なトイレトレーニング用ズボン「リークレス - leakless -」を、2023年9月20日に発売しました。トイレトレーニング用ズボン「リークレス - leakless -」URL: トイレトレーニング用ズボン「リークレス - leakless -」■開発背景トイレトレーニングが思うように進まず、しかも失敗した後の掃除が大変で、親子共にストレスを感じてしまう…そんなリアルなママの声をきっかけに、開発がスタート。子どもの「頑張りたい!」という気持ちと、ママの後片付けの負担が減る、そんな両方の想いを叶えるために、従来のグッズと比べオシャレさや乾きやすさをプラスし、着用したまま外出する事も可能で、オールシーズン使える事や、トイレトレーニング期を卒業しても長く使う事ができるといった、これらの利便性を商品に加えました。トイレトレーニング期のお子さまがいる方や、トイレトレーニング時の掃除に悩む方、トイレトレーニングがストレスに感じている方、このどれかに当てはまる方が子供の成長を温かく見守れるようになる、そんな便利なアイテムを生み出しました。■商品の特徴特許申請中のこちらのトイレトレーニング用ズボン「リークレス - leakless -」は、今まで世の中に存在しなかった以下の新しい特徴を併せ持ちます。*内側に取り外し可能なパッド付きズボン本体の内側にパットが付いている事で、子供がおもらしをした際にパットが尿を吸水できる作りになっており、さらに内側のパットはズボンから簡単に取り外すことが可能な為、ズボンとパッドを別々で洗濯することが可能です。ズボンの内側にパッド付き*ズボンの外側が濡れないズボンの内側には、湿気を通し水分は通さない特殊な布を使用している為、おもらしがズボンの外に漏れ出す心配を軽減します。*スタイリッシュな見た目シンプルでスタイリッシュな見た目のため、自宅での普段着から外出時のお出かけ着まで、通常のズボンとしても使用が可能です。また、ズボンは「かぼちゃパンツ」「サルエルパンツ」「ワイドパンツ」といった3wayにスタイルチェンジが出来、見た目のデザイン性の高さも魅力です。デザインは3種類にスタイルチェンジ可能*オールシーズン使用可能ズボンの裾部分には、裾口のサイズを自由に変えられるコードストッパーが付いている事により、夏は裾口を絞って膝上までまくり上げると半ズボンに、冬はそのまま長ズボンとしてオールシーズンご活用いただけます。*乾きやすい内側のパットはズボンから取り外して洗える為、通常のトイレトレーニング用ズボンと比べて乾きやすく、また、パット自体も2つに分解が可能なため、より乾きやすい仕様となっています。*おもらしした事を子供が感じる仕組み子供がおもらしをした際に子供自身が「濡れを自分で感じる」という点もトイレトレーニングにおいて重要な為、紙おむつと違っておもらしをした後に子供が自分で濡れを感じるように設計をしました。*トイレトレーニング期を卒業しても使えるトイレトレーニング期を卒業した後は、内側のパッドを取り外すと、6歳頃(110サイズ)まで通常のズボンとしてご使用いただくことも可能です。トイレトレーニング期を過ぎた後も、長く使える点も魅力の1つ。トイレトレーニング卒業後も6歳頃(110サイズまで)まで長く使える。*ズボンは前後逆でも着用できる子供が自分でズボンを履く時や、親がズボンを履かせる際に、前後逆で履いてしまうと子供の機嫌が悪くなってしまう…そんな親子のちょっとしたトラブルも軽減できるよう、前後同じ仕様でお作りしている為、ズボンは前と後を気にせずにご着用いただけます。■商品概要商品名 :トイレトレーニング用ズボン「リークレス - leakless -」発売日 : 2023年9月20日(水)種類 : 1サイズ価格 : 15,000円(税込)内容 : ズボン1着+内側パッド(上部・下部の取り外し型の2層式)1setズボン本体80-110cm<トイレトレーニング期に使用の場合>2歳1ケ月~4歳0ヶ月※<トイレトレーニング期以外でご使用の場合>6歳頃まで(~110サイズまで)※パット部分の吸水力は4歳0ヶ月(尿量80ml)までが吸水可能範囲となります。カラー : 2カラー(ライトブラウン、ダークブラウン)素材 : <ズボン部分>外側…ポリエステル100%またはコットン100%中布…ポリエステル100%/透湿ポリウレタンフィルム内側…コットン100%<パッド部>上側…コットン35%(パイル部分)、ポリエステル65%/吸水性不織布(ベルオアシス混)下側…コットン35%(パイル部分)、ポリエステル65%/吸水性不織布(ベルオアシス混)ポリエステル100%(透湿ポリウレタンフィルム)販売場所: SAMOE公式ネットショップURL : ■会社概要商号 : SAMOE代表者 : 代表 左官 萌美所在地 : 〒578-0931 大阪府東大阪市花園東町1-16-26創業 : 2019年5月事業内容: お食事エプロンを中心とした育児用品の製造・販売資本金 : 10万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月20日第1子である娘が誕生し、夫は娘とお風呂に入ったり、泣いたときに抱っこをしたりしてくれますが、おむつ替えだけは頑なに拒否します。理由は、「おむつ替えは汚いから」です。私が家事で忙しく、手が離せないときでも、絶対におむつ替えをしてくれません。しかし、第2子の長男が誕生したことで状況が変わり……!? 娘のトイトレ中、夫にピンチが訪れ……第2子の息子が誕生したとき、娘は3歳。トイレトレーニング中でした。「おむつ替えは汚いから嫌だ」と言う夫は、もちろん娘のトイレトレーニングにも関与しません。 ある日、自宅で娘がモジモジしていたので、トイレに誘導し、私も娘とトイレに入っていました。 すると夫が血相を変えてトイレにやってきて、「息子が便をして、おむつから漏れている」とのこと。そして、「早くおむつを替えろ!」と言うのです。 ママがいい! 号泣する子どもたち私は娘のトイレに付き添い中でしたが、息子のおむつを替えに行くため「少し待っててね」と娘に伝えると、娘は「トイレにひとりでいるのは嫌!」と言います。 見かねた夫は、娘のトイレトレーニングは自分が付き添うので、息子のおむつ替えを私にしてほしいと言うのですが、娘は「ママがいい!!」とトイレで号泣。そしてリビングでは、おむつの中が不快になった息子も大泣き……。 観念した夫が初めてのおむつ替え「今は、あなたが赤ちゃんのおむつ替えをして!」と私は夫に言いました。夫は不満そうな顔で「汚いから嫌だよ!!」と拒否しましたが、私の服を離さず号泣する娘と、リビングで泣き続ける息子の声が響き渡り、夫はしぶしぶ息子の元に行ったのです。 夫はトイレにいる私におむつ替えの手順を聞きながら、初めてのおむつ替えをやり遂げました。夫に「ありがとう」と告げると、少し照れながら「おむつ替えって意外と簡単だったな」と言い笑っていました。 この一件から、夫は自信がついたのか、息子のおむつを交換するように! あれだけ嫌がっていたおむつ替えを夫がしてくれたときは、感動しました。今後も感謝の気持ちを伝えながら、大変な育児を乗り越えられるように、夫婦二人で協力していきたいと思います。 著者:神崎ハナ/女性・ライター。2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。作画:キヨ ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2023年09月13日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です。皆さんのお子さんたちは、何歳でトイトレを始めて何歳で終了しましたか? わが家の場合は……。まず、トイトレの開始は3歳半頃。日中のおむつを外し、最初はおもらしを繰り返していたものの、やがて自宅の幼児用おトイレ&幼稚園のおトイレではおしっこができるようになりましたが、外出先のおトイレは拒否。やがて外出先の大人用おトイレでも、おしっこができるように!しかし、自宅と外出先どちらでもうんぴの方は完全拒否……。おしっこは直前に「おしっこしたい!」と報告出来るのに、なぜうんぴはできないのか? ひょっとして……単純に恥ずかしいのかな? と気付いたので、フリッツ君が大人に報告しなくても1人でうんぴができるよう、4歳まで使っていた幼児用おトイレを子供部屋に設置してみました。すると…?案の定、1人でこっそりとうんぴをして、その後「出た」と事後報告をしてくれるように!(事後報告なら恥ずかしくないようです……笑)しかし、やっぱり次の課題が。自室の幼児用おトイレではうんぴができるようになったものの、案の定、他のおトイレ(自宅の大人用おトイレも含む)では頑なにうんぴをしてくれないのです。金曜日の夕方に出発し、日曜日の夕方に帰宅するスケジュールだったりすると、ほとんどまるまる2日間我慢をして、帰宅後すぐにうんぴをすることも。我慢するのは気持ち的にも体にも悪いし、心配……。それに、早く自室以外のおトイレでうんぴが出来るようになってほしい一番の理由がありました。それは……。日本にいる3週間の間、ずーっとうんぴを我慢するなんてもちろん無理。だけど、せっかく日本の楽しい場所に連れて行く予定なのに、外出先で何度もおもらしをしたら予定が狂ってしまったり、日本旅行が嫌な思い出になったりしてしまうかもしれない……。なんとしてでも普通に、おトイレでうんぴができるようになってほしかったのです。日本旅行に行くまでにフリッツ君と何度も話をし、そのたびにフリッツ君は「うん!おトイレでうんぴする!」と元気よくお返事をしてくれるのですが…。これまでにも何度も同じお話をして、同じ返事をもらい、それでも成功してこなかったので、私は半信半疑……(笑)。最終手段として「日本にいる間だけ日中もおむつ着用」という手もありましたが、これがきっかけでトイトレが退行してしまうかもしれないし、同じ年ごろの子供たちと遊ばせる予定もあり、その時に恥ずかしくなってしまう心配もあったので、できればそれはしたくない……。結局、日本旅行が始まるまで、おトイレでうんぴはできるようにならないままでした。しかし、日本旅行初日の夜、長い飛行機移動の後ホテルでゆっくりしていると……。めちゃくちゃ普通に「うんぴしたい」と初の事前報告。そして当然、普通にホテルのおトイレでうんぴをしてくれました。これ以降、日本旅行中はま~ったく問題なくホテルや外出先でうんぴをし、ドイツに帰国してからも何事もなかったように大人用おトイレへ行くように。ついにトイトレ、完了です。「生まれ育ったドイツを離れ、3週間長い海外旅行をする」という環境の変化でどうなるか心配していましたが、フリッツ君の場合は、トイトレ終了のとても良いきっかけとなりました。長期間の海外旅行ではなくとも、こういった大きな環境の変化が大きな成長につながることはあるんだなあと実感した出来事でした。
2023年09月01日トイトレはタイミングが大切!と言うけれど……オシッコがトイレでできるようになったのは年長さんの時。でもウンチが全く成功しなくて、小2になってやっとトイレでウンチができるようになりました。しかし、トイレトレーニングを始めたのは2歳の時。ここに来るまで、とてつもなく長い道のりでした。以前、きいちゃんのトイレトレーニングに挑戦するも、あえなく失敗したエピソードをお話しましたが、今回はその続きを書きたいと思います。きいちゃんにさんざんトイレの絵本を読み聞かせ、準備万端で臨んだつもりのトイトレでしたが、あえなく撃沈……。しかし、「そりゃそーだ!そんなにすんなりトイトレ成功したら、世の母たちは苦労せんわ!」と、すぐに前向きな気持ちに切り替えました。……が、何回トイレに座らせても、一向にトイレやおまるでオシッコをする気配がないきいちゃん……。よく、「トイレトレーニングはタイミング」と言いますよね。なので、そのタイミングが合えば……!と何回も何回も来る日も来る日も、2時間ごとにトイレに座らせました、私……。んが!!まっっっったく!!!!!タイミングが合いまっせん!!!!!!一般的に朝イチでトイレに連れて行くと、オシッコが出る確率が高いと言いますが、きいちゃんの場合、朝イチで連れて行っても全くオシッコをしませんでした。いつも朝起きてしばらく経ってから(30分~1時間後、もしくはもっと経ってから)にすることが多く、オシッコの間隔がなかなか読めませんでした。ママ友に相談したり、ネットで調べたりしてみると、現代の紙オムツは、高機能過ぎてオシッコで濡れてもサラサラで不快感がないので、トレーニングパンツ(以後、トレパン)や、布のパンツであえて気持ち悪さを実感させた方がトイレでオシッコするキッカケになるとのこと。「これだ!!これだわーーー!!!」と思い、さっそくトレパンを買い、履き替えさせるも、ふと気がつくと平気でトレパンのままお漏らしして、元気に過ごしているきいちゃん……。トレパンを使ってみるも……Upload By 星きのこ「ま、全く効果がねえ!!きいちゃんには、不快感ナッシングー!!」と、衝撃を受け、漏れまくったオシッコを処理する私。「い、いや、そんなにすぐ結果を求めてもダメよ!!いつかきいちゃんも気持ち悪さに気づいてくれるハズ!!」と、またも持ち直し、昼はトレパン、夜はおねしょ対策して、もくもくとトイレに連れて行く日々……。それが半年は続いたでしょうか………、1回も成功しない………!!!!!(泣)もはやわざとトイレだとオシッコしない疑惑が持ち上がってきました……。Upload By 星きのことにかくおまるでオシッコをさせる作戦を決行!くそーーーー!!!こうなったら絶対にタイミングを合わせてやるぜーーーーー!!!!!と、意地になった私。その時とった作戦は、朝からおまるに座らせてとにかく、「おまるでオシッコをする」という経験をさせるというかなり強引なものでした。名づけて、「これなら否応なく成功する」作戦です!!きいちゃんがナチュラルにおまるに座り続けられるように、子ども向けのテレビ番組をつけ(テレビに夢中にさせ、おまるに座っていることを忘れさせる作戦)、朝ごはんもおまるに座ったまま食べさせました。(行儀が悪くて申し訳ありません。必死だったんです……涙)しかし、まーーーーったく、オシッコをする気配がありません。朝起きてから1時間以上経つのにしないんですよ!!!こーなったら、身体的にオシッコせざる得ない状況にしたるわ!作戦に急遽切り替え、きいちゃんに野菜ジュースを与えました。よし、これでオシッコするのも時間の問題……!きいちゃんがオシッコをするかどうか、ずっときいちゃんの股間を見続け……(←今振り返ると怖い……)。Upload By 星きのこトイトレ成功!と思いきや……じーっと目を凝らしてみていると、涙粒くらいの水滴が……!その15分後……やっときいちゃんがおまるでオシッコをしました!!「やったーーー!!!やった、やったーーー!!!きいちゃん、ブラボーーー!!」と、歓喜しまくり、ここぞとばかり褒めまくる私。が、きいちゃんは……異常なほどきいちゃんがおまるでオシッコすることに固執した私の顔が怖かったのか、それ以来すっかりおまるもトイレも大嫌いになり(汗)、座るのを拒否するように……!!!こ、こんなハズでは……!!!と、思いつつも、きいちゃんの恐怖体験(私の顔)のトラウマを回復させるために、それから半年ほどトイトレはあえなく中止になりました……。Upload By 星きのこ一体、何をやっているんだろう、私……という自責の念と共に、これから果てしなく続くトイトレを予感して、さすがに心が折れた私でした……。執筆/星きのこ(監修:鈴木先生より)星きのこさんは一般的に言われているトイトレのやるべきことをすべてトライしたと思います。よく頑張りましたね。いつか偶然でもトイレでできることがあるかもしれません。その時は間髪入れず思いっきり褒めてあげてください。ご褒美にチョコレートなどを口に入れてあげて「よくできたね」と、頭をなでてあげるのもお薦めです。すると次回からできる回数が増えることでしょう。これは大の方でも小の方でも同じですよ。トイトレも夜尿と同じように焦らず・怒らずの精神で気長に待つしかありません。そのためには、トイレには落ち着いてくつろげる雰囲気づくりも重要ではないでしょうか。トイレも睡眠も不安があるとうまくいきませんからね。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
2023年08月31日ビジョントレーニングとは?ビジョントレーニングとは、目でものの性質や状態を捉える力を高め、見たものを正しく認識したり、自分の身体をイメージ通りに動かす機能を向上させるためのトレーニングです。主に、生活や学習上の困りごとを改善したり、スポーツのスキルアップを目指したりする目的で活用されています。もともと、ビジョントレーニングは50年以上前のアメリカが発祥で、近年日本でも広がりを見せています。ビジョントレーニングと聞くと、「視力をトレーニングするのだろうか?」と思われるかもしれませんが、ビジョントレーニングの「ビジョン」とは、視力だけではなく「ものを見る力(視覚機能)」全般を指します。「見る力」は大きく「視機能(入力)」「視知覚認知(情報処理)」「目と手の協応(出力)」の3つから成り立ちます。■視機能(入力)視機能は、外界からの情報を取り入れる入力系の働きを担い、視力、調節力、眼球運動などが含まれます。眼球運動とは、視線を素早く動かしたり、対象を目で追ったり、目を寄せたり離したりする働きのことです。眼球運動は、「見る力」のうちの最初のステップでもある「入力」の部分にあたり、情報を効率良く目から取り入れるためには欠かせない働きです。眼球運動には、「滑動性眼球運動(追従性眼球運動)」「衝動性眼球運動」「輻輳・開散運動」 という3つの働きがあります。・滑動性眼球運動(追従性眼球運動)…見ているものに合わせて視線をなめらかに動かす。・跳躍性眼球運動(衝動性眼球運動)…あるポイントから違うポイントに視線をジャンプさせる。・輻輳・開散運動…両目の視線を見ているものの距離に合わせて調整し、立体感や遠近感を理解する。これら3つの眼球運動が正しく機能することにより、情報を目から取り入れる「入力」が完了します。発達障害事典-日本LD学会/dp/4621300466参考:日本LD学会/編『発達障害事典』2016年丸善出版/刊■視知覚認知(情報処理)第1ステップの「入力」で目から取り入れた情報が脳へと伝わったあと、第2ステップの「情報処理」が行われます。この情報処理のことを「視知覚認知」と呼び、具体的な働きは下記のような働きをします。・色や形を見分ける・見たいものと背景を区別する・空間的な位置を認識する・物の色や大きさに惑わされることなく、同じ形を認識する・図形の形や並び方を覚える■目と手の協応(出力)視覚の働きと体の動きを連動させることを「目と手の協応」と呼びます。第1ステップの「入力」、第2ステップの「情報処理」の次のステップである「出力」にあたる部分です。「目と手の協応」とは、目で捉えた形や位置の情報と体の動きを連動させることです。例として、人とボールを投げ合うときの動きを見てみましょう。飛んでくるボールを目で追いかける(入力)ボールが手元にやってくるタイミングを理解する(情報処理)ボールを目で追いつつ、手を伸ばしてキャッチする(出力)人間は意識しなくても、視覚と体の動きを連動させて、さまざまな活動をおこなっています。「視機能(入力)」「視知覚認知(情報処理)」「目と手の協応(出力)」を連動させる能力は、心身の発達や活動を通して向上していきます。ビジョントレーニングと発達障害についてビジョントレーニングは、発達障害のある子どもの、生活や学習上の困りごとの克服や改善に役立つのではないかといわれています。例えば、発達障害のうちの1つ「学習障害(LD)」のある子どもが、ビジョントレーニングを活用するパターンも見られます。※「学習障害(LD)」は現在、「限局性学習症(SLD)」という診断名となっていますが、最新版DSM-5以前の診断名である「学習障害(LD)」と呼ばれることが多くあるため、ここでは「LD(学習障害/限局性学習症)」と表記します。LD(学習障害/限局性学習症)は、学習における技能に困難さがみられる発達障害の一つです。・読むことやその内容を理解することの困難さ・書くことの困難さ・数の理解や計算をすることの困難さなど大きく3つの分類があります。これらの困難が、知的障害(知的発達症)によるものでないこと、経済的・環境的な要因によるものでないこと、神経疾患や視覚・聴覚の障害によるものではないこと、学習における面のみでの困難であること、という場合に限り診断されます。学校教育が始まる就学期になって診断されることがほとんどですが、就学前の段階で言語の遅れや数えることの困難、書くことに必要である微細運動の困難などがあることでその兆候に気づかれることもあります。LD(学習障害/限局性学習症)は、その症状から「理解する機能」や「暗記する機能」に困難があると思われがちですが、学習に困難が生じる背景の一つに「見る力の困難さ」があるのではないかといわれています。こうした「見る力の困難さ」がある場合には、困りごとや特性を理解し、一人ひとりにあった学習方法を提供することが大事です。LD(学習障害/限局性学習症)がある子どもが感じる困りごとには以下のようなものがあります。・音読がたどたどしい・文章を読むとき文字や行を読み飛ばしてしまう・ひらがな、カタカナ、漢字がなかなか覚えられない・字を書くのに時間がかかる・文字が枠からはみ出す・計算の筆算を間違えることが多いこうした学習に関する困りごとは、「見る力」が弱いことから生じている場合があります。見る力の弱さが学習の困難に影響している場合には、ひたすら音読や書き取りの練習だけを積み重ねても効果が出にくいことがあります。ビジョントレーニングで見る力を高めることで、学習に取り組む際に必要な情報処理や眼球運動の調整などがうまくできるようになり、困りごとが解決しやすくなるのではないかと期待されています。ただし、ビジョントレーニングのみを取り入れるのではなく、子どもが学びやすい環境づくり(文字を大きくする・余白をつくる・字体を変更する・マス目の大きなノートを使用するなど)も合わせて行うことが大切です。ビジョントレーニングの効果は?ビジョントレーニングに期待できる効果は、「見る力」のうち、どの部分を重点的にトレーニングするのかによっても異なります。この項目では「眼球運動」「視知覚認知」「目と手の協応」の3パターンに分けて、ビジョントレーニングを行ったときに得られる可能性のある効果について解説していきます。眼球運動のトレーニングは、以下の3つの機能に対しておこなわれます。■見たいものの動きに合わせて視線をなめらかに動かす機能(滑動性眼球運動)ゆっくりと動く指標を見続けたり、指や鉛筆を使わず目で追いながら迷路をクリアしたりするなどのトレーニングをすることで「目標物を見失ってしまったり、目標物に合わせた手や体の動きが正確に行えなくなったりする」「文字を読み飛ばしてしまう」などの状態の改善に期待できます。■見ているものの位置から、ほかの場所へ視線を移動させる機能(跳躍性眼球運動)見ているものの位置から、ほかの場所へ視線を移動させる機能が弱いと、黒板から一時的に目を離してノートに文字を書いたあと、再び黒板に視線を戻したとしても、先程まで見ていたところをすぐに見つけ出せないことがあります。少し離した指標を指示やリズムに合わせて交互に見たり、間違い探しをしたりするなどのトレーニングをすることで、上記のような困りごとのほか「本を読んでいるときに、文字や行を読み飛ばしてしまう」といった困りごとの改善につながる可能性が考えられます。■両目のチームワークの機能(輻輳・開散運動)両目のチームワークとは、近くにあるものを見るときに両目を寄せたり、遠くにあるものを見るときに両目を離したりする機能のことです。遠くの風景と自分の顔の前に出した親指を指示やリズムに合わせて交互に見るなどのトレーニングをすることで、この機能を高めることにより、「物との距離感を掴みにくい」「ものが二重に見える」などの状況を改善することに期待できます。視知覚認知は、見たものの色や形、距離感を正確に認識するための機能です。点を数字の順番通りにつないで絵を描いたり、お手本の形と同じ形を書き写したりするトレーニングをすることで、視知覚認知を向上させることにより、以下のような効果があるといわれています。・色や形を把握しやすくなり、塗り絵や図形問題に取り組みやすくなる・対象物(見ようとしているもの)と背景を区別しやすくなる・文字の形を覚えやすくなる・距離感をつかめずに人や物にぶつかる状況を改善できる・球技に取り組みやすくなるなど目と手の協応とは、目で見た情報に合わせて、体を動かす機能のことです。この機能が苦手な場合、「黒板の文字を見てノートに書き写すことが難しい」「転がってきたボールをキャッチすることが難しい」などの状況が考えられます。はみ出さないように意識しながら塗り絵をしたり、お手玉遊びをしたりすることで徐々に協応運動がなされるようにします。このような「見る」と「動く」の能力のつながりは、経験の積み重ねやビジョントレーニングの効果により向上するといわれていることから、子どもが楽しみながらチャレンジできるように環境を整えたいですね。ビジョントレーニングはどこで受けられる?ビジョントレーニングのやり方を学べる施設としては、下記が挙げられます。・児童発達支援事業所や放課後等ディサービスなどの療育施設・民間のトレーニングセンター・学校の通級指導教室・スポーツジムなど上記の施設がすべてビジョントレーニングを実施しているわけではないため、気になる場合は問い合わせてみるのがよいでしょう。また、「学習上の困りごとを改善するためにビジョントレーニングを受けたい」「スポーツで役立つビジョントレーニングを受けたい」など、目的に合ったビジョントレーニングに対応しているかどうかも合わせてチェックしておきましょう。ビジョントレーニングのまとめビジョントレーニングは、「見る力」の向上をサポートするトレーニングの総称です。「学習上の困りごとを改善するため」「スポーツのトレーニングのため」など、さまざまな目的で活用されています。ビジョントレーニングにより、効率的に「見る力」の活用ができるようになることで、学習や運動に取り組む際の負担感が軽減し、物事をじっくりと考えたり、理解したりする力を確保することができるかもしれません。困りごとや特性を理解し、子どもに合わせたサポートを検討してみるといいでしょう。参考:佐藤七瀬、 新井里依、角田茉里恵、安藤瑞穂、熊谷恵子「アーレンシンドローム者の視機能に関する検討」参考:e-ヘルスネット「 学習障害(限局性学習症)」(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年08月06日知的障害がある子どものトイトレは長い道のりトイレトレーニング…ダウン症という障害でなくても、何らかの知的障害のあるお子さんのママさんは、トイレトレーニングを悩みに悩んで試行錯誤されている方が多いのではないでしょうか?もちろん、わが家でも長きにわたり、この問題には頭を悩ませています。(そうです、現在進行形です)ダウン症で知的障害がある息子のきいちゃんは、オシッコがトイレでできるようになったのは年長さんのとき。でもウンチが全く1回も成功しなくて、小2になってやっとトイレでウンチができるようになりました。とはいえ、まだ夜寝るときにはオムツをしていますし(そしてまだ寝ながらオシッコしています…)完全にトイトレが終わったわけではありませんが、昼間のトイレは自分一人でできるように!知的障害がある子どもは、トイレで用が足せるようにならない!?そもそも、「知的障害のある子どもはトイレで用が足せるようにならないかもしれない…」ということを知ったのは、きいちゃんがまだ0才の赤ちゃんの頃、市役所にトイレのこととは全く別の相談で伺ったときでした。そのときに対応してくださった職員の人から「知的障害がある人がお腹がすいたとき、通りすがりの誰かがごはんを与えてくれることはあっても、便を漏らしたときは誰も助けてくれない」と、言われました。「…確かに…!!」と思ったのと同時に、障害のあるきいちゃんを産んでまだ間もなく、右も左も分からない不安な私に対して、なんて冷たい言葉を吐く人なんだろう…とも思い、傷つきもしました。(しかしどういう経緯でそんな話になったのかは忘れてしまいました(笑))そして、「排泄物はトイレでするのが当たり前」だと思っていたのが当たり前でないこと、そしてわが子がトイレで用を足すことができないかもしれない事実を、そのときに知ったのです。正直、とてもショックでした。そして、地域の小学校の特別支援学級もトイレが自分でできることが、入学の一つの目安であることをそのときに、知らされました。Upload By 星きのこでもきいちゃんは当時、まだ0才の赤ちゃん。まだまだトイレトレーニングを始める年齢ではなかったので、問題はまだ先だな…と思っていました。一般的にトイレトレーニングを始める時期は、1歳半~3歳ごろと言われています。これは子どもの発達とも関係していて、1~2歳のうちは膀胱にたまると反射的に出てしまっていたオシッコが、3歳くらいになると、少しずつ膀胱にためてから、まとめて出すことができるようになるからだそう。ちなみに赤ちゃんの頃は膀胱がまだ小さいのでしょっちゅうオシッコをしますよね。ただ、子どもによって成長も違うので、トイレトレーニングを始めるタイミングは、お子さんの様子を見てから始めるといい、と言われています。Upload By 星きのこまだまだ先だと思っていたトイトレ…。だけど、あっという間に3歳!とりあえずわが家もきいちゃんがそのくらいの年齢になってから始めようと決めました。そして、まだまだ先だと思っていた3歳に、あっという間になってしまったきいちゃん。うおお…!とうとうトイレトレーニング始めるぞ…!と意気込んで、まずはトイレの絵本を数冊買ってきて、「オシッコやウンチはトイレでやるんだよ~」ということを理解してもらおうと読み聞かせしました。きいちゃんも喜んでトイレ絵本の流しボタンを「ジャー」と押して、キャッキャと喜んでいます。Upload By 星きのこいよいよトイレトレーニング開始!よし!次はいよいよトイレだ!!…とおまるに座らせても、全くオシッコのする気配がないきいちゃん。そりゃそうだ、そんなに簡単にトイレできたら苦労しないわ!と思ったのですが、まさかその苦悩が何年も続き、保育園を卒業するころになってもまだできていないとは、そのときの私は思ってもみなかったのでした…。そして、そんなきいちゃんでもオシッコを成功するようになった経緯は、また別の機会に書ければと思います。Upload By 星きのこ執筆/星きのこ(監修:鈴木先生より)トイトレの基本はタイミングです。何度かトイレに連れていき、たまたまできたら、思いっきり褒めてあげることが重要です。ご褒美に特別におやつをあげてもいいかもしれませんね。そして、できないときは決して怒らずスルーで大丈夫。これはおねしょ対策でも同じなんですよ。焦らず・怒らず・起こさず、が基本です。ご褒美を活用して、子どもの好ましい行動を自発的に引き出すトークン法を使ってみましょう。トイレに入れただけでもシールを貼ってポイントがたまったらご褒美をあげることで、きっとお子さんのやる気が高まりますよ。また、多動なお子さんは便座に座っていても落ち着きがないので踏ん張ることが難しい傾向があります。これを多動便秘と言います。踏み台や子ども用の便座を用意して動画や好きな絵などを見せる工夫も大事ですね。やっぱり、くつろげないとトイレはできませんので。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
2023年07月28日保育園で1歳から始まったトイレトレーニング。順調だったスタートしのくんが通っている保育園では、1歳からトイレトレーニングがスタートします。周りの子どもと比べて、言葉の発達が遅かったしのくんですが、先生の頑張りの甲斐あって、2歳0ヶ月ころにはトイレに行きたくなったら、「無言でズボンとオムツを外す」といった行動を取るようになりました。2歳4ヶ月ころまで意味のある発語がなかったしのくんなので、「トイレに行きたい」と言うことができず、無言でズボンを下ろすという行動で意思を伝えてきていたのでした。そして、私はしのくんがズボンを脱いだのを見て、「トイレやね!OK!」とトイレに連れて行くことができていました。Upload By keikoトイレトレーニングに立ちはだかった壁。それは…順調に進んでいると思われたしのくんのトイレトレーニングですが、ちょうどその後、手術と新型コロナウイルス感染症のパンデミックが重なります…。しのくんには生まれつき停留精巣という疾患があり、2歳半ごろに入院して手術を受けることになっていました。その手術は無事に終わったのですが、タイミング悪く新型コロナウイルス感染症の流行による緊急事態宣言が重なったことで、約2ヶ月半も保育園を休むことになってしまいました。そして、その間に何もかもリセットされ…しのくんは自分からトイレに行くそぶりを全く見せなくなってしまったのです。再び保育園に行けるようになったあとも、その状況は変わりませんでした。そして、いつの間にか、保育園の3歳児クラスでオムツが外れていない子どもは、しのくんだけになってしまいました…。ある日の参観日で、クラスのみんなはトイレに行っているのに、しのくんだけ先生にオムツを履かせてもらっている姿を見て「どうしよう!」と焦ったのを覚えています。Upload By keiko3歳のとき、外のトイレを怖がるように!?きっかけは…親の焦りを知ってか知らずか、3歳の誕生日を過ぎても、相変わらずオムツだったしのくん。自分からトイレに行くことはなく、親のほうからトイレに誘う日々が続いていました。そんなある日、その状況に追い討ちをかけるかのような事件が発生しました。家族で遊園地に遊びに行ったときのことです。オムツを交換しようとしのくんをトイレに連れて行ったのですが…しのくんは、トイレの中が薄暗かったせいか、急にトイレが怖くなってしまったらしく、ズボンを払いのけ、オムツ姿のままトイレの外へ走りだしてしまったのです!そのときは、どんなになだめてもトイレでオムツを替えることができなかったので、仕方なく私と夫で壁をつくって、外から見えないようにして、トイレではない場所でオムツを履き替えさせるしかありませんでした。Upload By keiko一番悩んでいたとき、思いがけず訪れた転機この事件以降、しのくんは、家以外のトイレに入ることができなくなってしまいました。そんなふうに、トイレトレーニングで一番悩んでいたある日…しのくんが2歳7ヶ月ごろから通っている「ことばの教室」に行ったときのことです。私はしのくんがオシッコをしたそうに、もじもじしているのに気づきました。「環境に慣れている『ことばの教室のトイレ』だったら、もしかしたら行けるかもしれない!」すると、しのくんの様子にピンときた先生がさりげなくしのくんを誘い、トイレに連れて行ってくれました。そして、私と先生が見守るなか…なんとしのくんは、数ヶ月ぶりに家以外のトイレで用をたすことができたのです。「すごいすごいすごい!」と先生と私で褒めまくりました。Upload By keikoことばの教室でのトイレの成功で、しのくんの中で自信がついたのか、その後、だんだんとトイレでできることが増えました。また、3歳半を過ぎたころから言葉も増えてきて、自分から「トイレに行く」と言えるようにもなりました。そして、4歳目前でついにオムツが外れました。5歳になった現在、悩んでいたころを振り返って5歳になった今では、もう外のトイレは怖がりません。むしろ、女性用トイレに入りたくないといって、一人で男性用トイレに入って行くくらいです。オムツ卒業の時期は人によって違うので、そんなに焦ることなかったなと今では思います。しかし、当時の私は心配で心配でしかたありませんでした。そんな私の焦りもきっとしのくんに伝わっていただろうなと思うので…今となっては反省しております。ほかの子どもと比べたり、周りの目を気にしないで、しのくんを第一に考え、しのくんのペースに合わせていきたいなと思います。執筆/keiko(監修:鈴木先生より)ASDの患者さんの場合、幼少時からズボンとパンツを脱いでトイレへ行く習慣をつけると、大人になってからも同じ行動をすることがあります。自宅ではいいのですが、外出したときは男児ならズボンを脱がないでできる習慣を本人のペースも考えてできるだけ早い時期から身につけるようにしましょう。一般的に公衆トイレは汚いイメージがあり、感覚過敏があるお子さんは臭いや汚れを気にして入れないこともあります。誰でもきれいなトイレのほうがいいとは思いますが、特に、ASDのお子さんはこだわりが強いため、外出時はどこにきれいなトイレがあるか確認していくといいでしょう。潔癖など強迫性症状のある方は他人が使うトイレに行けず、わざわざ自宅へ帰ることもあります。携帯の除菌スプレーを持参するなどの工夫も必要となります。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年07月13日トイレの際は4歳の娘と一緒に入る私。そのため私が生理のときも、一緒にトイレに入ることが多くありました。しかし、たまたま娘と違うトイレに入った際、私はある失敗をしてしまったのです。 娘は生理に興味深々娘は何ごとにも興味津々で、私が生理のときはナプキンを替えるのを手伝ってくれようとします。娘は4歳で少し会話が理解できるようになってきたころ。ただ、生理について「月に1回起こる生理現象」と説明しましたが、まだあまり理解していないようでした。 生理のときはお決まりのように便器を覗いて「赤い日だ!」と目を丸くして驚き、叫ぶのです。 スーパーで嫌な予感! そんな娘とスーパーで買い物をしていたときのことです。いつもは外出する前に娘にはトイレに行かせていましたが、その日は私が生理中で、娘のトイレのことまで頭がまわっておらず……。案の定、買い物中に娘が「トイレに行きたい!」と言いだしたので、スーパーのトイレを借りることにしました。 幸いトイレには誰もおらず、個室もすべて空いていました。そして私もトイレに入りたいと感じたため、「ママ、隣のおトイレに入るね!」と言って、娘をトイレに促し、私は隣のトイレへ。 そしてトイレが終わった娘から、「ママーうんちがでたからふいてーはやくふいてー!」という大声が聞こえてきました。 間一髪!私は急いでナプキンを交換し、娘のほうの個室へ。娘のおしりをふいて手を洗い、その場を立ち去りました。しかし、トイレから数メートル離れたところで「自分が使っていたトイレを流し忘れたかもしれない」と不安に。 急いでトイレに戻ると、ちょうど私が入っていた個室の前に女性が。私は娘に負けず劣らずの大声で「すみません! 流し忘れてます!」とひと言。女性は私の大きな声に立ち止まってくれました。 やっぱり流し忘れており、私は急いでトイレを流し汚れていないかチェックをして女性に謝りながらトイレをあとにしました。女性に流し忘れを見られなくてよかったですが、これまで流し忘れたことなどなかったため、顔から火が出る思いで、私は早々に買い物を済ませ、娘とスーパーを後にしたのでした。 いつもは娘とトイレに入るため流し忘れるということはないのですが、別々の個室に入ったことでしてしまった失敗でした。娘といるときは自分のことが後回しになることも多く、生理中のときこそ自分にしっかり目を向けなければと改めて思いました。 娘もまだ生理のことを正しく理解することは難しいと思いますが、成長するにつれて少しずつまた生理について話していけたらと感じています。 著者/伊東理恵子作画/加藤みちか監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2023年07月03日2歳で開始!教科書通りのトイレトレーニング最初にトイレトレーニングを開始しようと思ったのはスバルが2歳になる前でした。なぜなら、私の手元にあった育児書に「トイレトレーニングスタートの目安は1歳半~2歳」と書いてあったからです。第一子で育児の知識もなく、ワンオペ育児で実家も遠く、出産直前でこの地に引っ越して来たので友達もママ友もいない。そんな私は完全にその育児書通りにものごとを進めようとしていました。1歳半の時点で言葉の遅れを指摘されているし、もはや育児書通りのスケジュールで成長してくれていないのですが、ほかに道しるべがないので「教科書通りに」「普通に」「一般的に」にこだわって、当時の私は頭がガチガチになっていたように感じます。育児書のアドバイス通りに子ども用便座と踏み台、かっこいいパンツにご褒美シールを用意して準備万端です。育児書には「便座を怖がる子がいる」と書いてありましたがスバルは平気そうでした。可愛く飾りつけしたトイレを楽しそうに眺めるスバルを見て、「これは案外早く成功するのでは?」と思いました。それから毎日時間を決めて定期的にトイレに座らせましたが1度もおしっこが出ることはありませんでした。そうじ洗濯を覚悟して天気の良い日にトレーニングパンツを履かせてみましたが、漏らすどころか尿意を感じると勝手にオムツに履き替えて用をたしていました。ならばと、オムツを隠すと血管が切れそうなほどの真っ赤な顔でおしっこを我慢していました。そのままトイレに座らせてみても「うわあああ!」と断末魔の叫び声を上げながらもおしっこは出ないのです。私も粘ったのですが、このままでは本当に血管が切れてしまうのでは?と思うほどの赤を通り越して赤紫になった顔を見て堪らずオムツを履かせてしまうのでした。Upload By 星あかりこんなパターンは育児書にもインターネットの体験談にも載ってないんですけど。数ヶ月頑張りましたが、冬が来てトイレで長時間粘るには寒すぎるので一時中断することにしました。その後はプレ幼稚園に通い始めたり、なんだかんだで発達検査を受けたり、自閉スペクトラム症と診断されたり、療育に通い始めたり、プレ幼稚園を退園になったり、新しい幼稚園を探したり、と怒涛の日々を過ごしていたためトイレトレーニングは完全に後回しになってしまいました。後回しというより、トイレトレーニングにまで手を出す余裕がありませんでした。自閉スペクトラム症と診断され「これは想像していたより長くオムツとつき合うことになるかも」と思いました。オムツが外れないまま幼稚園に入園そしてスバル3歳の春、幼稚園入園直前、私たちはトイレで2歳のころと同じことを繰り返していました。2歳のスバルはほぼ発語なしでしたが、3歳のスバルは「しっこ、でる」と事前に言うことができました。トイレに連れて行くと、すんなり便座に座るので嫌がってはいないようですが、結局顔を赤紫にして泣き叫んだあげくおしっこは出ないのでした。スバルはオムツが外れないまま幼稚園へ入園しました。幼稚園は「オムツ外れてなくて全然大丈夫!幼稚園で頑張りましょう!」という方針で安心していました。しかし、この幼稚園には備えつけのプールがあり、6月のプール開きから10月のプール納めまで、天気の良い日はほぼ毎日プールに入ると聞き、一気に不安になりました。なぜなら、オムツが外れてない子どもは大きいプールではなく、プールの横に設置した小さなビニールプールに入ることになるからです。小さいプールで毎日スバルが1人きりだったらどうしよう…。幼稚園へ入園して1週間がたち…どうなるトイトレ!?入園して1週間ほど経ちました。幼稚園へお迎えに行くと園舎から保護者が待機する昇降口まで聞き慣れた叫び声が響き渡っていました。スバルの断末魔の叫びです。これはまさに今、スバルはトイレにいると思って間違いないでしょう!スバルの叫び声をBGMにお友達は次々と帰宅して行きました。私が祈るような気持ちで待っていると叫び声がピタッと止み、しばらくしてヨレヨレの先生に手を引かれたヨレヨレのスバルが登場しました。叫び声の長さからして大変な時間を過ごしたと思われる先生が「スバルくんさっき初めておしっこ成功したんですよ~」なんてサラッと言うもんだから、もう頭が上がりません。私と先生とたまたま近くにいた名も知らぬ保護者のみな様とスバルを褒め称え、先生に何度もお礼を言い帰宅しました。Upload By 星あかり私は気合いに満ち溢れていました。そう、これはゴールではなくスタートなのです。先生が頑張って成し遂げてくれた第一歩を無駄にしないように、このあとは私が2歩目、3歩目を成功させていかなければならないのです。そんな気持ちで埃をかぶったご褒美シールを引っ張り出していると、スバルがいないことに気がつきました。リビングから出てみるとトイレへ向かう廊下にスバルのズボンとパンツが落ちていました。まさかと思ってトイレへ向かうと、なんとスバルがトイレでおしっこをしている真っ最中でした。自分でズボンを脱ぎ、子ども用便座を自分で設置しおしっこをしていました。そしておしっこが終わると便座から降りて子ども用便座を元の場所に戻し、手を洗い、脱ぎ落としたパンツとズボンを履きながらリビングに戻って行きました。それは今日初めてトイレ成功した人の所作ではないのよ。ずっと前からオムツ外れている人の所作なのよ。その後はずっと「ぼく前からトイレでしてますけど」みたいな顔してトイレでおしっこをしています。それからしばらくして、大きい方も同じ方法(さらに長時間粘る方法)で家で成功させました。それからずっとパンツです。そしてプール開き!濡れた水着が1人で脱げないみたいな問題はあったものの、無事大きなプールでみんなと遊ぶことができました。もう少しあとから気づいたことですが、どうやらスバルは1度定着した動きやクセ、ルーティーンを変更するのにものすごく時間とパワーが必要なようです。その後も育児書に載ってないタイプの成長をするスバルを目の当たりにし、いつしか育児書は読まなくなりました。発達障害のある子どもの子育ては育児書の通りには進まず、灯台の明かりが消え、まるで道しるべを失った船のようだと思ったこともありました。でも育児書を手放したことは「教科書通り」に縛られていた心を少しだけ軽くしたかな、とも思います。現在もトライ アンド エラーでスバルオリジナルの成長方法を探しています。執筆/星あかり(監修:初川先生より)スバルくんのトイトレエピソードをありがとうございます。おしっこはおむつにするもの、トイレ(便器)にするものではない。そうしたスバルくんのルーティンを変えるのは本当に大変だったことと思います。園にもよりますが、幼稚園や保育園の先生はさすがトイトレへのサポートを慣れていらっしゃいます。今こそというタイミングをうまく活かしてくださったこともあるのだと思います。また、家でたくさん練習していてもうまくいかずとも、園での集団生活の中で、ほかのお子さんがうまくやれていることにお子さん自身が気づいて頑張りだすこともあるでしょう。少し遅めのトイトレだとしても、頭での理解が進んでいる場合はその後がスムーズなこともあります。スバルくんは一度トイレで成功すると次からはとてもスムーズにできるのですね(思わず笑ってしまいました…これまでの苦労は一体、と思いますね)。それほどに、ルーティンを変えることが難しく、また一度定着したやり方は継続しやすいということですね。これはスバルくんの今後のさまざまな成長発達を支える上でのヒントになりますね。さて、今回、あかりさんはトイトレを自宅でがんばろうとし、また、間に合わなかったこともあり、園での生活の中でトイトレを継続しました。育児書を読んでがんばってみることももちろん良いのですが、発達的な特性のあるお子さんについては、例えば子育てひろばのようなところで、あるいは、地域の子ども家庭支援センターといった場で、トイトレなどに関してのご相談をしてみるのも一つです。育児書と同じような発達をしている場合には育児書は有効ですが、オリジナリティある道のりを進んでいる場合、育児書をもとにすると精神的に負担になることも考えられます。そういう場合には子育て相談を利用するのも一つです。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月16日「トイレトレーニングを始めるなら、薄着の季節がいい」とママ友から聞いた私。娘も1歳半を過ぎて少しずつおしゃべりができるようになっていたので、夏到来とともにトイレトレーニングにチャレンジすることにしました。そのとき、娘に言われて意外だったひと言があったんです。 トイレトレーニングに必要な物って?私にとっても初めてのトイレトレーニング。最初に何を揃えるべきか悩みましたが、娘は月齢のわりに体格がしっかりしていたので、おまるではなく、トイレの便座にはめ込むタイプの子ども用便座を選びました。 子ども用便座は、娘が大好きだったキャラクターの物にしました。ボタンを押すとキャラクターの声で「頑張れ!」「すごーい!」などの音が出るタイプだったので、これならすすんでトイレに行きたくなるかもしれないと期待していました。 なぜ? まったくトイレに行きたがらない娘買ってきた便座を見せると、案の定、娘は大喜び! 私がトイレに行くときについてくることもあったので、トイレに入ることも抵抗はなく、便座にも座ってくれました。 私は子ども用便座の音が出るボタンを押して、「おしっこ頑張れって言ってるよ」と娘に伝えました。すると娘の顔から笑顔が消え、急に便座から降りたがり、その後トイレに行きたがらなくなってしまったのです。 予想外の展開に戸惑った私。「どうしてトイレに座るのは嫌なの?」と娘に聞いてみました。 成長を感じた意外な言葉「ちっちみる、やだから」と娘は言いました。娘の言葉を訳すると、どうやらそのキャラクターが好きだから、トイレを見られるのが恥ずかしいと思っていたようです。 単純に好きなキャラクターなら喜ぶと思っていた私には意外な言葉だったうえに、「恥ずかしい」という気持ちが娘に芽生えていることに成長を感じました。 結局その後、シンプルな子ども用便座に変更してトイレトレーニングを始め、1年かかりましたが、3歳になる前におむつがはずれました。 トイレに行きたがらない理由もいろいろ。そして、親がいいと思うことが必ずしも子どももいいと思うわけではない、ということに気付くいいきっかけになりました。 著者:安部 歩/30代女性・主婦。4歳と1歳の姉弟の母。結婚と同時に地方へ引っ越しし、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。作画:みいの ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年05月24日楽しかったゴールデンウィークも終わり、いよいよ本格的に新年度がスタートしましたね。ゴールデンウィークはどこかへお出かけされましたか?わが家は水族館へ行ってきました。初めて見るベルーガ(白イルカ)やシャチに、子ども達は大興奮!!!とても楽しそうだったので、連れて行った甲斐があったなと思いました。子どもって、好奇心旺盛で素直ですよね。水族館でも気になった魚を熱心に観察して、疑問に思ったことをたくさん質問してきました。疑問に思ってそれを質問するのはいいことなのですが、時と場合によっては、親としては焦ることもあったり…しませんか?4年生の娘は、だいぶ恥じらいが出てきて、思ったことをすぐ口にするということはなくなったのですが…1年生の息子は、まだまだ精神的に幼く、いまだに思ったことを直球で発言しちゃうので、親の私たちは焦る場面がちょくちょくあります。■パパと息子がトイレで遭遇した出来事トイレブースから、シャッター音が聞こえたらびっくりしますよね。息子は、トイレの中で何の写真を撮っているのか純粋に気になって、こんな反応をしたようです。大人の私も何を撮っていたのか気になるので、息子の気持ちもわかるのだけれども…まさかトイレブースの中の人に向かって質問するなんて!! 主人はとても焦ったそうです(笑)結局、何の写真を撮っていたのかは不明。気になる…スクリーンショットかな?この数週間後、2人がまた、トイレからダッシュででてくる出来事がありました。■息子の直球発言に大焦り!息子が「オナラ」というワードを連発したので、主人は、とても焦ったそうです。子どもにとっては、世の中、不思議なことだらけ。質問したくなる気持ちもわかるのだけれども、もう少しオブラートに包んでほしいなぁ…でも、これも子どもならではの思い出ですかね。少しずつ、空気が読める子になっていくのかなぁ…無邪気な息子の姿を、今は思いっきり堪能したいと思います!!
2023年05月17日息子は2歳からトイレトレーニングをスタートし、3歳でようやくトイレでおしっこすることに成功。しかし、うんちだけは頑なに拒否し、紙おむつに履き替える日々が続きました。そして、息子がトイレトレーニングが完了しないまま、幼稚園の入園を迎えることに。入園してもなかなかトイレでうんちができずに悩んでいましたが、ついに成功の瞬間がきたのです! でも、その場所は自宅のトイレではなく……。 トイトレ終了は突然に!成功した意外な場所 現在5歳の息子は、2歳でトイレトレーニングを始めたのですがスムーズに進まず。3歳になると徐々にやる気を見せ、おしっこはトイレで成功するようになりました。翌春には幼稚園への入園を控えていたため、トイトレは完璧にしておきたかったのですが、最大の難関がうんちでした。 息子は便意を感じると自ら紙おむつに履き替え、部屋の隅で踏ん張るという日々……。その調子で幼稚園の入園が目の前に迫り、私は焦り始めます。 結局、うんちのときだけ紙おむつに履き替えるスタイルのまま入園を迎えます。担任の先生には息子のトイレ事情を説明。先生は「大丈夫ですよ!」と笑顔で対応してくださいましたが、「幼稚園でうんちに行きたくなりませんように……」と私は祈るばかり。 3学期のある日、迎えに行くと先生から「〇〇君、今日トイレでうんち成功しました!」との言葉が。 先生は「大丈夫だから、一緒に頑張ってみよう」と息子の背中を押して補助をしてくださったようでした。息子も「トイレでうんちができてうれしい!」と自信をつけた様子。成功したのは先生の働きかけや周囲の友だちの影響があったからだと思います。 その後、自宅でもトイレでうんちをするようになり、紙おむつを卒業。トイトレに躍起になったり、不安になったりの日々でしたが、「来るべきときが来たら、できるようになるものだ!」と感じた出来事でした。 作画/becomachi85著者:内野みお
2023年04月28日まま代さんは夫・ぱぱ介と職場恋愛から結婚、二卵性の男の子と女の子の双子を出産しました。初めての育児で双子は大変だろうと、義両親の勧めから始まった義実家での同居。しかし、義家族の育児干渉や行動にまま代さんはストレスが溜まっていきます。親としての当事者意識がないぱぱ介はあてにならず、頼りの義父も入院で不在のため、義家族の行動に歯止めが利きません。まま代さんはぱぱ介に見切りをつけ、経済的自立を目指して働き始めることにしたのでした。まま代さんの機転により、義兄と義母による子どもたちへ甘いもの与えすぎ問題は無事解消できましたが、次の問題が発生します。家庭保育中の子どもたちに義母がトイレトレーニングを行っていますが、なかなか進まないようです。双子の同時トイトレは難しく…? 子どもたちのトイレトレーニングはなかなか進まないようで、義母も困った様子です。そこに現れたのが義兄でした。以前は断ったものの、細かいことを気にしないと心に決めたまま代さんは、義兄に任せることにします。 子どもたちと早速トイレに入った義兄はなかなか戻ってこず、不安を覚える義母とまま代さん。40分後、無事初めてのトイレに成功したと義兄が、子どもたちとトイレから戻ってきました。得意げにトイレトレーニングの方法について語る義兄……。そんな中まま代さんは、義兄がトイレに持ち込んでいたスマホがふと気になりました。子どもたちにスマホでアニメを見せたという義兄ですが、真相は分かりません。そこでまま代さんは、義兄の盗撮現場を押さえることを決意したのでした。 まま代さんは、義兄が子どもたちを性的な目で見ているという可能性を捨てきれません。義兄と子どもたちの接触について相談しても、夫のパパ介は「気持ち悪い」と冷たい反応。 どれだけ味方になってくれる人がいなくとも、子どもたちの安全には変えられません。まま代さんには、真相を突き止められるように頑張ってもらいたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ゆっぺ
2023年04月26日出産を機に東京から自然豊かな沖縄に移住した、モデルの武智志穂さん。大好きな地で双子の子育てを楽しむ志穂さんに、ママライフを綴ってもらう人気連載。第32回目は、志穂さん家のトイレトレーニング事情について。志穂さんが取り入れているトイトレの方法や実際に使っているグッズなどを紹介してくれました! これからトイトレを始めようと思っているママはぜひ参考にしてみてね♪いよいよ夏の到来!? を感じさせる日も多くなってきた沖縄から、こんにちは~!秋の10月と、4~5月の梅雨入りまでは個人的には沖縄のベストシーズンだと思っています。(晴れの日が多く、湿気も少ない。観光客も比較的少なめ◎)なので、ここのところ立て続けに友人たちが沖縄に遊びにきてくれていて、慌ただしくも楽しい日々を過ごしています♪大切な人たちと素敵な思い出を共有できるのは、やっぱり嬉しい!そんな中で、いよいよ本腰を入れてがんばっていることがひとつあります。それは……トイレトレーニング★去年の4月から保育園でパンツトレーニングが始まり、自宅でも週末の午前中だけとか、ちょこちょことパンツトレーニングをしていました。2ヵ月ほど前から急に双子の弟の絢士がトイレでおしっこ・うんちをすることに興味を持ち始めたので、これはチャンス! と思い、ゆる~いトイトレがスタート。お互いにストレスにならないように、あくまでもゆる~く。おトイレでおしっこ・うんちができたら、YouTube見せてあげるよ~とかでやる気を引き出しつつ、成功したら大袈裟なほどに褒める!!!(この辺は犬のしつけと似ているような。)このままいけば、夏中にはオムツが取れるかも……?わが家のトイトレで使っているグッズもここでご紹介。まずは踏み台。自分で便座に座れる&踏ん張る動作ができるようになるので、トイトレにはマスト。いろんなタイプがあって迷いに迷いましたが、最終的にリッチェル「トイレサポートステップ」を購入しました!子どもでも自分で持ち運びができるくらい軽い。なので、高い所にあるオモチャを取るときや、洗面台で手を洗ったりうがいをするときにも、自分で持ち運んで使ってくれています。コンパクトなサイズ感で、トイレに置いておいても邪魔にならないのも嬉しいポイント。お値段もお手ごろでこれは本当に買ってよかったです。次にご紹介するのは補助便座。こちらは友人に譲ってもらったお下がりなんですが、ベビービョルンの「トイレトレーニングシート」。こちらもとても軽いので、子どもでも自分で楽々セットすることができます。裏側にダイヤルがついていて、トイレのサイズに合わせてジャストフィットで固定することができます。だからズレないし安定感抜群!(一度調整しておくと、そのあとはそのまま使えます。)お尻の形にもフィットしてくれるみたいで、座り心地もよさそうです。使わないときはフックで壁にかけておけるので、収納にも困りません。トレーニングパンツは西松屋。子どもたちが大好きな重機の絵のパンツで、気分を上げてもらっています。サニタリーショーツのような構造になっていて、肌に触れる部分は吸水性のいい素材が使われています。もしパンツでおしっこしちゃっても、数回なら外まで漏れてこない優れものです。実は、双子でもお兄ちゃんの瑛士はあまりトイトレに乗り気ではありません。むしろオムツでうんちしても、なかなかすぐに教えてくれない……。同じもの食べて同じように育ってるのに、おもしろいですよね~。子どもの成長スピードは本当に人それぞれなんだと実感します。焦らず比べず、どっしり構えて、のんびりとトイトレ頑張りたいと思います!PROFILE武智志穂さんファッション誌、TV、CM、ラジオなどモデル発のタレントとして10年以上のキャリアを持つ。現在は、美容・グルメ・アウトドア・音楽・旅行などライフスタイルを発信し、同世代の女性から高い支持を集める。出産を機に沖縄に移住し、双子の男の子の育児に奮闘中。Instagram
2023年04月25日保育士の中田馨さんが、1歳からできるおむつはずれのコツを教えてくれました。おむつはずれのスタートの目安や具体的なコツをマンガで詳しく解説!こんにちは、保育士の中田馨です。1歳過ぎて暖かい季節が近付くと「そろそろトイレトレーニングをスタートしたほうがいいかな」と思う人もいるのではないでしょうか。よく「夏におむつをはずすとラクよ!」なんて先輩ママから言われることもありますよね。夏にトイレトレーニングをすると、冬よりも洗濯物がよく乾いてラクというメリットがあります。 さて、本題に入る前に最初にお話ししておきたい大切なことがあります。それは、トイレトレーニングは「○歳になったらスタート!」というものではないということ。体の成長と共に膀胱も大きくなってきて、ある程度のおしっこをためておけるようになってからのスタートが理想です。このことを念頭に置きつつ、今回は、1歳代にできるトイレトレーニングのコツをお話しします。 おむつはずれをスタートする3つの目安これまでおむつの中におしっこやうんちをしていた子どもが、トイレに座っておしっこやうんちができるようになるための準備段階の期間をトイレトレーニングと言います。トレー二ングというと「やらなければいけない!」という思いが強くなってしまうので、ここから「おむつはずれ」と言うことにしますね。おむつがはずれる時期には、個人差があります。月齢よりもその子の成長を見てスタートしましょう。 【スタートするための3つの目安】・ひとりで立って歩ける・大人の言うことを理解している・おしっこの間隔が2~3時間空くようになってきた おおよそ1歳半ごろになると、膀胱におしっこがたまる感覚やおしっこが出た感覚がわかるようになってくるので、遊んでいるときにもじもじしたり、おしっこが出たときにおむつを触るしぐさをすることもあります。また、家族がトイレに行く様子に興味を持ち始めることもあります。そんな子どもの様子を見ながら「そろそろスタートさせようかな?」と思ってもいいでしょう。 次から、具体的な1歳代のおむつはずれのコツについてお話しします。 1. まずはトイレのイメージづくりから「よし、3つの目安もクリア! 今日からスタートするぞ!」と、突然トイレやおまるに座らせると、子どもはビックリしてしまいます。何をすればいいかわかりませんし、トイレに座るのを嫌がることもあるでしょう。そもそも、まだ子どもは「おしっこ」や「トイレ」のことを知りません。 1歳代のおむつはずれのポイントは「トイレでおしっこをするイメージづくり」をすることです。まずは、おしっこやうんちがおむつで出たときに「おしっこが出てスッキリしたね! おむつを替えて気持ちがいいね!」と子どもの気持ちに共感することです。そして、おしっこなどを題材にした絵本などを遊びに取り入れます。 ここで注意することは、絵本を教科書にしないこと。あくまで遊びのなかで自然に興味を持ってもらえるよう強制はしません。 2. ママがトイレに行くときに誘ってみようトイレに座るタイミングは、子どもにトイレのイメージづくりができてからでOK。ママがトイレに行くときに誘ってみてもいいですね。子どもはママのマネが大好き! トイレの一連の流れを見せつつ「〇〇ちゃんも座ってみる?」と言って誘ってみましょう。 誘ってみて「うん」と言ったら座らせてみるのですが、私の保育所での経験上、半分くらいの子は、いざ座る!というときに「いや!」と嫌がります。嫌がったらそこで終了。「じゃあ、また今度にしよう」と潔く諦めることも大切です。 子どもが嫌がっては先に進みませんので「座れるときに座ればいい」くらいのラクな気持ちで取り組みます。「トイレに行くと、楽しいことが待っている!」と思ってもらうためにも、トイレに好きなキャラクターの絵を貼っておくなどして、楽しい雰囲気づくりもしてみましょう! 3. お昼寝のあとにおしっこが出ていなければチャンストイレに行っても、すぐにおしっこが出るようにはなりません。結論から言うと、1歳代はおしっこが出れば「ラッキー」くらいに思って座らせましょう。「この夏で何が何でもおむつをはずすんだ!」という思いは少し横に置いてください。ただ、一度おしっこが出れば、その感覚を覚えてくれることが多いもの。保育所では、お昼寝から起きたときにおしっこが出ていなければチャンスと思ってトイレに誘います。このときに座ることができれば、かなりの確率でおしっこが出ます。なかには、これまでご機嫌でトイレに座っていたのに、おしっこにビックリして、その後しばらくトイレに座るのを嫌がる子もいます。ママとしては「ああ、もったいない!」と思うところですが、ここで「こないだまで座れてたじゃない!」と無理させるのはNG。それよりも「今は休憩期間」と思って、スッパリとトイレのことを忘れることが、近道になります。その後は、子どもの様子を見つつ、またトイレに誘っていきましょう。 おむつはずれは、どの子も行きつ戻りつしながら進んでいきます。ママは慌てずドーンとかまえて、遊びの一環として取り組んでみましょう。 作画/はたこ 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年04月22日成長が早い息子は、オムツが外れるのも早いかも?母子手帳に書いてある目安の時期より、歩き出すのも早く、言葉を話し出すのも早かった息子。「これはオムツもすぐに外れるかも!」と期待して、1歳の夏からトイレトレーニングを始めました。まさかそれから3年近くかかるとは思いもよらず…。トイレトレーニングを始めた1歳のころは、息子もトイレが物珍しかったのか、誘うと応じてくれることもありました。ほぼトイレですることはなかったけれど、たまに成功することもあったので、私もまだ気持ちに余裕があり、「まだ1歳だし」と焦らずのんびりやっていこうという心境でした。「春や夏など暖かい季節だとオムツを外しやすい」と聞いたことがあったので、息子が2歳になった夏、本腰を入れてトイレトレーニングを開始しました。ネットや育児書の情報を調べては、ごほうびシールを用意してみたり、濡れた感覚が分かりやすい種類のオムツに変えてみたりしました。しかし、トイレに誘っても「まだ行きたくない」と言った直後に「出たー」ということもあり、思ったようにはいかず…。そしてオムツが外れないまま2歳の夏は終わってしまいました。Upload By ユーザー体験談幼稚園の面談でトイレのことを聞かれドキリ息子は秋生まれのため、3歳になるころに入園を希望する幼稚園の面接がありました。入園の申請書類の質問事項に「トイレは自分で行けますか?」とあってドキリ。面接のとき「まだオムツが外れていないのですが…」とおそるおそる伝えると、園長先生は、「毎年、入園時にまだオムツの子はいるので、一緒に頑張っていきましょう!」とやさしく言ってもらえてほっとしたのを覚えています。Upload By ユーザー体験談幼稚園入園後もトイレトラブルは続き…結局、入園までにオムツは外れなかったので、幼稚園にはオムツをはいて通い始めました。幼稚園でも先生方はタイミングを見てトイレに誘ってくれていましたが、息子は事あるごとに脱走。ある雨の降る日にいなくなり、園舎の裏手に隠れて雨に濡れながらこっそり用を足していたこともあったようです。自宅ではできるだけオムツではなく下着をはいて過ごさせようと頑張っていました。息子の好きそうな柄のトレーニングパンツを用意して、もし漏らしてしまっても叱らないように…と心がけていました。しかし、息子は濡れている感覚にも気づかないのか、よくソファに座って漏らしたまま大好きなテレビに見入っていました。何度も同じことを繰り返すのでつい感情的に叱ってしまうこともあり、自己嫌悪に…。Upload By ユーザー体験談このころ、周囲がトイレに誘うたびに、息子はトイレに行くのを嫌がるようになってしまいました。便意を感じると決まって机の下に潜り込むのですぐ分かるため、「トイレでしょう?一緒に行こうよ!」と声をかけても怒り出して嫌がる。どうしたらいいのか分からず途方に暮れてしまいました。そして、幼稚園でまだおむつをしている子どもは、ついに息子だけに…。せっかく用意したトレーニングパンツも役に立たないままサイズアウトして、このまま4歳になってしまうのか…とため息が出ました。年少の2学期、幼稚園から1本の電話が…そして2学期が始まって早々、幼稚園から電話がありました。それはトイレのことではなくーー「息子さんが幼稚園でたびたび癇癪を起こして暴れ、手のつけられない時間がある。自治体による心理士の保育所巡回で、『加配の先生をつけた方がいい』というアドバイスがあった」という内容でした。幼稚園からの報告にショックを受けましたが、保育のプロの目から見ても息子には特別な支援が必要なのだという事実に「息子の発達の遅れは、私の育児のせいではなかったんだな…」とほっとした自分もいました。そして、母親である私が療育の申し込みなどで忙しく、オムツ外しどころではなくなってしまったのが幸いしたのか?幼稚園に加配の先生が来てくれて落ち着いたのか?理由は分かりませんが、息子は4歳の誕生日の直前で急に「出る前」に言葉で伝えられるようになりました。Upload By ユーザー体験談夜のおむつが外れるのにはもう少し時間がかかりましたが、小学生になった今は、おねしょをすることもなくなりました。しかし、今でもギリギリまでトイレに行かず、自宅にいても間に合わないこともしばしば…。息子の発達ペースを大切にまだ息子の特性を知らなかったときは、世間一般で言われている「オムツが外れる時期」にとらわれて躍起になっていたけれど、同級生と足並みはそろわなくても、息子には息子の発達のペースがあるということが分かった出来事でした。これからも周りと比べることなく、息子なりの成長を喜び、応援していきたいと思っています。イラスト/カタバミエピソード提供/あかクレヨン(監修:鈴木先生より)オムツが取れないお子さんはトイレトレーニングが基本ですが、決まった時間になったら一緒にトイレへ行くなどこまめな工夫が必要です。トイレへ入るのが嫌なお子さんも多いので、まずはトイレのドアノブを触るところから始めていきましょう。そして今度はドアを開けて中をのぞく、次は入るだけ、その次は便器に座るなどスモールステップで徐々に慣れさせていきましょう。お子さんの好きなキャラクターの絵やグッズを置いたり、暗いトイレを明るくしたりする工夫も大切です。一つひとつできたら褒めてシールを貼るなどトークン法も利用しましょう。あせらず怒らずお子さんのペースでいいと思います。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年03月18日ゆるっと性教育
こどもと見つけた小さな発見日誌
良妻賢母になるまでは。