大きな肌トラブルに発展!? 赤ちゃんの“虫刺され”の症状と的確な対処法
こんにちは、齋藤惠です。
これから初めての夏を迎える赤ちゃんにとって気をつけなければいけないのが、“虫さされ”による被害です。ただの虫さされと侮ってはいけません。
大人の場合はかゆくなる程度ですむものでも、免疫のない赤ちゃんにとっては大きな肌トラブルに発展してしまう可能性があります。
今回は、赤ちゃんの“虫刺され”についてお話ししていきます。
●虫のタイプ別! 赤ちゃんに起こる“虫さされ”の症状
●蚊やダニの場合
血を吸う虫に刺された場合、大人よりも反応が強く出ることがあります。刺されたところがパンパンに腫れ上がり、かきむしってしまうことで“とびひ” になるケースもあります。
【対処法】
刺されたところを水で洗い、冷たく絞ったタオルなどで冷やします 。
市販薬を塗ってしばらくすれば治まることが多いのですが、腫れたりしこりになったりしたら皮膚科で診てもらいましょう。
●ハチやムカデの場合
刺したりかみついたりする虫の場合、腫れや痛みが強く出てしまいます。ハチの場合はアナフィラキシーショックによって重篤な症状に陥ることもあります。
【対処法】
ムカデに噛みつかれた場合は、蚊やダニ同様の処置をしましょう。ハチに刺された場合はすぐに皮膚科へ。ショック症状がみられるときは救急車を呼びましょう 。
●毛虫の場合
触れるとかぶれるタイプの虫の場合は、触れた部分一面に赤い発疹が出て強いかゆみが発生します。
【対処法】
衣服を脱がせ、ついた毛は絶対にこすらず、シャワーなどで洗い流します 。
その後、かぶれたところを皮膚科で診てもらいましょう。
●虫さされを未然に防ぐ方法4つ
(1)肌の露出を控える
(2)窓を開けっ放しにしない
(3)赤ちゃん用の虫よけ剤を買う
(4)ハーブを虫よけにする
まずは薬などに頼る前に、服装や窓の開閉で防ぐようにしましょう。特に蚊は、朝や夕方になると活発に活動しはじめるので、その時間帯は赤ちゃんの肌の露出を控え窓を極力開けないようにすると良いでしょう。
また、外出時には赤ちゃん専用の虫よけ剤 を使います。塗るタイプからベビーカーに吊るすタイプのものまでさまざまな種類がありますので、用途に合ったものを選んでください。さらに、薬剤に抵抗がある方は天然のハーブを使うことをオススメします。虫よけに効くハーブは、ミントやローズゼラニウム、カモミールやローズマリーなどです。