つけ爪の下はカビだらけ? 女性に多い「グリーンネイル」の症状と治療法
女性の美に彩りを与える“ネイル”。近年ではネイルアートが進化しており、多くの女性が取り入れている定番ファッションとなっていますね。
しかし、そんな“ネイル好き”な女性たちを悩ませる『グリーンネイル』 という症状があることをご存じですか?
ネイルをしている女性は誰もが発症しうる病気ですので、一緒にどういうものなのか見ていきましょう。
●グリーンネイル=爪カビ
“グリーンネイル”と聞くと、キレイに緑に塗られたネイルを想像するかと思いますが、実際には“細菌の感染で緑色になった爪” のことです。別名『緑色爪』『爪カビ』とも呼ばれます。
グリーンネイルは、“カンジダ菌”というカビ菌や“緑膿菌”などが爪の組織に感染して爪に変色が起こる症状のことを言います。
感染の経過によって爪の変色の仕方が異なり、“黄色→薄い緑色→濃い緑色→暗緑色”へと変化していきます。
●グリーンネイルになりやすい人の特徴3つ
●(1)サンディングなしでジェルネイルする人
「面倒だから」という理由でファイルやバッファーなどでサンディングをせずにジェルを塗る人は要注意 です。
サンディングは爪とジェルの密着性を高めるために行うものですが、これを怠ってしまうと衝撃を与えた際などに“浮き”を起こしてしまいます。爪とジェルとの間に隙間があると、そこから菌が繁殖してグリーンネイルを発症してしまうのです。
●(2)長期間つけ爪をしている人
つけ爪、とりわけ“スカルプチュア”を長期間している人はグリーンネイルを発症しやすいと言われています。
つけ爪を長い間付けっぱなしにしていると、自爪から浮き上がってしまう“リフト” という現象が起こります。
それに気づかず放置していると、自爪とつけ爪の隙間に菌が入り込み繁殖しやすくなります。
●(3)他の爪の疾患にかかっている人
グリーンネイルは、『爪白癬(爪水虫)』や『爪カンジダ症』などの爪の疾患にかかっている人ほど発症しやすいと言われています。
●グリーンネイルに気づいたときの対処法
自分の爪を見て、「グリーンネイルかも」と思った人は、すぐに付け爪を外したりジェルネイルをオフしたりしましょう。
症状が軽い場合は、ファイルなどでサンディングするだけで爪カビ部分を削り取ることができます。
その後除菌消毒することも忘れずに。
爪が暗緑色に変色している重度のグリーンネイルの場合は、他の病気と合併している可能性があるため、つけ爪やジェルネイルを取り除いたあとすぐに病院へ行くようにしましょう。