脳を育てる効果も!? おうちで親子一緒に楽しめる“運動遊び”のススメ
2歳というと、柳澤先生が分類した段階の「プレ運動遊び期」にあたります。
著書によると
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『生後18ヶ月頃から、子どもの運動能力は飛躍的に発達します。五感や思考力も発達し、自分の意志で体を動かす能力が、本格的に備わってくる時期でもあります。いろいろな運動パターンを体験させましょう』
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とあります。具体的なおすすめの運動は、
●(1)おさるさんの親子
まず親が座って、子どもを前で抱きしめます。
子どもの両手を親の首に回し、足は背中に巻きつけさせます。
そのまま親がよつんばいになり、子どもが手を離さないように注意しながら、ゆっくりと歩き回りましょう。
●(2)さかさトンネル
子どもと背中合わせにしゃがみ両手を床につきます。
そこからゆっくりおしりを上げていき、足の間からお互いの顔を見合います。
子どもは上半身の力を養い、親は柔軟性を養うことができます。
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他にも「ハイハイ期」(4~8か月ころ)、「つかまり立ち期」(8〜12か月ころ)、「あんよ期」(11~18か月)の発達段階にあった親子でできる運動遊びも紹介されていますので、関心がおありの方は本を参考にしてみてください。
また、親子でやるときに大切なのは、親自身が子どもの前でまず楽しむこと です。
親子で一緒に遊んでいるうちに、「いつの間にかできちゃった!」という達成感を持たせることができれば、とにかく動くことが好きでたまらない、そんな子どもになってくれるはずです。
そして、親子で一緒に過ごす時間が、子どものコミュニケーション能力の発達につながる ということも、付け加えておきたい内容です。
●運動をすることで脳が育まれる?
柳澤先生の考案した“遊び感覚の楽しい運動”が脳の発育にも好影響を与えるのではないかという期待のもとに、信州大学の寺沢宏次准教授と諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授がこのような検証を行ったのです。
長野県内の10か所の保育所の園児751名に1年間にわたって『柳澤式プログラム』を指導し、従来の保育を行う園児と比較しました。
すると、注意力や抑制力を判定するテストで、運動プログラムを実施した子どもたちが高い評価を得たのです。
つまり、運動することで子どもの脳にも良い ということが証明されているということ。
ぜひとも、梅雨時期のおうち遊びに取り入れてみてください。