子育て情報『まるでペット!? 安全のために“子ども用ハーネス”を使うママへの賛否』

まるでペット!? 安全のために“子ども用ハーネス”を使うママへの賛否

ヒモでつながれている姿を見るとペットみたいでとても不快です 。そういう親に限ってスマホを見ていたりおしゃべりに夢中だったりと子どもをちゃんと見ていない。子どもをヒモでつなぐ前に、自分の手と目を離さない努力をすべきです』(40代男性/自営業)

『買ったけれど、いざ装着してみるとやっぱりかわいそうで結局使いませんでした。そもそも、あちらこちらを探求して回って子どもは成長するもの。その成長の芽を摘み取っていることにほかならないのでは?』(20代女性/介護職員)

反対派の意見の多くは「見た目がひどい」「かわいそう」というものでした。やはり、ヒモでつながれている姿からはあまりいいイメージが抱かれないようです。

幼児教育のプロはこのようなコメントをしました。

『ハーネスで繋いでいれば確かに安全ですよね。
でもそのことによって、子どもにきちんと危機管理を教える機会がなくなります 。「車道に出たら危ないんだよ」「歩くときはママの手をしっかり握らないとダメだよ」ということをお子さんに伝えないまま、漫然とハーネスを繋いで安心しているママたちには大きな疑問を持ちます』(30代女性/幼稚園教諭)

園で散歩に行く際も、日常的にハーネスを使っている家庭の子どもたちは先生と手を繋ぎたがらないことが多いとか。ハーネスに頼り過ぎると、どうして手を繋がなければいけないのかを理解できなくなってしまうのかもしれませんね。

●ハーネスは「手を繋いだまま」「ヒモを短く持つ」がルール!

ハーネス反対派の意見には「犬の散歩のように見える」という物が非常に多かったのですが、これは間違った使用法が蔓延しているから。ここで、子ども用ハーネスの正しい使い方をおさらいしておきましょう。

子ども用ハーネスは、子供と手をつないだまま使うものです。ヒモは短め、地面に垂れ下がらないくらいの長さに調節しましょう。

犬のハーネスのようにリードを長くのばして、子どもをずっと先に歩かせるという使い方はNG。
伸ばしたヒモの間に別の子どもが引っかかって転んでしまうこともあります。

また、使うシーンもあくまで人混みや道路を歩くときだけ。広場や公園など、子どもが自由に走り回ってもいい場所では外してあげるのが原則です。遊具にヒモが引っかかると窒息などの原因となることがあります。

便利な道具でも、使用方法をを間違えると思わぬ事故につながります。

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