お風呂上がりがベスト! 小さな子どもの“耳と鼻”を上手にケアするコツ
鼻掃除も、子どもが動いてしまうと鼻の粘膜を傷つけてしまうことになります。
耳掃除と同じように頭をしっかり抑えて、素早く綿棒で拭う・鼻を吸うようにしましょう。
●注意点
耳も鼻も、乾燥することで固まってしまい取りにくくなります。粘膜に密着するので、無理に取ろうとすると出血や炎症を起こしてしまうことになります。
そうすると、子どもも嫌がる度合いが強くなりますし、親も怖さが増します。だから、水気にさらされたときが掃除どきとしましょう(入浴後・水泳後など)。
鼻水は、少しくらい垂れていても拭いてあげれば大丈夫と思われますが、こまめに吸ったり、鼻をかむようにしたりしないとすぐに耳やのどに落ちていきます 。
子どもの耳は大人と違って中耳までの長さが短いです。
そのため、小さいころは風邪を引くとすぐに中耳炎になってしまいます。
娘がそうでした。毎週耳鼻科に通うというのを約1年間繰り返しました……。
鼻水がのどに落ちてしまうと、異物を出そうとして咳をします。咳をしすぎれば子どもも苦しいですよね。
そうなる前の対処が鼻水をこまめに取るということなのです。
●おわりに
耳と鼻は、子どもがある程度大きくなるまで気をつけて見てあげる必要がある掃除箇所です。
余計な病気にさせない・重症化させないためにも、親がきちんと掃除してあげることが大切ではないでしょうか。
子どもを怖がらせて行うより、楽しい雰囲気の中でさせることがとても重要だと思います。
子どもの健康を守るために、ぜひ親もおっかなびっくりではなく楽しんでやってあげてほしいと思います。
【参考文献】
・『育児の基本大百科』川上義・監修
●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)