途中で捨てないために…! “猫”を飼う前によく考えるべきポイント4つ
いまや空前の猫ブーム。フワフワの手触り、小さくて湿った鼻。プニプニの肉球に、甘えん坊で気まぐれな性格……かわいい猫ちゃんとの暮らしを夢見る人も多いことでしょう。
しかし、ただカワイイからといって気軽に飼い始めてしまうと、思わぬトラブルになることがあります。 責任をもって最後まで飼うためには、飼い主がルールやマナーを守ることがとても重要です。
今回は、長く猫ちゃんと暮らしている猫愛好家のみなさんに、“猫を飼うときに守るべきルール”についてたずねてみました。これから猫を飼おうと思っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
●(1)飼う前に必ず、家族全員の同意を得ておくこと
“飼い始める前にしておかなければならないこと”として最も多く挙げられたのがこちらでした。
『躾や世話は家族全員にとって負担となります。エサやトイレ砂など、重たくかさばるものを買い出しに行かなければならなかったり、長期の海外旅行に行きづらくなったりします。そういったことを家族全員が理解し、同意していますか?もし1人でも反対しているなら、飼うべきではありません 』(40代女性/会社員/飼育歴10年)
また、猫の里親探しに関わっている人からはこのような意見も。
『重要なのは、結婚、出産、転居など、ライフスタイルが変化しても飼い続けることができるかどうか。特に若い女性が譲渡を希望している際は何日もかけてよく考えてもらいます。“出産してから猫がジャマになった ”という悲しい例をたくさん見ているので……』(50代女性/NPO職員/飼育歴22年)
猫と赤ちゃん、両方のお世話をするのは確かにとても難しいことです。自分たちがこれからどのように暮らしたいのかも含め、よく考え話し合っておくことがまず重要なポイントなのですね。
●(2)医療費は高額! 支払いができるかよく考える
もうひとつ、飼う前によく考えなければならないことがあります。
それはランニングコストの問題。特に医療費は思わぬ金額となり、家計に大きな負担を強いる可能性があります。
『地域猫をわが家で引き取るために動物病院に連れて行った。各種検査やワクチン、耳垢とり、虫下し、爪切り、去勢などして初期費用で5万円以上ぶっとんだのでビックリした 。正直、妻には言えない金額だった』(20代男性/自営業/飼育歴2年)
『19歳まで生きたわが家の猫。最後2年間通院したが100万以上の治療費がかかった。