自然に学力アップ! 頭がいい子に育つ家のリビングにあるアイテム3つ
自分が暮らしている環境と比べてどう違うかを見比べていくことは、客観的な知識 となります。
視野が広がれば将来の展望や希望などもぐっと大きく広がるのです。
●辞書……ネット検索よりも記憶に残りやすい
最近では、わからないことがあってもネットで検索すればすぐにわかる便利な時代になっています。
でも、すぐに解決できるものはすぐに頭から消えてしまう のです。
しっかりと辞書で漢字や言葉の意味などを調べていくその過程こそが、記憶となり知識となるのです。
辞書の見出しの中には派生語があったり類義語があったり漢字の書き順が載っていたり……。
何重もの知識をじっくりと身につけることができるのです。
●暗記だけでは対応できない新入試制度にも備えられる
2020年から開始される新入試制度では、従来のペーパーテストではなく総合的な知識を問う教科融合型のテストに変わります。
たとえば、ある資料(理科・社会)を読んでそれを図式(数学)と絡めて自分の意見を述べる(国語)というように、暗記だけでは太刀打ちできないもの に変わります。
最近の中学入試でも、世界地図を見比べて文化や感想を述べさせるもの、都道府県の地図の一部を切りとって見解を述べさせるものなど幾層にも深い知識が問われるものになっています。
そう考えると、まさに「図鑑」「地図」「辞書」に触れさせておくことで十分に新入試対策になりそうです。
●まずは遊び感覚で親から誘ってみる
最初は、「図鑑」も「地図」も「辞書」も子どもは関心がないかもしれません。
その場合は、親が子どもの前で実際に使ってみたり、「一緒に見よう」と誘ってみたりするといいでしょう。
勉強だと思わず、遊び感覚で「さっき公園で見た花の名前はなんだろう?」「あの魚はなんであんなに大きいの?」「福岡のおばあちゃんのお家はどこだろう?」「この字はなんて読むんだろう?」など。
こうすることで、すぐに子どもは引き込まれていきます。また、リビングですぐ手に取れるように置いておく のもポイントです。
調べたいときにさっと取り出せ、子どもが自分から取り出せるところでなければ意味がありません。私も実際に「図鑑」「地図」「辞書」をリビングに置いてみたところ、子どもたちは毎日のように「植物図鑑」と「宇宙図鑑」を眺めています。
また、ロンドンに転校したお友達の国を地図で調べ、ロンドンについても調べるようになりました。