庶民には関係ナシ!? マンション高層階での増税に対する意識調査
特に、高層階の人が増税になるということに加え、低層階の人にとっては減税となる ため、低層階の人にとっても気になるところ。
しかし、不公平感があるとはいえ、税制のルールを守りながらマンションを購入したことに変わりはありません。
それをさかのぼって適用しようとするのはやはり無理があると言えるでしょう。
●歓迎すべきこととした人は4割近く
『きちんと定められたルールにのっとってやってるとはいえ、高層階を買えるのなんて富裕層だけでしょ?誰にでもできるわけじゃない節税対策があるというのは、やはり好ましくないですよね』(30代男性/自営業)
『不満を持たれやすい税金のことは、公平であることがなにより大事。歓迎すべきことだと思います』(50代男性/アパレル)
マンションの高層階を購入し、それによって節税の効果を受けられるというのは、まず高層マンションを購入できるだけの資金がなければなりません。
つまり、タワマンを使った節税は富裕層にしかできない ということ。
すでにお金を持っている人を優遇するかのような制度に不満を持っていた人も多く、制度変更は多くの人にとって歓迎すべきことと受け止められているようです。
●自分には関係のないことと感じる人も
『実際にタワマンを購入しようとする人には重要なことだと思うけど、そんなの一握りの人だけ。
どうでもいいというのが正直なところです』(30代女性/事務)
『税制が変わるといっても、年間で数万円から数十万円の差ですよね。タワマンを買えるようなお金持ちにとっては誤差みたいなものじゃないですか?』(40代女性/編集者)
総務省が検討している新しい制度によれば、評価額5,000万円の建物が5,500万円へとアップした場合、固定資産税は70万円から77万円へと増えることになるようですが、その差は7万円。
この差を安いと見るか高いと見るかは人によるでしょうが、「タワマンを購入するだけの資金がある人にとっては誤差にすぎない」 と感じる人がいてもおかしくはありません。
そもそも高層マンションに住んでいない人にとってはあまり関係のないことで、「どうでもいい」という回答もうなずけます。
既存のマンションにも適用がないことから、注目する人はそれほど多いとは言えないでしょう。
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いかがでしたか?
2015年に相続税が引き上げられたことで人気の高まったタワマンでの節税。