ホントに危険なの? 朝のパン食が体に悪いと言われる理由3つ
こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。
時間がなく慌ただしい朝はパン!という人も多いようですね。
その一方、『長生きしたけりゃパンは食べるな』『乳がん患者の8割は朝、パンを食べている』『「いつものパン」があなたを殺す』とゾッとするようなタイトルの本がヒットしている現実もあります。
そこで今回は、日本のパン食の現状などさまざまな角度から朝のパン食について考えてみたいと思います。
●増加し続ける朝食パン派
総務省統計局の家計調査(二人以上の世帯)によると、2013年~2015年の米、パンの年間平均購入額が米25,394円なのに対し、パン29,230円とパンの購入金額が米を上回っています 。
実際に筆者がセミナーや個人指導時にクライアント様に聞いてみても、「手早く食べられる」「時間がない」「洗う食器が少なく済む」などいろんな理由で朝食にパンを食べている答えが多く聞かれます。
●なぜパンが危険だと言われるのか?
パンの危険性を訴える本やインターネットの情報はたくさんありますが、その理由をまとめてみました。
●(1)グルテンが含まれる
グルテンとは、小麦粉に含まれるタンパク質です。
水と反応して粘り気が出るため、パンをふっくらした状態で保つ働きがあったり、麺類にもちもち感やコシがあったりするのもこのグルテンのおかげ。
しかし他のタンパク質同様、グルテンというタンパク質に対してアレルギー反応を起こす人もいます。
また、『セアリック病』といってグルテンを消化できず胃痛や腹痛を起こす人 もいるといわれています。
●(2)トランス脂肪酸が含まれる
市販のパンによく使用されているショートニングやファストブレッド、マーガリンに多く含まれているトランス脂肪酸。
心疾患のリスクが高まる と言われており、アメリカでは2018年までにトランス脂肪酸の使用を原則禁止にするほどですが、日本人は摂取量が少ないため2016年現在では対策が取られていません。
しかし摂取量には個人差があるため、やはり取り過ぎには注意したいものですね。
●(3)AGEs(糖化最終生成物)が含まれる
糖化とは、タンパク質や脂質が糖と結びついて老化やさまざま生活習慣病の原因になると注目を集めている現象です。
体内で糖化が起こるケースとAGEsを多く取るケース、いずれも健康には良くないとされていますが、パンのおいしそうな焦げ目がAGEs なのです。