スニーカーは滑りやすい!? ツルツルに凍った雪道を安全に歩くコツ
雪道に慣れていると、どのルートを歩くと滑らないかということが経験からわかっています。
筆者の経験上、車が通って固くなった雪道が一番滑りやすいです。見た目に雪が少ないので油断しがちです。
路面がツルツルになっていて、滑るとリカバリーするのはまず無理です。
それに対して、踏んだときに雪が「ザクザク」音を立てるような場所 は滑りにくいです。
歩くときは「ザクザク」音がするような、雪が残っている場所を選んで歩く方が無難です。
雪が少ない、靴が濡れるのがイヤという理由で、雪が踏み固められた部分を歩くと危ないです。
また、雪の日にはマンホールの上や用水路の上の金属の格子がはめられている部分などが特に滑りやすくなっているので、気を付けてください。
靴底にしっかり溝があるタイプの靴でも、不用意にこれらの上を歩くと滑ります。
雪道でも、ガンガン歩かないわけにはいかないという方は、靴底に着脱可能な雪道用滑り止め も販売されています。
こういったグッズを事前に用意しておくのもおすすめです。
●足を垂直に地面に降ろすように歩く!
『足を雪道につけるときには、足を地面に対して垂直におろすような感じ。大股で歩かない』(30代女性)
足の着き方にもコツがあります。筆者は足裏全体で地面を上から押すような感じで歩いています。
かかとから着地したり、足の外側で着地したりするとツルっといきますので要注意です。
大股で地面を後ろに蹴るような歩き方だと、重心が前や後ろにぶれるので滑りやすいようです。
足は真下にまっすぐにおろし て、靴裏をしっかり地面につける感じを意識してみてください。雪道に垂直にスタンプを押していくようなイメージです。
●目線も大事。足元をしっかり見る
普段は足元ばかりを見て歩く方は少ないと思いますが、雪道では次に足をおろす位置をしっかり見ながら歩きます。
たとえば、うっすら雪がかかっている道路などは、雪の下の道路の状態を伺います。薄い雪の下の道路がツルツルに凍っているような気配があれば要注意です。
坂道では特にどこに足をおろすかが大切ですから、滑らないような場所をしっかり見極めます。●坂道、階段、段差はどうする?
『雪の積もった階段や坂道は怖いです。
特に階段は必ず手すりをつかめるように準備しながら上り下りしています』(60代女性)
上り坂では、少し前傾気味の姿勢で歩きます。