一人暮らしの急病も安心!? 自治体でもらえる“救急医療情報キット”とは
●もらえる人も自治体によって違う
このキット、誰でももらえるわけではありません。どんな人が配布対象になっているのか、以下に東京都の例をあげていきましょう。
【東京都千代田区】
65歳以上の高齢者/身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者
【東京都港区】
高齢者や障がい者、健康に不安を抱えている区民。ひとり暮らしに限らず、同居者がいる場合も希望すれば受け取ることができる
【東京都墨田区】
健康に不安を抱えている区民(年齢や居住状態の制限なし)
【東京都北区】
75歳以上の高齢者/65歳以上74歳以下でひとり暮らしの高齢者/身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者
【東京都江戸川区】
65歳以上でひとり暮らしの高齢者/65歳以上で、高齢者のみの世帯
年齢、同居人の有無など細かい条件を設定している自治体もあれば、特に制限なく自己申告のみでもらうことができる自治体もあります。
こちらもあらかじめ役所に確認を入れたほうがよさそうですね。
●どんなメリットが? 〜キット使用者の声〜
まだあまり周知されていないこのキット。すでに持っている人たちから、メリットなどを聞いてみました。
『ひとり暮らしの母のために準備しています。
万が一のときに、必要な情報を正確に伝えることができるのは私にとっても大きな安心感がありますね』(40代女性/主婦)
『持病があるので自分用に持っています。救急車を呼ぶときは、これを抱えながら待っています 。隊員さんも「これがあると、とても助かります」と言っていました』(30代女性/会社員)
『震災があってから、遠くの両親のことが不安になったのでもらってきました。冷蔵庫は地震や火事に強く、万が一のときにも残りやすい家財なんだそうです。冷蔵庫で保管をするよう推進しているのはそれも理由のようです』(50代男性/会社員)
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いかがでしたか?
備えあれば憂いなし。万が一のときのために、持っておいて損はないキットのようですね。
ただしひとつだけ注意するべき点があります。それは、これは自治体の自主的な取り組みであるため、まだ導入していない市町村もあるということ。
気になる人はまず、お住いの地域にこのキットがあるかどうかを調べてみてくださいね。
【参考リンク】
・救急医療情報キットの配付 | 千代田区(https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kenko/koresha/dokuji-kaigo/haifu.html)
●文/パピマミ編集部
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