最終身長を予測する
1年間に1cm以上身長が伸びなくなると「最終身長」を迎えたものと判断できます。この最終身長はある程度の予測が可能です。ここでは、最終身長を予測する方法について解説します。身長が止まるサインと合わせて参考にしてみてください。
標準身長曲線から予測する
標準身長曲線とは、年齢別の平均身長を曲線でつないだものです。この標準身長曲線上に子どもの現在の年齢と身長を当てはめるとどのくらいまで身長が伸びるのか大まかな目安を知ることができます。
親の身長から予測する
計算式を使えば、親の身長から子どもの最終身長を予測することもできます。計算式は以下の通りです。
- 男子:(両親の身長の合計+13)÷2+2
- 女子:(両親の身長の合計−13)÷2+2
こちらの方法であれば簡単にチェックできるため、ぜひ試してみてください。
骨年齢から予測する
骨年齢による最終身長の予測は、主に小児内分泌科で用いられる方法です。具体的には、レントゲンから骨の成熟度合いを確認しまだ身長が伸びそうかどうか確認します。もし骨年齢が若ければまだまだ身長が伸びる可能性があり、逆に骨年齢が高ければ伸びる可能性は小さくなるとされています。
この方法は、一般的には小児の発達障害の診断を目的として行われますが、年齢制限のあるスポーツの国際大会での年齢詐称防止に用いられることもあります。
ただし、いくつかの国では医療目的以外で健常人に対する被曝を禁じていることもあり、日本では子どもの最終身長を知りたいからといって最寄りの医療機関ですぐに計測してもらえるものではないので注意してください。
まとめ
今回は、子どもの身長が止まるサインにと最終身長の予測方法について解説しました。一般的には思春期の体の成長から数年で身長の伸びは止まるとされていますが、全員が当てはまるわけではありません。また、身長が止まるサインもあくまでも噂レベルのものです。
体の成長は食事や睡眠なども関わってくるため、サインはあくまでも参考程度にとどめておきましょう。