サッカーをしていると「反射神経」という言葉を耳にすることがよくあります。この反射神経とはどのようなもので、どうやって鍛えればいいのでしょうか。この記事では、反射神経の概要から鍛える方法などについて解説します。家でもできるトレーニングも取り上げているため、参考にしてください。
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反射神経とは
反射神経という言葉はよく耳にしますが、実際にこのような名前の神経が存在するわけではありません。反射神経は一般的に、脳から筋肉に信号が伝わるまでにかかる時間を指す言葉として使用されています。スポーツ科学においては反応時間という言葉が反射神経に近い言葉だといえるでしょう。
ちなみに、反射神経が良い人とは、例えば、飛んできたボールをサッと避ける、机から落ちかけているものを掴む、スタートの合図に素早く反応するといったことができる人が挙げられます。
神経系の発達は、12歳ごろにおよそ100%ができあがるので、6〜8歳頃までに様々な運動経験をしていることが、いわゆる反射神経が良い状態にするために重要です。
反射神経を鍛えるトレーニング
ここでは、反射神経を鍛えたい方に向けてトレーニング方法を解説します。遊び感覚でできるものもあるため、参考にしてください。
ボールの跳ね返りをキャッチする
こちらは、2人1組で行うメニューです。1人は壁から2〜3mほど離れた場所に座り、もう1人はその後ろに立って壁に向かってボールを投げます。座っている人は、壁から跳ね返ってきたボールをキャッチしてください。
シンプルな方法ですが、座っている人は、どのタイミングでボールが投げられるかわからないため、キャッチの難易度は意外と高めです。慣れてきたら壁との距離を調整する、ボールのスピードを上げるなどして、難易度を上げてください。
頭上から落ちてくるボールをキャッチする
こちらも2人1組で行います。1人は座りもう1人はその後ろに立ってください。立っている人が座っている人の頭上からボールを落とし座っている人がキャッチします。
こちらのメニューもどのタイミングで落ちてくるのかがわからないため、反射神経を鍛えるトレーニングとしてはぴったりでしょう。なかなかキャッチができない場合、最初はワンバウンドして跳ね上がってくるボールをキャッチするなど、難易度を調整してください。