子育て情報『明治学院大学 犬飼佳吾准教授の共同研究「デジタル身体性経済学の創成」が2021年度文科省科研費「学術変革領域研究(B)」に採択』

2021年12月1日 14:00

明治学院大学 犬飼佳吾准教授の共同研究「デジタル身体性経済学の創成」が2021年度文科省科研費「学術変革領域研究(B)」に採択

個人の利己性ゆえに社会全体にとっての最適解に到達することが難しい現状を、「デジタル身体性」によって克服することができるのか。身体感覚の共有や大規模な実証研究で、デジタル身体性が歩む未来の行動経済学モデルを検討しています。デジタル身体性経済学の根幹となる、デジタル身体のもたらす効果や身体の利己/利他性を探求します。

研究者(敬称略):犬飼佳吾(明治学院大学)、塩澤康平(高崎経済大学)、中山義久(東京都医学総合研究所)

●B01 脳科学班 ー自己感の変容をもたらすデジタル身体性神経基盤の解明
「個体間の身体性情報の共有によって身体性はどこまで拡張するのか」
個体間の身体性情報の共有は、他者の経験や感覚を自己のものとして捉える自己感覚の拡張を引き起こすと考えられています。このような技術が発展した際、人のもつ情動や意思決定はこれまでのものとどのように異なるのでしょうか。脳科学、神経科学的見地から、デジタル身体性社会における個人レベルでの影響を探求します。

研究者(敬称略):細田千尋(帝京大学)、田中由浩(名古屋工業大学)

●C01 身体性情報ネットワーク班 ー自己感の変容をもたらすデジタル身体性ネットワーク基盤の設計
「デジタル身体性はどのような技術でかたちづくられるのか」
デジタル身体性情報の流通や共有は、情報通信技術によって可能となります。近未来に起こりうる身体性情報を扱う技術はどのような姿をしているのか、どのような技術によって、身体の何を伝送するでしょうか。
さらには、デジタル身体性が歩む未来はどのような姿をしているのかについて探求します。

研究者(敬称略):渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、南澤考太(慶應義塾大学)、伊藤亜沙(東京工業大学)

◆12月7日(火)にキックオフシンポジウム「Digital Embodied Economics Kickoff Symposium -デジタル身体性経済学の創成-」をオンラインで開催します

「デジタル身体性経済学」の創成に向けて、プロジェクト推進者とともに一歩先の未来社会を考えるオンラインシンポジウムを開催します。「デジタル身体性経済学」とは何か、プロジェクトで生み出される未来の射程、遠いようで近い未来に起こるデジタル身体性経済を取り巻く社会像について議論します。「デジタル身体性経済学」が生み出す未来について、ともに考え、探求しましょう。

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