子育て情報『ライオン×青森県黒石市×弘前大学の共同研究 歯並びの状態と日常の生活習慣や癖が関係する可能性を確認』

2022年10月19日 11:00

ライオン×青森県黒石市×弘前大学の共同研究 歯並びの状態と日常の生活習慣や癖が関係する可能性を確認

(※1) 対象:保護者と本人の同意が得られた黒石市内の小学3~6年生(2019年度は小学4~6年生)

■研究結果
本調査は、乳歯から永久歯への生え変わりが進み、歯並びの状態が比較的安定してくる小学5、6年生を対象に解析しました。その結果、解析対象とした児童の半数以上が歯列不正を有し、その中でも、歯と顎の大きさが合わずに歯が部分的に重なる状態(叢生)の割合が最も多いことが確認されました(図1)。

ライオン×青森県黒石市×弘前大学の共同研究 歯並びの状態と日常の生活習慣や癖が関係する可能性を確認

図1 各歯列不正者の割合
(歯並び状態の写真撮影結果 n=193, 小学5、6年生を対象とし歯列矯正者は除外)

さらに、立ち姿勢の測定データから、猫背と判別された児童において、叢生の割合が高い傾向が確認されました(図2)。また、生活習慣のアンケート結果から、睡眠時に「口がよく開いている」、「時々開いている」と回答した児童において、叢生の割合が有意に高い結果となりました(図3)。

図2 叢生と姿勢の関連性
https://www.atpress.ne.jp/releases/330731/img_330731_2.png
(立ち姿勢測定データ n=144)

図3 叢生と睡眠時口呼吸の関連性
https://www.atpress.ne.jp/releases/330731/img_330731_3.png
(生活習慣アンケート結果 n=179)

また、生活習慣のアンケートを通じて、本取組みに参加した児童の保護者から、お口のケアに対する行動や意識の変容に繋がったという内容の回答もいただきました(図4)。

図4 生活習慣アンケート 自由回答結果の一部抜粋
https://www.atpress.ne.jp/releases/330731/img_330731_4.png

本調査で得られた結果は、調査に参加いただいた学校における口腔保健指導や各家庭へのフィードバック等に活用され、学童期からの健康づくりに役立てていただいております。本取組みは2年間の継続が決定しており、今回の調査で見出した歯並びと生活習慣や癖の因果関係を明らかにする予定です。

当社は、オーラルヘルスケア領域の基本的考え方に基づく全ての企業活動を「LIONオーラルヘルスイニシアチブ」(※2)として順次展開しております。
本取組みも、「LIONオーラルヘルスイニシアチブ」の一つとして、今後もお口を起点とした健康寿命延伸実現への貢献を目指してまいります。

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