リビング学習or個室?壁を活用した部屋づくりで集中力UP
気が散りやすいキョロちゃん。物を減らして集中しやすい環境を作ろう
おっぱいを飲むときも、いろんなものが気になってキョロキョロしている赤ちゃんがいます。そんな子は大きくなってからも好奇心旺盛。一つのことに集中するのが苦手なので、年長さんくらいになると「もうすぐ小学生なのに大丈夫かな」と心配になるお母さんが多くいます。キョロキョロしやすい子の家庭学習の環境はリビング学習か個人部屋か、どちらがいいと思いますか。集中力をキープする環境づくりにはコツがあります。こういった気が散りやすいタイプの子の場合は、目に入る情報を減らしてあげましょう。
集中できない原因が部屋中にいっぱい!原因を知って対策を考えよう
元気いっぱいで、いろんなものに興味津々のAくんはもうすぐ小学生。
お母さんは、気が散りやすいAくんが集中してお勉強ができるようになるのか心配していました。そこでAくんの気が逸れたらすぐに声をかけられるようにと、リビングに学習スペースを設けました。試しにそこで塗り絵をさせてみましたが、Aくんはリビングにある観葉植物やゲーム、お母さんが作っているご飯などいろんなことが気になって、なかなか集中して塗り絵をすることができませんでした。
目の前を無地の壁にしよう。目に入る情報を減らせば集中しやすくなる
好奇心旺盛であちこち興味が移るタイプ子は、一つのことに集中するのが苦手です。それは、目に入ってくるもの全てに感心を持つからです。集中できる環境を作るためには、目に入る情報をできるだけ減らすことが大切です。リビングではテレビやインテリアなど刺激が多いです。
個室を与えても、他の教科の教科書やおもちゃが目に入る環境では集中できません。図書館の学習スペースのように前と左右を壁で囲むことで、目に入る情報を減らすことができます。
兄弟だって同じとは限らない。一人ひとりに合わせた学習スペースを作ろう
どんな環境が集中しやすいかは、生まれ持った個性によって違います。みんなでワイワイやる方がはかどる子、一人で静かに集中したい子、お母さんに見ていてほしい子など様々です。“誰もが集中できる部屋“はありません。家の間取りや兄弟構成によっても用意できる環境は大きく変わると思います。自分の子どもの個性を見極めてポイントを押さえれば、どんな間取りであっても最適な学習環境づくりが可能です。
好奇心旺盛なキョロちゃんタイプは、余計な情報が目に入らないよう、壁に向かって机を置くことから試してみましょう。