大手不動産会社で約20年、主に秘書として勤務。新入社員から社長まで、様々な人間、恋愛模様を見る。衛生管理者の資格取得後、社員のヘルスケアも担当したことがきっかけで心理学を学び、退職後心理カウンセラーとして活動。エキサイト「お悩み相談室」や、紹介による個人対面などのカウンセリング、心理テスト作成、コラムの執筆を行っている。
子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを取り上げてきた心理カウンセラー・佐藤栄子先生があなたのお悩みを解決します。
お子さまの成長に伴い、新しいママ友とのお付きあいがはじまった方も多いのではないでしょうか。ママ友といえば「トラブルのもと」として、よくテレビドラマや雑誌で取りあげられます。皆さまの周りには「困ったママ友」はいらっしゃいますか。 ママ友は無理につくるものではありませんが、上手にお付きあいできれば、ともに育児に取りくむ同志的なつながりが得られ、何かと心強いものですよね。 私がいままでいただきましたカウンセリングのご相談のなかでも、育児関係ではママ友に関するものが多くあります。 ■ママ友トラブルは子どもの就学後に起こることが多い!? 数年前までは公園デビューや幼稚園&保育園時代の、いわゆるお子さまの就学以前のご相談がほとんどでしたが、最近は減ってきたように感じています。 ママ友トラブルについてはネットでも話題に上がっていますし、「ママカースト」なる言葉とともにテレビドラマの題材にもなっています。摩擦を避けるコツを、それぞれが身につけていらっしゃるのでしょうね。 変わって最近は、子どもの個性や能力差が少しずつ顕著になってくる小学校や中学校のママ友トラブルのご相談が増えてきました。 こういうタイプの方は、愛情深く教育熱心で、子どものことをよく見ている、いわゆる「いいお母さん」がほとんどです。 しかし、子どもがほかの子に言われたこと、されたことをまるで自分自身がそうされたように感じ、よろこんだり悲しんだりし、それを母親同士の関係に持ちこむのです。 自分が小学校(または中学校)のクラスに在籍しているかのごとく、学校のことにとても詳しいのが特徴的。「○○くんがうちの息子によくキツイことを言うんだけど、息子のことが嫌いなのかしら?」と、その○○くんのママに訴えたり、ほかのママに悲しそうに遠回しの悪口を吹きこんだりします。 子どもの言動など成長に伴って変化していくものですし、理不尽なできごとがあったとしても、そのような関わりのなかで他人とどう接していくのかを学ぶもの。頭ではわかっていても、まだ精神的に母子分離ができていない方によく見られます。 お子さまの年齢に限らず、もし周りにいつも自分の子どもの話に持っていくママがいたら、少し距離をおいたほうがいいかもしれませんね。 ■「重たさ」を感じる相手とは距離をおこう このケースに限らず、ママ友とのトラブルを避けるポイントは、相手と接していて「カモネギ感」と「嫉妬心」が生じていないかを自身で確認することだと思います。 無意識のうちに、他人に心理的に依存する関係を求める人は、依存させてくれる相手をかぎあてる才能に長けています。たとえば、うわさ好きな人は自分の話をよく聞いてくれる相手を必要とするので、断ることが苦手そうな優しい人に接近します。まさに「カモがネギを背負ってやってきた(自分のニーズを満たせる人を見つけた!)」と感じるのです。 あなたが「カモ」=すなわち「相手のニーズに知らず知らずに合致してしまった相手」なら、初対面からすごく親切にされるので最初はいい人だなと思うでしょう。 しかし、会っていてなんとなく「重たさ」を感じてきたら、それは相手が自分の都合のいいように依存しはじめているサインです。早めにフェードアウトしたほうが賢明でしょう。本当に親切な人なら、あなたが何を求めているかにも気を配ってくれるので、重たさを感じさせることはありません。 「嫉妬心」は、抱いても抱かれても、いい関係は築きづらいでしょう。話をしていて「もしかしてこの人、自慢している?」という感情が芽生えたり、逆に、自分が何の気なしに話したことを「それ自慢?」と思われることもあります。 嫉妬はしてもされても、「目の前の相手をいまは受けいれがたい」と心の声が叫んでいるということです。近くにいればいるほど、お互いの精神衛生上良くないので、ほどよい距離を持ったほうがいいでしょう。 ママ友との関わりは、自身の子育てを見つめなおしたり、子どもの成長に気づかされたりするいい機会にもなります。トラブルはうまくすり抜けて、楽しい子育てライフを送りましょう。
2016年09月05日結婚式を挙げてから早○年。夫婦でいる時間が長くなればなるほど、気持ちのすれちがいやけんかが多くなってくるものですよね。 結婚するまではあんなに仲が良かったのに、いまとなっては…とお互いため息が出てしまうご夫婦も多いのではないでしょうか。 ■「子はかすがい」のはずが…? よく「子はかすがい」と言いますが、私がカウンセリングのご相談を受けていて感じるのは、子どもはかわいいのに、子どもの存在が夫婦の間に亀裂を生むきっかけになってしまうケースも多いということです。 近くに自分の両親など育児の協力者や経験者がいなく、夫婦二人で育児に右往左往して精神的にも物理的にも余裕がなくなってしまったり、逆にどちらかの実家に頼りきりで、二人で協力して育児している感じがなくなったり…。 育児を通じてお互いの価値観のちがいがはっきりとしてきてしまうのでしょうね。 では、子どもがいなければずっと円満でいられるかといえば、そういうわけでもありません。大人二人の生活というのは、ある意味自由ですから、その生活が長くなればなるほど「夫婦」である理由が見いだせなくなるケースもあります。 お互いが「嫌いなわけではないが、一緒に暮らす必然性がない、ただの同居人」という存在になると、外の異性に目を向けやすくなってしまいます。 ■「何に対して不満なのか」を書きだす いずれの場合でも、「夫に不満を抱えていて、この状態は良くないとわかっているけど、どうしたらいいかわからない!」と思っている方がいらしたら、次のことを試してみていただきたいと思います。 まずは、洗面所に行って鏡を見ましょう。鏡に映るあなたの口角が下がり、険しい表情をしていたとしたら、目の周りから力を抜き、口角をぐっと上げてみます。気持ちが入っていなくて構いませんので、まずは表情をゆるめましょう。 人は身近な他人の表情にとても影響を受けます。あなたがキツイ表情を家族に向けていれば、相手も同じような表情や態度になるので、余計イライラが募ってしまいます。 次に、「自分は何に対して不満なのか」を箇条書きにします。男性は基本的に「家では何も考えずボーっとしていたい」人が多いため、何ごとも言葉にしなければ気にしてもらえません。 だからといって感情的に訴えると、対応するのがめんどくさい気持ちになって、ますますこじれてしまいます。箇条書きにすることで、感情の部分がそぎ落とされ相手にも要望が伝わりやすくなります。 書きだしたら、自分自身で改善できることはないか探しましょう。夫婦の問題はお互いが歩みよらないと解決しないことが多いです。一方的に相手を責めたくなる気持ちはわかりますが、冷静に考えてみましょう。 不満を伝えるときは、「なぜあなたは○○してくれないの」ではなく「私は○○してほしい」と、自分を主語にして話します。相手を主語にすると、どうしても責める口調になりがちです。 また、実際に相手のほうにかなり非があることであっても、100%追いつめないようにしましょう。四方を囲むよりも、どこか一方に逃げ場を残しておくほうが、心理的に相手は非を認めやすくなります。 ■夫と話すひとときを持つ 問題解決に第三者の介入が有効と思えば、遠慮せずに活用することを考えましょう。例えば、家事代行サービスや一時的に子どもを預かってくれる施設やサービスを利用することで気持ちに余裕ができるならば、それは無駄な出費にはなりません。 そして何より、いつまでも仲良しの夫婦でいるには、普段からよく話す習慣をつけておくことが大切です。仕事や家事、育児が忙しいとなかなか二人で話す時間はとりづらいと思います。 しかし、夫婦の仲がこじれるのは、最初はほんのささいな気持ちのすれちがいから起こることがほとんどです。我慢したり放置しておいたりすると、心のなかでだんだん大きな不満に育っていきます。 問題の芽は小さいうちに摘みとってしまったほうがいいのです。夕食の時間や週末など、ほんの少しの時間(これがポイント! 長くなくていいのです)夫と話すひとときを持つように働きかけてみてはいかがでしょう。 旦那さまも最初は話しかけられて戸惑うでしょうけど、繰りかえしているうちにだんだん慣れて話題が広がるようになると思います。 将来、子どもはいつか巣立っていき、また夫婦二人の生活に戻っていきます。夫とコミュニケーションをとる習慣をいまのうちからつけておけるといいですね。
2016年08月30日薄着の季節を迎えているからか、最近、雑誌でもネットでもダイエットについての記事が多くなってきたように思います。 私も健康やダイエットには興味があり、そのような記事が目につくとすぐに読みふけってしまうのですが、たまに正反対のダイエット方法がすすめられていたりして、どちらがいいのかなと迷うことがありますよね。 私が仕事でお受けする育児についてのご相談でも、そのような悩みをお聞きすることが多いです。 たとえば、「子どもは3歳まで母親がそばにいて育てないといけない」「子どもは安心できる環境があればいいので、母親でなくても、そばに居てあげられる人がいれば大丈夫」ですとか、「自立心を育てるために、早く1人で寝る習慣をつけるべき」「子どもが自ら1人で寝たいと言うまでは、親子一緒に寝たほうが情緒が安定する」など、正反対の意見のどちらを信じればいいのかわからないといったことをよくお聞きします。 ■“すべての子どもにプラスになる”育児法や知育法はない 私も自分の子育ての参考も兼ねて、児童の発達心理学を学んでいたときに大量の育児書を読みましたが、思い返してみると、「あおむけ寝がいいかうつぶせ寝がいいか」からはじまり、さまざまな相反する育児法が推奨されていました。 とくに、早期教育など子どもの知育面については多かったように思います。いまは0歳児からの教材も豊富ですし、早く何かをやらせないと、勉強面で大きく後れをとってしまうのではと不安に思ってしまうお母さまも多いでしょう。 いま自分の子どもも大きくなり、同時にさまざまなお子さまについてのご相談を伺っていて感じるのは「これをやれば、どんな子どもにとってもプラスになる育児法や知育法」というものはないということです。 ただ、子どもの持つ能力を最大限に伸ばすために大切なこと…それは子どもを「何ができるか、できないか」で判断するのではなく、「見る」ことだと思っています。 ■子どもが「いま知りたいこと」は何か 子どもは「生きのびようとする動物的な本能」として、周りのことを「知りたい」という思いを必ず持っています。子どもをじっくり見て、いま「知りたい」と思っているものに夢中にさせてあげることで、何をするにも必要となる「集中力」を養うことができます。 子どもに規則正しい生活をおくらせることはいいことですが、何かに集中しているときにそれを中断させてまでごはんやお風呂などをせかすよりは、少し様子を見ていて、ふと集中が途切れたときに声をかけたほうがいいと思います。(ゲームなどでなく、あくまで「知りたい」と思って何かをしているときですが…) そして、さらに子どもが夢中になっている様子を見ていると、集中のパターンがわかります。ひとつのことにじっくり長く取りくむのか、いろいろなものに少しずつ時間をかけるのか、未知のものごとに積極的にチャレンジするのか、わかっているものから徐々に慎重に手を出すのか…。 そのパターンがわかれば、その子に一番合った教材や勉強方法を与えることができるでしょう。 たとえば、学習塾でも、予習をさせてきて授業で理解度を確認する教え方のところもあれば、あらかじめ教材は渡さず、授業で初見の問題に取りくませ、家で復習し疑問点を明確にさせるやり方をとるところもあります。少人数の塾も、大人数で競争を促す塾もあります。 どの塾のやり方も正解なのですから、ウワサや進学実績などにとらわれず、子どもの集中の仕方や物事への取りくみ方に合致するところを選ぶのが、一番効果があると思います。 「こうでなければ」「こうしなければ」と考えず、目の前の子どもがあなたにとっての「育児の正解」を教えてくれます。どうぞゆっくりお子さんを見てあげてくださいね。
2016年07月03日この春ワーキングママにデビューした方も、だんだんと生活のペースができてくる頃。一方で「本当に仕事と両立できるのかな」「子どもはお友達と仲良くなれるかな」など、不安に思うことが増えてくる時期ではないでしょうか。 精神的にも身体的にもハードなワーキングママ。この時期を乗り越えるために大切だと思うことを、自分の経験からご紹介しましょう。 ■忙しさに流されないために 夫や両親、ベビーシッターさんなど他の人の手を借りる算段をつけていたとしても、やはり育児は「ママ」が中心である家庭が多いと思います。 「仕事も子育てもしっかりやらなくては」という日々のプレッシャー…。 私自身、夫が多忙で全く育児に協力を得られず、子どもが小さいころは1人で家事&育児を担いながら、フルタイム残業ありで仕事をしていたので、毎日が時間との闘いであったことを懐かしく思い出します。 今その時を振り返ってみると、あの激動の時期を乗り越えていくのには「自分自身のココロのバランスを保つこと」が大切であったと感じます。 ワーキングママのタスクは多岐にわたるので、常に周りに気を配らなくてはなりません。仕事をどこまで引き受けられるか、短い時間で子どもとどう向き合うのか、家事をどこまでこなすのか、などの基準は人それぞれ。「これでOK」という明確なラインがないため、気がつけば頑張りすぎて、身体やココロが悲鳴を上げてしまうことがあります。 いつの間にか子どもに八つ当たりして怒鳴りちらすようになったり、夫と喧嘩が絶えなくなったり…、それではあまり幸せな状況とはいえませんよね。 そのような状態にならないために、いつも自分のココロの上下の幅が一定に保つように心がけることが大切だと思います。 ■ココロが下に触れているとき 「ココロが下に振れている」ときは、「何かにすごくイラつく」ことが多くなってきます。 例えば職場の上司、同僚、取引先の担当者、夫、子供、人だけではなく会社の制度や世の中の景気など、何者かに対して不満が募ってきているときは、今あなたが抱えているものが多すぎる可能性があります。頑張りすぎな状態ともいえます。 このサインに気づいたときは、今の仕事や家事の分担、子供の状態などを見直し、負荷を軽くするよう他の人に助けを求めたり、休日に1人でリフレッシュする時間を持つなどしてこれ以上の下振れを防ぎましょう。 ■ココロが上に振れているとき 逆に、ココロが上に振れているときは「ワーキングママって楽しい」と感じることが多くなってきます。 「ワーキングママ生活を楽しんでいる」のはいいのですが、「楽しいワーキングママ生活」というのはえてして「他の誰かがあなたをラクにしてくれている」ことが多いのです。 例えば、上司があなたに負担を与えないように配慮するあまり、周りの同僚にあなたの仕事を振りすぎていて実は周りが大変になっていたり、子供が保育園に早くなじめるように一生懸命お世話してくれている保育士がいたり、洗濯物がたまっていても文句を言わず、黙って洗濯してくれる夫がいたり…。 誤解のないようにつけ加えると、私はワーキングママ生活を大いに楽しむべきと思っているので、楽しむことが悪いと言いたいのではありません。 このような方たちに感謝の気持ちを忘れて、自分だけ充実した時間を過ごしているとしたら、知らないうちに同僚から悪口を言われていたとか、子どもがお気に入りの保育士さんが病気になってしまったりなど、困った事態を招いてしまうかもしれないのです。 最近楽しいかも…と感じたときは、ぜひ意識して周りの方のことを見回してください。今の生活を支えてくれている人達に感謝の気持ちを持ち、自分が引き受けられそうなことは進んで引き受けて、周りの方をラクにしてあげましょう。 このように、ココロのバランスをとることで、忙しいながらも充実したワーキングママ生活を過ごすことができるようになると思います。 現在、出産を控えてお仕事をお休みしている方、いつか出産を経験してみたいと思っている方もぜひ、心の片隅に留めておいてくださいね。
2016年05月31日他人から注意されたりからかわれたりしただけで、すぐに泣き出してしまうわが子。「うちの子メンタル弱すぎる…」と、真剣に悩んでいるママも多いのでは? 目には見えないナイーブな部分だからこそ、いまのうちに鍛えておきたいところですよね。 エキサイトお悩み相談室の 佐藤栄子(さとうえいこ)先生 によると、子どものメンタル面を鍛える効果的な方法があるのだとか! ■メンタルが強い子どもに育つ、3つの方法 その1:子どもに寄り添い、気がすむまで泣かせる ほんの少しからかわれただけで泣いてしまうわが子を見ると、きびしく指導するべきか優しく教えるべきか、悩んでしまう場面がありますよね。 泣いている最中は子どもの感情も高ぶっているので、そのときに何か言い聞かせようとしても子どもの心に響くことはありません。 無理に泣き止ませようとせずに、まずは気持ちを吐き出させてあげましょう。泣いているときは子どもに寄り添い、気のすむまで泣かせてあげることが大切です。 その2:何がイヤだったのかを聞き、その気持ちに共感する メンタル面が弱い子どもは、他人との関係において自分の思いを出すのが苦手。そのため泣くことでしか自分の気持ちを表現できなくなっていることがあります。 「どうしたの、なぜ泣きたくなったの?」と聞いて、自分の感情を言葉で話させてあげましょう。 その際、泣いた理由に対して「それは●●だからでしょ」などとジャッジを下さず、ただ「悲しかったのね」「悔しかったのね」と、本人の気持ちのみに共感して、「気持ちを出してもいいんだ」と、安心感を持たせてあげるようにしましょう。 その3:次はどう対応するか、一緒に考える メンタル面が弱い子どもは臆病なので、周囲からのアプローチに対してどう反応していいかわからずパニックになってしまう場合があります。 泣いた理由がわかったら、たとえば「じゃあ、次に同じことがあったらどうしようか? イヤだよって言ってみる? ママと練習してみよう」などと、対応策を一緒に考え実際にやってみましょう。 ひとつひとつの経験を積むうちに自分に自信がついてきて、自然と強くなっていきます。少しずつ強くなってくるので、あせらずゆっくり向き合ってみてくださいね。 ■これはNG! メンタルが弱い子どもへの接し方 否定的な言葉をかける メンタル面が弱い子どもが思いきり感情表現をできるのは、「泣く」という行為だけ。 それを否定されると「気持ちを外に出してはいけない」という禁止令が心に刻まれ、他人とのコミュニケーションがとりづらくなる傾向があります。 子どもが泣いてしまったとき「恥ずかしいから泣かないで」「そんなことくらいで泣くなんておかしい」などと、否定的な言葉をかけないようにしましょう。 小さな成功体験がカギ 子どもは小さな成功体験を通じて成長していきます。 「自分はやればできるんだ」「自分はこれでいいんだ」という、自己肯定感を高めることが、タフなメンタルを作るカギです。 日常のささいなことでいいので、「やってみよう」と声をかけ、できたことを褒めてあげてください。(たとえば「今日は自分から先生におはようって言ってみよう」など) その積み重ねで子どもに自信をつけてあげてください。ママも焦らず、じっくりと。子どもと向き合う、良い機会になりますよ。 子どものメンタル面は、多くのママが抱えている悩みのひとつ。ひとりで思い悩んでいるよりも、“プロに相談”した方が、早く解決する場合もあります。 無理せず、焦らず、じっくりと。困ったときは、お悩み相談室に相談してみてくださいね。 取材協力:エキサイトお悩み相談室 佐藤栄子(さとうえいこ)先生
2016年04月28日「一億総活躍社会の推進」が叫ばれ、4月から女性活躍推進法が施行されることもあるせいか、最近ネットでは女性のライフスタイルについての記事が多く見られます。 たとえば、保育園に入れない「保活」問題、某中学校校長先生の「女性に最も大切なのはふたり以上子どもを産むこと」といった発言や、女優の山口智子さんが雑誌のインタビューで語った「わたしはずっと、子どもを産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも、一片の後悔もないです。人それぞれ、いろんな選択を持っていいはず」という意見に対する賛否両論の反響などです。 なかでもわたしが一番印象に残ったのは、「仕事をしながら子どもを持つ女性に対する周囲の反応」についての記事です。 妊娠を上司に告げたとたんに嫌な顔をされた、復職したら同僚女性の仕事上の協力を得ることができなかった、周囲との関係が悪化した、先輩女性から「もっと仕事できないの。自分のときはこれくらい頑張れた」などとプレッシャーをかけられるなど…。 わたし自身27歳で結婚したときは、子どもを持ちたいとはまったく思っていませんでした。 しかし、35歳を過ぎたころ突然子どもが欲しくなり、高齢出産の後フルタイム社員で復職し、仕事を続けた経験がありますので、どの立場の方のお気持ちも理解できます。 女性の社会進出を後押しすることに対し、現在はさまざまな法整備がなされてきていますし、それぞれの会社でも出産後の社員復職をサポートする人事制度などが取り入れられてきていると思います。 けれど、仕事と育児の両立は、個別の事情が違いすぎるゆえ、環境を整えたからといってもすぐに解決できる問題ではありませんよね。 今までわたしがカウンセリングさせていただいたご相談でも「育児に対する職場の無理解に腹が立つ」「育児を盾に仕事に手を抜く人が許せない」などといった、相反する内容のものが多くあります。 ■どんな相手にも“好感を持たれる努力”をする 子どもを持つ、持たないについては個人の考え方やご事情もありますが、もし出産しても仕事を続けたい! と思われるのであれば、私がおすすめすることはひとつ。 まず出産前から「とにかく、どんなに苦手な相手がいても、職場では好感を持たれる努力をしておく」こと。 もちろん、「この人がいなければ困る! 出産しても戻ってきてほしい」と周囲に言わせるくらい、現在の仕事のスキルを上げることも大事だとは思います。 しかし、今までいろいろな職場の、さまざまな立場の方のご相談を伺ってみますと、本人の仕事スキルよりも「この人のサポートならしてあげよう」と思ってもらえる人間関係を、周囲と築けていた方のほうが、スムーズに復職できているように感じます。 たとえば自分の机をふくついでに、周りの机もふいてあげる、コーヒーを買いに行くついでに周りの人にも「買ってきましょうか」と声をかける…など。 ほんとにちいさな、ささいなことでいいので「いい人だな」と思われる気配り=「いい人貯金」を続けておきましょう。これをコツコツとためておき、あなたの応援者を増やしておくのです。 ■正論に頼らず、嫌われる勇気をもつ 出産後復職したあとは、「正論に頼らない」で、「貢献する姿勢と嫌われる勇気を持つ」ことを心に留めておくことをおすすめします。 子どもを産むことは、将来の日本のためにプラスになることは確かです。 出産しても仕事を続けることができるのは、労働者としての権利です。 それは正論なのですが、周囲が非協力的な視線を向け始めるのは「子どもがいるから●●なのは当然」という雰囲気が強くなってきたときだと思います。 たとえば「17時から●●の勉強会がありますが出欠は?」と聞かれたとき「すみません、子どもがいるので欠席します(夕方からなんて出られるワケないでしょ)」と答えても自然でしょう。 しかし、こういったやりとりが日常積もり積もると「あ、また子どもね…」というようなミゾができがちです。 行動の結果は同じでも「すみません、17:30には会社を出なくてはならないのですが、30分の出席でも大丈夫でしょうか?」と答えたほうが「子どもがいることを振りかざしている」という感じが薄くなります。 「子どもがいるのは事実だから仕方ないのに、なぜそんなに気を使わなくてはならないの!」というお気持ちも十分理解できます。 しかし、人間関係においては、正論が最適解ではありません。 オフィスでは極力「子どもが…」というフレーズを控えたほうが余計な摩擦を避けられ、育児に対する理解も得やすくなると私は思います。 ■「ここまではできる」というラインを明確にする 育児は想定外な出来事の連続であり、すぐに対応しなくてはならないことも多いですよね。 よほどの特別なスキルがあるなら別ですが、ほとんどの仕事は、時間をかければそれなりの成果が出ますから(長時間働くことがいいということではありませんが)労働時間に制限のある育児中は、どうしても仕事のパフォーマンスが落ちてしまうことが多いでしょう。 しかも親が忙しい時に限って、なぜか子供が病気になるということは本当によく起こります。「やっぱり育児と仕事の両立はキツイなー」と気持ちが折れることもたびたびあると思います。 そのようなときは限られた時間のなかで、精いっぱい仕事に貢献できるよう工夫し努力する姿を見せましょう。 とはいえ、自分自身が倒れてしまっては大変。 そのためにも仕事をひとりで抱え込まず、必ず上司や同僚と仕事の進捗状況を細かくシェアし、「ここまではできる」というラインを明確にすることが大切です。 ■「貢献と選択」のバランス アドラー心理学をわかりやすく解説してある「嫌われる勇気」という本が最近売れていますが、アドラーが主張しているのは、以下のようなことです。 ・自分は他人の期待を満たすために生きているのではないし、他人も自分の期待を満たすために生きているのではない ・自分に最善な道を選択することが自分の課題であり、それに対する評価は他人の課題 ・人は「共同体の中に居場所がある」という感覚が持てれば対人関係の悩みが解消する。居場所があるという実感は、他者への貢献で持つことができる 育児しながら仕事を続けるということは、この「貢献と選択」のバランスをその都度どうとっていくかに尽きる気がします。 「出産後、どのように職場に復帰できるか」は、あなたがそれまでどのような姿勢で仕事に向かい、どれくらい仕事で成果を上げ、どんな人間関係を築き、どれくらい周囲の信頼を集めていたかをはかるバロメーターになると言えます。 充実したワーキングマザー生活を送れるように、今から人間力を磨いておくことも大切ですね。
2016年04月27日女性も35歳くらいになると、洋服の好みや似合うスタイルが自分でも明確になってくるため、オシャレがこなれてきてすてきになりますよね。 最近私がお会いして「あ、ステキだな、オシャレだな」と感じた女性は30代後半の方が多いです。みなさまいい意味で緊張感があり、自分を磨くことに手を抜いていないことが伝わってきます。 先日お会いした女性もまさにそんな方で、何かの話の流れで結婚の話題になったのですが、彼女は40歳までに結婚をしたいと熱望しているそうです。結婚相談所にも登録するなどいろいろと努力はしているものの、なかなか実らないとか…。 こんなにキレイでセンスも性格も良さそうな彼女が独身ということは、きっとよほど理想が高いのね~と私は思っておりました。 ■オシャレな外見が恋愛のジャマをしている? あるとき、某セレクトショップを経営する男性とお話しする機会がありました。その男性によると、「日本人の40~50代男性のごく一部の人は超オシャレでセンスもいいが、残りのほとんどは服にあまり興味もなくダサい。 でも、日本人の40~50代の女性はここ最近、おしなべてオシャレでセンスが良くなっているから、この世代の男女が並ぶと外見においてすごくギャップがある」とのこと。 もしかすると先日の彼女は、「オシャレな外見」が恋愛のジャマをしているのでは? とひらめき、その男性に聞いてみました。 あくまで彼の私見ですが、いわく… ・男性が若い女性と接した場合、女性の顔や脚など本人そのものの印象が強く、着ていたものや雰囲気などは、あまり記憶に残らない ・しかし、30代後半になり、その女性の人生経験が外見ににじみ出てくるようになると、洋服や持ち物、髪形など「全体でかもしだす雰囲気」が強く印象に残る ・女性の場合、年齢を重ねるにつれて、より自分のケアに力を入れるようになるからか、男性と比べて自分を肯定的に見ている人が多いように感じる ・それはとてもいいことなのだが、あまり自分自身に手をかけない男性からすると「1人で完結しているまとまり感」が出てしまい、自分が入っていく余地が見いだせないのではないか ・そういう意味では、30代後半の年齢でオシャレな女性は、日本の大多数の男性にとって「まぶしすぎる」のかも。オシャレに気を使わない女性がいいということではなく「私はコレでいいの!」という主張が前面に出すぎているように映るのかもしれない ということでした。確かに自分の記憶を振りかえっても、例の彼女は全体的に「すてき」でまとまっている印象でした。女性から見れば、その完結した感じが潔くていいのですが、男性から見ると「完成されていて他人を必要としていない」ように映るのかもしれません。 ■どこかに「引き」ポイントをつくる 先ほどの男性が言うには、30代後半から男性ウケを考えるなら、すべてをキメすぎないほうがいいのだそう。大切なのは「手が届く感」。メイクをキメたらネイルは素のまま、8センチのピンヒールより5センチの太ヒール(?)など、どこか「引き」のあるオシャレのほうがいいそうです。 しかし、20代~30代の若い男性をターゲットにするなら逆で、思いきり大人なマイワールドを表現したほうがウケるのだとか。男性がオシャレすることにまったく抵抗がない世代で、自分にない世界観に興味を持つ彼らは、年上のすてきな女性への憧れが強いそうですよ。 30代後半の女性が結婚を考えるとき、ターゲットにしやすい同年代以上の年齢の男性は、まだまだ女性に対しコンサバティブな見方をしていて、恋愛面では自信がない人が多いということなのでしょうね。 自分の好きなオシャレも楽しみつつ、ここぞというときのために“清潔感のあるおとなしめの服”も一着用意しておくといいかもしれません。
2016年04月26日生きていると、いいときと悪いときってありますよね。そして悪いときは、なぜかやることなすこと裏目に出たり、「うわ、ツイてない!」と思ったりすることが重なるものです。 たとえば、失恋して落ちこんだために通勤途中ボーっとしていて定期券を落とすとか、今月お金がないから家でじっとしていようと思ったら、テレビが映らなくなって修理しなくてはならなくなったとか…。 ■いままでとはちがう行動をとってみる 落ちこむ原因はいろいろありますが、なかでも「望んだものが手に入らなかった」ときが一番つらいかもしれませんね。 就職(転職)試験に落ちた 入学試験(自分または子どもの)に落ちた 好きな人にフラれた 仕事で昇進できなかった 希望の仕事に配属されなかった などが大きいものでしょうか。実際はそうでなくても、本人はまるで自分自身のすべてを否定されたような気分になってしまうので、気持ちのうえでひきずってしまうことが多いと思います。 こんなときに人に相談すると「仕方ない、さっさと諦めろ」「起こったことは変えられないんだから、早く前を向け」など、たいていは自身の考え方やできごとに対する受けとめ方を変えなさいと言われますよね。 カウンセリングでもこういったケースでは、クライエントの過去を変えるのではなく、過去への認識を変え、気持ちを前に向けさせるワークをよく行います。 しかし正直、私自身も「それができたら苦労しないよ」と思うことがあります。頭では理解できるものの、心が認められないんですよね。 とはいえ、いつまでももんもんとしている自分にもだんだん嫌気がさしてきます。こんなとき、私は「気持ちを無理に変えるのは無理だから、ならば行動を変えてみよう」と話します。 通常、人の行動はその人の思考が決めます(たとえば、健康になりたいと思うから早寝早起きをするなど)が、どうしても思考が変えられないなら、いままでとちがう行動をひとつとってみることをおススメしています。 納得できていない現実を認めなくていいし、こだわっていることと直接関係がないことでも構いません。最初は楽しくないでしょうから嫌々行動することになりますが、続けているうちに、いままで知らなかった世界を垣間見たり、ちがう見方を身につけられたりすることでしょう。 ■就寝時間を変えたら気持ちにも変化が ある女性は、5年付きあった彼と別れることになり、もう結婚適齢期を過ぎた自分はきっと一生ひとりだと思うと不安で眠れなくなっていました。あるとき、何か行動を変えていこうと、週末の午後近くの図書館に行くことにしたそうです。 図書館にこれほどさまざまな雑誌が置いてあることを知らなかった彼女は、雑誌を読むことが楽しくなっていました。 そのうちにふと周りを見て、図書館の外で楽しそうに談笑している年配の方たちが多いことに気づいたそうです。もし将来ひとりであっても、こういう場所に来れば孤独ではないんだなと思うと気持ちがラクになってきたといいます。 またある女性は、大学入試のときに第一志望に落ちたことをいまでも気にしていました。就活がうまくいかず、現在の仕事の評価も低いのは、第一志望に落ちたせいだという考えにとらわれて落ちこんでいたそうです。 あるとき、夜に気持ちが落ちこむことが多いことに気づいた彼女は、毎晩23時には寝るようにしました。 すると、当然朝は早くに目覚めます。朝日が昇るのを毎日眺めていましたら、何となくすがすがしい気持ちになり「こうやって毎日、陽は昇るんだな。イヤな昨日もリセットされていくんだな」と、少しずつですが落ちこむ気持ちが軽くなってきました。 カウンセリングで「認知療法」というトレーニングを取りいれることがあります。これは、できごとに対する自身の感情と思考を整理し、そのゆがみを修正していくものです。 現在とちがう行動をとることで、自身がそのゆがみに自ずと気がつくきっかけになるのかもしれませんね。 もしあなたがいま、気分が落ちこむできごとに遭遇していたら、ほんのささいなことでいいので、何かひとつ、いままでしたことのない行動を継続して行ってみてください。
2016年03月29日3月のホワイトデー。すっかり年間行事のひとつとして根づいてきましたね。男性が贈るホワイトデーのお返しは、その人のセンスが垣間見えますから興味深いものです。 普段から女性とコミュニケーションをとるのが上手な男性は、やはり女性のツボに入るものを選んでくれるようです。 最近、恋愛のご相談を受けていて感じるのは「男性の二極化」です。いろいろな面で女性の感覚に近い男性と、遠すぎるだろとつっこみたくなるほど女性の感覚に疎い男性にどんどんわかれていっている感じがします。 どちらもいい面悪い面はありますが、女性としては自分の感覚に近い男性のほうが理解はしやすいでしょうね。逆に、疎い男性を好きになった場合は気苦労が多くなるかもしれません。 メールやLINEの返信が遅い、こちらの気づかいがまったく伝わらない、相手に求めていることをわかってもらえないなど…「もしかしてこの人、私のこと真剣に好きじゃないのかもしれない」なんて疑心暗鬼になりますよね。 女性の感覚から遠い男性は大きくわけて2タイプがあると思います。ひとつはシャイな性格で、子どものころから積極的に女性と関わることが苦手だったタイプ、もうひとつはいわゆる自己チューで他人の思惑を全く気にしないタイプです。 前者ならば、じょじょに距離を詰めていけば幸せにお付きあいできますが、後者ならさっさと見切りをつけたほうがいいですね。このちがいはどこで見わけることができるでしょうか。 ■ハイヒールがきっかけで結婚 私の友人の話です。彼女は美人で大変モテる人でしたが、そろそろ落ちついて結婚しようかなと考えていた男性と、誕生日前に破局してしまいました。 とはいえ、男友だちはゴマンといる彼女ですから、さっそく彼らに召集をかけ、毎日日替わりで誕生日を祝ってもらっていました。 誕生日から10日ほど過ぎたころにようやくアポを入れ(てあげ)た男性がいました。彼は朴訥とした外見で、話題もあまり豊富ではなくオシャレなお店も知らないタイプ。 彼女としては付きあうにはつまらないのですが、医師という職業にひかれて? とりあえずつないでおいた男性でした。 さてその日、レストランで食事をして、彼から渡されたプレゼントに彼女は息をのみました。そこには、総ゴールドのPRADAの美しいハイヒールがありました。 「ゴージャスすぎてまるで演歌歌手のステージ衣装じゃない! どこでこんな靴をはけというのよ!」と、彼のあまりのズレたセンスにあきれつつふと彼を見ると、「○○さん、PRADAとキラキラしたものが好きだから」とニコニコしていたそうです。 たしかに、彼女はその当時PRADAのバッグが好きでよく持ちあるいていましたし、ゴールドの大ぶりなアクセサリーをたくさん身につけていました。おそらく彼はそれを見てPRADAとキラキラの合体を思いつき、バッグは持っているから靴を…と考えたのでしょう。 ブランド物にまったく興味がないであろう彼がいそいそとPRADAのブティックに行き、この光り輝く靴を選ぶさまを思いうかべると、彼女は怒りと失望よりも笑いがこみあげてきて、その場で大笑いしてしまったのです。 「自分をよろこばせようとして、そこまで考えてくれたのか」と思うと、おかしさと同時に彼に対する愛しさを初めて感じたといいます。 そしてその後、彼女はその男性と結婚し、いまでも幸せに暮らしています。 ■クリスマスや誕生日が見きわめどき 私は、ただのシャイな男性なのか自己中で自分以外に興味がない男性なのかを見極めるのは「いざというときに、相手をよろこばせることに真剣になれるか」だと思います。 毎日それを要求するのは難しいかもしれませんが、誕生日やクリスマスなど特別な日だけは、相手の期待もわかったうえで、いかに相手のことを考えて行動できるかということ。 たとえ、それがあなたの求める水準ではなくても(そこは、じょじょに教えていってあげましょう)、彼なりに必死で考えてくれたなら、こまごまとしたことには目をつぶってあげてもいいと思います。 マメに連絡してこないからといって、あなたが大切でないわけではありません。ただ、少しずつ「自分はこうしてくれたほうがうれしいのだ」ということは伝えていきましょう。すぐには変わらなくても、男性は好きな女性から言われたことは確実に心に残りますから。 もしあなたが、あまりコミュニケーションが得意ではない男性と付きあうことになったら、お誕生日かクリスマスのプランを彼にまかせてみることをオススメします。
2016年03月24日新年早々、芸能ニュースはいろいろな話題で盛りあがっていましたね。とくにベッキーの不倫騒動は、世の女性から多大な関心を持たれていたように思います。 ふたりの関係についてはさまざまな報道がなされておりますが、真実は当事者にしかわかり得ないことなので、ここでどうこう申しあげることはありません。 しかし、その報道のなかでひとつ、「ああ、これはよくある話だな」と思ったことがあります。それは「ベッキーが最初、相手が既婚者であることを知らなかった」ということです。 ■男性が既婚者であると女性に隠すのは、どういうとき? いままでいただいた不倫関係のカウンセリング相談事例を振りかえると、男性が既婚者である場合、女性側が「付きあいはじめたときにその事実を知らなかった」というケースが結構あります。 これは既婚男性が、(※許されることではありませんが)相手の女性を遊び気分ではなく本当に好きになってしまったときによく取る行動です。 女性から見れば「そんなことが黙っている理由になるか!」と怒りたくなりますが、意外と男性は後先考えず妻帯者であることを隠してしまい、その後どんどんウソの上塗りをしていくことになります。 とはいえ、通常この時点で男性は離婚までは考えていないことが多く(ここが女性にとってはさらに許しがたいところですよね)、お付きあいが続いているうちに既婚であることが早晩バレてしまいます。 バレたところで女性が怒り、「ああそうですか、じゃあ別れましょう」となればお互い傷が浅くすみますので、本来はそうすべきでしょう。 しかし、そのようにスパッと割りきれる女性は相談事例を振りかえる限り少数派です。バレるころには女性側も相当気持ちが盛りあがってしまっており、ショックは受けても好きな気持ちは変わらないようです。 そのため、悩みながらもお付きあいは続いていわゆる「不倫関係」になってしまう方のほうが多いです。 ■「既婚者かも?」と思ったらチェックしたいこと 不倫関係におちいると、やはり未婚者のほうがつらい思いをすることが多くなるものです。そこで、いままでの相談事例を参考に、相手が既婚者の可能性があるかもしれない言動のチェック項目を考えてみました。 ・相手からの連絡はマメに届くが、こちらからの連絡にはレスが遅い 既婚者であることを隠して女性と付きあっている男性の場合、私生活を追われることが一番困ります。自分からマメに連絡をしておけば、女性は「自分は愛されている」と満足して、男性の周りを嗅ぎまわるようなことはしないでしょう。 また、自分からの連絡は、自分の予定に合わせてできますが、相手からの連絡に対するレスは家庭の状況などによりすぐできないこともあるので、何かと用事にかこつけて遅くなりがちです。 ・SNSをやらない、または長い間更新されていない FacebookやInstagramなどで自分のプライベートライフをうかがわせるなど、既婚者であることを隠して女性と付きあっている男性には致命傷となります。 たとえ1人の写真でも「誰と行ってたの? これはどこ?」など女性に突っこまれる可能性が高くなりますから。たとえやっていても「SNSはめんどくさくてやっていない」などといって予防線を張ります。 ・過去にストーカーにあったことを話す 仮に本当にストーカーにあったことがあったとしても、もしあなたと(将来の結婚の可能性も含めて)真剣に付きあおうと思っている男性なら、まずは極力自分で、あなたという女性を見極めようとするでしょう。 付きあい始めからそのような話をするということは「ストーカーだと僕に勘違いされたくないなら、生活に踏みこんでこないでね」と警告しているようなものです。 ・付きあって3か月以上たっても、自宅の話が全く出てこない 付きあい始めて3か月くらいというのは一番気持ちが盛りあがる時期です。会えばとても心が通う時間が過ごせているのに、彼の自宅の話が全然出てこないのは不自然です。 このころの恋愛関係なら少しでも相手と長く一緒にいたいと思うでしょうから、おのずとそれぞれの住まいの話が会話に出てくることが多いです。 恋愛するなら、楽しく幸せな恋愛をしたいものです。「すてきだな」と思えた男性に出会えたら、上記のような言動に注意しつつ、よーく相手を見極めてくださいね!
2016年02月21日2016年1月11日に入籍し、結婚会見を行ったDAIGOさんと北川景子さん。ご覧になった方も多いと思います。とてもお似合いで幸せそうでしたよね。 結婚会見の様子をテレビで見ていて、とても印象に残ったのが、北川景子さんの質問に対する受けこたえや表情、またDAIGOさんが語る「彼女の魅力」でした。これぞ「愛される女性」の見本といった感じです。 北川景子さんのどういうところが「愛される女性」なのか、具体的に説明します。 ■忙しくても普段の生活に手を抜いていない 「彼女のどんなところが好きか」と問われ、料理が上手と答えたDAIGOさん。さまざまな料理を挙げていました。 また、家事は基本的に北川景子さんがやっているとも答えていらしたので、おそらく北川さんは仕事でお忙しい毎日であっても、自身の生活もキチンとこなされていたのだと思います。 これは一朝一夕ではできません。DAIGOさんは安心して「家庭のことは任せられる」と思ったのでしょうね。 ■実際は自分が主導権を握っていても、肝心なところは男性に頼る(フリができる) 「家庭の主導権はどちらが?」という質問に対し「いい意味で奥さん」とDAIGOさんが答えたあと、北川さんはすぐ「大きなことはDAIGOさんが決めて、あとは自分がコントロールしている」とコメントしました。 おそらく実際は、彼女ひとりで何でも決断していくことができるのだと思いますが、あのひと言で、DAIGOさんの「いざというときに頼れる男らしさ」が伝わりました。 ソフトで優しいイメージのDAIGOさんと、お嬢さまキャラで気の強そうなイメージの北川さんご夫婦は、一見「DAIGOさんが北川さんの尻に敷かれている」印象を持たれそうなもの。 しかし、あのような形で北川さんがDAIGOさんをたてることで、男性としてのプライドを守ってあげたのだと思います。 ■「私は愛されているのよ!」という押しつけがましさを感じない DAIGOさんは「北川さんの好きなところは?」と質問されて、多すぎて語りきれないと答えていました。 一般論として、DAIGOさんほどイケメンで多方面に才能があり、周りに愛されるキャラなうえにご実家のお家柄もすばらしい男性にそこまでいわれるのは、まさしく女性冥利(みょうり)に尽きることです。 まして、結婚会見の場です。「見て、私こんなに幸せなのよ! 愛されているのよ!」とドヤ気分が表情に出たとしても当然でしょう。 しかし、それは女性から見ると、たとえどんなお似合いなカップルであっても鼻についてしまいます。北川さんには全くそれが感じられませんでした。 ただ単純にDAIGOさんが好きで、一緒にいられることをよろこんでいるのと、彼女自身が結婚(相手)を「自分のステータスをアップさせるもの」と捉えていないことがそうさせているのでしょう。だから、DAIGOさんのお母さまや小姑になるお姉さまにもかわいがられて仲良くやれているのでしょうね。 ■人に自信を持たせてあげられる器の大きさがある 何よりも、これが愛されるポイントだと思います。DAIGOさんは北川さんが、自分のジョークに誰よりも大笑いしてくれることが自信になると答えていました。 会見でも「子どもは何人欲しいか」を問われ、DAIGOさんが「ういっしゅ」ポーズで3人くらいと答えると横で北川さんが笑いだし、「ほら、笑ってくれてるでしょ」ととてもうれしそうに話したのが印象的でした。 また、DAIGOさんのお姉さまもブログに 私の妹(北川さん)が可愛すぎる件について! しかも優しすぎる件について! 姉は何度も励ましてもらっています。(以下略) 出典:ブログ「子蔵屋日記」 と書かれています。おそらく彼女はいろいろな形で周りの人に勇気や自信を与えられる女性なのでしょうね。 あなたもDAIGOさん&北川さんご夫婦のような、ステキな恋愛&結婚ができますように!
2016年02月17日先日、知人宅で開かれたパーティに参加したときのことです。 ある婚活中の女性が「ステキな男性と結婚したいけど、ほとんどの男性が結婚後に浮気をしているように思う。そう考えると、最近は結婚したいという気持ちがうせてきた」と話していました。 それを聞いたほかの女性たちは、一様に理解を示していました。 しかし、このパーティの主催者であるAさんには、とてもステキなご主人がいます。結婚して30年以上たつのに、いまでも仲良しの円満ご夫婦です。 ニコニコとみんなの話を聞いているAさんに私は「でも、Aさんのご主人はあんなにカッコイイのに、浮気などのトラブルと全く無縁そうですよね。きっと、そういう男性もいますよね!」といいました。 しかし、Aさんはさらりと「あ、トラブルならあったわよ」とこたえたのです。いった私はもちろん、その場の空気が一瞬で凍りつきました。 「だって、赤の他人が何十年も同じ屋根の下で暮らすんだから、トラブルなんてあって当然。ふとほかの人に目がいくこともありえるでしょう」と笑いながら続けるAさん。 ほかの女性が「でも、Aさんご夫婦はすごく仲がいいじゃないですか。どうやって乗りこえてきたのですか。」とたずねました。 その内容がとても勉強になったので、Aさんのお許しを得て、「夫の浮気撃退法」を書いてみることにしました。(※あくまで一般的な男性の話で、結婚前から浮気性であった男性の場合は、このかぎりではないとのことです) ■変化に気づく よほど遊びなれていないかぎり、男性は浮気していると態度に出てしまうそうです。 それは「いままでしていなかったことをする(携帯をトイレやお風呂に持ちこむ、妙にほがらかになる、急な飲み会が多くなるなど)」という行動に現れるため、その変化を見逃さずに早めに気づくことが大切とのこと。 これには「女のカン」がかなり頼りになるそう。「おかしいな」と感じたら、8割は「クロ」だと思ったほうがいいそうです。 ■夫を責めたてない 家に帰ってこないなどの露骨な態度をとらず「あくまで隠して付きあっている」ときは、たとえどんなに夫婦仲が悪くても、夫はその時点で「離婚しよう」とは考えていないそうです。 離婚に向かうとすれば、妻に責められたとき。もし決定的な証拠を発見して、精神的に多大なショックを受けたとしても、すぐ夫に突きつけないほうがベター。 ショックが強ければ強いほど感情のコントロールがきかず、夫をきつく責めたててしまうことも少なくないとか。結果的に関係修復に時間がかかってしまうそうです。まずは冷静になり、次の行動を考えること。 ■いままでの夫に対する態度を見直す どんな理由があったとしても、浮気は正当化されることではありません。しかし「100%夫が悪いのかどうか」は、いま一度考えてみたほうがいいでしょう。 結婚生活が長くなってきて、お互いに相手に対して慣れや甘えが出て、思いやりに欠ける態度をとっていなかったか、夫の立場に立ってふりかえることは必要です。 気づいたことがあれば、改めましょう。なんだかんだいっても、男性は結局、自分がラクでいられる、いやすい場所に戻るものだそうです。 ■心のなかがどうであっても表面上はニコヤカにふるまう 浮気がばれていてもいなくても、夫はつねに後ろめたい気持ちを抱えています。そのうえ妻が冷たい対応を取りつづけていたら、罪悪感に耐えかねて、さらに家から足が遠のいてしまうもの。 気持ちがこもっていなくてもいいので、家ではいつも通りの会話をして居場所をつくってあげましょう。 ■1年をメドに様子を見る 恋愛感情は、四季がひと回りする(1年たつ)ころに、ずっと一緒にいたい相手であるかどうかの結論を導きだすものだそうです。 ということは、「浮気」であれば、放っておいても1年くらいをメドに盛りあがっていた気持ちは冷めていくことでしょう。そのときに家庭が帰りやすい場所になっていれば、騒がずとも収束に向かうとのことです。 夫の浮気を疑いはじめると妻のほうはいろいろと考えこんでしまい、精神的につらくなりがちです。ある程度は「時間」が解決してくれる部分も大きいものです。 考えこまずに済むように、こういうときこそ、自分が夢中になれるものに時間を使いましょう。妻がイキイキとしだすと、夫の見る目も変わるそうです。 ちなみに、有吉佐和子の小説『不信のとき』(新潮文庫)は、浮気している夫に対する妻の対処の仕方が、よくも悪くも参考になるそうです。 Aさんの話をまとめると、心のなかでどう思っていても夫には見せないこと。そして、「自分が正しい」ことをふりかざすことなく、デンと構えているのが一番効果的ということなのですね。 結婚は長丁場。浮気に限らず、ハッピーなことばかりではないでしょう。しかし、互いにそれを乗りこえて、いい夫婦となっていくのだと感じたできごとでした。
2016年01月19日先日、友人と話していて、ある共通の知人女性の話になりました。 「あの人の場合、何かをやろうとすると、いつも誰か助けてくれる人が出てきて、結果うまくやっちゃうよね。すごいなー」という友人の言葉に深くうなずいてしまいました。 その女性はいつも笑っている明るい方だという印象があり、たしかに人をひきつける魅力があると思います。 そのせいか、彼女は以前からやりたいといっていた仕事にもチャレンジできて、それを軌道にのせています。そのうえ、さらっと結婚もされていて、とても幸せそうです。 10代や20代の若いころは、なんといっても「キレイな外見」が人をひきつけることが多いと思いますが、30代になれば、女性も男性も次第にそれぞれの「味」が顔の表情などに出てきます。 もちろん、いくつになってもできる範囲で外見をキレイにしておくことは大切ですが、「外見の美しさだけ」では、人目を引いても人をひきつけることはできなくなってきますよね。 人はひとりでは生きていけないとするなら、できるだけ他人と良好な関係を築けることが、人生にとって大きなポイントとなります。では、「人をひきつける女性」とはどんな人なのでしょうか。 ■機転のきいたコメントで、視聴者を魅了 私が「人をひきつける女性」と聞いて最初に思い浮かぶのは、オプラ・ウィンフリーです。 日本ではあまり知られていないようですが、アメリカではとても有名なトークショーの司会者兼プロデューサーです。20世紀以降のアメリカで、最も裕福なアフリカ系アメリカ人(総資産は2007年時点で約15億ドルと報じられています)といわれています。 アメリカ社会に対するオプラの影響力は大きく、彼女のトーク番組で取りあげられた本はベストセラーになっています。気むずかしいセレブリティたちも彼女のインタビューには気さくに応じるくらい、豊富な人脈と魅力的なキャラクターを持つ女性なのです。 人種差別を受けることもあったであろうアフリカ系アメリカ人のオプラ。そこまでの地位を築けたなら、さぞ恵まれた家庭の出身なのでは…とお思いでしょうが、彼女の生いたちはかなり悲惨です。 結婚していないティーンエイジャーのカップルの元に生まれたオプラは、祖母・父親・母親の元を転々として育ち、親戚に性的虐待や暴行を受けたり、14歳で出産したりと波乱万丈な子ども時代でした。 しかし、頭がよく勉強を怠らなかったため、奨学金を得て州立大学に入学し、19歳でテレビ局のローカル夕方ニュースの仕事をはじめました。 そのときの彼女のアドリブや機転のきいたツッコミなどが視聴者にうけ、彼女が司会をするトークショーがやがて全米に配信されるようになり、現在にいたります。 まさに自分の身ひとつ、会話力とアタマのよさで周りの人をひきつけ、富も名声も引きよせた方なのですね。 ■相手の話をじっくり聞いたうえで、自分の意見を述べる 彼女がインタビューをしているところをネット動画などで見ると、丸ごと相手を受けいれるように聞いているのがわかります。 ともすれば私たちは、人の話を聞いている最中に自分が返す内容を頭で考えてしまいがちですが、オプラは相手の話を十分に聞き、理解したうえで自分の意見を率直に話します。 それも、相手が話しづらいところを絶妙に避けつつ、信用を得たところで聞きたいことをきちんと聞きだすのです。自らがつらい経験をたくさんしているからでしょうか、他人の痛みや苦しみに大変共感的な対応をとり、希望を与えるようなコメントが多いように感じます。 オプラには名言といわれるフレーズが大変多くありますが、そのなかに「傷を知恵に変えなさい」という言葉があります。 彼女は自分が受けた多くの傷を知恵とするべく、他人に対する共感力、絶妙なアドリブ力や質問力、社会問題への幅広い関心などをつちかったのでしょう。 完璧ではなく、失敗も多かったからこそ得られた寛容さや視点の広さ、そして努力を続けられる力が人をひきつけるのだと思います。 そしてまた、オプラの名言に「怒るとその人よりも自分を傷つけてしまう」というものもあります。いままでの人生において、理不尽で腹立たしいこともたくさんあったであろうオプラ。 彼女が人をひきつける円満な人格を形成できたのは、怒りをためこまず、他人をゆるし、いまある状況のなかでどのように行動するのがベストなのかをつねに考えていたからではないかと思います。自分も他人も同じように大切にする術を知っていたのでしょうね。 前述の知人女性もそうでしたが、人をひきつける女性は多くの失敗や問題にぶつかってもそこから何かを学び、自ら立ちあがろうとするパワーを持っていると感じます。 失敗やつらい経験に出くわしてもめげずに、それを自分の魅力に変えていこうと思えれば、克服するための勇気もわいてきますよね。 もしいま、あなたがつらい状況にあるとしたら「この経験は何を自分に教えてくれるのか」「ここから学べることは何か」を考え、魅力的な女性になるためのステップだととらえてほしいと思います。
2016年01月18日近ごろ、街中の広告やネットなどで、「35歳からの○○」という文字が目につきます。35歳からのマンション購入や35歳からのアンチエイジング、35歳からの資産運用、35歳からの婚活&妊活、35歳からの転職…。 あなたは「35歳の自分」って想像がつきますか。もしくは「もう過ぎてしまった!」という方もいらっしゃるかもしれませんね。 ところで上記の広告ですが、すべて35歳「からの」と記されていることにお気づきでしょうか。こうして並べてみると、35歳という年齢は人生の後半に向けて、人が何がしかの新たなスタートを切るのに適切な時期といえるのかもしれません。 ■いまの自分に納得している? カウンセラーとしてクライアントの方々のさまざまな人生経験をお聞きしていると、35歳前後というのは、自分の理想と合致していてもいなくても、不満があってもなくても、いままでの本人の経験や価値観から「自分が一番心地よい状況」に身を置いていることが多いと感じます。 たとえば「CAになって世界中を飛びまわりたい」という夢を持っていながらも、時間に不規則な生活に耐えられないと感じていて、現実ではきっちりと仕事が終わる公務員の仕事についていることもあるでしょう。 35歳が近づいてきたら、ぜひ「いまの自分に納得しているか」をご自身の心に聞いてみてください。 答えが「YES」ならば、おそらくいままでの人生で目標をしっかり定めて正しい努力を重ね、理想の状態を手にいれられたといえます。その場合は、現在の状態をキープするために、いまより少し「守りの視点」を持ってみましょう。 35歳以降の人生中年期には、自分の努力だけではどうにもできない事柄が発生し、自身に及ぼす影響が大きくなってくるものです。 たとえば、親に介護が必要になったり、会社の業績が悪化すればリストラの対象になりやすくなることも。結婚していれば、夫の健康状態や仕事上の変化、子どもがいれば進路や就職で悩むこともあるでしょう。 そのような事態をいくつか想定して、対応策の準備をはじめる時期に来ているのです。 もし答えが「NO」だったら。本当にやってみたいことが現状とまったく別のところにあるならば、おそらく35歳はある意味「変われる最後のチャンス」といえるかもしれません。 35歳前後というのは、まだ体力的にも無理がきき、それまでの人生経験から判断力も身についているので、変化に対応する力が人生で一番高くなっているように思います。 これ以上若くても自分の判断には自信が持てないかもしれないし、これ以上年を重ねると、上述したように、自分の努力の範囲を超えた問題の影響を受けやすくなります。 ■洋服や髪型など、外見もチェック ずっとやってみたかったけど後回しにしてきたことがあるなら、ぜひ35歳をメドに取りくんでみてください。また、内面と同様に洋服や髪型、メイクなどの外見に対しても問いかけをするといいでしょう。 よく「20代までは親からもらった顔、それ以降は自分がつくる顔」といいます。いままでさまざまな年代の女性にお会いしてきた経験からいうと、35歳くらいから、徐々に内面が外見に反映されてくると感じます。 よくも悪くも「それまで生きてきた貫録」が表情や体全体ににじみ出てくるのでしょう。 すると、どんなに童顔であったとしても、20代と同じ洋服やメイク、髪型に少し違和感が生じてきます。一度、すべての洋服をクローゼットから出して着てみてください。 買った当時は「地味すぎかな?」と思えたものがいまはしっくりくるようになっていたり、逆にサイズは合っていてもどうも着ばえしない、安っぽく見えてしまうというものがあると思います。 同様にメイク道具もチェックしてみてください。35歳前後から肌のトーンも微妙に変化するため、いままで似合っていた口紅やアイシャドウが合わなくなってくることもあります。 毎日自分を見ていると気づきませんが、「たまに着たり使うもの」を身に着けてみると、その変化がわかるものです。そのような目線でチェックして、いまの自分にそぐわないと感じたものは潔く処分しましょう。 そして、35歳以降おそらく一番大切になってくるのは「健康」です。いままで若さにかまけて仕事に家事に趣味に旅行にと、ついがんばりすぎてしまっていたかもしれません。 とくに、出産を考えるのであれば、婦人科の健診を受けておきましょう。35歳過ぎても出産はもちろん可能ですが、いわゆる「子宮年齢」は生活習慣などにより、実年齢と隔たりがあることもあります。これを機会に、よくない生活習慣を改めていくというのにもいい時期です。 人生のどんな時期であっても、人は変わることも成長もできますが、そのパワーを最大限に使えるのが35歳前後だと私は思います。その大事な時期を有効に過ごして、より充実した人生を手にいれましょう。
2015年12月25日「あげまん」とは、一緒にいる男性に幸運をもたらしたり、出世させたりする「縁起のよい女性」のことをいいます。(ちなみに「まん」とは「間(ま)」のこと。運やめぐりあわせを意味するといわれています。「間(ま)」を上げる=縁起がよい、ということなのですね) あなた自身が「あげまん」であれば、お付きあいする男性にとってもラッキーなことですし、彼もあなたのことをきっと大事にしてくれるでしょう。結局のところ、あなた自身にもプラスに働きます。 ■自分自身が幸せであることが大事 私がいままで実際にお会いした女性たちのなかで「ああ、こういう人をあげまんというのだな」と感じた方には、共通点があります。 ・楽しむことが上手 キャンプをしていたら、いきなり土砂降りにあったとか、パーティに出かけたら靴のかかとが突然とれてしまったなど。どんなにひどい状況下や予想もしないアクシデントに見舞われても、そのなかに楽しみを見つけられる人。 そういう女性の周囲の空気は、ピリピリすることがありません。何ごとに対してもユーモアのセンスを持っているのでしょうね。 ・いつも笑顔でいる 簡単なことではありますが、実践するのはむずかしいことです。「あげまん女性」はつねに口角が上がっていて、どんなときにも他人が話しかけやすい雰囲気を持っています。 たとえば、辛いできごとがあって心の底から笑うことができずにいたとします。しかし、仮につくり笑いであったとしても、笑顔になることで心のストレスが軽減されるという研究報告もあります。そのくらい、笑顔でいることは大切だといえるでしょう。 笑顔でいる人は周りに好印象を持たれますので、さまざまなチャンスに恵まれやすくなりますね。 ・男性のジャマをしない あげまん女性が絶対にいわないであろうひとことは「仕事と私とどっちが大事なの!?」です。 一般的に、男性は自分の価値観に優劣をつけず、並列にとらえる方が多い(だから「妻」と「愛人」を両方大切にできるのではないかという気もします)ようなので、このような選択を迫られると大変困るようです。 あげまん女性は、たとえ自分と考え方がちがうとしてもそれを受けとめ、男性が進もうとしている道に立ちはだかって自分の存在を主張することはありません。 その意味では、男性の夢や目標を共有できるので、必要なときに必要なサポートができるのだと思います。 ・自分自身が幸せである 男性の夢や目標を共有し、サポートはするものの、「男性に期待」はしません。「これだけやってあげてるんだから、私を幸せにしてね」ではなく、「サポートすることを楽しんでいる、幸せに感じている」女性が多いようです。 仮に男性が挫折したとしても「ここまでやってあげたのにガッカリ!」と責める気持ちにはならず「じゃあ、ちがう方法でやってみようよ」と前向きに対応できるのだと思います。 なぜそのように考えられるのかといえば、自分自身が幸せだから。自分で自分を幸せにできる術を知っているからこそ、他人の人生で自己実現をはかろうとは考えないのでしょうね。 ■有名人から学ぶ「あげまん女性」に必要なこと 有名人で、私が「あげまん」と思う方を紹介します(もちろん実際お会いしたことはありませんので、あくまでイメージですが)。 ・里田まいさん 男性を陰で支える大黒柱タイプのあげまん女性です。ご主人である田中将大投手が野球で100%力を出せるように、栄養に気をくばった食事をつくっていることでも知られています。 田中投手が東北楽天イーグルスからNYヤンキースへ移籍する際も「どこにでもついていきます」と、控えめながら頼もしいコメントをしていました。 毎日ものすごい量の食事をつくるのも、言葉が通じない外国で暮らすのも実際は大変なことと思います。しかし、彼女からは「私がんばっています!」という気負いは感じられず、むしろ楽しんでいるような印象を受けます。 「おバカタレント」として名をはせた? 里田さんですが、いい意味での鈍さが、シビアな実力主義の世界に生きる田中投手にとっては癒しになっているのでしょう。 ・道端ジェシカさん 自分のやりたいことを思いきりやっていることで自身の運を高め、結果、男性にもラッキーをもたらす天然タイプのあげまん女性です。 昨年、世界的に有名なF1ドライバーのジェンソン・バトン氏と結婚しましたが、彼女が観戦したレースでは、必ずといっていいほどバトン氏が優勝するので、マスコミからは「バトンの勝利の女神」と評されました。 ふたりは遠距離恋愛や多忙などの理由から一度は破局したものの、その後復縁して結婚に至ったそうです。 彼女はモデルだけにとどまらず、マラソンやボランティアなど、さまざまなことにチャレンジしてエネルギッシュに活動しています。彼女の持つ明るいパワーがバトン氏をひきつけたのだろうと感じます。 ・天野香寿美さん 有名人とは少しちがいますが、昨年ノーベル賞を受賞された名古屋大学天野浩教授の奥様です。里田さんと道端さんをミックスさせたタイプともいえる、夫を陰で支えながらも自分のやりたいことも諦めず叶えているあげまん女性です。 天野教授は仕事の虫で、当然家庭をかえりみる余裕はなかったそうですが、天野教授が心置きなく研究に没頭できるように育児をふくめ、家のことはすべて香寿美さんが引きうけたといいます。 お子さんたちが立派に成長した後は、ご自身がやりたかった日本語教師となり、現在はロシアにお住まいです。天野教授やお子さんのために自分の時間を使いながらも、着々と日本語教師になる勉強や準備を進めていたのですね。 また、照れ屋であまり社交的とはいえない天野教授にかわって、ニコニコとマスコミに対応するなど、内助の功も発揮していました。 「自分のおかげで夫が成功したのだ」といった部分がまったく感じられず、天然の明るさで天野氏を支えているように見えました。このような奥さまであったからこそ、天野教授は安心して仕事に打ちこめたのでしょうね。 一見タイプがちがうように見える上記3人の女性にも、似たような部分があると感じませんか。あなたもぜひ「あげまん女性」になって、自分を幸せにしつつ彼にもラッキーをプレゼントしてあげてください。
2015年12月20日近ごろ友人に会うとよく話題にあがるのが、この夏に行われた同窓会や同期会のこと。実家に帰省する人が多い夏休みに合わせて開催されることが多いからなのでしょうね。 興味深かったのが、若いころにすごくモテていた女性がまだ結婚していないというもの。もしくは最近、アラフォーやアラフィフになってからようやく結婚したということです。 複数の友人が「○○さんはすてきな男性に見初められて、若いうちにさっさと結婚すると思ってた~!」と似たような話をするのです。「モテすぎる女性は結婚が遠のく」のは、本当でしょうか。私の考えを紹介します。 ■“天然モテ女子”と“努力型モテ女子”のちがい 秘書の仕事をしていたころ、職場にはキレイな女性がたくさんいました。なかでもとびきりモテていた先輩は一番年上で、しかも独身でした。 彼女はやさしくて気くばりもでき、「恋愛より仕事!」というタイプでもありません。かといって、「より条件のいい結婚を!」と野望を持っていたり、えり好みしている感じでもない。私が男性ならお嫁さんにほしいくらいすてきな女性でしたので、当時はとても不思議でした。 私も50代になり、さまざまな女性たちと接してきた結果「モテすぎる女性は結婚から遠ざかる」というのは、意外と当たっていると思えてきたのです。 ただし、この場合の「モテる」は本人の努力なく、天然でモテているタイプに限るのだと思います。モテるための策略や自己プロデュースを駆使し、その努力が実ってモテているタイプの女性は、自分が一番高く売れる時期を、よくわかっています。 そして、“努力型モテ女子”は最高の男性をゲットすべくぬかりなく行動しますので、それなりの男性と早々に結婚していきます。一方、天然でモテている女性には黙っていても男性が寄ってくるので、おのずと男性をひきつける努力をしなくなります。 また、“天然モテ女子”は小さいころから他人に受けいられているという安心感を持っていることもあり、自己肯定感が強く、他人からの称賛を自分の価値に置きかえることもしません。結婚や付きあう男性によって自分のステータスを上げようという意識も薄いようです。 ■“天然モテ女子”に声をかける男性は、おもに2パターン 男性側も、モテすぎる女性に憧れはしても「自分なんか相手にされるはずがない」とあきらめてしまうことも少なくありません。“天然モテ女子”に声をかけるのは、自分に自信がある遊び人の男性か、空気を読まないむこう見ずの男性が多くなります。 遊び人の男性とお付きあいしていては、結婚は期待できません。結局、“天然モテ女子”は結婚しないか、フツーの男性と突然結婚して周りを驚かせたりします。 いまあなたが「○○子は何もしなくてもモテていいなあ」などと誰かをうらやましく思っているなら、モテる努力をすぐにはじめましょう。努力なくモテている女性はどこかで目覚めないと、結婚から遠のく可能性が高いのですから、不公平だと神様をうらむ必要はありません。 そして、「声をかけてくれる男性はけっこういるのに、私はどうも男運がなくてお付きあいが続かないわ」と感じているあなた。もしかすると“天然モテ女子”なのかもしれません。 もし結婚を望むなら、「来る者は拒まず、去る者は追わず」のスタンスをやめ、相手がどうしたらよろこんでくれるかを考えて、気持ちの距離を縮めるよう努力をしましょう。 もともと魅力的なあなたですから、きっとすてきな男性との出会いがありますよ!
2015年11月22日近ごろ、大物独身男性芸能人の結婚ニュースが相次ぎましたね。私の周りにもショックを受けた女性がたくさんいました。 しかし、意外なことに相手の女性を悪くいう声はほとんど聞きませんでした。大物男性をゲットできる女性は、結婚により彼のイメージを損なわないどころか「こんな女性を選ぶとは、やはり目が高い!」と、プラス評価に転化させるぐらいの人間力を持っているのでしょうね。 ■“ヒトカド男性”とは 芸能人に限らず、経営者やスポーツ選手など、それぞれの世界で能力を発揮している“ヒトカド男性”は、やはり魅力的です。どうせ結婚するなら、周りからうらやましがられるような、すてきな男性がいいですよね。 そのような男性の恋人になりたいのであれば、何をさておいても外見をみがくしかありません。極端にいうと、彼らの周りには美女が集まるので、美しくなければ目にとめてもらえないことも。まずは、そこに参戦できるだけの美しさを身につけなくてはなりません。 しかし、結婚となると話は変わります。サラリーマンとして出世したり起業家として成功をするなど、自らの才能を世のなかに認めさせるようなヒトカド男性は、恋愛する女性と結婚する女性をけっこうシビアにわけているなあ…という印象があります。 恋人の好みは人によって差がありますので、「こういう人」とひとくくりにはできませんが、結婚相手には何となく共通点があるように感じました。 1.口が堅い ママ友との会話で「○○さん、お高くとまっていてあまり私たちと話さないよね。あの方はセレブだから、庶民とはかかわりたくないのかしら~」といったウワサ話を聞くことがあります。 選民意識が強く、周りと壁をつくっているセレブ奥さまも、なかにはいるでしょう。しかし、それだけではないと思います。夫や夫の会社や実家が著名であればあるほど、根も葉もない話が出まわることが少なくありません。 そういったうわさにより、夫自身が窮地に立たされることも起こりかねないので、言動に慎重にならざるを得なくなってしまう。そういった姿勢がよそよそしく見えてしまうことがあるのではないでしょうか。 ヒトカド男性の結婚相手には「口の堅さ」が求められます。お付きあいが順調であればあるほど、相手がすばらしければすばらしいほど、女性は誰かに話したくなるもの。 しかし、世に出るタイプの男性は、恋愛をふくめたプライベートなことを他人に話されるのは、さまざまなリスクを考えていやがるものだと思っておいたほうが無難です。 2.待てるが待たない ヒトカド男性は基本的に「仕事が人生の主軸」ですから、結婚などのタイミングを自分の気持ちだけでは決められないことが多いです。 女性が結婚適齢期であろうが、結婚を望もうが、ムリなときはムリなのです。そのため、「デキ婚でもいいからとにかく早く結婚したい!」という女性とは、うまくいかなくなるケースが多いように感じます。 なかなかむずかしいことではありますが、彼を信じて、その時期を静かに待てる強さが必要になります。一方で、「待てる」女性になるには、彼の気持ちだけに依存せず、自分の「芯」を持つ必要があります。 彼の気持ちだけを支えにしている場合、「彼に捨てられたらどうしよう」という不安に常にさいなまれてしまうでしょう。彼がいようがいまいが、自分が打ちこめる仕事や趣味などを持つこと。それから、彼のためになるならば、「彼を捨てる」ことができる潔さも必要です。 英国のウイリアム王子と結婚したキャサリン妃。現在はふたりのお子さまにも恵まれて、円満な家庭を築いていますが、お付きあいをはじめて5年ほどたったころに、ウイリアム王子との別れを経験しています。 理由はうわさの域を出ませんが、貴族ではなく一般家庭出身の彼女が王室でやっていけるのか、彼は本当に彼女を大切にできるのか、お互いに熟慮する時間が必要だったためと報道されていました。 別れを選択できる強さや、階級をこえて彼を好きでいられる強い愛情があったからこそ、キャサリン妃はいまや、世界中から愛されるプリンセスとなったのでしょう。 3.いい意味で身のほどをわきまえない もしあなたが、ヒトカド男性と出会う機会があったとしても「こんなスゴい人と自分が釣りあうわけない。ムリ、ムリ」とアプローチしなかったら、何の関係も生まれませんよね。 某国の大富豪と結婚した私の友人は、アメリカの大学に留学した際に彼と知りあいました。彼にはいつもボディガードがついていたため、ほかの友人たちは、何となく彼と打ちとけられずにいたそうです。 しかしあるとき、彼がランチにリンゴしか食べていないのを見て「ランチはそれだけ? おなかがすくでしょう」と自分でつくったサンドイッチをあげたところ、彼が「すごくおいしい!」と感激。それがきっかけで親しくなり、お付きあいがはじまったそうです。 その後、彼の実家に招待された友人は、彼が「サンドイッチのようなものを食べたことがない」階級の男性だったことを知って驚いたそう。ふたりは、現在も某国で仲よく暮らしています。 ヒトカド男性はサプライズを好みます。いろいろな意味で刺激を受けて、インスパイアされたいと感じるのでしょう。 その反面、警戒心も強いので、なかなか自分からは刺激を受けとりに行かなかったり、周りの人からも距離を置かれがちです。そこに物おじせず飛びこんでくる女性には、魅力を感じるのだと思います。 未婚の「ヒトカド男性」はまだまだいたるところに存在しています。あなたも外見をみがきつつ、内面も強くきたえて、“ひとがうらやむ婚”を目指してみてはいかがでしょうか。
2015年11月21日今年もあっという間に11月。これからクリスマスや新年のカウントダウンと、楽しいイベントが盛りだくさんです。 でも、その一方で「私はこの1年何をして、どう生きてきたのだろう…」と、ふと自分自身のことを省みることが多くなる時期でもあります。 そんな時は、普段と違う場所に行き、新しいものを見て刺激を受けると、いつもと違った角度から自分を見つめることができます。 ちょうど季節は芸術の秋、ひとりで映画や演劇鑑賞をしてみるというのもオススメです。 ■日本最大級の国際舞台芸術祭! そこでご紹介したいのが、東京芸術劇場で2015年11月21日(土)~23日(月)に開催されている「 フェスティバル/トーキョー(F/T) 」です。 今年で8回目を迎える日本最大級の国際舞台芸術祭で、国境、世代、ジャンルを超えたさまざまな作品が多数上演されます。 なかでも注目の作品は「 地上に広がる大空(ウエンディ・シンドローム) 」。 女性が生きていくなかで、誰もが心に抱えたことのある孤独や不安、愛情への渇望、老いへの恐怖などに対する“ありのままの姿”を強烈に表現している演劇作品です。 ■過激かつ詩的な鬼才、アンジェリカ・リデルとは 作・演出・美術・衣装すべてを手がけるアンジェリカ・リデルは、小さいころから聖書に親しみ、18歳まで修道院付属学校で教育を受けました。 宗教がもたらすある種の心の平安や、調和した世界観を心の拠り所としていたであろう彼女が、現実の社会に接して見たものは、キレイごとばかりではなかったのでしょう。 男性を愛し、一生懸命尽くしても自分は愛されることなく大切にもされない 祝福されて生まれてきたはずなのに、理不尽な事件により命を奪われる 若くてキレイだったのに、突然シミやしわができて醜くなっている そんな理想と現実、本音と建て前といった「それを言ったらおしまいでしょ」と曖昧ににごして蓋をしてしまいがちな思いを、リデルは真摯に突き詰めていきます。 ■とにかく過激! けれど誰もが感じている矛盾、失望、苦しみ 献身的に男に尽くす女を、善人であろうと振る舞う人を、この世に命を送り出して誇らしく思っているだろう全ての母親を、経験を積んだ老人を、リデルは全て「嫌悪」します。 その言葉は過激で、観ている者の心に刺さります。 しかしそこでは、実は誰もがこっそり感じている「正しいこと、いいことが全て受け入れられるわけではない」という“矛盾”や、その“現実に失望した苦しみ”が、はっきりと形になっているのです。 ある意味で彼女はとても正直で、純粋で、真面目な女性なのだと感じます。 リデルはその正直さゆえに、自分の理想を裏切る世界を創造した神を憎み、苦しみぬく一方で、その苦しみの先にあるものが何なのかを探求しています。 嫌悪と愛情が表裏一体であるように、現実に「失望」はしていますが、幼いころ信じていた神の存在を「諦め」てはいないのです。 これだけ世の中に対し悪態をつきながら、アルコールやドラッグなど安易な方法で幸せを感じることを否定し、演劇という形で思いを昇華しているのはそのためでしょう。 劇の最後では、年老いてピーターパンに捨てられたウエンディとリデル自身が対峙します。その瞬間は観ている者も、自分が抱えている不安や孤独と向き合うことになるでしょう。 普段なら触れあうことのないような世界観を通して、じっくりと自分との対話をしてみてはいかがでしょうか。 ・ フェスティバル/トーキョー(F/T)
2015年11月12日あなたの周りには、どんな話題であっても最終的にはなぜかいつもあなたと意見が分かれたり、話した後、なんとなくイヤーな気持ちにさせられる…という人はいませんか。 性格が合わないといってしまえばそうなのですが、もしかするとあなたはその人から心理学上の「ゲーム」を仕かけられているのかもしれません。 心理学上の「ゲーム」とは、カナダ出身の精神科医、エリック・バーンが定義したコミュニケーション手法の1つです。 主に幼少期に、愛情のある豊かなコミュニケーションをとれなかった経験から、大人になってからの人間関係でも無意識にネガティブな対応をとってしまい、自ら相手との関係を破壊するのです。 そして「やはり自分は愛されないんだ」「何をやってもどうせうまくいかないんだ」などという、自分に対する否定的な認識をどんどん強めたり、逆に自分が傷つかないように極端に自分を守ったりします。 相手に仕かけるゲームの種類はいくつかありますが、主なものとしては以下の通りです。 1.Yes.but 相手にアドバイスを求めているのに、何を言われても「そうですね、でも…」と反論する。相手がだんだん答えに窮するのを見て優越感を覚えたり、相手に無力感を抱かせる 2.kick me 相手の好意的な態度を否定したり、挑発的な態度をとることによって相手の拒絶や怒りを買う。相手に嫌われることにより「自分は他人に受け入れられない人間である」という認識を強めていく 3.あなたのせい 何か問題が起こると、すべて他人や環境のせいだと主張したり、自分のミスを棚に上げて他人を厳しく罰する。自分の弱さや至らなさを認めることを拒絶する 4.仲間割れ 複数の人にそれぞれの悪口を吹き込み、他人が対立するように仕向ける。対立している人たちを見て「人間関係や友情などに価値はない。(自分に友人がいなくても仕方ない)」という認識を強めていく 5.ひどいものだ 「財布を落とした」「事故に会った」など自分の不幸を大げさに騒ぎ立てる。不幸を吹聴することにより何らかの責任逃れをはかったり、他人からの同情を引こうとする 6.苦労性 無理してでも複数の仕事や頼まれごとを引き受け疲労困憊する。親の期待が高く、それに応えようと頑張ってきたタイプが陥りやすい このような「ゲーム」への対処は、まず感情を排して事実だけを確認しようとすることです。仕かけてくるゲーマーは相手の感情を揺さぶって何らかの反応を引き出すことでゲームを成立させようとするからです。 しかし、ゲーマーが職場の上司や後輩、または友人ならば自分も冷静に対処しやすいし、いざとなれば相手との距離もおきやすいのですが、もし「彼」であったとしたら結構難しいですよね。 じつは、恋愛トラブルは特にゲーマーが引き起こすことが多いのです。 特に女性は恋愛感情があることで、冷静に彼の話を聞くことができないですし、もし「?」と感じたことがあったとしても、「自分が好きになった相手だから間違いはないハズ」「でも彼はこんな優しい面もあるし…」と自分を無理やり納得させる傾向があります。 恋愛トラブルで起こるゲームは主に3.あなたのせい、4.仲間割れ(二股をかける)、5.ひどいものだの3つです。恋愛ゲーマーには基本的に「愛に飢えているかまってちゃん」の性質があるからです。 しかし恋愛ゲーマーは、仕事などほかの人間関係はソツなくこなしていたりするので、パッと見ではわからないのが厄介なところです。 そして恋愛ゲーマーの一番怖いところは、かまってもらえる相手を見つけ出す嗅覚が本能的ともいえるくらい的確なことです。 一般的に「ゲーム」に引っかかりやすい人の特徴として、1.嫌味や挑発に反応しやすい、正義感が強く喧嘩っ早い人2.他人の痛みに同情しやすい優しい人3.自分に自信がなく周りに合わせがちな人だと言われています。 これらの特徴は誰しも少しは持ち合わせていますが、何かの理由で精神的に弱っていたり感情のバランスが崩れていたりするとゲーマーにカモにされてしまいます。 恋愛ゲーマーは「お前が一番大事」「お前にしかこんな話はできないからわかってほしい」など、口では何とでも言いますが、あなたのことを本気で思いやっていたら自分のことばかり主張したり、あなたを責めるようなことも言わないはずです。 もしあなたが彼との関係において、「自分は世間知らずなのかも」「自分は優しくないのかなあ」「彼はいつも大変で余裕がなさそう」など、彼と会った後に幸せな気持ちになれないことが多いならば、恋愛ゲームの相手をさせられているかもしれません。 もしそうなら、少し冷静になって彼との関係を見つめ直してみましょう。恋愛と執着は違います。あなたにとって幸せな恋愛とはどんなものか、よく考えてみてはいかがでしょうか。
2015年10月31日昔から男性は「強くあれ」といわれて育ってきました。 最近は草食男子の台頭もあり、必ずしもそうではないようですが、一般的に男性は、グチや弱音を吐いたりすることをカッコ悪いととらえ、弱い面をあまり他人に見せないことが多いように思います。 男性が弱い部分を見せられるのは、心から信頼する相手に対してのみというのは事実でしょう。 よく「彼にとってあなたは本命の女性か」を見極めるポイントとして、「彼のグチを聞いたことがある」といった項目があがっていますよね。 好きな彼が落ち込んでいたり、何かトラブルに巻きこまれて困っているという話を聞けば、彼を勇気づけたい、力になりたいと思うのは当然でしょう。 彼の精神的な支えとなることで、ふたりの絆がより深まることもあると思います。 しかし、私は近ごろ、カウンセリングで恋愛のご相談を受けているうちに、「男性のホンネ」に若干の違和感を持つことが多くなってきています。 男性のほうが女性の好意に甘えていると感じるのです。 たとえば、本来は自分で解決すべき問題を、女性に肩代わりしてもらおうとしている男性がいたとします。自分のために何かをすることを「愛情の証明」だと女性に主張し、ことわられれば、「本当に自分のことを好きではないから、できないんだ!」と責める。 このようなケースが多々見受けられます。 行きすぎると、ふたりの関係性も恋愛から「共依存」へと変化していきます。※1 共依存になってしまうと気持ちのうえで上下関係ができるため、対等なお付きあいができなくなるほか、冷静な判断力も失われてしまいます。 彼の弱音やホンネはあなたへの信頼から発せられているのか、もしくは依存する気持ちからくるものなのかは、ある程度見わけることができるのです。 ■お金がからむ話をする 誠実な男性であれば、自分の金銭的なトラブルに彼女を巻き込むようなことはしません。 自分が大切にしている女性に借金などの物理的な負担を強いることは、自身のプライドにも関わります。通常は、そのようなトラブルを極力避けるような行動をとるでしょう。 安易に金銭がらみのトラブルを打ち明けるということは、「何とかしてもらえないかな」と依存する気持ちが高い可能性があります。 ■自分で解決しようという気持ちが見られない 彼があなたに、仕事の失敗やグチなどのホンネをこぼしたとします。 もし、あなたへの「信頼」の気持ちから話しているのであれば、最後には「話せてスッキリした」「明日からまたがんばるよ」といった、自分で何とかしようとする言葉が出るでしょう。 しかし、「周りの理解がない」「自分は運が悪い」など、解決策の見えない話を延々とするようなら、その彼は無意識であってもあなたに依存する気持ちが高いといえます。 ■断れない雰囲気をかもしだす 彼になにか困ったことが起こり、あなたに頼みごとをしたとします。 あなたが引き受けるかちゅうちょしたときに「こうしてくれないと俺は死んでしまう」「お前がやってくれないなら、仕方がないけどほかの女性に頼むことにするよ」など、断りづらくなるようなことをいう彼も依存性が高いです。 誠実な男性であれば、自分の大切な女性をあえて困らせるような対応をとることはありません。 ■付きあってまだ間もないのに弱い面を見せてくる 本来、男性は女性の前ではカッコつけていたいものです。 相手が好きな女性なら、なおさら自分をカッコよく見せて、もっと好きになってもらいたいと思うもの。とくに付きあいはじめは、自分の1番いいところを見せようと、がんばっているはずです。 ふたりにとって大切な時期に自分の情けない話を持ち出すのは、他人に依存しがちな性格のあらわれです。(自分の失敗を自虐的に話したり、解決に向けて努力している様子があるならば、依存性はなさそうです) いったん依存関係にはまると、断ち切ることがむずかしくなります。「おかしいな」と感じたら、冷静になる目を持つことが大切です。 そして、自分にも相手の依存を助長するような感情のバランスのみだれがないか、相手につけこまれるスキがないかをチェックしてみましょう。 男性の弱音やホンネを聞いてあげたり、力になることは悪いことではありません。しかし、中途半端な救済は、かえって相手のためになりません。 本当に相手を好きなら、厳しい対応をするほうがいい場合もあることを心に留めておき、彼と良好な関係を築いていきましょう。 ※1 共依存とは、他者に必要とされることで自分の存在意義を見いだす関係をさす。片方が支配者、もう片方が従属者にわかれることが多い。
2015年10月30日私が就職したころは「男女雇用機会均等法」なるものが施行されて数年の時代。「女性も社会進出をしよう」とかけ声をかけられつつも、実際はまだまだ「ガラスの天井」と呼ばれる、男性との間の見えない「壁」が存在して、昇進や昇給が難しい現実がありました。 女性が仕事で認められるには、男性以上に努力すべし! と言われ、ある程度、私生活を犠牲にして、仕事にパワーを使わなくてはなりませんでした。 そして、現在。男性の家庭観の変化や育児休暇制度の普及など、ゆるやかにではありますが、女性をとりまく環境は変わってきました。 かつては「いい奥さんで、いいお母さんなうえに、キャリアもぴかぴか」な女性になるのはかなり至難のワザでしたが、世の中が少しずつ変化しているいまなら、そのハードルが低くなってきているのでしょうか。 あなたの周りにも、このような「すべてを手に入れた女性」がいますか? ■すべてカンペキなAさんを襲った、突然の体調不良 わたしの知人Aさんは、30代半ばですが、まさしく絵にかいたような「何でも持っている女性」です。 某有名企業の課長職についていて、ご主人は別の某大手企業勤務。夫婦仲もよく、おふたりとも忙しいはずなのに、お子さんの小学校受験の準備もきちんとこなして、某伝統校にご縁があり通学中。ブランド品で飾り立てるわけではありませんが、いつもセンス良く身綺麗にしていて、しかもお料理上手。 だれに聞いても「夫をたてる、よくできたお嫁さん」「お子さんが優秀で性格もいい」「仕事が丁寧で早い」「何でも知っていて教えてくれる」など、素晴らしい評判しか聞いたことがありません。 わたしもたまにお会いするたびに「あ~、やっぱり世のなかには非の打ちどころがない人って実在するのだわ…」と、うらやましいを通り越して、ただただ感嘆するばかりでした。 そんなAさんですが、今年の春、突然立ちくらみやめまいがするようになり、病院で診察を受けたのですが、どこにも異常はないとのこと。それでも体調不良はおさまらず、もしかすると若年性の更年期障害なのかも…と心配になったそうです。 Aさんは前向きな性格で優しく愛情深い方なので、仕事もきっちりこなす優秀なキャリアウーマンでありながら、夫にとってはいい奥さん、子どもにとってはいいお母さんでありたいと頑張っていたのでしょう。 毎日どんな生活を送っているのかを聞くと、睡眠時間を除けば「仕事か家事か夫と子どもの世話」に集約されています。 ご主人は仕事が忙しいそうで、疲れているだろうから、家事や育児分担を求めず、家ではリラックスできるように気遣い、子どもには毎日本を読んであげたり、お風呂で話をしたり、勉強も見てあげて、その合間に家事と会社でやり残した仕事をして…。 事務処理能力が高い方なので、色々と工夫すればだいたいのことはこなせるうえ、家事や育児は明確な「終わり」がないから、どこまでも手をかけたくなってしまうのでしょうね。 ■50代になって気づく、100%の力を出し続けると自分をすり減らす じつはわたしも昔は、良き妻・良き母・良き社会人となるべく、頑張っていたときがありました。Aさんほど完璧にはできないものの、体力はあったので、すべてをなんとかまわしていましたが、やはり40代半ばに身体のあちこちにガタがきて、「健康には自信があったのに!」と落ち込んだ時期があります。 現在、めでたく50歳となり、過去をふりかえって思うのは、女性が仕事、妻、母、すべてのステージで、「他人から見て、賞賛を得られるレベル」を「キープし続ける」というのはとても大変だということです。まして、他人の力を借りず一人でこなすとなればなおさらです。 すべてに100%の力を出していたら、長い目で見ると一番大事な自分自身をすり減らしてしまうことになります。 とはいえ、自分がすり減るのは嫌だけど、どうせやるならより良い状態を目指したい! ついでに周りからほめられたい! 認められたい! と思いますよね。 ■人生は長期戦! 欲しいものを手に入れるために大切な2つの心がけ そんなあなたには、 すべてに100%の力ではなく、全体で100%の力を出す アカの他人の力を借りて自分ひとりの時間を確保する この2つをおすすめします。 たとえば、“この3か月は仕事の納期があり忙しい”とわかっているなら、そのあいだは徹底して掃除や料理はサボる、夫の帰りを待たず先に寝るなど、自分のパワーをいま、どこに重点的に使うか決め、ほかのことは信号待ちの状態にしておきます。それを毎日、毎月見直して、パワーバランスをとっていくのです。 いまできていることを止めたりやめたりするのは勇気がいることですが、人生は長期戦。10年くらいかけて「あの人、幸せそうな生活しているよね」という評価を得ればいいのですから。 また、夫が家事育児に協力的な男性であればいいのですが、ホンネは男性だって家ではゆっくりしたいものです。 せっかくの休日、家事分担の押し付けあいで、夫との仲が険悪になるくらいなら、食事のデリバリーや家事サービス、ベビーシッターをお願いしてしまったほうがお互いの精神衛生上もプラスです。 自分もしくは相手の両親にお願いできるならそれもアリですが、頼れば頼るほど「干渉される」リスクは高くなります。その意味では、まったくの他人のほうが気楽な場合もあります。 いまはお値段がリーズナブルな業者さんもたくさんありますので、積極的な利用をおすすめします。 ■考え方を変えてラクに! Aさんがとらわれていた精神的な呪縛とは? さて、前述のAさんですが、お子さんが小学校高学年になるまでは、仕事と家事を少し控えることにして、バランスをとることにしました。 そんななかで、じつは自分が母親からの精神的な呪縛にとらわれていることに気づいたそうです。 Aさんのお母さまは、専業主婦が一般的だった時代の方。「仕事している母親なんて子どもがかわいそう」「家庭がおざなりになって、荒れる」と、結婚後も仕事を続けることに否定的な意見を言われていたことに、反発心と同時に、どこか罪悪感もありました。 そのため、仕事をしていても家のことはちゃんとできることを見せたい一心で、頑張りすぎたのだと、ご自身を分析していました。 それにとらわれることはないと気づいてからは、家事に手を抜くことに抵抗感がなくなり、体調も少しずつ良くなってきたそうです。 何でも手に入れられるスーパーウーマンになるためには細く長くのパワー配分が必要です。 焦らずに、「いま何に注力するか」を見極めて、欲しいものをひとつずつ手に入れていきましょう。
2015年09月28日先日お会いした女性の話です。 とにかく雰囲気があたたかで話しかたも穏やか。後光すら射しているように感じる、「幸せオーラ」が漂ってくるご婦人でした。 ところがお話を伺うと、過去にご本人の病気やご主人との死別を経験なさるなど、決して幸せ一辺倒ではない、波乱万丈な人生を生きてこられたかたでした。 そんな大変なことを経験なさって、“なぜ自分ばかりがこんな目に”と思ったり、誰かを恨んだりしたことはなかったのですかとお聞きしました。 すると、「悲しみはしましたが、そのつど“このことで神様は何を教えてくださるのだろう”と考えていました(※特定の宗教を信じているというわけではないとのこと)」 「それと、私の母が昔から“つらい時こそおしゃれして、無理してでも笑顔でいなさい”と言っていたので、できるだけそうしていました。 夫が亡くなったときだけはさすがに笑えませんでしたが、キレイにしていたほうが亡夫も天国で喜ぶと思い、おしゃれだけはなんとか心がけていました。 そうしたら、確かに少しずつ状況が良くなってきまして色々なことが起こり、今はとても幸せです(※現在は再婚なさっています)」と教えてくださいました。 帰り道、ほのぼのとした気持ちになりながらふと、かなり前にお会いした二人の女性のことを思い出しました。 ■同じ境遇でも、考えかた次第で全く違う状況に お二人(AさんとBさんとします)は同い年のお子様がいらっしゃり、お二人とも私立小学校を受験したのですがご縁がありませんでした。 中学校受験で再チャレンジということで、同じ公立の小学校に通っていたのですが、AさんとBさんそれぞれから聞く話が全然違うのです。 Aさんは小学校受験についても「お教室の模試ではいつもトップクラスだったのに、試験当日乱暴な子供がいて、自分の子供が試験に集中できなかった」 「今の小学校にも授業妨害する子供が多くて勉強に支障が出る」「高学年になっても夏休みの宿題が多く、受験勉強の妨げになる」など、過去から未来のことに至るまで不平不満ばかり。 一方Bさんは「ご縁がなかったと分かった時はすごく落ち込んだけれど、中学校受験まではまだ6年間あるから、その間に本当に子供に合った学校を見極めたほうがいいのかなと思う」 「全く問題が起こらない学校はないだろうから、授業を妨害する子がいたとしても、どのように勉強に取り組めばいいかを子供には教えている」 と、今いる場を否定せず、できることからやっていこうと考えていらっしゃいました。 今思えば、このBさんもいつもニコニコしていて幸せそうなかたでした。 このBさんとご婦人に共通しているところは、 ・自分にとってつらい出来事からも、何かを学ぼうとする視点がある ・いつも笑顔でいる という2つの点。 アメリカの心理セラピスト、アルバート・エリスは「実際に起きたことそのものにいいも悪いもなく、それを個人がどう捉えるかによりその出来事がよくも悪くもなる」と説いています。 起こってしまったことは覆すことができません。しかしそこから反省し、学ぼうとする思いがあれば、つらい過去にとらわれず未来に気持ちを向けていけるようになります。 ユダヤ人で第二次世界大戦時、過酷な収容所生活を生き抜いた精神医学者 ヴィクトール・フランクルも「人生にはどんな状況でも意味がある」として、運命を引き受けそれをバネにすることで成長していくのだと説いています。 また、仕事で多くのかたの人生を聞かせていただくと感じるのは、「笑う門には福来る」は本当だなということ。 笑顔でいることは、一番簡単に他人を幸せな気持ちにさせることができます。 だから笑顔の人の周りには人が集まり、つらい事態を好転させてくれるような交流が生まれ、結果幸せがもたらされるのではないでしょうか。 突き詰めると「幸せオーラ」のある人とは、「つらいことが起こっても、幸せな状態に自分を立て直すパワーがある人」なのではないかと思います。 自分を立て直すごとにそのパワーが強くなり、いつも幸せそうに見える「幸せオーラ」が出てくるのでしょう。 最近イヤなことが続いて落ち込んでいるあなた! 「この出来事は自分に何を教えてくれるんだろう」と自分に問いかける時間を持ってみてください。 そしてつらくても、笑顔だけは忘れてはいけません。 最近笑っていないな~と思ったら、鏡の自分に笑いかけてみましょう。そして外に出て、会う人にも笑顔を向けてみてください。 少しずつ、自分を立て直すパワーが戻ってくると思いますよ。
2015年09月20日メジャーリーグで活躍しているダルビッシュ有選手と元レスリング世界女王の山本聖子さんの間にお子さんが誕生したというニュースを読みました。 とてもお幸せそうなので何よりですが、私の中ではメジャーリーガー→女性にモテる→華やかな女性との出会いが多そう というイメージがあり、そういう意味では意外なカップルだなと感じました。(※すみません、あくまで私見ですので…) お子さんといえば、Facebook創始者のマーク・ザッカーバーグ氏も第一子を授かったとか。 奥様のプリシラさんは小児科医で才能もある素晴らしいかたですが、アメリカの億万長者が妻に選びがちな「スタイル抜群金髪美人」ではなかったことで結婚時に話題になりましたよね。 実は最近「いわゆる“イイオトコ”はすごい“美女”、そうでなければすごい“おかん”な女性と結婚しているよね」という話を聞いたところでした。 そう言われて自分の周りのイイオトコ夫婦を思い浮かべてみると、確かにその通りで、とにかく外見がキレイな女性か、どっかり地に足の着いているような素朴な女性が奥さまだなと思ったのです。 不思議なのですが、一般的に「理想のお嫁さん」であろうイメージの「従順で可愛らしい」タイプがあまりいないのですよね。 「外見がキレイ」は個々の好みがありますが、おかんタイプには共通点があるように思います。 ■精神的に安定している おかんは肝っ玉が据わっていますから、ちょっとやそっとのことでは動じません。男性がピンチや逆境におちいっても慌てず騒がず、自分ができるサポートを淡々と行っていきます。 いざとなれば気持ちの上で「男性に守られる立場」から「男性を守る立場」に立つことができます。静かなメンタルの強さが、日々プレッシャーにさらされる男性には安心感を与えるのでしょうね。 ■自分が前に出ようという上昇志向がない おかんは後方支援を得意とします。自分が主役となってスポットライトを浴びようとせず、陰でその主役を支えるサポート役にまわることをいといません。 家の外に7人の敵がいるといわれる男性にとっては、自分の背中を任せられる頼もしい存在になりますね。 ■確実に手が届く おかんはえてして「高嶺の花」タイプではありません。 男性はプライドが傷つくことをとても嫌がりますので、自分の手が届きそうにない女性に憧れはあっても、実際につきあうにはおそらく断られることのない、確実に手が届く女性を選ぶことが多いです。 意外なことに自分がイケメンであっても、恋愛には自信がないタイプも増えているんだそうです。 ■料理が上手 おかんといえば必修科目は「家庭科」です。「男性は胃袋でつかめ」とよく言われますが、料理好き、料理上手は男性にとってポイントが高いのは古今東西共通です。 最近は料理が趣味の男性も増えているので、二人で楽しめるのもいいですね。 ■何でも受け止めてくれる おかんは基本的に優しいです。男性の理不尽で子供っぽいワガママも笑って受け入れてくれる度量の大きさがあります。男性の弱音に対しても変にハッパをかけることなく、共感してあげられます。 男性には自分の弱さをさらけ出せる相手が、精神的なよりどころとして必要です。 ■誰とでも仲良くなれる おかんは偶然隣り合わせた知らない人に躊躇(ちゅうちょ)することなく、親しく声をかけられます。 男性は初対面の相手に対して構えることが多いので、すぐに打ち解けるのは苦手です。ですから社交的なおつきあいはおかんに任せていたほうがラクなのです。 山本聖子さんやプリシラさんも、もしかすると「おかん」な要素を多く持っているのかもしれませんね。 山本さんは元アスリートですから、土壇場のメンタルは強そうですし、年上なので包容力もありそうです。 プリシラさんも料理が上手で、友人をよく手料理でもてなすようですし、ザッカ―バーグ氏の財産や名声を利用することなく、自分のキャリアを確実に積み上げていくところが精神的にタフだなと感じます。 もちろん、外見を磨くことも大切ですが、同時に「おかん」な女性を目指すことで素敵な出会いがあるかもしれませんよ。
2015年08月23日仕事で早く認められたくて、必死で毎日頑張った。 その結果、上司からは褒められ、責任のある仕事も任されるようになり、やったー! と思ったのもつかの間…最近何となく同僚や先輩女性の目が冷たく感じる。 彼女たちに対して何も悪いことしていないのに、なんで! と思った事ありませんか。 女性がオフィスで同性である女性にうとまれるのは、だいたい「相手よりも何らか良い評価や立場を得たとき」ですよね。 仕事で昇進した、上司に気に入られている、また仕事とは関係ないけど彼ができた、結婚が決まった、妊娠がわかった…要は相手が「うらやましい」と感じる状態であるわけです。 「なんだ、それってただのヒガミじゃない!」と思ったあなた、それは正論です。 ヒガむ人はどんな状態でもヒガむんだから、気にしても仕方ない! というのもその通りですが、人間関係においては、しばしば正論が最適解とならないことがあります。 一日の中で長く時間を過ごすオフィスという環境ですから、できれば周りの人とはうまくやっておきたいもの。なんとか他の女性達にうとまれず、自分の株を上げる方法はないでしょうか。 私は、オフィスなど「評価」が下される場において女性が女性をジャッジする基準は、すごく平たく言うと「この人は自分の位置をおびやかさないか」なのではないかと思います。 もしあなたが一人だけ上司から認められ、昇進したとしてもそれが相手にとって「役に立つ状況」なら、株が上がるのはむしろウエルカムになります。 例えばあなたは伝票処理が早く、自分が発見した効率的な処理の仕方を周りに教えてあげていたとします。そんなあなたが伝票処理のリーダーを任されたとしても、うとまれることはないでしょう。 まず先に、あなたの頑張りを上司や男性社員ではなく、周りの女性社員に少し向けてあげ、「この人は自分の味方だ」と思わせることです。 学生時代を思い出してください。女子にも男子にも人気のある女子は、まず女子の中で人気を固め、女子からの好評判を男子にじわじわと波及させていることが多くありませんでしたか。 モテたいがゆえに、まず男子と仲良くしようとする女子は仮にモテたとしても、女子から嫌われていませんでしたか。 「ああ、あの子ならモテても(=仕事の評価が高くても)納得ね」と思われる状況を作っておくことで、同性同士の摩擦はさけられることが多くなります。 また「いきなり一番を目指してムキにならない」ことも大事です。仕事の仕方において「一番を目指し頑張る」のはまさしく正論です。 しかし、もしあなたが一番になった場合、周りの女性社員はあなたと自分を比べて「頑張らないダメなやつ」と烙印(らくいん)を押された気になってしまいます。 となると、あなたが仕事を頑張れば頑張るほど「自分の立場を脅かす危険人物」とみなされうとまれる可能性が高くなります。 正論の頑張りを見せるのはこっそりと上司にだけでよいのです。普段は二番手、三番手につけて周りを安心させ、爪を隠していましょう。 さらに女性は「ラクしていい目を見ている(ように感じる)人」が許せない面もあります。特に「えこひいき」に対する抵抗感は強いものです。 もしあなたが、周りから見ても明らかに上司にかわいがられていることがわかるような場合、正当に頑張っていたとしても「部長のお気に入りだから引き立ててもらえるのよねえ…」などと冷たい目で見られる可能性があります。 そのような状況になったら、「お気に入りゆえかぶってしまうイヤなことがある」ことをさりげなくアピールしましょう。 「部長にどうでもいい仕事まで頼まれてしまい残業が増えている」「しょっちゅうランチに誘われて、断り続けるのもつらいがつきあいで行っても話がつまらなくてランチの時間にくつろげない」…など。 要は相手に「お気に入りではない自分のほうがまだマシね!」と思ってもらえればいいのです。これは若干演技力も必要になりますが。 ここまで読んで「なんだか後ろ向きの対応が多い気が…」と思ったあなた、それも正しいです! そんなあなたが同性にうとまれずに株を上げる方法は、ズバリ「出過ぎた杭になる」ことです。 人は自分を脅かさないものにえてして関心を示しません。あなたがハーバード大学でMBAをとったとしても、それを目指していない人たちにとってはねたみのモトにはなりません。 仕事で、簡単には達成できない実績を残せば、誰しもそれを認めますので、前向きに対処するならこれが一番です。 そしてなんだかんだ言っても、一番大事なのは普段から周囲と良好なコミュニーションをとっておくことでしょう。 少々株を上げたからと言ってねたまれないような人間関係を築いていれば怖いものナシです。 まずは明日、苦手だな…と感じている先輩に話しかけてみてはいかがでしょうか。
2015年08月13日会社で管理職に就いている方から部下の育成やマネジメントのお話を伺うとよく出てくるのが「仕事ぶりもマジメで優秀、自身も目をかけていて一生懸命指導してきた女子社員が突然辞めてしまう」という話です。 ヘッドハンティングなど、ステップアップするための退職ならまだ理解できるけれど、理由を聞いても何かが不満というより「疲れた」「少し休みたい」と、漠然とした答えで管理職としてはモヤモヤが残るそうなのです。 女性は一般的に、人から命じられたり課されたことに対して従順にコツコツとこなす人が多いですよね。子供のときの夏休みの宿題、女子と男子では休み最後の三日間の慌てぶりが違ったりしませんでしたか。 その一方、女性はその真面目さゆえ仕事に対してすべてに手を抜くことなく、かつ細かいことにも気づきやすいので、気が付くと120%の力で頑張り続けます。 頑張れているうちはいいですが、体力気力ともにその限界を超えてしまうと疲れて何をする気にもなれなくなり、結果仕事を辞めてしまうのでしょうね。 最近は結婚しても子どもができても仕事を続ける女性が多くなりました。すると今度は仕事に加え、家事に育児にと家に帰ってもフル稼働しなくてはなりません。人生をハッピ―で充実したものにさせてくれるはずの仕事や結婚のために、自分が倒れてしまったら元も子もありませんよね。 自分もそんな「まじめ女子」ではないかと思っているあなたには、ぜひ「上手な手抜き」をしていただきたいと思います。 まず「手抜き」は「サボり」ではありません。「時間と労働力の有効活用」だと意識を変えましょう。 私は約20年ほどある会社で仕事をしていましたが、その時常々、「男性はなぜか仕事の手抜きがうまいな」と感じていました。男性にとって「仕事」とは定年まで一生続く長丁場。だからこそ、自分のエネルギーが途中で枯渇しないように気を付ける術が身についているのかもしれませんね。 たとえば新入社員のとき、二人一組となってなるべく多くの会社を訪問し、名刺をいただいてくるという研修がありました。枚数がグラフで貼り出され、一位になると表彰されるのでみんな頑張っていたのですが、私がペアを組んだ男性は何社か訪問するとすぐ「お茶して休憩しよう!」と言うのです。 私はお茶しながら「あの…休憩もほどほどにして一社でも多く行ったほうがいいんじゃない?」と提案してみました。 すると彼は「この研修って、要は知らない会社の知らないオッサンと普通に仕事の話ができるようになれってことでしょ。俺らできてるから無理して一位になる必要ないじゃん」と言ったのです。 私は研修で言われた通り「一枚でも多く名刺を集めてくること」しか考えていなかったので、結構衝撃でした。彼はその言葉の先にある目的を見通していたのです。 彼を観察していると確かに、お会いできた方と初対面でどのように仕事の話を展開するか、ちゃんと研究していることがわかりました。ゆえに一社に時間がかかり訪問件数が伸ばせないということもありました。 結局私達は中の下の成績でその研修を終わりましたが、その後彼は配属先でトップ営業マンとなっていました。もし彼が何も考えず休憩ばかりしていたなら、「ただのサボり」ですが、研修の真の目的を理解し、仕事で効果を出しているのですから「上手な手抜き」だったと言えます。 彼に限らず、手抜きが上手な人は「物事の優先順位のつけ方と気持ちの割り切りが早くて的確」です。 よく言われることですが、仕事は、 重要かつ緊急 重要だが緊急ではない 重要ではないが緊急 重要でも緊急でもない の、4つのものに分類されます。 手抜き上手は1のみ手がけ、2は記録しておき後で本当に取り組む必要があるか検討し、3は自分より早くできそうな人を探し、4は放置するでしょう。 まじめ女子は1はもちろん、2と3まですべて一人で取り組もうとして自爆するか、求められていることが明確になっていなくて、抱えている仕事をすべて1に振り分けてしまっているように思います。 まずは仕事の最終目的を冷静に見極め、それを達成するためにやることを書きだし、最初に書いた5個だけに取り組んでみてはいかがでしょうか。最初に書きだしたものはだいたい1に該当していることが多いです。 また、「今日はコレ」と決めたら他は最低限で良いという割り切りも大切です。例えばあなたが結婚して子供がいたとして、今日は仕事に打ち込む! と決めたら、その日は掃除しない、食事はデリバリーかお惣菜を買う、子供は夫に任せるか延長保育、シッターさんを利用しましょう。 一日だけならホコリがたまっても、手料理が出せなくても、子供とたくさん遊んであげられなくてもどうということはありません。 マジメ女子は「とりあえず70点できれば上出来」と、自分に対する厳しい目を緩めてあげることも大事です。 一方で、上手な手抜きには「120%の力を出して取り組んだ経験」も必要です。 何か一つの仕事やプロジェクトでいいので、「120%の経験」をしておくと、どこで手を抜くべきかがわかるようになるからです。 そしてそのように仕事を頑張った結果「仕事ができる人」というイメージを持たれるようになると、すべての仕事にパワーを注力できない時、本当に力を抜いてもサボっているとは思われなくなります。 上手な手抜きを覚えるために、体力がある若いうちにまずは目の前の仕事に必死で取り組んでみるのもおススメですよ!
2015年08月09日「知ってた?○○結婚するんだって!」何度となく聞いた、友達が結婚する話。「へえ~そうなんだ。お相手はどんな人なんだろうね?」と返事しながら、ふと「アレ? 私、あんまり結婚に興味なくなっているかも…」と思ったことありませんか? 以前は早く結婚したくて合コンにも積極的に行っていたし、友達が結婚すると聞けば内心すごく焦りを感じていたりもした。 でも最近は仕事が忙しくなり合コンに行くヒマもなく、しかも結婚した友達から聞くのはダンナ様の不満や生活面での愚痴が多い…結婚したくないわけではないけれど、なんだか結婚することの意味や意義がわからなくなってきた…という気持ちになること、特にアラサー女子には多いのではと思います。 「そんな気持ちになったら余計結婚できなくなるじゃない! どうしよう」と恐れることはありません。じつは、結婚に対して「無」の状態である、そういう時こそ自分にとってのベストパートナーと巡り会いやすいのです。 まだ人生経験の浅い若い女性が「結婚したい」と思う時は、少なからずその思いに「他人の目」が反映されていることが多いものです。 「親が早く結婚しろというし」 「友達がみんな結婚して私だけ残ったら寂しいしカッコ悪いし」 「ある程度の年齢になったら、結婚している人のほうが多いし」 「いつまでも一人でいたら、何か性格に問題ありそうだと思われそうだし」 「素敵な男性と結婚してみんなから羨ましがられたいし」 …などなど、「結婚したほうが周りからの自分の評価(価値)が高くなるのだろう」という期待があるのですよね。 すると「より自分の評価を上げるだろう結婚をしよう」「結婚すれば自分の生活すべてが好転するはずだ」と考えるようになってしまいます。 だから友達などの結婚については敏感になり、どんな人とどこで出会って結婚したのか、結婚後の生活はどうかなどがとても気になり、焦ったり、その人を羨んだりします。 ついでに、頑張っているのになかなかいい出会いに恵まれない自分に失望したりもします。 しかし、その後色々な人生経験を積み、すでに結婚した人達の(大方は愚痴や不満の)話を聞くにつれ、「結婚自体がすべてをバラ色に染めるわけではない」ことに気づいていくのです。 誰しも今より幸せになりたくて結婚するはずです。しかし、「結婚」そのものが人を幸せにしてくれるわけではない。もともと自分で自分を幸せにできる人が結婚するから、より幸せになるのです。 そして、自分で自分を幸せにできる人とは「他人の目に映る自分を必要以上に気にしていない」でしょう。 このように「結婚」を「他人の目にどう映るのか」として見ていたものが、自分の目線でとらえられるようになると焦りや憧れが消えます。結婚してもしなくても「自分」に変わりはないと理解できるからです。 そして、そのような状態のときこそ「本当に自分が求めている生き方」に気づき、他人とそれを比べる必要もないので肩の力が抜けます。 するとなぜか、自分の生き方に共感してくれる男性を見分けることができるようになるのです。生き方が共感できる男性とは、無理しなくても自然とお互いの距離が縮まりますので、結婚に結びつきやすくなります。 「結婚のロマンチックな幸福をあきらめると、結婚は幸福になる」 かの英国の哲学者、バートランド・ラッセルはこのように言っています。結婚や男性に対する過大な期待は確かにロマンチックですよね。 でも、価値ある結婚とは、ある意味夢や期待がないかわりに、相手への深い信頼と絆があるのだと感じます。結婚に焦りがなくなった今こそ、出会いのチャンスがあるかもしれませんよ!
2015年07月22日常日頃、親から「結婚するならお医者さんや公務員とかの、お堅い仕事の人がいいわよ」 「結婚を考えるなら、彼のご実家はどんなお仕事しているのか確認しないとね」などと「条件のいい男性と早く結婚しなさい」という有形無形のプレッシャーを与えられているのに、なぜか好きになる人は真逆の人ばかり。 彼を親に紹介したいけれど、おつきあいを反対されるのは目に見えている。でも彼のことはすごく好きで真剣に結婚したいと思っている。自分の気持ちと親の考え、どちらを信じればいいんだろう…。 ご両親がとても努力をなさって、社会的にも経済的にも成功をおさめたという場合、子どもにも同じ道のレールに乗っていってほしい、自分達の成功体験を引き継いでいってほしいと強く思うあまり、親の価値観を押し付けてしまうケースが多いようです。 わが子が幸せな人生を送れるようにと願う親ごごろとしては理解できますが、子どもの人生は子どものもの。必ずしも親の気に入る相手を好きになるとは限りませんよね。 もしあなたがそんな状況であったとしたら…自分の気持ちと親の考え、どちらをとるべきでしょうか。 私が知る範囲での話ですが、学歴や職業、収入など条件面ではあまり結婚に向いていない男性とおつきあいをしている女性には、ご実家が裕福な方が多いように思います。 ご実家が経済的にバックアップできるから条件面はこだわらないのだろうという見方もできますが、実は女性が「裕福な親への反発心」からあえてそういった男性を選んでいるケースも結構見受けられます。 そのようなケースでは、親が「自分のような人生を娘にも歩ませたい」と考え、小さいころから「お金持ちと結婚しなさい」などと言い聞かせていたり、「条件のいい男性」と釣り合う女性に育てようと、色々なおけいこ事をさせたりと、子どもを自分の思い通りに育てようと必要以上に管理してしまう傾向があります。 しかし、子どもは大きくなるにつれ自我が芽生えますので、いつかその厳しさに息苦しさを覚え「親の言うことは本当に正しいのか」と疑問を持ち始めます。 そして外の世界に目を向けたとき、そういった価値観に縛られずに生きている男性に惹かれるのです。 もしあなたが親に反対されるだろうと思われる男性とつきあっているなら、「私は彼という人間が好きなのか、親の価値観とは対極にいる人だから好きなのか」を冷静に考えてみてください。 もし後者だったら、彼と本当に結婚して生活していきたいのかを時間をかけて確認しましょう。 そして、前者だとして、彼が「現在の条件では親の価値観に合っていない」だけならば、思い切って両親に紹介してみましょう。 もし彼が、たとえ今はフリーターであっても将来起業したいなどの夢を持っており、成功できるパワーを持っているなら、あなたのご両親に気に入ってもらえるぐらいの人間的な魅力があるはずです。 また、ご両親を納得させられる人生プランを堂々と話せるはずです。逆にそれができないなら、彼にもっと大きな成功を望むことは難しいということです。 彼がただの夢追い人なのか、大きな可能性を秘めた人なのかはご両親がそのリトマス試験紙になりえるでしょう。 あなたが本当に彼を好きなのか、それとも親への反発心から彼を選んでいるのか。親に会わせるかを悩む前に、まずはご自身の心に問いかけてみてください。
2015年07月19日年齢が上がるにつれ、素直に人を好きになれなくなっていませんか。昔はイケメンだとか、スポーツが得意というだけで人を好きになれたのに、アラサ―になるとそう簡単に誰かのことを好きになれないもの。 年収や家柄など、その人の本質とは違うところに目が行き、なかなか恋愛対象が見つからないのは、ココロがゆがんでしまったからなのでしょうか。 ココロがゆがむと、鏡に映った自分の外見もどことなくゆがんで見えるから不思議なものです。 今回は心理学の観点から、年齢を重ねるごとに変化していく「ゆがみ」について解説します。 大人になり、色々な経験を重ねることは、人としての深みや魅力を増すという意味ではいいことです。しかし反面、その経験をどう捉えたかによって、その後の人生にプラスにできるかマイナスになってしまうかが変わってきます。 女性が陥りやすい“思考の偏りパターン”とは? 心理学で「認知のゆがみ」と言われるものがあります。これは、様々な出来事を通じて自分が得てきた「ココロの色眼鏡」とも言うべき、思考の偏りを表します。偏りのパターンは大きく分けて10種類ほどありますが、女性が陥りやすいのは ・過度の一般化 とてもモテる男性に恋してしまったが全然振り向いてもらえず、彼はすごい美人と付き合いだした。この経験から「モテる男性はすごい美人にしか興味を持たない→自分は一生、モテる男性とは縁がない」と思い込む ・結論の飛躍 彼に連絡をしてすぐに返事が返ってこないと「自分が何か嫌われるようなことをしたに違いない。もう彼は自分に気持ちがなくなっているのだ」と考える ・マイナス化思考 仕事に一生懸命取り組んで評価が上がっても「これはまぐれでうまくいっただけ。次の仕事は失敗するかもしれないから期待しないでほしい」と尻込みする ・拡大解釈と過小評価 美人の友人を見て「あの人はキレイだから、人生で望むものは何でも手に入るはず!」と(実際、その友人が何かに悩んでいたとしても)決めつけてうらやむ などがあります。あなたにも、あてはまるものがあるのではないでしょうか。 こういった「認知のゆがみ」は、自分のココロを傷つけた経験から生じることが多く、これ以上、自分が傷つき辛い気持ちにならないように防衛するための「ココロの鎧」として形成されていきます。ですから、大なり小なり誰しも持っているものなのですが、そのゆがみが大きくなってしまうと、他人に対して強い偏見や先入観を持ってしまったり、新たな関係を作ることに臆病になってしまったりと、自分自身を生きづらくしてしまうことがあります。 ココロがゆがむと外見の美しさにも影響する! また、そのようなココロのゆがみは、外見にも影響を与えます。どうせオシャレしたって誰にも気づかれないから、メイクなんてしなくてもいい、とか、逆に「女性は外見が全て!」とばかりにメイクやダイエットをしすぎたりなど、心身のバランスが崩れてしまいます。 そうなると普段の姿勢や食事などにも関心を払わなくなり、だらしなくてもラクな恰好をしていたり、すぐに食べられるインスタント食品などで食事を済ませてしまうようになります。すると血行も栄養状態も悪くなりますから、顔色が冴えなかったり、眉間にシワが寄っていつも怒っているような表情になったり、髪に潤いやコシがなくなったりしてしまいます。 そんなコワい状況にならないために、少しずつ歪んでしまった自分のココロとカラダをほぐしていきましょう。 ゆがんだココロをほぐすためにすべきこと まず、「自分の思考は“現実”とは違う」ことを認識することです。これは他人の意見も同じこと。あくまで「自分が、(他人が)そう思う」ことであって真実ではないのです。とはいえ、なかなかそのように考えるのは難しいですよね。そんなときは「自分が嫌いなこと、苦手なことをあえてやってみる」経験をおすすめします。 例えば、「明るい茶髪はギャルみたいで派手だから苦手だ」と思っていたとします。 その場合、自分も少し髪のトーンを明るくしてみます。「ピンクやイエローなど明るい色のワンピースを着ている人はオトコ受けを常に意識しているようで嫌い」と思っているなら、自分がそういうワンピースを着てみます。 そして、茶髪の自分を派手だと思う人が周りにいなければ「茶髪の人=ギャル」ではないんだという考えに気づくでしょう。女性から「そのワンピースかわいいね!」と声をかけられれば、必ずしも「女らしい服装=オトコ受け狙い」ではないことがわかってきます。 このように、「自分がいつも感じている世界」から少し離れた場所に身を置くことで、そこから自分の考えを見つめなおすきっかけが得られます。 同様に、「今までやったことがない、新しいコト、モノにトライしてみる」というのもおすすめです。例えば、普段使っている香水を変える、習い事を始める、駅に行くルートを変えてみる、早起きして日の出を見る等、ちょっとだけ自分のパワーを上げて取り組むものがいいでしょう。 新しいアイテムを取り入れてさらにゆがみにアプローチ! また女性の場合は外見を変えることで、ココロにも刺激が加わることが多いので、髪型やメイクを変えたり、新しい商品を使ってみるというのも効果的です。 とくに「女性の命」と言われる髪は、年齢を重ねるとうねりやパサつきなどのトラブルに見舞われがちです。このようなトラブルも、実は髪の内部成分の乱れが「ゆがみ ※1 」となって現れるのだそうです。 もしあなたが、ココロのゆがみだけではなく、うねりやクセ、パサつきなど「髪のゆがみ」を感じているようでしたら、クラシエがおすすめするヘアケア商品「ディアボーテHIMAWARI」を試してみるのはいかがでしょうか。 「ディアボーテ」は、“ゆがみケア効果”をもたらすうねりコントロール処方で、プレミアムヒマワリオイルEX ※2 も配合。そもそも年齢を重ねると起きやすくなる、うねりやクセ、パサつきといった髪質の変化は、髪内部と髪の外側の脂質と水分バランスの乱れが原因だそう。「ディアボーテ」は、その脂質と水分のバランスを整えてくれるそうです。 ひまわりの花のように明るく、前向きに毎日を過ごしていきましょう! ※1 ゆがみ:うねり・くせ・パサつきの原因となっている、髪内部と髪の外側それぞれの脂質と水分バランスの乱れのこと。 ※2 プレミアムヒマワリオイルEX:オーガニックヒマワリオイル、オーガニックヒマワリ芽エキス、ヒマワリ種子エキス、ヒマワリ花エキス(脂質&水分キープ+ダメージ補修成分) ディアボーテ
2015年07月01日先日、女性の友人Aさんから、「結婚したいと言っている後輩女性がいるんだけど、誰かいい人いないかしら」という連絡がありました。 その女性はルックスも男性ウケする清楚な感じで、何かと気が利くタイプ。「これはすぐに相手が見つかるな」と思ったAさんは、何人かの男性を紹介したそうなのですが、なんとこれが全然うまくいかないんだそうです。 紹介した男性達のほとんどは、その女性を気に入り、また会いたいとなるそう。そしてデートまではこぎつけるのですが、彼女がことごとくNO! を突きつけてくるのだとか。 一人目はルックスも良く、超大手企業勤務のさわやか男性を紹介。すると、「いい人だけどノリが軽くて、一人に絞らず浮気しそうで心配で、結婚にはちょっと…」 ならばルックスは正直イマイチだけど、体育会系で女性には一途そうな男性を紹介したら、「いい人だけど仕事が結構激務なうえ、時間が不規則だから、結婚したら生活のリズムが合わなそう…」 それであれば堅実な公務員はどうだ! と紹介すると、「いい人だけど話が盛り上がらなくて、結婚したらずっと無言になってお互い息がつまりそう…」 それなら話し上手でイケメンな美容師がいいかな? と今度は、「いい人だけどお給料があまり高くなさそうで、将来安心して子供が産めないかもしれない…」 という感じですべて玉砕してしまい、もう紹介できる男性がいなくなってしまったそうです。 「実は彼女、すごく理想が高いんじゃないの?」と私が聞くとAさんは「いや、そういうわけではないみたい。別にそんなリッチな男性でなくてもいいし高望みはしないと言うのよ。まあ結婚って何度もすることじゃないから、慎重になってしまうのはわかるんだけどね~」との答えでした。 Aさんの話を聞いて私は、この女性はおそらく、以下の2つの状態になっているのだと思いました。 ・自分が結婚に何を望んでいるのか、まだハッキリとわかっていない ・「結婚したいけど結婚したくない」状態 心理学で「コンフォートゾーン」という心の状態を表す言葉があります。 コンフォートゾーンとは直訳すれば「気安く快適な領域」という意味ですが、心理学上は「快適か不快かにかかわらず、自分が慣れ親しんでいて予測可能な世界」を指します。 そこから出ることは、未知で予見不可能な領域に入ることなので、不安や恐怖を伴います。すると人は、その未知の領域に自分が今願っている「幸せな状態」があるかもしれないと思っても、色々な理由をつけて「幸せではない現在のコンフォートゾーン」に留まろうとしてしまいます。 たとえば、仕事関係の相談でも「頑張って給料UPしたい!」と言っている部下がいるとします。 それならばと、より責任のある仕事を任せようとすると「自分にはまだそこまでの力がついていない」「現状の仕事で手いっぱいなので、そこまで手が回らない」と尻込みされ、面を食らったという話をよく聞きます。 このケースも同様に、コンフォートゾーンから出られない心理なのだと思います。 結婚や仕事で、今の生活や人生を変えたい! と思うなら、未知の世界にチャレンジすることは避けられません。とはいえ、「もし失敗したら…うまくいかなかったら…」と考えてしまう気持ちも理解できます。 もしあなたが叶えたい夢や希望があるのに、今一歩踏み出せないでいるとしたら「自分の望む状態=未知の領域に自分が入った時のメリット、デメリット」を書き出してみることをおすすめします。 書き出したものを眺めて、意外とデメリットって少ない、失うことも少ないと思えるなら、思い切ってコンフォートゾーンを出て、新しい世界に飛び込む行動をとっていきましょう。 逆に、意外とメリットが少ないと思ったなら、それはあなたにとってまだ「憧れ」であるということ。 本当は真剣に望んでいることではなかったり、まだやらなくてはならないことがある、ということですから、もう一度考え直してもいいかもしれません。 前述の女性は現在の独身生活がまさしくコンフォートゾーンになっているでしょう。そこから本当に出たいのか、自分の心と対話してみてほしいなと思った出来事でした。
2015年06月30日異業種交流会や趣味のサークル、SNSのオフ会など、あなたは積極的に参加するほうですか? こういった集まりは出会いのチャンスでもあります。特に同じ趣味があれば、おのずと話も弾みますよね。もし今、彼が欲しいと思っているなら、ドンドンこのような場にでかけていくのはいいことです。 しかし一方で、職場などで相手の普段の姿を見ているわけではないので、もし意気投合した男性がいたとしても、相手が本気で自分を好きなのか、もしくはただのお友達の遊び感覚なのか、判断しかねる状況になることもありますよね。 少し前のことになりますが、友人のお嬢さんが「歴男・歴女オフ会(?)」という会に参加したときの話を伺い、なるほどと思うことがありました。 彼女はその会で一人の男性ととても話が盛り上がり、今度一緒に○○寺に行きましょう!ということになったそうです。彼は彼女の好みにピッタリだったので、これを機にお付き合いしたい! とひそかに期待していました。 ○○寺巡りも大変楽しく、今度は××神社に行こうという約束もできたそうです。一度ならず二度も誘ってくれた彼。LINEの既読も返信もすぐに送ってくれる。しかもいきなり手をつないだりという、ガツガツしたところがなくとてもスマートな対応。 これは彼のほうも脈あり! と感じていたのです。その後も毎日LINEで連絡をとりあっていて、ある日「友達のカップルと飲みにいこうという話になったんだけど、一緒に来てくれる?」と彼に聞いてみたら「僕は君の彼じゃないから」とあっさり断られて彼女はビックリ! 彼にとって彼女は「史跡巡りを一緒にできる仲間」であって、恋愛感情はないのだということでした。 巷にあふれる恋愛マニュアルを見ると「連絡を入れたらすぐに連絡を返してくれる男性は脈がある」「男性はめんどくさがりなので、普通毎日女性に連絡したりはしない。毎日連絡をくれるのは好意を持っている証拠」「一度や二度のデートで手を出してくる男性は遊びの可能性が高い」などと書かれています。 これらは確かにその通りだと私も思います。しかし、SNSが普及し、どこでもいつでも誰かと繋がることができる昨今、男性もかなりマメに、連絡に対する返信はするようになっていますし、草食男子も増えていて、「手を出さない=本気で相手を好き」という方程式が必ずしも当てはまらなくなってきているように感じるのです。 趣味を同じくする男女が同じ部屋に寝泊まりして旅行するという話もよく聞きますが、彼らはほんとにただの友達で、彼や彼女は別にいる…なんてケースもありますものね。 このように、相手が本当に自分を「恋愛対象」として見ているのかがわかりづらくなっている今日この頃ですが、その判断基準の一つとして彼との会話の中で以下のようなことがあると思います。 ・彼からのあなた自身についての質問が多い ・あなたからの彼自身への質問にもきちんと答えてくれる ・その割合がだいたい半々である お互い「恋愛対象」として意識しているなら、どちらかが一方的に相手のことだけ聞く、もしくは自分のことだけ話す、お互いのことを全く聞かないし話さないということはありえません。好きな相手のことは知りたいし、自分のこともわかってもらいたいと思いますからね。 前述の彼女の場合、趣味の話で会話はとても弾むし、彼女から彼自身への質問(仕事や実家、友人のことなど)には答えてくれていたそうですが、思い返せば彼から彼女自身に対する質問はほとんどなかったそうなのです。 もう一つ、これは非常に感覚的な話になりますが、相手と接していて「なぜか根拠のない安心感」が持てるなら、お互い本気の相手の可能性が高いです。 例えば、もしすぐに彼から連絡がなくても「あ、いま忙しいんだ」と流せてしまえるなど「彼は自分のことを好きなんだろうか」と、不安になったり気をもんだりすることがなく、なぜか相手のことを「待てる」気持ちになれるときは、おそらく彼も同じ思いでいることが多いです。 心配な気持ちが生まれるのは、一緒にいても二人の心のバランスがどこか均衡ではないことを感じ取るからだと思います。特に女性は共感性が高いので、このような感覚が優れていますから、こと恋愛面においては、自分の直感を信じるのが一番アテになったりします。 この感覚は多くの男性と接する(付き合う必要はありませんよ)ことで磨くことができますので、まずは新しい出会いを求めて、積極的に色々な集まりに顔を出してみましょう!
2015年06月29日