ママの社交スキルは子どもに影響!? がんばりすぎない道を選んだ先輩ママの答え


■社交スキルに自信がないママはどうすれば? 先輩ママが行きついた答え

では、ママネットワーク作りにあまり自信がないママはどうすればいいのでしょうか?

6年生になった長女の周囲を見てみると、親が出る機会はぐんと減りました。親同士の仲と子ども同士の仲が必ずしも一致しなくなり、低学年の時期に比べて親の社交力の影響が薄くなったことを実感しています。たとえママ同士の面識はなくても、子どもたちの人間関係に特に影響していないように見えます。

時にはママたち大人の社交スキルが功を奏すといえども、結局は子ども同士の人間関係の話。友だちを作るのはあくまでも子ども自身。ママ友作りが苦にならないママはどんどん輪を広げていくに越したことはないのですが、それほど得意ではないと自覚しているママは、がんばり過ぎなくてもいいのではないでしょうか。お互い顔がわかって、笑顔で挨拶をする関係を広げておく程度で、十分だと感じます。


■親はがんばり過ぎないほうが、子どもの社交力はアップ?

ママの社交力、小学生

©milatas-stock.adobe.com


社交が苦手、と自覚している長女のママ友は、小学生になってからはすべて子どもに任せたそうです。放課後や休日に友だちと遊ぶときは、基本、子ども自身が連絡をして約束をするルールにしたとか。確かに、自分たちで約束できるようになった方が子どももしっかりしますし、親も苦手なことに右往左往するよりいいなと思い、その話を聞いて以来、筆者も基本的には子どもに任せています。

例えば、「今週末はお祭りだから、誰か一緒に行けそうなお友だちを見つけたら?」などと“いついつ、楽しそうなイベントがある”という情報を与えておくと、後は子ども同士が連絡を取り合って約束しているようです。

以前は、次女から

「○○ちゃんと△△ちゃん、ママたちも一緒にみんなで××へ出かけたんだってー」
「××ちゃんちで、みんなで流しそうめんやったみたいだよ」

などと、親の社交スキルのなさに対する恨み言を言われると、気に病んでいましたが、今は

「あっ、ごめん。ママは○○ちゃんたちのママと特に仲がいいわけではないからねえ。ママがんばれないから、申し訳ないけど自分でがんばって

とやや開き直って答え、親を当てにせず自力でのがんばりを促すようになりました。すると、次女も親を期待せずに「自分で遊び友だちを確保しよう」という思いが芽生えているようです。


長女の6年間の小学校生活や、周囲の小学生ママに聞くと、子どもの世界はどんどん広がり、成長すればするほど「親は親、子どもは子ども」と感じます。子どもを通して出会った人は、本当に気が合えば「ママ友」ではなく「友人」として残っていくのかな、と感じます(もちろん、ずっと親も子も仲良しのケースも見られますが)。

親と子どもの人間関係は別と考え、社交苦手ママはまずは周囲のママたちと挨拶ができる関係、必要な時に連絡を取れる関係を築けば第一関門クリア。そう考えれば、少し気が楽になりませんか?


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