■日々の送付物は玄関で遮断! 明細書や取説はフォルダー管理
家のなかを見渡すと、子ども関連の紙モノ以外にも、銀行や役所から送られてくる封書、家電の取説など、さまざまな種類の紙がたくさん。目につくと散らかった印象になりがちなこれらも、本田さん宅では
置き場所を決めて、スマートに保管されています。
「ネットでチェックできるクレジットカードの明細などは
ペーパーレス化して、郵便物を減らすようにしています。それでも届くDMやチラシなどは
玄関先で仕分けし、不要なものは玄関に置いてある
シュレッダーにかけちゃいます。こうすれば、室内に持ち込まなくてすみますので。
役所からの税金関係の書類や家電の取説といった、一定期間とっておく必要があるものは、年度とカテゴリで分けて、
インデックス付きのフォルダーボックスで保管しています」(本田さん)
家電の取説類を収納しているフォルダーボックス。ラベルにはマスキングテープを使用し、貼り替えもかんたんに
「以前は取説類の整理にクリアポケットファイルを使っていたのですが、出し入れのしにくさや部分的にかたよったりするのがちょっぴりストレスでした。
そこでフォルダに挟む方法にしたら、使いやすさがアップ! 形や大きさがばらばらな取説類もすっきり収納できますし、必要なときに取り出しやすいのも気に入っています」(本田さん)
■大切にとっておく「想い出」は定位置と容量を決めて
「人の体と同じで、おうちの中も
『入れたら出す』ように意識すると、すっきり整ってくるんです」と本田さん。だからといって、不要なものはなんでも捨てようとも言い切れないとおっしゃいます。
「先の例で挙げた珍解答のテストや作文のように、後から見返したら楽しそうなもの、思い入れがあるものは、無理して手放さなくていいと私は考えています。
どうしても残しておきたいものは
想い出の定位置をつくってあげるのがおすすめです。わが家では、きょうだいごとの想い出ボックスを用意し、使い終わった保育園との連絡ノートや赤ちゃんの頃に使っていたおもちゃなどを保管しています」(本田さん)
無印良品のトタンボックスを「想い出ボックス」に。
本田さん宅では、3人きょうだいの分と、家族共有のボックスの計4つを用意
家族共有ボックスには、運動会のプログラム、家族写真のデータなど、きょうだいごとに分けにくいアイテムが入っています
本田さんは、これらの想い出ボックスを
年に一度整理して容量をチェック。今はまだ余裕がありますが、いずれ入りきらなくなったときには、
写真データなどで残す方法も検討しているそうです。
お片づけというとモノを減らすイメージがありますが、「捨てる」ことにプレッシャーを感じる方も、なかにはいらっしゃるかもしれません。
たとえば昔の運動会のプログラムのように役目を終えたもの、あるいはショッパーのようないずれ使うかも、とコレクションしているものなど、どうしても手放せないものは無理に捨てなくても大丈夫。
定位置と
容量を決めておけば、モノはあってもすっきりした印象のお部屋に近づけます。
本田さんが実践している整理術をヒントに、年末に向けて少しずつ紙モノのお片づけをはじめてみてはいかがでしょうか。
<お話をうかがったのは…>
▼本田 和さん
パーソナルスタイリングサロン「フルリール」主宰。整理収納アドバイザー1級、ルームスタイリスト1級。
自宅を開放してのお片づけセミナーや、骨格、パーソナルカラーに基づいたパーソナルスタイリングを手掛ける。6歳、4歳、2歳のお子さんのママ。
HP:
フルリール
部屋も心もスッキリ! お掃除&片付け特集