インフルエンザやノロウィルスのリスク高めてない…? 病院清掃のプロが教えるお掃除術

冬はインフルエンザやノロウイルスなど感染症が流行する季節。子どもがいつ体調を崩さないか、ママもヒヤヒヤしますよね。

書籍『図解 健康になりたければ家の掃除を変えなさい』の著者で、病気と掃除のプロである松本忠男さんによれば、ホコリは細菌やカビが繁殖するのに最適な環境。ところが、間違った掃除で家の中のホコリをまき散らしてしまい、病気のリスクを高めている人も多いのだとか。
インフルエンザやノロウィルスのリスク高めてない…? 病院清掃のプロが教えるお掃除術
松本忠男さんプロフィール
東京ディズニーランドの開園時の正社員、ダスキンヘルスケアを経て、亀田総合病院のグループ会社に転職。清掃管理者として約10年間、現場のマネジメントや営業に従事。1997年、医療関連サービスのトータルマネジメントを事業目的として、株式会社プラナを設立。日本ヘルスケアクリーニング協会代表理事。
亀田総合病院では100人近く、横浜市立市民病院では約40人のスタッフを指導し、現場で体得したコツやノウハウを、医療、介護施設、清掃会社に提供している。

今はまさに大掃除シーズンですが、「健康には、大掃除よりも日々の積み重ねが大切。毎日数分でも、家の中を少しずつ小分けに掃除するほうが、手間や時間を何倍も抑えられます」と松本さん。本の中から子育てママにおすすめの掃除メソッドをいくつかご紹介します。

■家に潜む、「のど痛病原体」と「はら痛病原体」

インフルエンザやノロウィルスのリスク高めてない…? 病院清掃のプロが教えるお掃除術

イラスト/林けいか



具体的な掃除メソッドの前に、まずは家の中にいる病原体について。松本さんは代表的な病原体を大きく2つにわけて説明しています。


●のど痛(いた)病原体


喘息や肺炎など、のどや呼吸器系の不調を引き起こす病原体。カビ・ダニ・インフルエンザウイルス・花粉・PM2.5など。

●はら痛(いた)病原体


おう吐や腹痛といった胃腸系の不調の原因になる病原体。大腸菌・ノロウイルス・黄色ブドウ球菌・緑膿菌など。

こうした病原体はホコリの中や水回りなど、家の中のいろいろな場所に存在します。それらを取り除く具体的な掃除方法を紹介していきましょう。


■インフルエンザウイルスはどこに!? 寝室の正しい掃除方法

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イラスト/林けいか


寝室は、布団や衣類など綿ボコリを発生させるものが多く、家の中でもホコリが多い場所です。ベッドまわりにはインフルエンザウイルスダニなどの病原体が数多く存在。これらはとくにホコリと一緒に部屋の高い場所や床の隅に集まる傾向があるそうです。


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毎日の掃除としては、ペットボトルと組み合わせてホコリの飛散を防止した化繊ハタキでホコリを除去。このとき、高いところから低いところの順に掃除すると効率的。またホコリを舞い上げないよう、化繊ハタキは一方向に向かって動かすのがポイントだそうです。

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【作り方】ペットボトルの側面を幅5cmほど切り、化繊ハタキをセット。使用済みの面を回転させれば、ペットボトルがハタキについたホコリの飛散を防いでくれます。

さらに、週に1度は布団の天日干しをして湿気取りを。このとき布団をたたくのはNG。布団をいためるだけでなく、ダニのフンが飛び出してアレルゲン量が2~3割も増加するとか。
布団を干したままハンディ掃除機で吸うか、手でなでるように布団表面のホコリを払うとよいそうです。
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このほか寝具カバーのこまめな交換も効果的。といっても頻繁に洗うのは大変なので、バスタオルでシーツの一部や枕をカバーし、そのバスタオルを毎日交換するのが簡単かつ衛生的な方法です。


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