コミックエッセイ:シャトー家の観察絵日記

硬膜外無痛分娩を選んだ私、周囲の意外な反応とは?【シャトー家の観察絵日記 Vol.1】

初めまして、シャトーとん奈と申します。

無痛分娩1ー1

10歳年上の夫(みる夫)と体力有り余る2歳の息子(ゴウ)と三人家族です。
息子・ゴウは結婚8年目に授かった待望の第一子です。

とん奈は出産時37歳。
里帰り出産の予定もなく、産後の体力を考慮する意味もあり無痛分娩を希望してました。


陣痛1ー2

無痛分娩の予定と話すと中には否定的な意見を言う人もいました。

でも産院での無痛分娩講習会で、担当医が「出産の痛みを堪えてこそ母親。痛みを耐えるから子供への愛情がわく」説を一蹴してくれました。

無痛分娩を選んだおかげで気楽に挑んだ出産。計画分娩の前に陣痛が始まり予定より半日ほど早く入院することになりました。とん奈の選んだ産院では陣痛が始まる前の入院だった場合は子宮口を広げるバルーンを入れる前処置がある予定でしたが、とん奈の場合は陣痛が始まっての入院だったので何もありませんでした。

「バルーン痛いって聞くし、なくて良かった~」と喜ぶも…5~10分間隔で襲ってくる陣痛。陣痛開始から14時間後の夕方に診てもらっても子宮口3cmしか開いておらずなかなか硬膜外無痛分娩の麻酔をなかなか入れてもらえません。

陣痛1ー3

子宮口が開くように3~7分間隔の痛みに耐えなくちゃ!と思いましたが、21時半にはギブアップ宣言!
(それでも22時まではナースセンターに行くのは耐えた!)夕食を18時に食べていて食後6時間空いてなかったので、まずは和痛の麻酔を入れてもらいました。

硬膜外無痛分娩の麻酔じゃなくてもあっという間に痛みがなくなり、すぐに夢の世界へ…。(前日2時から痛みで寝れてなかった)

和痛の麻酔が3時間ほどで切れて痛みが復活したので、やっと硬膜外無痛分娩の麻酔注入されました。
硬膜外無痛分娩の麻酔は、痛くなってきたらボタンを押して自分で追加していく形でした。途中機械エラーで自分で麻酔追加できないハプニングがあり何度か痛みに耐える時間はありましたが、麻酔なしの時間に比べれば可愛いものでした。

朝になってからLDR室に移動。

なかなか子宮口が開かず、分娩台でスマホでネットサーフィンをしてのんびり過ごしました。しかし15時半に赤ちゃんの心拍が下がってきたため急遽帝王切開に切り替わったのでした。


陣痛1ー5

子供の頃に虫垂炎の術後に看護師さんから「大人でも痛くて夜寝れない人がいるのに。我慢強いね、偉いね」と褒められたので陣痛もある程度は大丈夫かと思ったのですが、ダメでした。

あの幾度となく短いスパンでくる陣痛の痛みは辛かったです。姉にその話をすると、「私は陣痛は平気で、帝王切開の傷の痛みの方が辛かった」といってました。(とん奈の体感では「陣痛の痛みは寝てても目がさめる痛み」、「開腹手術の後はじっとしていれば痛みを感じない」でした。)

人それぞれ、耐えれる痛みの種類が違うんでしょうね…。

ちなみに産後実母に無痛分娩を選んでいた話をすると思わぬ反応が返ってきました。

陣痛1ー5

まさか実母からも苦い反応が返ってくるとは思わなかったので驚きました。

でもなんと言われようといいんです。無痛分娩を選択したおかげで、陣痛が来てる間も睡眠をとれて産後の疲れも楽でした。(硬膜外無痛分娩は麻酔によるリスクがあることを理解し、自分が納得できる産院を選ぶのであれば私はありだと思います。)

※この体験記は、あくまでも筆者の体験談であり、硬膜外無痛分娩の進め方や痛みは個人差があります。

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