連載記事:パパママの本音調査
騒音・ゴミ・タバコの煙…パパママの半数はご近所づきあいのトラブルを経験【パパママの本音調査】 Vol.381
イラスト:koyome
日常生活の中で、避けて通れないご近所トラブル。パパママ向けに行った調査結果によると、約半数の人たちがご近所トラブルの経験をしているようです。
トラブルの内容としては、騒音問題やゴミや庭の管理方法、タバコの問題や物損など、多岐に渡っていました。今回は、アンケートに寄せられた声を元に、ご近所トラブルについてみていきましょう。
■半数が騒音トラブル経験「ある」と回答
アンケートでは、ご近所づきあいでトラブルの経験があるか聞きました。その結果、「ある」、「少しある」と答えた人が50.6%となり、約半数程度のパパとママがご近所トラブルを経験していることがわかりました。
一方で、「ない」、「ほとんどない」と答えた人は46.5%で、ほぼ同数となりました。ご近所トラブルの経験の有無は真っ二つに分かれているようです。
Q.ご近所づきあいでトラブルの経験ある?
ある 28.7%
ない 24.1%
ほとんどない 22.4%
少しある 21.9%
わからない 2.4%
その他 0.4%
■子どもの声にピアノの音…騒音問題のお悩み多数
騒音問題で悩む人は多くいるようで、さまざまな種類の音の悩みが寄せられました。
イラスト:koyome
「上の家が朝7時からピアノを弾いている。早いと思うんだけどな…」(神奈川県 30代女性)
「私は集合住宅に住んでいるのですが、上に住んでいる人の子どもの高いところから飛び降りる騒音で注意しに行くと、『集合住宅なんだから少しくらいは我慢しろ』と言われた」(千葉県 50代女性)
「前に住んでいたマンションで、『音がうるさい』とお手紙をもらいました。そんなにうるさくしているつもりはなかったのでびっくりしましたが、その方は全ての住人に同じお手紙を入れていたそうです」(千葉県 50代女性)
「近所のマンションの裏側駐車場で、夜中にボールの音がうるさい。同じ人なのか分からないけど、やっぱり夜中にスケボーの音もうるさい」(宮城県 50代女性)
「隣家の未就学児たちが毎日午後3時頃から午後5時ごろまで家の前で大騒ぎです。在宅勤務の日はとても迷惑です」(埼玉県 40代女性)
騒音に悩む側、騒音を注意される側、それぞれの立場で騒音問題に悩みを抱えている人は多くいるようです。騒音はそもそもそれぞれの聞こえ方も異なり、また家の構造や環境、暮らし方によってその大きさや響き方が変わるため、非常に難しい問題ですよね。騒音が大きな問題に発展したというエピソードも寄せられていて、騒音トラブルの根深さを実感します。
筆者も一人暮らしをしている時に、「静かにしてください」というメモをポストに入れられたことがありました。誰からのメモかわからず、大きな音を出している自覚もなかったため、メモを手にした時は冷や汗をかき、どうしたものかかなり悩みました。しかし、そのメモのおかげで、自分の出している音を自覚して改善することができたので、その後はメモが入ることはありませんでした。自分の騒音の感じ方と人からの聞こえ方は異なるのだと、実感させられた出来事でした。