2015年7月4日 08:00
少年のセリフ・成長に胸キュン! どっぷり恋に浸る名作3冊
夏の水分を含む濃密な空気と、強烈な光の中に漂う官能の気配がたまらない。二人の間には禁断の恋なのに必然と思わせる何かがあるんです」(瀧井さん)
■『肉体の悪魔』/レイモン・ラディゲ著¥430(新潮文庫)
第一次世界大戦の渦中、主人公が出征中の夫がいる年上女性・マルトと恋に落ちる様を描く。「これを読まずして年下との恋愛は語れない。少年が人妻との恋に溺れ、そんな自分たちを冷静に観察している様子が、度肝を抜かれるくらい美しく的確な文章で綴られます。恋にどっぷり浸れた気分になれる作品」(瀧井さん)
※『anan』2015年7月8日号より。写真・加藤 淳
『みなそこ』中脇初枝著¥1,500(新潮社)
『肉体の悪魔』レイモン・ラディゲ著¥430(新潮文庫)
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