それが窮屈で疲れてしまい、いったん別れたんですね。
それからほかの女性と付き合うこともありました。しかし、何か違う。なんか物足りないんです。そう、あの彼女のしつこいまでの愛情が恋しいんです。やっぱり彼女のことが好きだったことに気付き、連絡を取りました。
会って話したら、彼女が“ずっと待ってた”と言いました。その言葉を、重いとは感じなかったですね」トシカズ(仮名)/30歳
ずっと一緒にいると、感情を見失ってしまうことがあります。
しかし、愛はしっかり伝わっていて、確実に蓄積しています。離れてそれに気付き、また恋しくなるんですね。
親に反論
「地元から母親が出てきていて、うちに寄るという連絡がありました。しかし、その日は彼女が家に来る日と重なっていた。どうしようかな……って思ったけど、もう付き合いも長いし、紹介してみることに。いきなりのことで、彼女はかなり緊張していました。母親は、昔と変わらず、俺に文句ばかり言う。“生活がだらしない”だの“しっかり働け”だのと。
すると、それを聞いていた彼女が“お母さん”と声を上げました。
そして、俺をフォローするようなことを言ってくれました。母親は、それを聞いてやや怯んでいた。