茉奈さん(仮名・29歳)は、結婚後に産休と育休を経て職場に復帰。その際、新人の男性社員の浅川さん(仮名)の育成担当になったそうです。時短勤務をしながら指導にあたるうちに、特別な感情が芽生え始めて…研修期間終了後に深い関係となってしまいました。その後、職場内不倫となってしまった二人の関係はどんな結末を迎えたのでしょうか。不倫後の職場の状況「浅川君と関係を持ってしまったあとも、引き続き仕事に加えて、家事や育児に追われる日々を送っていました。時間にも制限があったため、二人きりで会うことはなかなかできませんでした。職場でさりげなく目を合わせては、アイコンタクトを送る程度。ただ、連絡はマメに取っていたので、特別感や満足感はありました。彼も仕事に一生懸命取り組んでいて、成長していく様子を傍で見ることができました。お互いに充実感をおぼえ、生活にも張りを出ていると感じていましたが、そんな日々はあるとき急に幕を閉じることになります」夫から「この代償は必ず払ってもらう」と…「ある日、子どもを寝かしつけたあと、夫に“話がある”と言われました。そして、“不倫しているだろう”と単刀直入に告げられたのです。すべてを把握しているような様子だったので、これは抵抗しても無駄だと思い、不倫を認めました。離婚かな…と頭をよぎったんですが、“子どものために離婚はしない”と夫が言いました。ただ、“一生許さない”と。不倫相手である浅川君についてもすでに把握しているようで、私に対しても浅川君に対しても、“この代償は必ず払ってもらうから”と強い口調で言われました」上司に会議室に呼び出されて「私はともかく、浅川君に対しては何をしてくるのか心配でした。慰謝料の請求が考えられましたが、そのことについてなかなか浅川君に切り出せずにいました。すると数日後、職場で上司から呼び出しを受けたんです。会議室に入ると、すでに浅川君が座っていました。そこで上司から、“二人の関係について連絡があった”と言われました。誰からの情報とは明かされませんでしたが、夫からのリークであることは明白。だって、夫しか知り得ないことですから…。浅川君は青い顔をして、上司の言葉にただ頷くだけ。“近々処分がくだると思う”と言われ、その場はいったん解散となりました」息苦しさを抱える日々「数日後、辞令がくだされました。浅川君は地方の支社へ、私は同じ県内ではあるもののはずれの地域への配置換えとなりました。私の勤務地は、家から2時間もかかる場所です。小さい子どもがいながら通うにはあまりに厳しく、事実上のクビ宣告のようなもの。1か月ほど勤務しましたが、結局退社を選択しました。浅川君も、新たな支社に数か月間勤務したようですが、やはり退職したと聞きました。私が既婚者としてしっかり一線を引けていれば、彼の明るい未来を奪うこともなかったのでは…とも思ってしまいます。家庭においては、とりあえず離婚は免れたものの、子どもがいなければ夫とは会話もない状態。冷え切った夫婦仲への息苦しさを抱えながら、毎日を過ごしています」“育休後の時短勤務中に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。不倫の代償として、息苦しい家庭生活がこの先も続くようです。むしろ離婚できたほうが楽……と思ってしまうかもしれませんね。©UTS/Adobe Stock ©aijiro/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月13日結婚して出産し、子どもが生まれて幸せな家庭に恵まれているにもかかわらず、不倫に走ってしまう女性もいるようです。茉奈さん(仮名・29歳)もそのひとり。当時を振り返り、とても後悔していると言います。では、いったいどんな状況だったのでしょうか。ある新入社員の研修担当に「私は4年前に結婚し、しばらくして妊娠が分かり、産休と育休を経て職場に復帰しました。会社が育児に協力的だったこともあり、時短勤務を活用して働くことができたんです。その後、春になって新入社員がやってきました。新入社員には3か月の研修期間が設けられています。人手不足ということもあり、私も時短勤務ながら一人の新入社員の担当にあたることに。担当するのは、浅川君(仮名)という、体育会系出身の男性社員でした。浅川君は礼儀がしっかりしていて、挨拶も丁寧。元気があってやる気に溢れる彼に好感を持ち、力になってあげたいと思いました」新入社員との関係性「ただ、私は時短勤務だったので、彼よりも2~3時間早く退社することになります。なので、その分の指示を出してから帰るようにしていました。周囲の社員にも彼のフォローをお願いしていましたが、“もし困ったことがあったらすぐに連絡して”とも、彼には伝えていました。すると、意外と彼からよく連絡が来るのです。ほかの社員に聞けば分かるんじゃないかという、確認事項程度のものもありました。私も、家のことをしながら対応していたので、つい口調が厳しくなることもあり、反省する部分もありましたね」研修期間が終了「次第に、家にいても浅川君のことを気にかけるようになりました。大丈夫かな…と心配する時間が増えていったんです。今思えば、そうやって私のなかで彼の存在が大きくなっていったのだと思います。そして3か月が経ち、研修期間が終了。彼もひとり立ちすることになりました。すると浅川君が、“今までお世話になりました”と挨拶をしてくれました。さらに、“お礼にランチをご馳走させてください”と言うのです。ランチぐらいなら…という気持ちで、二人で職場近くにある、ちょっといいイタリアンのお店に入りました。パスタがおいしい店だったんですが、“うまい!”と上機嫌に食べている彼の様子が子どもっぽくもあり、可愛らしく感じましたね。食べ終わるころ、彼が肩を落としながら、“関わりがなくなるのが寂しい”と言うのです。私もなんとなく寂しく感じて、“いつでも連絡して”と応えました」打ち上げを兼ねて二人で飲みに出かけて「その後、特に彼からの連絡はなし。なんとなく、職場で彼の姿を目で追う日々が続きました。すると、どうにも気になって仕方なくなってきてしまい、私のほうから連絡を入れました。“最近どう?”と尋ねて、“近況を報告し合おう”と、飲みに誘ったのです。“研修期間の打ち上げ”という名目も加えると、彼からもOKの返事が届き、初めて二人きりでお酒を飲みに出かけることになりました。当日、私は時短勤務を終え、いったん帰宅。家の用事を済ませ、子どもの迎えを夫に頼み、待ち合わせのお店に向かいました。食事が始まると、彼がかなりのハイペースで飲むので、私もそれにつられてお酒の量が増えました。しばらくして、彼はまた“寂しい”と言い出したんです。私に対して、“気になって仕方がない”と…。その言葉に、“私も”と素直に応えてしまいました。そして一緒に店を出たあと、自然とホテルのほうに向かってしまったのです」“育休後の時短勤務中に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。研修期間のあいだに、先輩後輩以上の感情が芽生え、深い関係となってしまったようです。いくら後輩を放っておけなかったとしても、異性として意識してしまう前に、しっかり線引きするべきだったでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月13日かつて不倫をしていたという人もいれば、今まさに不倫をしているという人もいるかもしれません。なかには、すでにパートナーにバレそうな状況を迎えている人も。今回はそんな、“今にもバレそうな現在進行形の不倫”について、女性たちに状況を語ってもらいました。夫を不倫相手の名前で呼んでしまった「私はたまに一人で飲みに行くんですが、あるバーで知り合った若い店員さんと親しくなり、いい関係になりました。ある日の休日も、夫と二人で部屋でダラダラしているときに、私は不倫相手の彼とLINEをしていたんですね。そしたら、夫に声をかけるときに間違えて、彼の名前である“カイくん”と呼びかけてしまいました。ちゃんと聞こえなかったのか、夫が不思議そうな顔でこっちを見たので、私は慌てて背中を掻いて、“ああ、痒い……”とごまかしましたが、怪しまれていると思います」マキ(仮名)/33歳名前を呼び間違えるというのは、パターンとしてはありがちかもしれません。そういった綻びが発端となり、破滅へと向かっていくのでしょう。スマホを忘れてGPSで探したら…「私の不倫相手は独身なので、彼の家へたまに遊びに行きます。あるとき彼の家から戻ってくると、手元にスマホがありませんでした。帰りのタクシーに忘れたと思いましたが、タクシー会社が分からず連絡できなくて…。夫にそれを伝えると、“GPSで分かるかも”と言われたので、探してもらいました。結局スマホは見つかりましたが、場所は明らかに彼のマンションを示していたので、必死でごまかしました」エイミ(仮名)/30歳スマホをなくしたときは、場所がどこかハッキリと分からない場合もありますよね。こういった状況から、不倫が発覚するケースもあるようです。夫に尾行されている「友人が企画したパーティに参加したときに知り合った男性と、不倫関係になりました。相手も既婚者で、土日のどちらかで会うことが多かったんです。ある日、夫には“友だちと飲みに行ってくる”と言って家を出て、駅に着いてなんとなく辺りを見回したとき、怪しい人影が…。雰囲気を見てすぐに夫だと分かったので、慌てて方向転換しました。その日は“友だちにドタキャンされた”と家に帰りましたが、翌週も同じように尾行をされました。おかげで、不倫相手とはしばらく会えていません」サチ(仮名)/31歳夫にはすでにかなり怪しまれているようです。実際に不倫相手と会えていないわけですから、ある意味では尾行は成功していると言えるかもしれません。上司のSNSに友だち申請「私は職場の上司と半年ぐらい不倫をしています。仕事終わりに二人で食事をしてホテルに行くような感じなんですが、細心の注意は払っているつもりです。夫には、怪しい素振りをまったく見せていないと思っていたんですが…。あるとき、不倫相手の上司から、“こんなの来たんだけど”とスマホを見せられました。なんと上司のSNSに、夫から友だち申請が届いていたのです。二人にはまったくつながりがないので驚きでした。もしかしたら、上司といるところを目撃されたか、LINEを覗かれたのかもしれません」(仮名)/30歳夫は不倫相手を特定して申請してきたのか、怪しいと思う相手数名に申請したのか…。なんにせよ不倫を怪しまれている可能性が高く、バレる寸前の状態なのでしょう。“妻が今にもバレそうな現在進行形の不倫”をご紹介しました。自分ではバレていないつもりでも、夫側はすでに何かを察し、行動に移っている場合もあります。バレていると少しでも感じているのであれば、一刻も早く罪を償うために何か策を講じるべきかもしれません。©kapinon/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月07日出産を機に仕事を辞めた明世さん(仮名・35歳)は、子どもが保育園に預けられる年齢になって、新しく事務の仕事を始めたそうです。そこで出会った、年下の上司・永瀬さん(仮名)に対して好感を持っていたところ、同じく永瀬さんのことを「推し」だと言う同僚の優美さん(仮名)と仲良くなり、普段から永瀬さんの話題で盛り上がるようになります。そんなある日、永瀬さんから食事に誘われ、流されるまま不倫関係に…。その後どうなっていったのか詳しく伺いました。同僚に後ろめたさを感じる日々「永瀬さんとは、職場では今まで通り上司と部下という立場で接していましたが、1~2週に1回くらいの頻度で食事をして、ホテルに行くような関係になりました。同僚の優美さんからは、相変わらず永瀬さんについての話題を振られるんですが、私としてはちょっとだけ後ろめたい気分でしたね。今まで一緒になって盛り上がっていたのに、愛想笑いだけで返してしまうことも増えて…。対応が素っ気なくなってしまい、申し訳ない気持ちもありました。すると、あるときから急に、優美さんの私に対する態度が冷たくなったのです」知らない人のSNSに息子の写真が…「私が優美さんに話しかけても、聞こえないふりをするんです。もう一度声をかけると反応してくれます、最初は必ず無視をされました。明らかに違和感を覚えるようになった日から数日後、家に妹が遊びに来ました。そこで妹がスマホを取り出し、『こんなの出てきたんだけど』と画面を見せてきたんです。それは誰かのSNSのアカウントの投稿で、画面には子どもの写真が表示されていました。モザイクはかけられていましたが、それはどう見ても私の息子。書き込みには、“不倫をしている同僚の息子”とありました。遡って見てみると、ほかにも“上司と不倫している同僚がいる”“家庭があるのにほかの男性と遊んでいるヤバい人”などの投稿がありました」SNSに投稿した人物の正体「SNSへの投稿が誰のものなのか、私はすぐに分かりました。最近のおかしな態度から察するに、投稿主は優美さんです。優美さんが裏アカを作って投稿しているに違いないと思いました。このままではマズいと思い、とりあえず優美さんに連絡。二人で会って話がしたいと伝えると、その日のうちに会う約束が取れました。カフェで待ち合わせて、SNSの件を切り出すと、優美さんは自分のものだと認めました。あるとき、私と永瀬さんが一緒に歩いている姿を見て、これまでの私の反応などから関係を察したとのこと。私もここまでの経緯を正直に伝えました」同僚の主張する“推し”のルール「私は、『さすがに子どもの写真をSNSに載せるのは違うのでは…』と訴えました 。すると優美さんから、『先にルール違反をしたのはそっちでしょう』と返されました。不倫がどうというより、“推し”に対するルールを破ってしまったことに怒っているようでした。優美さんから、『本当は会社に伝えるつもりだったけど、それは永瀬さんに迷惑がかかるからしない』と泣きながら言われました。私は『仕事はやめる』と伝え、『永瀬さんとももう会わない』と約束。しばらくして、SNSの投稿が削除されたのでホッとしましたね。永瀬さんに対しては、優美さんの件に関しては触れず、『事情があって仕事を辞めるから関係を終わりにしたい』と伝えました。永瀬さんには引き留められましたし、仕事を辞めても関係は続けたいとも言われましたが、断りました。職場では今もきっと、優美さんは変わらず永瀬さんのことを見守っているのかもしれません…」“年下上司と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。不倫関係になることを誘った男性にも十分に責任があるはずですが、同僚にとっては明世さんを許せない気持ちが大きかったようです。何にせよ、社内不倫で職場に迷惑をかけることはやめてもらいたいものです。©2venus2/Adobe Stock ©fizkes/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月06日結婚や出産で一度仕事を辞めたあと、しばらくして再び働き始める女性も多いと思います。そんなとき、新たな職場で出会いに恵まれることもあるようです。明世さん(仮名・35歳)も、仕事復帰のために入社した会社での出会いから、思いがけず不倫に堕ちてしまったそう…。当時の状況を詳しくお聞きしました。職場での出会い「私は30歳のときに結婚しました。その後、子どもが生まれたことがきっかけで仕事をいったん辞め、育児に専念することに。やがて子どもが保育園に預けられる年齢になったので、また仕事を始めようと思ったんです。いろいろ探して、ある会社の事務職に採用されて働き始めました。残業も少なく、子育てしやすい環境です。そこで、ひとつ年下の男性上司である永瀬さん(仮名)と出会いました。永瀬さんは年齢よりもさらに若く見えて、可愛らしい顔立ちをしたイケメン。話しかけやすくもあり、好感を持ちました」上司を“推し”として見るように「あるとき、同僚の女性社員の優美さん(仮名)と一緒にランチへ行ったんです。そこで永瀬さんの話題になり、何気なく『可愛い』と発言すると、優美さんものってきました。さらに彼女は、『永瀬さん、私の“推し”なの』と言います。優美さんは既婚者ですが、3年前に転職をしてきたときに永瀬さんと出会い、そこから密かに推していたそう。永瀬さんの話題が盛り上がったことから、優美さんとは急激に親しくなりました。二人になったときには、よく永瀬さんについて話をするように。『ネクタイが可愛い』とか、『あの言動が面白かった』とか、密かに言い合って共感していましたね。学生の頃によくある、人気の男子生徒のうわさ話をするような感覚で楽しかったんです」息子のイタズラをきっかけに急接近「しばらくして職場の飲み会がありました。宴もたけなわとなったころ、私と優美さんはそれぞれ永瀬さんの隣に座りました。そこでプライベートな話が始まり、永瀬さんに彼女がいることが発覚。長く付き合っていて、結婚も視野に入れているとのことでした。そのまま会話の流れで、永瀬さんとLINEを交換することに。優美さんはすでにLINEを知っていたようなので、私だけ交換しました。とはいえ、LINEは交換したものの、連絡をすることはないだろうと思っていました。ところが翌日です。その日は休日で、息子と部屋で過ごしていました。私が家事をしていると、息子が私のスマホを触っていたんです。イタズラしていると思って取りあげたらLINEが開かれていて、なんと永瀬さんにスタンプを送っていました。慌てて削除をしましたが間に合わなかったようで、数時間後に永瀬さんからスタンプの返信が。その一件から1週間ほどしたころ、なんと永瀬さんから食事の誘いの連絡がきたのです」「ホワイトデーには早いけど」と誘いが…「食事の誘いには理由がありました。『いつもお世話になっているから』と、バレンタインデーのときにチョコをあげたので、そのお礼だったようです。『ホワイトデーには少し早いけど、食事でもどうですか?』といった内容でした。単なるお礼とはわかっていますが、ドキドキはしますよね。優美さんにも連絡が来ているのかな…と思ったんですが、優美さんの様子からしてそれはなさそう。私は密かにOKをして、永瀬さんと二人で出かけることになりました。場所は、オシャレな和風の居酒屋。料理がおいしかったですし、何より会話が弾んだことがうれしかったです。2時間ほど過ごしたあと、『もう1軒どうですか?』と誘われました。そしてお店を出てから、あてもなくプラプラと歩いて20分くらい経ったころに、『どこかで休みますか?』と聞かれて…。そのまま私たちはホテルへ行き、一線を越えてしまいました」“年下上司と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。息子のイタズラという些細なきっかけが、二人の関係を進展させてしまったようです。事故と言えるかもしれませんが、間違いを起こさないように気持ちを食い止めることはできたはずです。©polkadot/Adobe Stock ©japolia/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月06日不倫に走るパターンはいろいろあるでしょう。なかにはちょっと変わったシチュエーションで、あり得ないと思われる相手と不倫関係に堕ちてしまった女性もいるようです。今回はそんな、“後悔している不適切な不倫相手”というテーマで、女性たちに体験談を語ってもらいました。親友の夫と…「高校時代から付き合いのある親友が結婚しました。相手の男性を紹介してもらいましたが、彼は年下で、昔はかなり遊んでいたタイプのよう。妊娠がきっかけで結婚することになったそうです。私は二人の子どもと遊んだりするために、よく家を訪ねることがありました。子どもが眠ったあと、3人で食事をすることも多かったですね。親友はお酒が飲めないので、親友の夫と私の二人でよくお酒を飲んでいました。あるとき、親友が寝ている子どもの様子を見に行った際に、酔った勢いで親友の夫とキスをしてしまったんです。一度してしまってからは、二人きりになると毎回キスをする流れができてしまいました…。今はキスまでですが、もしそれ以上を求められたら断れる自信はありません」アカリ(仮名)/26歳これは時間の問題かもしれません。親友の家庭を自分の手で壊す前に、今のうちに距離を置くべきではないでしょうか。息子の通う幼稚園の先生と…「息子が幼稚園に通い始め、送り迎えをするように。担当の先生と顔を合わせるんですが、若くてイケメンだったので、周りのママ友からも人気がありました。ある日、私がスーパーで買い物をしているとき、偶然その先生と会ったんです。どうやら家が近かったらしく、流れでLINEを交換することになりました。それからは、ご近所ということもあって誘いやすく、“お茶でもしませんか?”“食事でもいかがですか?”と出かける約束をしました。二人で出かけた際に、自然な流れで関係を持ちましたね。しばらくは不倫状態が続きましたが、息子の卒園と同時に関係も終わりました」メグ(仮名)/32歳子どもを巻き込んだ不倫は、相応のリスクを背負うことになるでしょう。同じ過ちを繰り返さないことを祈ります。夫の上司と…「夫の上司がとても面倒見のいい人で、妻が料理研究家ということもあり、夫と一緒にホームパーティへ招かれることがありました。上司はすごく熱い性格で、会社の仲間はファミリーだというような人。自分の夢などを食事しながら語るんですが、その姿に好感を持ちました。あるとき、夫の仕事のことで相談があり、個人的に連絡をしたのです。二人で会うことになったんですが、上司から“好意を持っています”と告白されました。後日、その告白を受け入れて、不倫関係に……。今も密かに関係を続けており、どうすればいいかわからない状態が続いています」ウミカ(仮名)/31歳個人的に連絡を取ってしまった時点でアウトでしょう。当然、責任はお互いにあると言えます。ペットショップの店長と…「結婚してペット可のマンションに引っ越しました。犬を飼い始めたくて近所のペットショップに足しげく通ううちに、そこの店長の男性と親しくなったんです。ワンちゃんをお迎えしてからは、店長と休みを合わせてドッグカフェやドッグランに出かけるように。車で送ってもらったりしているうちに、関係はどんどん親密になっていきました。そのうちペット抜きでも会うようになり、今は不倫相手として関係を続けています」ユイ(仮名)/30歳ペットがきっかけで不倫をしているとは、夫も気付きづらいかもしれません。可愛がっているペットを利用した、非常に悪質な行動でしょう。“妻が後悔している不適切な不倫相手”をご紹介しました。意外な相手と不倫をしていたというパターンもあるということは、自分でも思ってもいない相手と不倫に堕ちる可能性もあるということ。相手がどんな相手であっても、不倫になり得る人と二人で会うようなことは避けるべきでしょう。©kapinon/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月29日期せずして不倫関係に陥ってしまうこともあるかもしれません。その際、少なからず葛藤を抱えるはず。果たして、当事者はどんなことに頭を悩ませるのでしょうか。今回は、“不倫に堕ちる前の究極の選択”について、不倫経験のある女性たちに話を伺いました。「子ども」か「気になる彼」か「結婚して2年目のころ、夫から“そろそろ子どもが欲しい”と言われました。でも、実はほかに気になっている男性がいたので、子どもの話は保留にしていたんです。やがて、気になっている彼と深い関係に。それから半年ほどして不倫関係が夫に知られてしまい、結局離婚することになりました。もし不倫相手を選ばず、夫と子どもをもつ選択をしていたら、人生はだいぶ変わっていたんじゃないかと思います」レナ(仮名)/30歳当時子どもがいたのなら、不倫することもなく、離婚することにもならなかったのでしょうか。物事がそんなに都合よく進むのかはわかりませんが、不倫の道を選ぶよりは幸せに暮らせていたかもしれません。「安定」か「スリル」か「私の夫はとても優しくて、なんでも受け入れてくれる人。そういうところが好きになって結婚しましたが、だんだん慣れが生じてきて、スリルを求めるようになってしまったんです。あるとき、飲みに行った場所で知り合った若い男性と親しくなりました。夫のことは愛していますが、ちょっと遊びたい気持ちもあり、関係を持ってしまいました。ですが、しばらく関係を続けるうちに夫に気付かれてしまって…。泣いている夫の姿を見て、私は本当に後悔し、必死に謝ってなんとか許してもらいました。もうあんなことは絶対しないと心に誓っています」アヤ(仮名)/33歳安定にマンネリを感じ、刺激を求めてしまったんですね。関係が改善されたのは良かったかもしれませんが、果たしてこれから先も、その関係を維持できるのでしょうか…。「仕事」か「恋愛」か「前の職場で、上司のことを好きになってしまいました。私は独身でしたが、上司は既婚者。もし付き合えば職場不倫なので、周りに知られたら大変な状況になるのはわかっています。それでも気持ちが抑えられなくなり、二人で飲みに行った際に私のほうから“好きです”と告白しました。上司も受け入れてくれて、不倫関係に…。でも、そんな関係も長くは続かず、上司の妻に関係がバレました。職場にも報告されてしまい、結果的に上司は異動、私は退職。いろんな人に迷惑をかけて申し訳ないと思っています」アイ(仮名)/29歳職場不倫はリスクが大きいですし、厳しいペナルティを課せられることもあります。発覚すれば関係が終わるだけでなく、職を失う可能性も十分にあるでしょう。「古い友人」か「新しい彼」か「私は数年前に結婚しましたが、夫との関係は冷めつつありました。そんなときにタイプの男性と出会い、彼と親しくなりたいと思うようになったんです。そこで、中学から親しくしている女友だちと会った際に、“好きな男性がいる”と相談をしてみました。彼女は厳しい顔をして、“家庭を壊すようなことをすべきじゃない”と言いました。私はもっと話を聞いてほしかったのに、ただ突っぱねられたことに腹が立ってしまって…。一方的に“もういい”と言って、連絡を絶ってしまったんです。その後、男性とは不倫関係になりましたが、長くは続かず。結果的には夫にバレて離婚することになりました。あのとき、もっとちゃんと友人の言葉を聞いておけばよかったです」マミ(仮名)/31歳男性にのめり込み、友人のアドバイスを受け入れることができなかったというエピソード。家庭を壊しただけでなく、大事な友人さえも失う結果となったわけです。“女性が後悔している不倫に堕ちる前の究極の選択”をご紹介しました。不倫に堕ちる前、やはりいろんな葛藤があるようです。どうしてそこで思いとどまることができなかったのか……。後悔しても、あとの祭りでしょう。©Peak River/Adobe Stock ©beeboys/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月22日久実さん(仮名・34歳)は、子どもが保育園に入ったあたりにようやく時間に余裕が持てるようになり、友人たちとあるバーに出かけたそう。そこで出会ったのが、画家兼、中学校で美術講師をしている誠也さん(仮名・27歳)。芸術的センスのある男性に惹かれやすい久実さんは、彼の自宅兼アトリエを訪れた際、不倫関係に堕ちてしまったといいます。その後、関係はいったいどうなっていったのでしょうか……。アトリエでの密会「誠也さんとアトリエで関係を持って以来、不倫状態が続きました。私は以前から、芸術家との恋愛に憧れを抱いていたところがあり、完全に彼にハマってしまったんです。誠也さんは、週に3~4日ほど中学校で講師の仕事をしていました。私は子どもを保育園に預けたあと、彼の空いている時間に合わせてアトリエに通うように。でも、そんな関係が1か月ほど続いたころ、彼から“作業に集中したい”と言われてしまったのです」別れを告げられたように感じて…「なんでも、コンクールが間近に迫っていたようで、“出品するための作品づくりに集中したい”とのことでした。私はその言葉が、別れをほのめかされているように感じて焦ってしまって。そこで余計に、私のなかの彼を思う気持ちに火が着いてしまった気がします。その結果、“少しの時間会えればいいから”とお願いして、たった30分でもアトリエに行って一緒に過ごす時間を作るようになりました。さらには、彼の勤めている中学校の周りを、意味もなくウロウロしてしまったことも……。そのころから、夫に違和感を与えるような行動を取り始めていたのだと思います」アトリエに突撃した夫「ある休日、どうしても誠也さんに会いたくなってしまった私は、夫に子どもを見ているように頼んで出かけたんです。夫には、“買いものに行ってくる”と伝えていました。家を出た私は、もちろん誠也さんのアトリエに直行。束の間の穏やかなひとときを過ごしていました。すると、15分ほどしてインターホンが鳴ったのです。今まで来客などなかったので、変だなとは思いました。さらに、玄関に向かった誠也さんが訪問者と何か言い合っているようだったので、聞き耳を立ててみると……なんと相手は夫でした。夫は、以前から私の行動を不審に思っており、子どもを親に預けて私のあとをつけてきたそうです」夫がスケッチを破り捨てて…「部屋のなかに強引に入ってきた夫は、怒っているというよりは呆れている様子で、部屋のなかを見回しました。そこにあったのは、彼が私を描いてくれたデッサン。スケッチブックに描いてくれたものを、私がそのページを開いて、壁際に立てかけておいたものでした。夫はそれを見て、“ふざけんなよ”と呟き、紙を引き千切って破り捨てました。そして、“帰るぞ”と私の腕を取り、そのまま自宅へ。家で問い詰められた私は、これまでの経緯を伝えました。彼が中学校の講師をしていると知った夫は、“報告する”と言い出してしまって。私はそれを止めたんですが、学校に電話を入れられ、不倫の事実を告げられてしまいました。おそらくそれが原因となり、彼は退職。そして、夫から慰謝料も請求されてどうにもいかなくなった彼は、実家に戻ることになってしまったのです。それ以来、彼との連絡も途絶えてしまいました。結果的に私は、彼の職も、夢も奪ってしまったのです。せめて、絵は描き続けていて欲しいのですが……。私は一応離婚は免れましたが、息苦しい毎日を過ごしています」“中学美術講師と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。不倫は、お互いの夢や将来を壊すことにもなりかねません。既婚者であることがわかっていた以上、当然相手にも責任はありますが、後悔してももう手遅れ。責任を取れるはずもなく、罪を背負って生きていくしかないのでしょう。©milatas/Adobe Stock ©ei907/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月21日スポーツや芸術など、何か能力に秀でた人に惹かれることは多いかもしれません。久実さん(仮名・34歳)もかつて、若手画家の男性に惹かれ、不倫に堕ちてしまったそう。当時どんな状況だったのか、詳しく話を聞きました。育児の合間に、友人たちと食事「夫とは友人の紹介で出会い、1年の交際を経て6年前に結婚しました。その後、私は出産を機に仕事を辞め、育児に専念するように。何かと忙しい日々を過ごしていましたが、やがて子どもが保育園に預けられる年齢になり、少し時間に余裕が持てるようになりました。友人たちとも会えるようになったある日、何人かで集まって食事をしたんです。そのあと、近くにあったバーに立ち寄ったのですが、私はそこでひとつの出会いを果たしたのです」若手画家との出会い「私たちはテーブル席で飲んでいたのですが、カウンター席の隅で一人で飲んでいる男性の存在に気付きました。私よりも年下のようでしたが、どこか物憂げで、アンニュイな雰囲気を醸し出していて、なんとなく気になったんです。お酒も入り酔いも回り始めたころ、私はトイレに立ったタイミングでその男性に会釈をしました。すると向こうも会釈を返してくれたので、少し隣の席に座り、話をすることに。彼の名は、誠也さん(仮名)。美大出身の27歳で、職業は画家。ただ、絵だけでは食べていけないので、中学校で美術講師もしているとのことでした」ササッと描いてくれた絵に惹かれて「私も絵を見るのが好きで、昔は美術展などによく出かけていたと伝えました。好きな画家の名前などを挙げると話も盛り上がって、嬉しかったですね。そんな中、誠也さんがカウンターに置いてあったコースターを手に取り、ペンを出して裏側に何か絵を描き始めたんです。ササッと1分ほどの時間で描いてくれたのは、私の絵。手が込んだものではありませんでしたが、美しい線で描かれた絵を見て、キュンとしてしまいました。私は昔から芸術的センスのある人に惹かれてしまうところがあり、今回も完全にそのパターン。自分から連絡先を聞き出し、LINEでやり取りするようになりました」アトリエのソファで…「私が既婚者ということもあって警戒しているのか、誠也さんのほうから誘ってくるようなことはありませんでした。そんなある日、興味のある美術展があったので、私のほうから声をかけてみたんです。一緒に行こうという話になり、久しぶりに誠也さんと会うことができました。さらに、帰りに食事をしたときに“絵を見てみたい”とお願いしてみたところ、“アトリエに来ますか?”と誘ってもらえたんです。まだ時間も遅くはなかったので、せっかくだからと伺わせてもらいました。着いた先は、自宅兼アトリエのアパート。画材道具の独特なニオイが漂う、荷物の多い狭い部屋でした。大きめのソファがひとつあり、誠也さんはほぼそこで生活しているとのこと。そのソファに座りながら、絵を見せてもらいました。感想を交わし合っているうちに、次第に自然とカラダを寄せ合うようになって……。そのまま私たちは関係を持ってしまったんです」“若手画家と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。自分にはないものを持っている人に惹かれることがあります。特別な感情を抱いてしまうのも理解できなくはありません。しかし、趣味の共有までで、終わらせるべきだったでしょう。©Gherasim/Adobe Stock ©cherryandbees/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月21日若い頃に恋愛にのめり込む経験をしたことがあっても、結婚してからは生活が落ち着き、恋愛に振り回されることは少なくなるかもしれません。しかし、結婚していながらも新たな恋にのめり込んでしまい、とても厄介な事態になる人もいるようです。そこで今回は、“アラフォー女性の不倫の告白”をご紹介します。夫よりも付き合いの長い不倫相手「まだ夫と結婚する前に、同時並行で付き合っていた彼がいました。別れたりヨリを戻したりを繰り返すうちに、今の夫と結婚することになったので、同時並行していた彼とは決別したんです。でも結婚して2年ほど経った頃、なんとなく連絡を取り合ううちにまた関係が復活。出産を機に別れたものの、子どもが保育園に通い始める頃には、再び会うようになってしまいました。その頃は相手も結婚をしていたのでW不倫の状態です。相手との関係は現在も継続中で、これから先もズルズルと関係が続いていきそうな予感がします」サヤ(仮名)/38歳結婚、出産といった大きな節目を迎えても、完全に別れることができなかったようです。この先の展開としては、夫にバレるという状況でしか別れられない気もします。お金に余裕があるだけに…「私は大学卒業後、大手企業に就職しました。結婚・出産を機にいったんは仕事から離れましたが、今は復帰していて、蓄えがしっかりあります。夫とも財布は別々なので、お金はある程度自由に使えるんです。子どもが中学生になると、育児が少し落ち着いて時間にも余裕が生まれ、友人たちと出かける機会が増えました。すると、その先で男性といい出会いをすることもあります。偶然にも知り合う男性は年下ばかり。お金は出してあげられるので、懐いてくれる男性は多いです。旅行なども、1泊2日くらいであれば、問題なく連れて行ってあげられます。夫との関係はもう冷めているので、そうやって年下男性と不倫を繰り返すことで心の隙間を埋めています」ヨウコ(仮名)/41歳金銭的に余裕のある女性は、若い不倫男性にとっては魅力に映るのかもしれません。しかし、夫との関係が冷めているとはいえ、不倫をしていい理由にはなりませんよね。ママ友の集まりは不倫の話題ばかり「私は結婚6年目で、小学生の子どもがいますが、職場で知り合ったひとつ年下の男性と不倫をしています。週に1回ほど、仕事終わりにホテルへ行くような関係です。子どもが通っていた幼稚園のママ友と今でも集まることがあるんですが、そこで交わされるのは、そんな不倫の話題ばかり…。ママ友のなかには、複数の男性と付き合っている人もいれば、一夜限りの付き合いを繰り返している人もいます。そういった話を、みんな包み隠さず楽しそうに話すんです。だから、私なんてまだ可愛いほうと思ってしまい、不倫に対する感覚が麻痺してしまっていると感じます」ミナミ(仮名)/38歳不倫をするキッカケは、周囲の影響などもあるのでしょう。そういった仲間に囲まれているうちは、抜け出せそうもありません。いつか、すべてが崩壊しそうです。“アラフォー女性の不倫の告白”をご紹介しました。時間や金銭面で余裕が出てくると、ある意味で不倫しやすい状況にもなるのでしょう。しかし、発覚すれば一巻の終わり。家庭崩壊を招きたくなければ、行動に移すべきではないですよね。©Pixel-Shot/Adobe Stock ©Peak River/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月19日麻友さん(仮名・31歳)は、仕事関係で知り合った隆之さん(仮名)と不倫関係に。のちに隆之さんが離婚して、二人は再婚しました。やがて義母との同居暮らしが始まりますが、義母は「孫(前妻との子ども)に会いたい」「息子の戸籍を汚された」などと、麻友さんを責めるようになったそうです。義母との関係悪化に耐えかねた麻友さんはお酒に溺れ、ある日飲みすぎによって救急車で運ばれてしまいました。その後、家族はどんな展開をたどったのでしょうか…。リビングから聞こえた話し声「私は、お酒の飲みすぎで倒れて以降、家のことを何もやらなくなりました。夫にも義母にも冷たくされて、もう家庭のために努力する気持ちが一切なくなってしまったんです。家事はすべて義母にまかせっきり。そのころはもう義母も諦めたのか、私を責めることはなくなっていました。しかし、私の生活習慣は改善されず、毎日のように飲み歩いて深夜に帰宅するという荒んだ生活が続いていました。そんなある日のこと。私は前日に飲みすぎてしまい、二日酔いで昼過ぎまで寝室で寝ていたんですね。ふと目を覚ましてぼーっとしていると、リビングのほうからコソコソと話し声が聞こえてきました」夫の電話の相手は…「義母は出かけて留守にしているようで、どうやら隆之さんが電話で誰かと話をしているようでした。私はなんとなく隆之さんの会話に耳を傾けていたのですが、会話を聞くうちに、電話の相手が女性であることが伝わってきました。会話の内容までは聞こえませんでしたが、ときおり甘く囁くような声を出すのです。ただならぬ関係に違いないと思って、私はふっと起き上がり、リビングに顔を出しました。すると、隆之さんは私を見た途端に電話を切り、スマホを脇に隠しました」夫の不倫が確定「私が電話の相手は誰かと尋ねても、隆之さんはとぼけるばかり。そこで、“電話してみるからスマホを貸して”と言うと、もう言い逃れはできないと思ったのか、グッと押し黙りました。そして突然、“お前が悪いんだ”と、私の質問は無視していきなり私を責め始めたんです。隆之さんの様子から、不倫の疑惑は確定的になりました。隆之さんは私が酒に溺れていることを咎め、“お前とじゃまともな生活ができない”と責めてきたのですが、私も黙っているわけにはいきません。私は、“そもそもお義母さんがこの家に来てから、家の中がおかしくなった”と言い返しました。そんな罵り合いが始まったタイミングで、義母が出先から戻ってきたのです」完全なる家庭崩壊「義母が“やめなさい!”と仲裁に入りましたが、罵り合いは止まらず。お互いに批判をし合っていると、“いい加減にして!”と義母が絶叫しました。すると、義母がフラッとよろけて、その場にしゃがみ込んでしまい…。そこで、私たちはようやく我に返りました。義母に駆け寄ると、青い顔をしてうずくまっていました。すぐに救急車を呼んで病院に向かいましたが、幸いにも大したことはなく、貧血によるものだと診断されました。この一件は義姉の耳に入って、見かねた義姉が義母を引き取ることに。後日、義姉が迎えにやってきたのですが、去っていく義母は完全に大人しくなり、背中を丸めて小さくなっていました。一気に老け込んでしまったように見えて、悪いことをしてしまったと後悔しました。義姉からは、“生活を立て直しなさい”と言われましたが、私は酒に逃げ、隆之さんは不倫に逃げていて、状況の改善は不可能な状態です。しばらくして離婚となり、完全なる家族の崩壊という最後を迎えました…」“略奪婚後に義母と同居を始めた妻の告白”をご紹介しました。略奪後の結婚は、最悪な形で幕を閉じたようです。一つの家庭を壊しておきながら、自分が幸せになろうというのは虫がいい話。もしかしたら、略奪婚をしたときから最悪のシナリオは始まっていたのかもしれません。©yamasan/Adobe Stock ©one/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月14日好きになった相手が既婚者という場合もあるかもしれません。不倫関係になり、その後に相手が離婚して一緒になるケースもあるでしょう。麻友さん(仮名・31歳)もかつて不倫を経験し、その相手と結婚をしましたが、幸せにはなれなかったそう…。当時どんな状況だったのか、話を伺いました。不倫関係のスタート「私は仕事がきっかけで知り合った隆之さん(仮名)と不倫関係になりました。彼は職場の取引相手で、何度か顔を合わせるうちに二人で食事をすることになったんです。彼は既婚者で子どもがいることは知っていましたが、どこか色気があって、徐々に惹かれていきました。食事に誘われた時点で、何かあるかもしれないと予感をしていて、正直それでもいいなと思っていたんです。結局、不倫関係がスタート。“夫婦関係は冷めきっている”“離婚するつもりだから”という隆之さんの言葉を信じて、不倫関係を続けました。時間はかかりましたが、1年ほどして隆之さんは離婚し、その半年後に私と再婚しました」義母と同居することに「子どもは元妻が引き取ることになり、二人きりの生活が始まりました。ようやく制限もなくなって、それなりに幸せな生活が続きましたね。そして2年ほど経ったころ、義父が亡くなったことで義母が一人の状態に。隆之さんには姉がいましたが、すでに結婚していて小さな子どもが二人いるうえ、共働きということもあり、受け入れる余裕がないとのこと。そこで、施設への入居も考慮しつつ、ひとまずうちで預かるという条件で、義母が私たちの家に来ることになったんです。義母が家にやってきてから、最初のうちはいろいろとサポートしてくれて助かっていたんですが…」ついに不満が爆発「それまで我が家では、掃除や洗濯を数日おきにまとめてすることが多かったんです。しかし義母が当てつけのように、私の目の前で掃除をするようになりました。ほかにも、私が料理をしているときに、手伝うでもなくわざわざ横で作業をし始めたりして…。私の家事へのスタンスに不満を示すような行動をとり始めたんです。そのうち、“〇〇ちゃんは元気かしら”と、元妻の子どもの名前を出すようになりました。“〇〇ちゃんに会いたい”“風邪ひいてないかしら”と頻繁に言うのです。私もイライラしてしまい、“何か不満があるなら直接言ってください”と伝えたところ、義母の発言がエスカレート。“生活を壊された”“息子の戸籍を汚された”とまで言われるようになったんです。隆之さんにそれを伝えても、“もう少しの辛抱だから”と言うだけ。私も不満が爆発して、もう義母と顔を合わせたくないと思いました」救急車で運ばれて…「それまで、私はさほどお酒を飲む習慣はありませんでした。ただ、義母との問題が起こってからは家に帰りたくなくなり、ある日の仕事帰りにバーに立ち寄ったんです。バーのマスターがとても話しやすい人で、いろいろ不満を聞いてくれました。何度か通ううちに、常連客とも親しくなりました。最初のうちは週に1回でしたが、週2~3回のペースで行くように。深夜まで飲み、義母が寝ている時間に帰ることが続きました。ですが、もともとお酒は強くないこともあり、ある日飲みすぎて倒れてしまったんです。救急車で運ばれたらしく、目覚めると病院のベッドの上。傍らには隆之さんがいました。もちろんお酒を飲み過ぎた自分が悪いのだとわかっていましたが、開口一番に“何やってんだよ”と吐き捨てるように言われて…。私のストレスや不満は、彼にまったく伝わっていなかったのだと思いました。略奪婚でさえなければ、夫とも義母とも、良好な関係を築けていたのかと思うと、後悔してもしきれません」“略奪婚後に義母と同居を始めた妻の告白”をご紹介しました。義母との同居をきっかけに、夫婦間の信頼関係が崩れてしまったようです。しかし前妻から彼を奪い、一つの家庭を壊したのは確か。安易な略奪婚により後悔する人は多いでしょう。©ah/Adobe Stock ©aijiro/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月14日不倫はもちろんいけない行為ですが、その相手と結ばれるケースもあります。しかし、略奪婚をしたことで後悔する人も少なくないよう。今回は、“不倫相手と結ばれて後悔した瞬間”について、経験者たちに語ってもらいました。信頼する友人たちが去っていった「私と夫が交際していたころ、彼は結婚していて妻がいました。周りの友人たちからは、“幸せになれないから、やめたほうがいい”と止められていましたが、私は聞く耳を持たず、不倫関係を継続。のちに彼が離婚し、私と一緒になりました。略奪婚に成功した私は、友人たちに対して“それ見たことか”みたいな態度を取ってしまったんです。すると、信頼する友人たちがみんな私のもとから去っていきました。今、悩みごとがあっても相談できる友人が誰もいなくて、本当に後悔しています」ナツコ(仮名)/30歳友人たちは、本当に心配をしてくれていたんでしょう。しかし、本人が忠告をまるで聞かないため何を言っても無駄だと感じ、これ以上関わりたくないと離れていってしまったのかもしれません。義母との折り合いが悪い「当時、私は結婚をしていて家庭のある身でしたが、今の夫と不倫関係が始まり、2年ほどして元夫と離婚。しばらくして今の夫と結婚をしました。その経緯を義母はすべて知っており、たまに義実家に行くと、“まっとうな結婚じゃないんだから”とチクリと言われます。特に義母と二人きりになる時間は息苦しくて仕方ありません。この状態がまだまだ続くのかと思うと、憂鬱になります」リカ(仮名)/33歳義母の言うことは正論。不倫から始まった関係だと知られていれば、折り合いが悪くなるのは分かっていたはずです。周囲から白い目で見られる「私と夫は、かつて社内不倫をしていました。当時彼は既婚者でしたが、離婚して私と結婚することに。結果、私は退職し、夫は異動ということになりました。異動とともに引っ越しをしたんですが、その地域には同じ会社の人がたくさん住んでいたんです。すると、私たちの不倫の話があっという間に広まってしまい、近所の人たちからは白い目で見られて陰口を叩かれることも…。狭いコミュニティなだけに、肩身の狭い思いをしています」マイコ(仮名)/29歳社内不倫の代償といったところでしょうか。会社に残る限りは、逃れられない状況かもしれません。子どもがまったく懐かない「今の夫と出会ったころ、彼には妻も子どももいました。不倫関係を経て彼は離婚し、私と結婚。子どもは妻側が引き取るものだと思っていたんですが、妻側に収入がなくて子どもを引き取れないため、夫が親権を持つことに。そういうわけで、夫と子どもと私の3人での生活が始まりました。一緒に暮らし始めてしばらく経ちますが、子どもはまったく私になつきません。“ママは?”と、前妻の話ばかりしてきます。こんなはずじゃなかった…と後悔する毎日です」チサ(仮名)/30歳まさか前妻との子どもと一緒に暮らすとは思っていなかったようです。子どもと良好な関係を築けるように、自ら努力し続けるしかないでしょう。“不倫相手と結ばれて後悔した瞬間”をご紹介しました。不倫相手と結ばれて幸せになったという話は滅多に聞きません。不貞をおかした者に、明るい未来がやってくることは極めて稀なのでしょう。©健二 中村/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月06日すっかり年末年始ムードもおさまってきた頃ですが、気分が浮かれやすい時期には、思わぬアクシデントも起こりがちです。特に不倫をしている人たちにとっては危険なシーズンだったかもしれません。そこで今回は、「年末年始の不倫バレ体験」について、経験のある男女に話を聞いてみました。インフルエンザをうつされて「ある年末、不倫相手の彼女がインフルエンザにかかりました。放っておくわけにもいかないので、食料などを持っていったんですが、なんと翌日に僕も発症してしまい…。しばらく寝込んでいると、妻が“女性と会っていたでしょう?”と聞いてきました。実は、妻は以前から僕の不倫を疑い、不倫相手は誰なのか目星をつけていたようです。その人物のSNSをチェックしているときに、インフルエンザにかかったという投稿があったことから、僕の不倫相手であると確信したそう。僕は不倫相手に気を遣わせないよう、インフルエンザがうつったことを言っていなかったので、彼女は気にせずSNSに投稿してしまっていたのです。高熱で苦しんでいるなか、妻から容赦ない尋問を受けるのは地獄でした」テツヤ(仮名)/32歳不倫相手に気を遣ったことが仇となったわけです。関係を疑っていた二人が同時期に同じ病気になれば、隠れて会っていたのだと考えるのが妥当でしょう。大掃除中に避妊具の切れ端を発見「年の瀬の大掃除中、夫と一緒にベッドを少し横にズラしたとき、ベッドの下から避妊具のビニールの切れ端が出てきたのです。子どもを作るためにしばらく避妊具を使っていないので、夫は“いつのだろう…”と不審がっていました。実は、夫の出張中に一度だけ男性を家に招き、関係を持ってしまったことがあって…。その避妊具の切れ端は、おそらくそのときのものだと思います。一応バレずに済みましたが、生きた心地がしませんでした」チカ(仮名)/29歳大掃除では、なくしたものが出てくることがよくありますよね。一度の過ちが明るみに出て、人生が破滅に向かうかどうかの瀬戸際に立たされることもあります。密会中に家族が帰宅「数年前の年始のことです。元旦に仕事があったため、妻と子どもだけが実家に帰り、僕は家で過ごすことにしました。結局、元旦は仕事が早く終わったので、当時不倫していた女性と初詣へ行くことに。初詣のあとは不倫相手を家に招き、二人でお酒を飲んでそのまま寝てしまいました。妻たちは年明けの3日に帰ってくる予定だったので悠長に構えていたんですが、昼すぎに起きたとき、“今日帰ることになった”とLINEがきたんです。すぐに飛び起きて、不倫相手には急いで帰ってもらい、妻たちが帰ってくる前に部屋を徹底的に片付けました。痕跡はなくしたつもりでしたが、帰ってきた妻にニオイで気づかれてしまい…。職場の人たちが遊びに来たと嘘をついてなんとか言い逃れしたものの、正直危なかったですね」モトシ(仮名)/33歳ニオイは自分では気づきにくく、片付けをしても部屋に染みついてしまいやすいもの。目に見えない痕跡も不倫発覚の要因となるでしょう。福袋に手紙が添えられていた「以前、私は既婚者でありながら、年上の不倫相手とも付き合っていました。ある年の初めに彼と会ったとき、“買っておいたよ”と福袋をくれたんです。どうやら、私がほしいと言っていたことを覚えていたようでした。家に福袋を持って帰り、あとで開けようと思って部屋に置いていたんです。年始は少しバタバタしていたので、ずっと開けそびれていたんですが、あるとき夫が勝手に開けてしまいました。夫は福袋の中から何かを発見したようで、“これは何?”と言いながら一枚の紙を見せてきました。なんとそれは、不倫相手が福袋に入れた手紙。“今年もよろしく”といった年賀状のような内容でしたが、“たくさん会いたい”とも書かれていたため、夫には不倫相手だとバレてしまいました。私は弁解することもできず、結局その年に離婚しました」マイ(仮名)/29歳不倫相手の彼は、すぐに福袋を開けてくれると思ったのでしょう。わざわざ手紙を添えるという、不倫相手の律儀な性格が仇となったようです。男女が気を抜きすぎた「年末年始の不倫バレ体験」をご紹介しました。年末年始は普段とは違うムードが漂っているので、気を抜いて不倫がバレる人も多いようです。バレたときはせめて潔く認めて、自らの罪を償ってほしいものですね。©naka/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月09日希美さん(仮名・30歳)はお正月に夫の実家へ行った際、義姉から冷たい態度を取られたそう。実は、義姉は高校時にバスケで大学の推薦を狙っていたものの、希美さんが所属していたバスケ部に敗北して推薦を逃し、「私の人生はあそこで狂った」と今でも言い続けているといいます。それを理由に敵対視されているのではないかと、居心地の悪さを感じた希美さん。その後一体どのような展開を迎えたのでしょうか。義母からの厳しい指摘「その日は宴会が開かれる予定だったため、午後になると義実家の親戚たちが集まり始めました。子どもも含め、15人ぐらいはいたと思います。宴会中、私は裏方に回って、料理を運んだり片付けたりしていたんです。そんななか義母に呼ばれて台所へ向かうと、野菜を切るように頼まれました。言われたとおりに、包丁で野菜を切っていたのですが、それを見た義母から“包丁の使い方が下手ね”と言われたんです。さらに、“包丁もまともに使えないの?”“ご実家で教わらなかった?”とまで言われてしまい…。正直かなりヘコみました」親戚のいる前で公開説教「義母とは、それまでに何度も会話をしてきましたが、あまり厳しいことを言うタイプではないと思っていたんです。それもあって、指摘されたときはかなり驚きましたが、“料理には厳しい方なのかも”と、無理やり自分を納得させました。そのあと義母から買い物を頼まれたので、一人でスーパーへ向かうことに。お正月だからか、だいぶ品数が減っていて、頼まれていたものがすべて揃わなかったんです。仕方ないと思い、いったん家に戻ることにしました。家に着いて事情を説明すると、今度は“買い物もまともにできないの?”と義母に叱られて…。しかも、親戚が大勢いるなか、まるでみんなに聞かせるように大きな声で言われました」義実家で感じた孤独と屈辱「義母に反論するわけにもいかず、私はただただ謝罪しました。夫も義父もその場にいましたが、見て見ぬふりをするだけで、救いの手を差し伸べようとはしません。そして義姉は、冷たい目でこちらを見ていました。ほかにも親戚が大勢いるのに、誰も私の味方になろうとはせず、私は一人ぼっちの状態です。屈辱をおぼえるとともに孤独感でいっぱいになり、すぐにでも逃げ出したくなりました。ようやく宴会が終わり、片付けを済ませたあと、夫に“悔しい”と訴えました。まるで自分の家族までも否定されたような気持ちになり、涙が止まらなくなったんです。でも、夫は義母に意見をするでもなく、私に謝るだけでした。本当はそのまま夫の実家に1泊する予定でしたが、とてもそんな気持ちにはなれません。一刻も早くここから出たいと思い、体調不良を訴えて自宅に帰りました」すべての元凶は…「その半年後、義母の誕生日に家族で外食をしようと誘われました。まったく気乗りしませんでしたが、その日は義姉が来ないと聞いて、渋々承諾することにしたんです。当日顔を合わせた義母と義父は、お正月のときとはまるで対応が違いました。とてもにこやかで優しく、楽しそうに見えました。あまりにも態度が急変したので不思議でたまりませんでした、その日は穏やかに食事を終えたのですが、私はひとつの結論に至りました。おそらく、この家族はみんな義姉に気を遣っていて、義姉の機嫌を損ねないことを第一に考えているのではないかと。お正月に義母が厳しい態度で接してきたのも、私に優しくすれば義姉が気を悪くするため、ああするしかなかったのではないかと…。思い返せば、義姉がいない場で、義母から厳しいことを言われたためしがありません。その年は親戚の不幸が続いたため、次の年明けは挨拶程度で終わり、親戚の集まりはありませんでした。しかし、またお正月はやってきますし、相変わらず義姉は実家で暮らしています。またあんな思いをするのかと思うと、もう二度と夫の実家には行きたくありません」“お正月に夫の実家で屈辱的な思いをした妻の告白”をご紹介しました。複雑な事情を抱えた家族と接すると、何らかのとばっちりを受けてしまうこともあるでしょう。とはいえ、結婚相手の家族と完全に縁を切ることは難しいもの。何かしら折り合いをつけて、ほどよい距離感で付き合っていくしかないのかもしれません。©taka/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月03日結婚後に夫の実家を訪れる機会は何度もあるでしょう。相手の家族と長時間一緒に過ごすことで、今までと違った印象を抱くこともあるはず。希美さん(仮名・30歳)も、結婚後に初めて夫の実家で過ごしたときに不快な体験をしたそう。そのときの状況を詳しく伺いました。新年に夫の実家を訪問「3年前に結婚した夫とは同い年で、地元も同じ。共通の知り合いがきっかけで親しくなり、交際から結婚までとんとん拍子で進みました。結婚した年の翌年のお正月、初めて新年を夫の実家で過ごすことに。午後から親戚が集まることになっていたので、宴会の準備をするために、私たちは早めに家を出て車で向かいました。夫の実家へ行くにあたり、私が懸念していたのは夫の姉のこと。夫の実家には、2歳上で独身の義姉が住んでいました。それまでにも会ったことはあったのですが、挨拶を交わす程度でそれほど関わりはありません。夫から、“姉は少し変わっている”と聞かされていたので、私は義姉に会うことに対して少し緊張していました」義姉と共通の話題を見つけたものの…「夫の実家に到着し、リビングで少しゆっくりしていました。そのとき、リビングに飾られた義姉の写真を発見。どうやら高校時代の写真で、義姉はバスケ部のユニフォームを着ていました。私も高校時代はバスケ部に所属していたので、共通の話題を見つかったことにほっとしましたね。しかも、義姉の高校は名門バスケ部があるかなりの強豪なので、“これは話が盛り上がるはず”と思いました。そこで思い切って、“私もバスケ部だったんです”と声をかけてみたんです。ですが、義姉の反応はとても素っ気なくて、“ふ~ん”という返事のみ。そのときは、“急に距離を詰めたのが失敗だったのかな…”と少し反省しました」義姉との思わぬ因縁「そうこうしているうちに義母がやってきて、大型スーパーへ買い物に行くよう頼まれました。夫と車に乗り込み、スーパーへと向かいながら、さっきの義姉との会話について話してみたんです。返事が素っ気なかったことを伝えると、“姉はバスケで大学の推薦を取るつもりだったが失敗した”“だからいい思い出がないのではないか”と聞かされました。なんでも3年生のとき、全国大会を目指していたものの2回戦で敗退してしまい、推薦が取れなかったそう。義姉は今でも、“私の人生はあそこで狂った”と言っているらしいのです。そこで私はハッとしました。私が1年生のときに義姉の高校と対戦して、大番狂わせで勝利したことを思い出したのです」ますます居心地が悪くなり…「当時、私はベンチに入っていませんでしたが、私の高校が義姉の高校を倒したのは事実。義姉は、私がその高校のバスケ部に所属していたことを知っていたのではないかと思いました。まさか、それが原因で私を敵対視しているのかもしれないと…。もしそうなら、とばっちりでしかありません。夫によると、義姉はその後、栄養士を目指して専門学校に入ったものの挫折。退学して就職しましたが、そこでも人間関係に悩んで退職し、実家に戻ってきたそうです。夫の話を聞きながら、義姉から一方的に恨まれていたらどうしよう…と重い気分になりました。買い物を終えて家に戻ったあとも、義姉の冷たい態度は変わりません。宴会の準備を進めながら、“これはどこに置けばいいですか?”と尋ねても、“知らない”と素っ気なく返されて…。とにかく居心地が悪くて、義姉と仲良くなるのは難しいかもしれないと思いました」“義実家で居心地の悪い思いをした妻の告白”をご紹介しました。温かく迎え入れられるどころか、義姉から厳しい洗礼を浴びてしまったようです。ただでさえ夫の実家は気を使う場所であるだけに、その辛さは痛いほど伝わってきますね。©buritora/Adobe Stock ©miya227/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月03日その家では当たり前のように行われている習慣でも、他人にとっては珍しいと思われることはあるでしょう。たとえば夫の実家を訪ねた際に、独特なルールにびっくりした経験がある人は少なくないようです。今回は、“夫の実家で驚愕した独自のしきたり”について、女性たちに語ってもらいました。お雑煮の具材が餅だけ「結婚して初めて夫の実家で新年を迎えたときに、お義母さんがお雑煮を作ってくれました。ちょっと楽しみにしていたんですが、出来上がったお雑煮を見てびっくり。汁のなかにはお餅が浮かんでいるだけで、そのほかの具材が何も入っていないんです。地域的な風習なのかと思いましたが、それも違うようで。なんでも、夫の家系で代々受け継がれている作り方だそうです。昔は貧しさゆえにお餅だけのお雑煮を食べていて、お正月は“初心にかえる”という意味を込めて同じものを食べているのだとか。味は出汁がよくきいていて、とてもおいしかったです」コトミ(仮名)/29歳お雑煮などは、家庭によってかなり違いがありますよね。ただ、具材がお餅だけのお雑煮にそんな意味があるとは、聞いてみないとわからないものです。イベントはすべて家族全員が集合「義父の誕生日を祝うために夫の実家へ行くと、家族10人ほどが集まっていてかなり盛大な会でした。なんでも、誕生日は家族全員が集まって祝う習わしなのだとか。誕生日だけでなく、お正月はもちろんクリスマスなどのイベントもすべて家族全員が集合するそうです。それが当たり前だと言うので、正直なところちょっと面倒くさいなと思っちゃいました」リョウコ(仮名)/30歳家族の結束が強いのでしょう。昔からの決まりごとのようですが、新しく家族になった人にとってはなかなか受け入れにくいかもしれませんね。家族全員でお風呂に入る「結婚後、初めてお正月に義実家で1泊しました。翌朝になると、夫が“みんなでお風呂に行こう”と言うんです。なんでも、近くに地元の人しか知らない温泉があるのだとか。その日は家族10人ほどが集まっていて、全員で車に乗って温泉へ向かいました。温泉に到着すると、そこには混浴のお風呂しかありません。どうするのかなと思っていると、なんと家族全員で一緒にお風呂に入ると言うのです…。私は体調不良を訴えて、なんとか混浴を回避しました。もう夫に実家には行きたくないですね」フミナ(仮名)/28歳家族になったとはいえ、一緒にお風呂に入るのには抵抗がありますよね。今回はとっさの判断で混浴は回避できたものの、次に帰省するときには対策を考えておく必要があるでしょう。新春かくし芸大会開催「ある年末に、夫が手品の道具を買ってきて急に練習を始めました。私はてっきり、忘年会か何かで披露するのかと思っていたのですが、実はお正月に夫の実家で新春かくし芸大会が催されるそう。いつからかお正月の恒例行事となっていて、そこで披露するために練習していたのです。当日は義父母や義祖父母、親戚やその子どもがいろんな芸を披露していました。私は夫のアシスタントを務めましたが、できれば何か披露してほしいと打診されています」アイ(仮名)/31歳見ているぶんには楽しそうでありますが、参加するとなるとプレッシャーは大きいでしょう。なかなか心が休まらないお正月になりそうです。“夫の実家で驚愕した独自のしきたり”をご紹介しました。家ごとにさまざまなルールが存在し、なかには他人が理解できないしきたりが受け継がれていることもあるようです。夫の実家を訪問する際は、どのようなルールがあるのか事前に聞いておくといいかもしれません。©kapinon/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年12月29日クリスマスは数多くのドラマが生まれるイベントですが、すべてがハッピーなものとは限りません。なかには悲しい結末を迎えるカップルもいるでしょう。今回はそんな“クリスマス破局体験”について、男女に後悔しているエピソードをお聞きしました。遠距離恋愛中に会いに行ったら…「数年前、遠距離恋愛をしていました。私はクリスマスの日が休みだったんですが、彼はお昼まで仕事らしく、“会えない”と言われてしまいました。でも私は我慢できなかったので、サプライズで彼に会いに行ったんです。お昼過ぎくらいに彼の家に着いたんですが、彼はまだ帰ってきていませんでした。夕方くらいに電話をすると、“友だちと飲んでいる”と…。お店に行くと数人でクリスマスパーティーをしていて、まさにどんちゃん騒ぎ。前後不覚になるまで酔っぱらっている彼を見たとき、なんだか悲しくなってしまったのですぐに帰りました。その後、彼とは自然消滅。もう連絡も取っていません」リカ(仮名)/28歳パーティーをする時間があったのなら、少しでも自分と会ってほしかったのでしょう。自分のために時間を使ってもらえず、大事にされていないと感じてしまったのかもしれません。別の女性の名前入りのアクセサリーを渡した「何年か前のクリスマスに、プレゼントとして用意していたバングルを彼女にあげました。実はそのバングルは、彼女の名前が刻印された特別なもので、彼女はすごく喜んでくれました。ですが、バングルに刻印された名前を見た瞬間に彼女の表情が一変。慌てて確認すると、なんとバングルには別の女性の名前が入っていました。実は、友だち用にも同じプレゼントを用意していて、僕は誤ってそっちを渡してしまったんです。彼女に事情を説明しても信じてもらえず、それがキッカケで別れることになりました…」トシ(仮名)/29歳浮気だと勘違いされてしまったわけですね。たとえ相手が本当に女友だちであっても、彼女としては同じプレゼントを渡されることも嫌だったでしょう…。クリスマス当日に告白しようとしたら…「以前、好きな女性とクリスマスを一緒に過ごす約束をしていたんです。“クリスマスにデートするなら脈ありだろう”と周囲からもお墨付きをもらい、僕は自信満々で告白するつもりでいました。当日、予約していたお店で待っていると、“ちょっと遅れます”と彼女からLINEがありました。僕はそこで調子に乗って、“告白するから早く来て!”と送り返したんです。すると、しばらく間があいて、“そういうつもりじゃないから行けない”と返信が…。結局、ひとりでコース料理を食べて帰りました」ミノル(仮名)/29歳先走った結果、告白する前に振られてしまったようです。あんなLINEを送るんじゃなかったと後悔したでしょうね。「仏教徒だから」と噓をつかれて「元カレと付き合っていたときのことです。“クリスマスはどうする?”と尋ねると、“仏教徒だからお祝いはできないんだ”と断られました。それなら仕方ないと思い、クリスマス翌日に会う約束をしました。約束の日にデートをしていると、なぜか彼がスマホを見ながらニヤニヤしているんです。気になって覗くと、彼はアルバムを見ていたんですが、中身を見て私は唖然。アルバムの中身はクリスマスパーティーらしき写真ばかりで、彼が女性たちとかなり密着しているところも写っていました。結局、彼が仏教徒というのは嘘で、単にそのパーティーに行くためのでまかせだったのです。ないがしろにされた気分になり、そのあとすぐに彼とは別れました」リン(仮名)/27歳パーティーを優先されてしまい、彼女としてはとても悲しかったはず。わざわざ“仏教徒”と嘘をついてまでパーティーに行くとは、浮気に走っていたのかもしれません。“男女が後悔しているクリスマス破局体験”をご紹介しました。はたして、今年のクリスマスはどんな出来事が待ち受けているのでしょうか。どうか幸せな時間が過ごせることを願いたいものです。©Budimir Jevtic/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年12月23日“自分は不倫なんてしない”と思っていても、些細なきっかけによって、不倫関係に興味を抱いてしまうこともあるでしょう。既婚者女性が不倫へと踏み出してしまうときも、さまざまなシチュエーションが見られるようです。今回は“不倫願望が芽生えた瞬間”について、既婚者女性の意見を聞いてみました。あまりに冷たい態度をとられ「夫とは結婚して5年近くになりますが、かなり会話が減ってきています。食事を作って出しても、何も感想を言ってくれません。ただ無言でモグモグと食べるだけ。私が何か話しかけると、“今はニュースを見たいから”と、テレビのほうを見て会話を拒否されます。あまりに冷たい態度をとられてばかりなので、もっと会話のできる男性と関わりたいと思ってしまうことがあります」ナオ(仮名)/33歳かなり夫婦関係が冷めきっている様子。会話すらままならなくなるのは寂しいはずです。ここで、ほかの男性に目を向けるのではなく、夫婦二人で関係改善に向けて歩み寄れるといいのですが…。ダラけきった姿を見て「夫は以前、かなりスマートな体型をしていました。というのも、学生時代からサッカーをやっていて、少し前までフットサルチームにも参加していたからです。しかし、最近はそれがめっきりなくなりました。休みの日は、ただ家でゴロゴロしています。“一緒にウォーキングしよう”と私が誘っても、なんだかんだ理由をつけて断られます。ダラけきった姿を見ると、なんだか悲しい気分に…。元気ハツラツとした姿が恋しくなり、他の男性に目移りしてしまいそうになります」セイ(仮名)/29歳肉体の変化は仕方ないところでもありますが、保つ努力をしてほしいと願っているようです。以前はなかったダラしない部分を見て、気持ちが冷めてしまうこともあるのでしょう。友人の告白を聞いて「先日、何年かぶりに会った友人がいました。会った瞬間、なんだかキラキラと輝いているように見えて、若返ったような印象を受けましたね。しばらく話をしていると、“実は恋人がいるの”と切り出してきました。彼女は既婚者なので、つまり不倫です。しかもその恋人というのが、10歳も下だと……。だからこんなに若返って見えたんだと思い、少しだけ羨ましく感じてしまいました」チカコ(仮名)/35歳友人が若い男性からエネルギーをもらっているように感じたのでしょうか。自分もそれにあやかりたいと思ってしまったようです。職場にタイプの男性が現れて「先月、職場に中途採用で入社してきた男性がいました。その男性が色白の塩顔イケメンで、まさに私の理想のタイプでした。独身で彼女もいないと聞き、あわよくば私が…と思ってしまいます。ほかの女性社員に取られたくないです」ハルナ(仮名)/28歳好みの男性が現れたら、思わず惹かれてしまうのはしょうがないことなのかもしれません。ただし既婚者であるなら、踏みとどまらなければなりませんね。“不倫願望が芽生えた瞬間”をご紹介しました。ただ妄想するだけでは問題なくても、それを実行に移すのはアウト。もしそんな感情が湧き上がっても、セーブする自制心を持っておくべきでしょう。©Pormezz/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年11月23日職場に憧れの上司がいた智香さん(仮名・29歳)。あるとき、仲の良い同僚の優美さん(仮名)と上司が不倫関係のあると確信する現場を目撃してしまいました。その後、同僚から相談はないうえに、上司も家庭円満をアピールしている姿を見て、智香さんは二人に対して不信感を募らせていったそう。その後、職場の状況はどう変化していったのでしょうか…。同僚からの告白「優美と上司の関係に気付いて2か月ほど経ったころ。優美が急に、“彼氏ができた”と報告をしてきました。ようやく上司との関係を告白してくれるのかと思ったんですが…。優美が見せてきた彼氏の写真は、上司ではありませんでした。アプリで知り合った人だと言っていましたね。それで私は、二人は別れたのだと思いました。それならそれで仕方ないと、大事になる前に関係が終わってむしろ良かったんじゃないかと、いったんは胸を撫でおろしたのです」不倫相手に未練のある上司「以前までは、優美と上司が密かにアイコンタクトを交わしている瞬間を目撃することもありましたが、それもなくなりました。しかし、どうも上司のほうだけが、優美に対してチラッと視線を向けているのです。ただ、優美は知らん顔。もしかしたら、上司のほうが未練を抱いているのかもしれないと思いました。私としては、その姿が見ていられなくて…。憧れていた上司なだけに、悲しくもありましたね。そのタイミングで職場の飲み会があったため、私は思い切って上司に伝えることにしました」上司が腰に手を回してきて…「飲み会が終わりに近づいたところで、“相談がある”と上司に声をかけました。飲み会終了後、二人で2軒目へ。私はまず、優美との関係について知っていると言い、知るに至った経緯なども丁寧に伝えました。さらに、仕事中に優美のほうに視線を向けていることも気付いていると。“そういう行為はやめたほうがいい”と、キッパリと伝えました。すると、“関係ないだろう”と跳ねのけられてしまいました。しかし、“尊敬しているだけに見ていられなかった”と伝えると、徐々に態度が軟化。“はっきり言ってくれてありがとう”と感謝をされました。良かったと思ったのもつかの間、なんと上司が私の腰に手を回してきたのです。以前の私であれば、流されていたかもしれません。でも、そのときは拒否反応しかありませんでした」人事部から呼び出しを受ける二人「その後、どういう経緯か分かりませんが、二人がヨリを戻したような気配がありました。気分が盛り上がってしまったのか、職場であからさまに仲の良さが目立つような行動をするようになりました。すると、周囲も気付き始めます。二人が不倫関係にあるのではという噂が流れ始めました。その噂が、優美の耳にも入ったのでしょう。“噂を流したのは智香でしょう”と、私はあらぬ疑いを掛けられてしまったのです。強く否定しましたが、信じてもらえませんでした。しばらくして二人は人事部から呼び出しを受け、数週間後、上司は部署移動に。優美はしばらく残っていたものの、最終的には退職を選択しました。私は、職場で大事にしていた二人を失ってしまったのです。でも、落ち込んでいる私に気付いたほかの職場の同僚たちが、励ましの会を開いてくれました。みんなに支えられ、私は今も仕事が続けられています」“同僚と上司の社内不倫に気付いた女性の告白”をご紹介しました。信頼していた人が不倫をしていたとなれば、ショックは大きいものでしょう。余計な心配もなく仕事ができる環境が続くことを祈るばかりです。©kei907/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年11月22日身近な友人知人が、不倫をしていると知ったらどう思うでしょう。興味を持って話を聞くのか、もしくは止めるなどの行動をとる方もいるかもしれません。智香さん(仮名・29歳)も職場でそのような状況に直面したことがあるそう。そこでいったいどんな行動をとったのか、詳しく話を伺いました。上司と同僚に恵まれた職場「私は大学卒業後、ある食品会社に就職し、商品開発部に配属されました。職場には新人のころからお世話になっている上司がいます。とても頼りがいのある男性で、厳しくもあり優しくもあり、尊敬し、感謝もしている方です。私は、そんな上司に密かに思いを寄せていました。でも相手は既婚者。関係はどうなるものでもなく、思いは胸に留めていたんです。また、とても親しくしている優美(仮名)という同僚もいました。優美はとてもサバサバとした性格で、付き合いやすいタイプでした」上司を“タイプじゃない”と言いながら…「優美とは、個人的に食事や飲みに行くことがありましたが、たいてい職場の話になるんですね。話題が上司のことに及ぶと、“まったくタイプじゃない”と一蹴。まるで興味がないと言っていました。ところが、そこからどうも関係を疑うようなシーンを見かけるようになったんです。たとえば職場の飲み会のとき。鍋料理が出たのですが、だいぶ熱かったようで、上司がブッと吹き出してしまいました。それを見た優美が、“ほら猫舌なんだから”と、親しくないと知らないようなことを言うんです。ほかにも、仕事中にアイコンタクトを取っているような瞬間を目撃したことも…。そんな怪しいと思える場面を何度か見かけました」同僚と上司が不倫関係であると確信「そして、ついに決定的な出来事が起きました。ある休日、私は優美とショッピングに行く約束をして、駅で待ち合わせていたんです。私は少し早く到着してしまったため、付近をブラブラと歩いていました。裏通りを歩いていると、道路の前方に1台の車が止まり、助手席から優美が出てきました。運転席の男性ににこやかに手を振っているんですが、それが上司だったのです。どう見ても、ただならぬ関係。私は、二人が不倫関係にあることを確信しました」同僚と上司への不信感から…「優美と上司の関係を知りつつも、私からは切り出すことができませんでした。優美とは親しい間柄であり、きっと教えてくれるだろうと思っていたんですが、その気配はなし。私のほうから、“彼氏できた?”“いい人いないの?”とカマをかけるようなことを言ってみても、“ないない”と否定されるだけ。もどかしい日々が続きました。上司においても、まるで不倫なんてしていないかのように、妻や子どもの話を楽しそうにするんです。どういう神経をしているんだろうと思いますし、二人に対する不信感がつのる一方でしたね」“同僚と上司の社内不倫に気付いた女性の告白”をご紹介しました。親しい同僚と、尊敬していた上司。女性からすると、裏切られたような気持ちになったことでしょう。何もすることができず、ただ思い悩むだけの日々に、さぞかし苦痛を感じたはずです。©kapinon/Adobe Stock ©Kanazawa photo base/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年11月22日結婚してから時間が経過すると、ラブラブな関係も落ち着き、ケンカをする場面もあるでしょう。なかには一時的なケンカにとどまらず、関係が悪化してしまうケースも。そのまま離婚に発展することは避けたいものですよね。そこで、“夫婦関係が改善した言動”について、経験のある男女に話を聞いてみました。「ケンカは悪いことじゃない」「結婚して3年が経過したあたりから、夫とケンカをすることが増えていました。顔を合わせると、つい揉めてしまうように…。ある日のケンカの際に、夫に向かって“私たちは合わないのかも”と言ったんです。すると夫が、“ケンカは悪いことじゃない”と言いました。さらに、“ケンカをできる関係になれたんだ”と。夫の言葉を聞いてハッとしました。そういう捉え方もあるんだな、と納得しました。なので今は、ケンカをしてもさほど気にしなくなりました」アミ(仮名)/32歳ケンカができるのは、本音をぶつけ合っている状態とも言えます。お互いに気を遣っていてはできないことかもしれません。ケンカをプラスに捉えることで、関係が改善することもあるのでしょう。「ありがとう」を心がける「妻と会話が少なくなってきたころ、職場の先輩に相談をしてみたんです。すると、“ありがとうと言っているか?”と聞かれました。確かに最近は言っていなかったので、“言うタイミングがないので言っていません”と答えたんですね。すると、“見ていないだけで、感謝するタイミングはいっぱいある”と指摘を受けました。後日、妻が洗濯ものをたたんでいるときに、“ありがとう”と言ってみたんです。妻は、ちょっとだけ嬉しそうな顔をしていて、その日から会話も増えたかもしれません。それ以来、日々“ありがとう”と言うように心がけています」シンジ(仮名)/33歳お礼を言えていなかったことに気付き、妻への感謝の気持ちを取り戻したようです。「ありがとう」と伝えるタイミングを探すことで、相手に対して関心を持つ場面も増えたのでしょう。「友人のところは…」と比較しない「妻は、あまり料理が得意ではありません。ある日妻が作ってくれたご飯を食べながら、“あいつのところは……”と、何気なく友人の家の料理を褒めるようなことを言ってしまったんです。すると妻がとてもイヤそうな顔をしていて、自分の失言に気が付きました。それからは比較するようなことは言わず、むしろ作ってくれた料理を積極的に褒めるようにしています」ユウタ(仮名)/30歳料理に限らず、コンプレックスを持っているような部分を比較されたり、指摘されたりするのは嫌なはず。比べることから褒める方向へ切り替えたことが、関係の改善につながったようです。「お義母さん元気?」と心配する「夫は、あまり親戚付き合いが好きではないタイプ。私の実家はそれほど遠くないんですが、年に1回ぐらいしか挨拶に行きません。そんなある日、夫の母親が体調を崩してしまって。そこから私が、“お義母さん元気?”としょっちゅう気にかけるようになりました。それから夫は、義母の状況を細かく話してくれるようになりました。さらには“君の実家も大丈夫?”と心配してくれるように。かなり関係が改善された気がします」(仮名)/32歳パートナーが自分の家族を気にかけてくれたことが、彼にとっては嬉しかったのでしょう。そこから、パートナー側の親に対する配慮も生まれるのかもしれません。“夫婦関係が改善した妻と夫の言動”をご紹介しました。ほんのちょっと言動に気を付けるだけで、劇的に関係が変化するという場合もあります。場合によっては、家庭崩壊という緊急事態を免れることにもつながるかもしれませんね。©ponta1414/Adobe Stock ©taka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年11月18日好きな人との別れは悲しくつらいものです。それが不倫相手であればなおさら、一筋縄ではいかないこともあるでしょう。なかにはドン引きするような別れ方になるケースも…。今回はそんな“不倫相手との別れのシーン”について、女性が呆れた体験談を聞いてみました。会計を押し付けて去っていく「1年ほど、既婚者の男性と付き合っていました。あるとき私に好きな人ができて、その人と別れることに。そこで、食事をしているときに私のほうから別れを切り出したんです。すると、彼が一気に不機嫌になりました、“仕方ないけどさ”と言いつつ少し怒っていて。そして、“最後くらいお前が払えよ”と言って、店から去っていきました。私だって、今までまったくデート代を払わなかったわけではありません。毎回自分が払っているような態度に、腹が立ちましたね」アキナ(仮名)/29歳相手の男性はプライドが高く、不倫とはいえフラれたことを認められなかったのでしょうか。かえって未練なく別れることができたかもしれませんね。別れ際にキスを求められ「数年前に不倫をしていました。お互いに既婚者だったこともあり、半年間ぐらいのお付き合い。最後のほうは、なんとなく別れの気配が漂っていました。そこで私のほうから、“今回で最後にしよう”と伝えると、彼も、“分かった”と。そして、しばらく一緒に歩いて、駅に到着したときでした。彼が、“最後にキスして欲しい”と言ってきたんです。困りますよね。でも、“お願い!”と懇願され仕方なくキスをしました。本当にイヤでした…」マキコ(仮名)/32歳初々しいカップルでもないのに、駅でのキスは恥ずかしさがあったことでしょう。しかも二人は不倫関係ですから、リスクも大きかったはずです。ギャン泣きしてその場から動かない「以前不倫をしていたころ、相手と食事をした帰りに私から別れを伝えました。向こうも、別れの気配は感じていたんでしょう。すんなり受け入れてくれました。ところが、少し歩いたところで、彼が立ち止まって動かなくなったんです。そして、“うっ…うっ…”と嗚咽を漏らして泣き始めたのです。そのうちギャン泣きし始めたので、なんとか引っ張って近くの公園に避難。大変な別れ際でした」ハルナ(仮名)/30歳最後に感情があふれ出してしまったようです。お互いに対する思いに大きなギャップがあったのでしょう。「俺なしで生きていけるのか?」「以前、かなり年上の既婚男性と付き合っていました。その人は、年齢のこともありますが、私のことを見下すような発言をするので、嫌気がさして“別れたい”と伝えました。すると、“俺なしで生きていけるのか?”“絶対後悔するぞ”と言ってきたんです。どこまで自分に自信があるんだと思いましたね…。その後別れましたが、まったく後悔はありません」リカ(仮名)/28歳不倫相手にこのような態度を取るということは、妻にもモラハラをしていないか心配になるレベル。別れて正解ですね。“女性が呆れた不倫相手との別れのシーン”をご紹介しました。不倫関係とはいえ、最後くらいはキレイに終わらせたいと思うかもしれません。しかし、清い関係ではないだけに、きっと醜い感情があふれ出し、ドロドロとした最後となってしまうのでしょう。©健二 中村/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月28日梨央さん(仮名・28歳)は昨年転職をして、新しい職場で上司の安井さん(仮名)と出会いました。安井さんは妻が厳しく、食事やお金に関して厳しい制限を設けられていたそう。同情を寄せた梨央さんは、家に安井さんを招いて食事を振る舞った際に、不倫関係になってしまいました。その後、状況はどう変化していったのでしょうか…。不倫相手の行動に違和感をおぼえて「安井さんと会うのは主に週末でした。平日は妻の目も厳しく、仕事が終わると速やかに帰宅するのですが、週末は妻が子どもを連れて出かけることが多く、時間に余裕もあるそうでした。しかし私は、密会を重ねる中で、安井さんの行動に少しずつ違和感をおぼえるように。一緒に買いものなどに出かける際、“財布を忘れた”と言い、タバコ代を私に借りるのです。しかし、返す素振りはなし…。しっかりしているように見えて、なんとなくだらしないと感じる一面を見るようになりました」上司の良からぬ噂「転職して3か月ほど経ち、職場内の状況、人間関係などもだいたい把握し始めました。そこで、安井さんに関する良からぬ噂を耳にしたんです。安井さんは、数年前に今の支社に移ってきたらしいのですが、異動の理由が、前の支社での不倫だったと。なんでも、途中採用で入社してきた女性に手を出し、不倫関係となった挙句、彼女は借金を重ねてボロボロになったと…。話に尾ひれはついているとは思いますが、だいたいそのような内容でした。私は、その女性の姿が自分と重なり、少し怖くなったんです」職場にやって来た不倫相手の妻「それからほどなくして、職場にある女性がやって来ました。社内を見回してキョロキョロする女性に、別の女性社員が声をかけました。すると、“梨央さんって方、います?”と尋ねる声が。私を探していたのです。そこでハッとして、女性が安井さんの妻だと気付きました。そのとき、ちょうど安井さんは出払っているタイミングでした。私たちは、奥にあるパーテーションで仕切られた部屋に移ることに。怖い人だと分かっていたので、恐ろしくて仕方ありませんでしたが、口調は意外と冷静でした。すでに私たちの関係は知っているとのこと。安井さんのスマホのLINEを盗み見て、私との関係や名前を把握したようでした。そして、“あの男のどこがいいの?”と尋ねられたんです」妻の一言で決着「そこで、安井さんが戻ってきて、部屋に入ってきたんですね。動揺した様子で、“彼女は悪くないんだ”と私を庇うような素振りを見せました。しかし妻は、“そんなことはわかってる”と一喝。“この期に及んでなにカッコつけてんだよ”と言って立ち上がり、安井さんと向かい合う状態に。そして、安井さんに向けて“ちゃんと話はまとめとけよ”と言い放ち、私に対しては“こんなのと一緒に居ても不幸になるだけだよ”と言って出て行きました。その直後、外からは“お騒がせして申し訳ありません”という声が。私は、ほんのちょっと、その姿がカッコいいと思ってしまいました。以降、私も冷静になり、安井さんとは距離を置くように。その後すぐに、安井さんはまた別の支社に異動になりました。安井さんは相当だらしない人であり、妻も厳しくせざるを得なかったのかもしれません。今となっては、安井さんの言っていたことが本当だったのかもわかりませんし、その後夫婦の関係性がどうなったのかも知りません」“恐妻におびえる上司と不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。不倫相手の妻のおかげで、彼女も深みにハマらずに済んだのかもしれません。自分の不幸をエサにして、近付いてくる男性もいます。まずは相手の人となりを把握してから、同情を寄せるべきかどうかを判断したほうがいいでしょう。©naka/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月11日結婚して月日が経つと、夫婦の関係性が変わっていくこともあります。パワーバランスが崩れ、どちらかに力が偏ってしまうケースも。梨央さん(仮名・28歳)もかつて、そんな夫婦関係にある上司と不倫に堕ちてしまったそう。なぜそんな状況になったのか、詳しく話を伺いました。気になる上司「去年、私は転職をして、ある電機メーカーに入社したんです。配属先の支社で、私にいろいろ指導をしてくれたのが、上司の安井さん(仮名)。40代後半の既婚者でした。安井さんは物腰が柔らかく、丁寧に説明をしてくれる人で、おかげで私もすぐに仕事に馴染むことができました。職場も雰囲気が良く、仲がいいようで、仕事終わりに飲みに出かけることもあったんですね。何度か参加をして、ひとつ気が付いたことがありました。安井さんが一切参加していないのです。最初の歓迎会以外、安井さんが飲み会にいる姿を見たことがなく、不思議に思った私は、ほかの社員にそれとなく理由を尋ねました。すると、“家が厳しいらしい”“妻が怖い人らしい”との声をいくつか聞いたんです」上司と公園で遭遇「そんなある日、お昼休みに私が外で食事をしたあと、天気が良かったので少し散歩をして戻ろうとしていました。公園に立ち寄ると、ベンチに安井さんの姿が。何をするでもなく、缶コーヒーを片手に佇んでいたので、声を掛けたんです。お昼はいつも手作りのお弁当のようだったので、“お弁当ですか?”と尋ねると、“今日はないんだ”と。“昨日ちょっと妻とケンカしてしまって”と、作ってもらえなかったよう。さらにはお昼も食べていないようで、“節約のため”だと言うのです」妻に怯える上司の姿に…「さらに話を聞くと、妻はとても気分屋で怒りっぽく、感情に波があるとのことでした。そして、1か月のお小遣いが1万5千円しかもらっていないと。それで、飲み会にも参加していないのだと合点がいきました。さらにはお酒もタバコもやめ、唯一の趣味だった釣りもしなくなったそう。“ボーッと過ごすことが多くなった”と言う安井さんの姿を見て、なんだかとても悲しくなりました。ちゃんと食事をしているのかと尋ねると、“それは大丈夫”と言うものの、一人で食事をする際は、レンジを使うと電気代がかさむということで使わせてもらえず、冷たいまま食べているらしいのです。その日は金曜日で、“明日から妻が子どもを連れて友だちのところに行くから気分が楽”と安井さんが言いました。私は、あまりに可哀そうに感じてしまい、“よかったら私の家に来ませんか?”“食事を作ります”と誘いました」同情から不倫がスタート「翌日、土曜日のお昼頃に安井さんが部屋に来ました。私は一応料理が得意なほうで、何品か作ってふるまったんです。安井さんはそれを、“おいしいおいしい”と言って食べてくれました。“温かい料理なんて久しぶり”と、なんとも悲しい発言も…。そこで私がビールを差し出すと、安井さんが目を輝かせました。“ビールなんて何か月ぶりだろう”と言いながら、味わっていました。しばらくして、少し酔いが回ったのか、“つらい”とこぼし、安井さんが涙を見せ始めたのです。弱っている姿を見せられたら、こっちも同情しますよね。“僕を慰めて欲しい”と言うので、私は隣に座り、手を重ねました。そこから徐々に、安井さんが私のカラダに手を伸ばしてきたんです。拒むことはできませんでした。こうして、好意というよりは、完全に同情から不倫関係が始まりました」“恐妻におびえる上司と不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。いくら相手の事情に同情したからといって、不倫しても解決にはなりません。それどころか、悪い方向へ進んでいってしまうのは明らかでしょう。©kapinon/Adobe Stock©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月11日不倫は許されざる行為です。関係を持ってしまったら、バレないように気を使うはず。同じ職場内での不倫などは、特に気を付けるかもしれませんが、それでも発覚してしまう場合もあるようです。そこで、“社内不倫がバレた意外なきっかけ”について、男女に話を聞いてみました。同じシャンプーの香りから「以前、職場の上司と不倫をしていたときのこと。上司の妻が旅行に出かけているとき、上司が私の家に泊まりに来たんです。翌日は仕事だったんですが、バレないように、別々に家を出て出勤。すると職場で、上司がほかの社員に、“なんかいいニオイしますね”と言われていて、ハッとしました。上司は朝にシャワーを浴びていて、私のシャンプーを使っていたので、そのせいだと……。そのあたりから私と上司の関係が囁かれ始めたんですが、きっかけはおそらくそれだと思います」ユイ(仮名)/28歳女性のシャンプーは香りが華やかなものも多く、周りに気づかれやすかったのかもしれません。ニオイは自分では気付きにくく、不倫発覚のきっかけにもなりやすいのでしょう。元カノの密告「同僚の女性社員は、僕が学生時代に付き合っていた元カノと友だちでした。その元カノとは、学生時代の仲間と集まる際に今でも会うことがあって、現在の情報も筒抜け。僕が職場の後輩と不倫をしていることをつい友人にこぼしてしまったのですが、いつの間にか元カノに知られ、そこから同僚の女性社員に伝わり、あっという間に社内で噂が広まったことがあります」タツロウ(仮名)/32歳意外と身近なところで知り合いがつながっているケースもあるでしょう。すると、知られたくない情報が、知られてはいけない場所に漏れてしまう場合もあるんですね。上司のボトルを飲んでいるのを見られて「私は、結構お酒を飲むタイプ。あるとき上司と二人で飲みに行き、それがきっかけで不倫関係になってしまいました。そのお店は上司がよく行くらしく、ボトルキープをしていて、“飲んでいいよ”と言われていました。後日、友人を誘ってそのお店に行ったとき、上司のボトルを拝借。するとそこに同じ職場の人が来て、ボトルの名前を見られてしまいました。“仲いいんだね”と言われ、結局そこから関係がバレてしまいました」ユカ(仮名)/29歳上司のボトルを飲んでいれば、親しい関係であると捉えられても仕方ありません。自分の出費を抑えたのが、裏目に出てしまったと言えます。七夕の短冊を写真に撮られて「前の職場で、既婚者の先輩と付き合っていました。夏の前あたり、デートを訪れた先で七夕のイベントをやっていて、二人で覗いたんです。短冊に願いごとを書いて飾るというコーナーがあり、私は冗談半分で、“結婚したい”と、二人の名前も書いて飾りました。すると後日、なんとその短冊を撮った写真が社内に出回っていました。おそらく、私たち二人を見かけた人がいて、怪しいと思い、短冊を見て写真を撮ったんでしょう」サチ(仮名)/28歳自分の行動を誰が見ているか分かりません。見られたくないときに限って、見られていることも。もし不倫をしたのならば、のんきにイベントなどに参加している場合ではないのでしょう。“社内不倫がバレた意外なきっかけ”をご紹介しました。同じ職場での不倫は発覚する可能性も高く、大きなリスクを伴うはず。そんな危険性をおかしてまで及ぶ行為かどうかということを、冷静に考えるべきでしょうね。©milatas/Adobe Stock ©Liza5450/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月10日楓さん(仮名・30歳)は結婚して間もなく、カフェでパートを始めました。そこに来ていたイケメンの男性客、浅川さん(仮名)とひょんなことから不倫関係に。浅川さんには自分が既婚者であることを隠し、密会を続けていたと言います。あるとき夫がカフェを訪れたことをきっかけに、浅川さんとの関係を終わらせようと思った楓さんでしたが……。その後、状況はどう変化していったのでしょうか?再び夫がパート先を訪れて「夫がカフェを突然訪れ、浅川さんとニアミスをしたことで、この関係の危険性を痛感しました。浅川さんとの関係を終わりにしようとも思いましたが、会うとやはりイケメンということもあり、気分が浮かれて切り出せず……。しばらく関係を続けていたんです。すると1か月ほど経ったころ、再び夫が店にやって来ました。しかし、その日はちょうど浅川さんが来ていなかったので、私も余裕を持って構えていました。ところが、夫の様子がいつもと違ったのです」不倫相手を呼び出すように言われて「おもむろに、“あの男はどこ?”と聞いてきました。浅川さんのことを言っているんだと分かりましたが、私はしばらくとぼけていたんです。しかし、“とぼけても無駄。全部わかってる”と言われてしまって。周りの目もあるため、“連絡するから”と伝え、夫にはいったん落ち着いてもらい、別の店で待つよう促しました。そこからは私も、気が気じゃなかったです。仕事をしながらも、どう話をまとめるかを一生懸命考えました。しかし、いい案は一切浮かばず。もう、正直に話して謝るしかないのかもしれないと思いました。とりあえず私のパート終わりで、浅川さんを呼び出しました」夫の執念の尾行「やって来た浅川さんは、何が何だか分からず戸惑っている様子でした。それもそのはず。私は自分が既婚者であることを隠していたわけですから。夫も、浅川さんの事情を知って、少し驚いているようでした。夫は、普段の私の様子から、誰か男ができたのではないかと疑い始めたよう。もしそうなら、パート先しかないと推測。そこで、ちょくちょくカフェの近くに来ては、私のパート終わりを覗いていたようです。最初はほかの男性スタッフを疑っていたようでした。しかし、すぐに浅川さんと待ち合わせて、どこかに出かける姿を目撃。あとをつけたところ、ホテル街へと向かっていったと。その様子をスマホのカメラにおさめ、写真を証拠として突きつけられました」夫にも不倫相手にも責められて「浅川さんはというと、ただただショックを受けている様子。青ざめた表情で、“なんで……”と呟いていました。いわば、浅川さんも被害者ということ。夫も最初のうちは、浅川さんへ敵意を見せていましたが、途中から怒りの矛先は、完全に私一人に向けられました。浅川さんも、私を庇ってくれるようなことはなく、二人に責められる状況に……。その後いったん話を終え、帰宅。そこで再び話し合いが始まり、夫から離婚の意志を告げられました。合わせて、慰謝料も請求されることに。浅川さんに対しては、私が既婚者だと知らなかったということで、慰謝料の請求はされませんでした。離婚後は、カフェを辞めて違う場所でパートを始め、いくつか掛け持ちをしています。もちろん、浅川さんとの関係も断絶。今は、慰謝料支払いのために抱えた借金を返しながら、ひっそりと暮らしています」“パート先の男性客と不倫に堕ちた新婚妻の告白”をご紹介しました。ほんの出来心で始めたことが、悲惨な結末を招いてしまいました。せめて、既婚者であることを相手に伝えておけば、このような事態に陥ることはなかったのかもしれませんが……。すべては、後の祭りです。©yu_photo/Adobe Stock ©lielos/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月08日新婚といえば、夫婦仲が良くラブラブなイメージがあるかもしれません。しかし、なかにはすぐに他の異性に心を奪われてしまうような状況に陥ることもあるようです。楓さん(仮名・30歳)も、そんな経験をした一人だと言います。当時どんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。結婚後にカフェでパートを始めて「夫とは、友人の紹介で出会いました。私よりも5歳上で、大手企業に勤めていて、しっかりした人という印象。やがて交際が始まり、順調に結婚へと至りました。私は、金融関係の会社で働いていましたが、職場の雰囲気があまり好きではなかったこともあり、結婚したタイミングで退職をして、しばらくのんびりとしていたんです。そして結婚後3か月ほど経ったころ。以前からオシャレなカフェで働いてみたいという夢があったので、いいお店を探してパートを始めました。週に何回かパートに入るようになり、仕事にも慣れて余裕が出てきたころ、お客さんのなかに、一人イケメンの男性客がいることに気付いたんです」男性客から紙を渡され「男性客は、職場が近くにあるらしく、仕事の合間にカフェを訪れているようでした。最初のうちは、週に一度顔を合わせるかどうかといったペースでしたが、次第にそれが増え、私が働いているときは毎回のように会うように。あるとき、名前を尋ねられたので、もしかしたら私に気があるのかもしれないと気付きました。そして後日、男性から帰り際に紙を渡されたんです。そこには名前と、LINEのIDが書かれていました。まるでドラマのような展開にドキドキしましたね。彼の名前は、浅川さん(仮名)。年齢は私と同じ。その後、私のほうから挨拶程度のLINEを送りました」イケメンからのアプローチに「LINEでのやり取りを続けるうちに、“お茶でもしましょう”という流れになりました。お茶程度であればと、私も軽くOK。二人でお店に入り、1時間ほどお話をしました。ただ、ひとつだけ浅川さんに伝えていないことが。私が既婚者であるということです。パートのあいだ指輪は外していて、浅川さんと会う際も、なんとなく外してしまっていました。そういうこともあり、浅川さんからは頻繁に誘いを受けるようになりました。イケメンからのアプローチに、私もつい浮かれてしまって……。あるとき二人で会ったあと、ホテルに行ってしまいました。私は、彼に未婚だと偽った状態で、不倫関係となってしまったんです」突然の夫の来店「ある日、仕事終わりで浅川さんと食事の約束をしていました。浅川さんは、私の仕事終わりを待つために、カフェに来ていたんですね。するとそこに、突然夫がやって来たのです。私は慌てました。すぐに近づいて、どうしたのかと尋ねると、“仕事で近くまで来たから”と。“一度どんな店か見ておきたかった”と言いました。とにかく、夫と浅川さんを会わせてはいけないと思いました。なので夫には、“職場は気まずいから”と、近くにある別のカフェで待っているようにお願いして、外に出したんです。その日は夫と帰らなくては行けなくなり、浅川さんには体調が悪いと伝え、予定はキャンセルとなりました。事なきを得ましたが、こういう危険もあるんだと実感。これ以上リスクを抱えるわけにはいかないと、浅川さんとの関係を終わらせようと思いました」“パート先の男性客と不倫に堕ちた新婚妻の告白”をご紹介しました。新しい場所に出向くと、やはり新しい出会いがあるもの。そこで、恋に落ちてしまうこともあるかもしれません。しかし、既婚者であるのなら、許されざること。気を引き締めなければいけないところだったのでしょう。©akiyoko/Adobe Stock ©One/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月08日結婚していても、気になる相手ができることはあるかもしれません。なかには、一線を越えないように気を付けていながら、関係が進展してしまうケースもあるようです。今回は、“不純な関係が加速した不倫デートスポット”について、男女に体験談を語ってもらいました。職場近くの「安い居酒屋」「私はお酒が好きで、たまに一人でお店に入ることもあります。職場近くに一軒、安い居酒屋があって、そこもたまに利用していました。ある日、部署は違うんですが、同じ会社の男性社員が一人で来ていたんです。彼が既婚者であることは知っていましたが、好印象を持っていたので、話すくらいなら良いだろうと一緒に飲みました。その後も、もしかしたら彼に会えるかもと思って居酒屋に頻繁に通うように。何度か会って親しくなり、やがて二軒目の店にも一緒に行くようになって…。ついにホテルまで行ってしまいました」レイ(仮名)/28歳お酒が入ると気持ちが緩み、ガードが下がってしまうことも。同僚とは共通の話題も多く、距離も縮まりやすかったのでしょう。「スポーツジム」のボクササイズコース「僕はスポーツジムに通っていて、あるときボクササイズコースに参加しました。そのコースには女性も参加していて、そのうちの一人が気になったので、つい声をかけてしまったんです。その日から挨拶をするようになり、会話する時間も長くなっていきました。お互いにカラダを褒め合うような会話をしているうちに、だんだんとセクシーな内容にも及ぶように…。僕も彼女も既婚者でしたが、しばらくして自然とカラダを求め合う関係になっていました」ハヤト(仮名)/33歳ジムではトレーニングで汗をかく場面もありますし、普段着よりも肌を露出していることが多いでしょう。次第にセクシーな雰囲気になってしまう人たちもいるのかもしれません。「映画館」の暗がりで「職場に、親しくしている後輩の男性社員がいます。彼は既婚者なんですが、なんとなく気になる存在でもありました。彼との共通点は、お互いに映画好きであること。あるとき観たい映画が重なり、タイミングを合わせて仕事終わりに観に行ったんです。すると映画の途中、私の手の上に彼が手を重ねてきました。それを拒まずにいたら、さらに手を握ってきたんです。そこから、一気に関係が加速しました」ジュンナ(仮名)/32歳映画館のような暗い場所は人目にもつきにくく、大胆な行動にも出やすいのかもしれません。不倫への初めの一歩を踏み出しやすい場所だと言えるでしょう。会員制バーの「VIP個室」「友だちに誘われた飲み会で、ちょっとお金を持っていそうな男性と知り合いました。会員制のバーがあるから行こうと誘われ、興味が湧いて誘いを受けたんです。これまで行ったことがない隠れ家のようなバーに入り、さらに店の奥へ。すると、番号式のロックのかかった扉があり、それを開けた先はVIP用の個室。ラグジュアリー感が満載でテンションが上がりましたね。そこでキスを求められ、関係を持ったあとに、“実は結婚しているんだ”とサラッと言われて驚きました」ユカリ(仮名)/27歳滅多に味わえないような感覚に舞い上がってしまったのでしょう。非日常的な空間のなかで不倫に落ちてしまう人もいます。“不純な関係が加速した不倫デートスポット”をご紹介しました。一歩踏み出してしまうと、そこから気持ちを制御するのは非常に難しいようです。ならば、まずはその第一歩を踏み出さないよう、気を引き締めて行動すべきでしょう。©buritora/Adobe Stock ©Taku/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月03日葉月さん(仮名・34歳)はかつて、息子を通わせているスイミングスクールのインストラクターである、年下男性の和志先生(仮名)に好意を持ちました。あるとき、美人ママ友が「子どもに水泳をやらせたい」と言うので、息子の通っているスクールを紹介。和志先生と美人ママ友が親しく話しているのを見て焦りが生じ、葉月さんから誘って不倫関係に。その後、どのような結末を迎えたのでしょうか……。ママ友たちとランチへ「和志先生と不倫関係になり、頻繁には会っていませんでしたが、連絡はマメにとっていました。でも、次第に返信に時間がかかるようになり、どこか冷たく感じるようになってきたんです。そんなある日のこと。同じスイミングスクールに子どもを通わせているママ友6人ほどで、ランチをしました。そこには、私が紹介して入会した美人ママ友も参加。和やかに食事をしていたんですが、途中でその美人ママ友が言ったんです。“スクールをやめるかもしれない”と。その理由を聞いて驚きました……」美人ママ友の告白「美人ママ友は、その理由が和志先生にあると言うのです。あるとき、和志先生に連絡先を聞かれ、子どもの情報交換もあると思い普通に教えたそう。すると、そこから個人的な連絡が来るように。不倫関係を誘うようなことも言われ、おかしいと思うようになったそうです。すると、もうひとりのママ友が、“私も……”と口を開きました。なんと、同じような経験をしていると言うのです。さらに、別のママ友まで……。6人中、なんと3人も和志先生からアプローチされた経験があるとのこと。ママ友たちが“タイプの女性には手当たり次第に声をかけているみたい”“人妻好きらしい”と噂をしているのを聞いて、ショックを受けました」インストラクターの証言「私は自分から誘って関係を持ったのに、ほかのママ友は先生から声をかけられていたわけですから、自分が惨めに思えました。そのことについてどうしても尋ねたいと思い、和志先生に連絡をしてなんとか呼び出し、直接話を聞きました。ほかのママ友たちを誘っている件について、彼は否定しませんでした。私が“関係を解消したい”と申し出ると、“分かった”とあっさり受け入れられてしまったんです。私は、スイミングスクールを移らせることも考えたんですが、息子も気に入っている場所だったので、思い止まりました。それに、夫に不審感を持たせたくなかったという理由もあります。ところが、ある日の夜。夫に、“男がいるだろう?”と尋ねられてしまったのです」夫からの宣告「夫は、“相手は分かっている”と。実は以前から怪しいと思っていて、それが最近確信に変わったと言います。夫は、たまに息子のスイミングスクールに付き添うことがあったんですね。そこで見学をしていると、背後から保護者たちの話し声が聞こえてきたそう。おそらく、以前に私がママ友たちに聞いた噂話に近い内容だったのでしょう。そこから、私と和志先生との関係に気付いたようでした。“スイミングスクールに問い合わせてもいいんだぞ”と言われ、私は不倫を認めました。“すでに関係は解消している”と泣きついて謝ったのですが、許してもらえず……。その後、私たち夫婦は別居。息子は近い距離にある夫の実家に預けられています。水泳は相変わらず好きなようで、実家からスクールに通っていて、たまに会うとそこでの話をよくしてくれるんです。和志先生はすでに辞めていて、スクールにはいないものの、息子は先生を気に入っていただけに話題にあがることも。私はそのたびに胸が痛くなり、いずれ息子が、私がしてしまったことを知ったらと思うととても怖いです」“スイミングスクールの先生と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。習い事の先生と母親との関係を知ったら、子どもは大きなショックを受けるはず。これから先、彼女はまだまだ苦しみ続けることになるのでしょう。©kapinon/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月29日