「親友の“裏アカ”投稿に傷つけられている」雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 第25回
誰にも言えない、けれど誰かに言いたい、そんな内緒の悩みやモヤモヤ、しょうもないグチからやりきれないつらさまで、穴を掘ってこっそり叫んでみたい気持ちを発散する、「感情の吹きだまり」……。そんな場所がこのコーナーです。あなたのやるせない気持ちを、安心してブチまけてみませんか?雨宮まみが聞き手をつとめます。長文の投稿歓迎いたします。
親しくしている友人の「インターネットの人」としてのSNSへの投稿を見ることをやめられません。それはいわゆる「裏アカウント」というよりは、むしろ彼女にとっては「表」のようです。
彼女は、リアルの友人とのやりとりは別のアカウントを使用しており、私とのやりとりもそっちでしています。
見つけなければよかったのに、ほんとうに偶然、インターネットの中でのもう1人の彼女を見つけ、毎日こっそりチェックしてしまいます。
「インターネットの人」としての彼女は、親兄弟や友人に見つかるのが恥ずかしいような言葉遣いをしているのでもなければ、なにか際どい趣味について書いているのでもありません。日常の出来事や彼女が思っていることを投稿しています。
それは私の知っている彼女の人柄が表れた短文で、普段の会話などで感じる聡明さや、センスのよさが際立っています。