「友人がいない自分が駄目な人間に思えて苦しい」雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 第26回
フォローし返されることもなく、どうして興味を持たれるような面白い話ができないのかと自己嫌悪に陥りました。
話をしたいのなら自分から話しかければいいと思うのですが、知らない人間に突然話しかけられたらどう感じるだろうかと考えて怖くなります。
ツイッターを見てみると楽しそうに友人と話している人がたくさんいて、どうして私にはできないのか、何が足りないのか、という劣等感が溢れて気持ち悪くなってきます。
ぐるぐるして、よくわからなくなってきて、私は本当に話をしたいのだろうかという疑問が浮かんできます。こんなくだらないことに頭を悩ませてまで好きなことの話を他人としたいのだろうか、と。
結局、好きを共有したいというよりただの承認欲求な気がしてきて、そんな自分に嫌気がさします。
友人がいない自分がとても駄目な人間に思えて苦しいです。
もうやめようと思うけれど、もう少し続けたら何かあるかもと期待してしまいやめられません。
そうしてまたいろいろ考えてしまいます。
アルバイトやなんなりで外に出たほうがいいのではと思いつつも、経験のないことをするのは怖くてできません。
言い訳ばかりしてほとんど動いていない自分にも、浪人中なのにこんなことに頭を悩ませている自分にも飽き飽きします。