昔の日本はエロい女子がモテた!? 神話、古典文学に学ぶ女子の恋と性
恋愛に仕事、人間関係、そして性……女子ってどんなときも悩みが尽きないですよね。それはいつの時代も同じこと。
親や祖父母の時代はもちろんですが、太古の昔に生きた女子たちも、今の女子と似たようなことで悩んでいたみたいですよ。
■太古の女子たちとのガールズトーク
『日本のヤバい女の子』(はらだ有彩/柏書房)
最近、話題のイラストエッセイ『日本のヤバい女の子』をご存知ですか?こちらは神話や昔話の女子と、現代の女子の悩みをリンクさせた一冊です。
登場するのはイザナミノミコト、おかめ、かぐや姫、乙姫、織姫など、おなじみの女神や姫ばかり。彼女たちの心に秘めた悩みやヤバい言動を、時空を超えた2018年の女子たちと交流させたりしていて、とにかく面白いんです!
全員「ヤバい」という括りで語られていますが、筆者が気に入っているのは安珍・清姫伝説の清姫。
『変身とヤバい女の子』というタイトルをつけられた彼女は、蛇になって好きな人を追う、疑いようもなくヤバい女子。でも「その気持ちわかるし、こういう女子っているよね」と言いたくなる楽しさがあります。
他には、現代で言えば“究極の遠距離恋愛”をしている織姫は『距離とヤバい女の子』だし、命がけで夫に尽くすおかめは『献身とヤバい女の子』。