昔の日本はエロい女子がモテた!? 神話、古典文学に学ぶ女子の恋と性
そこまでやる?と思う部分もありますが、ちょっとわかるかも……なんて共感できてしまったり。
SNSもLINEもなかった大昔の女子と、現代の女子って、実はそんなに違いがないんだなぁ、という感じで読後感もスッキリ!古典・神話・歴史好きの女子には特におすすめです。
■「エロ大国」日本の姿をひも解く
『本当はエロかった昔の日本――古典文学で知る性愛あふれる日本人』(大塚ひかり/新潮文庫)
古典や神話を現代的な解釈で解き明かす、ということが秘かなブームになっているようですが、この刺激的なタイトルの著書を持つ大塚ひかりさんも、古典文学を紹介する人気の作家さんです。
今回取り上げた『本当はエロかった昔の日本――古典文学で知る性愛あふれる日本人』には、『古事記』や『万葉集』『源氏物語』から『東海道中膝栗毛』といった江戸期までの古典を通じて、日本人がいかにエロいかを描き出しています。
不倫の恋に近親相姦、同性愛、あげまん・さげまんのルーツなど、色っぽいお話のオンパレード。でも「えっ、そうだったんだ!」とためになるところもたくさんあるので、興味のある人はぜひ!
昔はエロい女子のほうがエラく、世話女房タイプはダサくて残念な女だった、なんて、なかなか衝撃的です。