結婚できなかったらヤバい? わかっていても焦ってしまう…「適齢期」という呪い
漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」
このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!
■第64回アクマの辞典タ行
【テ】
➤「適齢期」(てきれいき)
今回のテーマはタ行から「適齢期」だ。
ちょっと前の話になるが、ネット上で32歳、腐女子の手記が話題になった。
腐女子、といってもこの場合AFF(アナルファックファンタジー)愛好家に限らず、全ての女がわかったり、わからなかったりする内容になっている。
簡単に説明すると、同年代の友達数名と久しぶりに会ったら、自分だけ、服装や言動が子どもじみていることに気付いて恥ずかしく思った、という内容である。
誰しも「自分だけが全裸」という夢を見て嫌な汗をかいた経験はあると思う、ないというなら帰れ。
だが「カジュアルな格好で来てくれ」と言われてTシャツにジーパンで行ったら、他は全員全裸で恥ずかしい思いをした、という経験は誰でもあるだろう。
このように、自分だけ毛色が違っていて恥ずかしい、という気持ちはわかる。