モテの条件はビッチ? やさしい=エロい!? 江戸時代の恋愛事情【恋占ニュース】
男女問わず、「どんな人がタイプ?」と聞かれたら「優しい人」と答える人は多いはず。
優しさの定義についての細かいことは抜きにしても、誰だって大切に扱われたらうれしいものですよね。
まあ、時にはその優しさが誤解を招き、好きでもない相手に勘違いされてしまう、なんてこともあるわけですが。
≪やさしい女はエロかった?≫
現代女性に求められているのは「細やかな気遣い」や「おおらかに包み込む優しさ」ではないでしょうか。
それが簡単にできりゃ苦労はしないのよ…なんて思いは、ひとまず置いといて。
昔々…江戸時代以前における女性にも、当然優しさが求められたわけですが、当時の「やさしさ」という表現は、「艶」という意味合いがとても強かったのだそうです。
え?それってもしかして、エロい女が好まれたってこと?
「艶」という漢字の成り立ちそのものが情事を示しているくらいですから、当時のモテ女は相当お盛んだったに違いありません。
≪いい女は「好色」な女?≫
日本史学者・中野節子氏の著書『女はいつからやさしくなくなったか江戸の女性史』(平凡社)によると、江戸時代初期までの「やさしい女」とは
・ 気高く
・ 風流や雅を理解し
・ 人の機微に敏感で
・ 男性の誘いを無下に断らず
・ 恋愛の趣や情事を楽しむ
そんな女性だったそうです。