「14年間の不倫…都合のいい女にも程がある自分に辟易」雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 第34回
「不倫してるのに!?」という非難もあるかもしれませんが、自分なりに節度を持って、14年、わずかな楽しい時間で満足してきたし、それで十分だと思ってやってきたところに、こういうことが起きたと。
勝手な想像ですが、14年の間には、体調や心がつらくて誰かに頼りたかったことも、男手を借りたかったことも、それなりにあったんじゃないかと思います。そこをグズグズ言わずに乗り切ってきたのに、一線を引いてきためろんさんに対し、一線どころか五線ぐらい踏み越えた彼の仕打ち。そりゃあ頭にタライが落ちてきたような衝撃を受けるのも理解できます。
どっちもどっちとか、しょせん不倫だから、という言い方は、ここではしません。人には、それぞれ思いやりや節度のルールがあって、ここだけは踏み越えないでほしい、という部分があります。
想像ですが、めろんさんの気持ちは、「好きな男が(不倫だったけど)浮気をしていた」こと、「よりによって自分が許せないタイプの女性が浮気相手だった」こと、その二つのことで「自分の尊厳が何ひとつ彼に守られていない」と感じたこと、という、絡み合う三つの理由で踏みにじられていて、簡単に「浮気されたからつらい」