効果2倍の『二日灸』って?春の冷え症対策にはお灸がベストな理由【恋占ニュース】
暦文化研究家・景山えりかが、月の満ち欠けをもとにした「旧暦」の取り入れ方をご紹介します。あなたも月の満ち欠けとともに一緒に暦をたしなんでみませんか?
春の冷え性対策には、昔から伝わるお灸がベストの理由
3月20日(金)は新月です。旧暦では2月1日にあたり、「如月(きさらぎ)」を迎えます。
「きさらぎ」の由来は、冬の間じっとしていた草木が息をふきかえし、成長しはじめるという「生更ぎ(きさらぎ)」から転じたものといわれています。また、冬の寒さがぶり返して衣服を更に着るという「衣更着」、春の陽気が更に発達してくる「気更来」など、諸説があります。
なお、2月の異称には、
・梅見月(うめみづき)
・木の芽月(このめづき)
・小草生月(おぐさおいづき)
・令月(れいげつ)
・恵風(けいふう)
などの呼び名があります。
なんにせよ、陽気のいい日が続いていよいよ春本番!冬の寒さに縮こまっていた体は、からんでいた糸がほぐれていくように、ゆっくりと開いていくときです。
とはいえ、桜の花が咲く頃に寒さが戻ってきてぐっと冷え込む「花冷え」にも要注意なこの時季。
春らしい薄着ファッションも体の冷えにつながりますから、冬から引き続き、体をあたためるケアを抜かりなくしておきたいところです。